ようこそゲーマーの攻略教室へ   作:天才になりたい

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やっべぇ、口調がわからねぇ


4話

水泳。それは水の中で行われる全身運動の競技。

そんなスポーツを授業でやるってのはいつ以来だろうか。

中学生時代のころはなんかプール壊れて出来なかったし、そうなると小学生以来?

 

まあ、そんなことはいいとして、重要なのは……男女合同というところだ!

 

「きゃ、冷たいよ」

「うふふ、やったなぁ」

 

あ、目の保養ですねありがとうございます。

だが、ぼっち歴=年齢のこの私はそんな女子生徒の水着姿など凝視しない。できない!

なぜって?見ているとね、頭がのぼせんだよ!女性免疫力低低のあたしを舐めないでもらいたい!

 

「大空は泳がないのか」

 

アホみたいなことを考えていると横からそんな声がかかる。例に漏れず綾小路だ。

 

「俺インドアだし」

「そっか」

 

……別に泳げないわけじゃないよ?泳げるし?50mとか余裕だし?いやまじで泳げはしますはい。

 

「唐突なのだけど」

 

綾小路の隣、俺の逆側に座る堀北がそう切り出してきた。

 

「2人はなにかスポーツをしていたのかしら?」

「俺は特に何もしてないな」

「……え?いや、まあ、基本家にいたしな…」

 

クソなんで俺は中学の頃部活やってなかったんだ!話が広がらないじゃない!嫌になっちゃうわね!

 

「それにしては筋肉の付き方が…」

 

…あれ?堀北って筋肉フェチ的なやつ?もっと鍛えておくべきだったか?

 

俺は確かにインドア派の男の子ですけど、これでもサバゲーとかでたまに外で運動したりしてました。ゲームですから。やりますよね、当然。

なんだって?友達いたのかって?失敬な。いっぱいいました。……その大体は30代おっさんのサバゲー仲間だけど。でも楽しかったもん!

とーちゃんとかーちゃんも仲良くなっておっさんたちの家族とみんなでキャンプとかしたもん。

でも、おっさんたち子どもいなかったんだよね。

……俺同年代の友達いっねぇや!HAHAHAHA……はぁ。

 

まあ、そんなおっさん達に

 

『力み無くして解放のカタルシスはありえねェ…筋肉をつけろ小僧』

『大地くん見ていてくれ!サイドチェストォ!!』

『じゃあ……ジム行く?』

『ヤーーーーー!!!!』

 

……クセが強すぎるんじゃあ!

てな感じでサバゲー終わりに強制的に筋トレさせられてました。青春のいい汗?ノンノン。おっさんたちのむさ苦しい汗でした。……俺の爽やかな青春は何処へ?

まあ、そのおっさん達と遊んでたおかげで我の秘めたる闇の力が覚醒したんですけどね。多分この学校でもいつか活躍する。てかたまに使う。

 

そんな中、

 

「堀北さん!」

 

堀北に話しかける影がひとつ。あの美少女だ。

 

「櫛田さん……」

 

あ、櫛田って言うんだったっけ?忘れてたわ。

……とりあえずワシは離れよ。嫌いだもん。

そして俺はそそくさと、こっそりその場を後にした。

 

◇◆◇

 

その日のお昼時間。俺は廊下を歩いていた。

いや、あの教室にいるとポイント不足なヤツらがね、ゲーム機買ってくれないかとか言ってきてねーうん、ウザイんだよねー。うん。

……嘘です。

いや誰も話しかけてこん。そういう会話はしてこられたらウザイけど来なかったら来なかったでスッゴイ寂しいよ?

カモン!へい!バッチコイ!

 

なんなんですかね?俺の体はこう、なんて言うの?人間界では視認できない何かに覆われてたりとかするの?なんかほぼもういないものとして扱われてない俺?

よくよく思えば俺1人行動だしね。やっぱりぼっちなんですねと思った人、反省文20垓枚提出ね。

 

俺はぼっちじゃないですぅ。愛と勇気が友達なんですぅ。

心は少年なんですぅ。あんぱんのヒーローなんですぅ。

……土に還りたい。

 

そんな傷心真っ只中なワシが何をしているか。それは中間テストに向けての対策だ。

テスト範囲は渡された。が、それだけだとほぼ確実に赤点をとるやつはいるということでそれの対策を講じようとしているわけだ。

その対策とは……先輩から過去問貰って問題の出題傾向と問題の作られ方を予想して予想問題集でも作ったろうぜ!って奴。俺くそ優しいな。

まあ、アテクシが目指すは完全な攻略なのでね。退学者なんて出しとうないわけよ。

 

そんなわけで人通りの多いとこに来てるわけなんだが、出来たらあの先輩を見つけたい。

そんな感じで歩きつつ、周囲を見渡しつつ、キョロキョロしていると。

 

「あ」

「あ」

 

ばったり出会った。

いつぞやに出会った向日葵の髪飾りの先輩。

 

「……朝比奈先輩」

「久しぶり?だね」

「そっすね。あの、唐突で悪いんすけど」

「ん?どうしたの?」

「ちょっと相談、いいすか?」

 

……俺って友達作り意外順調に行くよね。

あれ、目から滝が。

 

 

 

「つまり過去問が欲しいわけだ」

「そっす」

 

あれから移動し2人で学食を共にし事情を説明。交渉していた。

 

「それでぇ?見返りはどうなるのかな」

 

やっぱりそう来るか。

まあその部分に関しては何とかしてる。

 

「15万、最大で20万のポイントあげます」

「……は?」

 

俺の言葉に絶句する朝比奈先輩。

 

「俺が欲しいのは2年生と3年生の1年の時のテスト問題。中間テストだけでも満足っすけど、贅沢いうなら中間テスト前後の小テストも欲しいとこっすね」

「ちょ、ちょちょちょ待って?え?20万?」

「少ないってなら25万でも大丈夫っす」

「いやいやいや、は?」

「ただ、このポイントを上げるので他言無用にすることを約束して欲しいっす。つまり、俺と朝比奈先輩の2人だけの秘密ってやつです」

 

そう捲したてる俺に待って待ってと手を広げ静止を促す先輩。

 

「なんでそんなポイント持ってるの?」

「……なんででしょうね」

 

そう言うと頭を押え椅子に体重を預ける先輩。

 

「私やばい後輩と関わってる?」

 

おい、やばいってなんだやばいって。

至って健全な男子高校生ですが?

 

「で?どうっすかね。大丈夫そうすかね?」

「……」

 

無言の先輩。しばらくして開いた口から出た言葉すごい小さかった。

 

「ねぇ」

「ん?」

「例えば、例えばね。3年生の分は中間テスト以外は無理だと思うけど2年生の、あたし達が1年前に受けたテストの問題、全部あげることができるって言ったらいくら出せる?」

 

ふむ、それはなかなかに魅力的だ。

それなら、

 

「……150くらいなら」

「……てことは君今それくらいは持ってるってことでいいの?」

「どうっすかね。人ってのはいくつか秘密がある方が面白いじゃないっすか?」

「はぁ、面白い後輩なのか。厄介な後輩なのか……わかった」

 

そう言って端末を取り出す朝比奈先輩。

 

「あたしの連絡先教えておくね」

「……あ、はい」

「あとポイントは20万で大丈夫。でもあたしの持ってる過去問は全部あげるよ。もちろん知り合いの3年生に頼んで1年の頃の中間テストも貰ってくる」

「え?」

「ただ、その代わり……今直ぐにとは言わない。けど、手伝って欲しいことがあるの。その手伝いをお願いしたい」

 

その目は真剣そのもの。

まあ、

 

「別にいいっすよ。ただその代わり他言無用で。あと、これから先も相談乗ってくれるなら別に問題ないっす」

「……うん、OK。それなら今日からあたしたちはパートナーみたいなものだね。よろしくね。……えーと」

「大空大地っす」

「大地!よろしくね!」

 

そう言って俺の手を握ってくる先輩。

あ、可愛い。惚れた。付き合おう?あ、ダメ?そっすか。泣きます。

 

そんなわけで今日初めての女友達兼攻略パートナーが出来ました。ありがとうございます。

 

◇◆◇

 

自室でいつも通りのんびりとする放課後。

え?テレビゲームはしないのかって?

今はテレビゲームとかよりも面白いゲームの最中だしね。別に今はいいかな。

そんな感じで椅子に座り天井を見上げつつ天井のシミを数えるという暇つぶしをしてた。

 

「……んー0だな」

 

暇つぶし終わり!

綺麗にしてるんだねほんと。ここの敷地の管理人さんしゅごい。

 

そんなことをしていると唐突に端末が震えた。

 

「来たな」

 

端末を取りだし見てみると予想通りの人からのメッセージ。

朝比奈先輩だ。テストの写真がずらりと送られて来ていた。

 

「ふむ…」

 

ひとまず写真だと使い勝手が悪い。一通りノートに書きまとめよう。

その前にちゃんと感謝の言葉を送らねば。

 

『ありがとうございます』

 

……堅苦しいかな。ちょっと冷たく感じる文面かな。

なんかもっとこう捻った方良かった?ギャグ混じえた方良かった?

やばい、このどうでもいいことに心配になるのほんとにコミュ障。

 

まあ、いいや。とりあえずそんな感じのメッセージを送った。

 

さて、まとめるぞー!おー!

 

 

 

1時間で2年生が受けた1年の時のテスト問題をまとめることが出来た。

速筆は俺の得意分野さ。キラン。

そして次は3年生の1年の頃の中間テストの用紙、そして俺たちが今回配られたテスト範囲の用紙を取りだし2年生のテスト問題と比べてみる。

 

「……ん?」

 

2年生のテストとテスト範囲の用紙を見比べている時にはだいぶ範囲が違うなと思っていたけど、3年生のテストを見て固まった。

 

2年生と3年生のテストが

 

「全く一緒……」

 

一言一句違わず、問題文も答えも一緒だった。

なんだとぅ!?これは偶然か?必然か?

 

「まあ、必然だろうな」

 

先生側のミスで同じ問題出しちゃったって線も無きにしも非ずだけど、この学校でそんなことあるかと言われたら、うーん…ってなる。

ならこれは先生たちが狙ってやってるとしか思えない訳でして、

 

「それなら大分イージーだな」

 

とりあえずテスト範囲のことを茶柱先生に聞きにいこうかどうかと思ったけど、まあ、いいか。目立ちたくないし。

クラスメイトに言う?

フッ、言えるなら俺は現在進行形でぼっちじゃないのだよ。(震え声)

 

「ま、綾小路に後で渡すか。なにげ、みんなと仲良くなってるみたいだし」

 

そんなこんなで今日を終えた。

……適当だな。ざっぱり描写切ったな。まあ、俺が飯食って風呂入るだけだしね。しょうがないね。

 

◇◆◇

 

「勉強会?」

 

放課後、全授業が終わったその時間に俺は綾小路から声をかけられていた。

 

「ああ。堀北が赤点とりそうなやつ集めて開くんだと。大空も呼んでこいってさ」

 

まぁじぃ?

……いやまあ確かにこの前の小テスト最後の3つの問題しか解いてないもんね。1問5点くらいの高配点だとしても15点しか取ってないもんね。そりゃそうだ。

 

「いやでも…」

「来るわよね?」

 

断ろうとした俺の背にそんな声がかかる。

見なくてもわかる。堀北だぁ。怖ぇ…。般若がおるで、ワシの後ろに般若がおる。

 

「え、ええ、でも━━」

 

それでもなお断ろうと……した俺の脳内に声がかかる。

 

━━おいおい待てって大空大地よ

 

お、お前は俺の中の悪魔!

 

━━この勉強会には行くべきだ。

 

な、なぜ?

 

━━お前友達欲しいんだろ?

 

あ、ああ欲しい。欲しいさ……!でも……!

 

━━その機会が向こうの方からやってきてるんだぜ?

 

は!た、確かに!

 

━━ここで攻めていけ!そして友達を100人作るのだァ!

 

あ、悪魔さん!あんた優しい悪魔だ━━待ちなさい ……え?

 

━━な、何やつ!?

━━大空大地さん

 

お、お前は俺の中の天使!

 

━━あなたにはやるべきことがあります。それを放棄していくとは何事です?

 

う、た、確かに……。

 

━━コミュ障のあなたが何か出来る訳では無いのです。身の程をわきまえなさい。

 

は、はい。

 

━━……しかし、たまには息抜きも大事でしょう。勉強会へ出席し、たまにはのんびりと放課後を過ごす。私はそれを許しましょう。

 

は!あ、ありがとうございます!

……てか結局どっちも行けって言ってね?あと天使がスパルタすぎる。悪魔が天使で天使が悪魔やん。

悪魔さん見た目で誤解されるタイプだな。

 

━━……うん

 

うん、悲壮感がひしひしと伝わる。

天使さんはクーデレ白髪色白系ヒロインとかでいそう。

 

━━はっ倒しますよ?

 

サーセン。

そんなアホな茶番を脳内で繰り広げつつ、

 

「い、行きます」

 

そう答えた。そして、

 

 

 

 

 

「今、無知無能つったか!てめぇ!!」

 

なんでこうなった……。




なんか今回色々詰め込んだなぁって思うよね

こういうか主人公って書いてて我ながら好き嫌い分かれそうって感じてます
自分は好きです

あ、評価や感想待ってます……モチベをくれ(切実)

あ、あと誤字修正してくれてる人ありがとうございます

原作キャラから見た主人公への印象回

  • 見たい、是非とも書いていただきたい
  • 別に、物語を進めてくれ
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