目が覚めたら異世界だったByカズマ   作:スーバル・フォン・ナッツキー2世

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最近携帯変えました。でかくなって画面ブリックが誤字に変な絵文字顔文字の連投になるので辛いです。

投稿遅くなりました。これが投稿されている時は恐らく私はオフトゥン引きこもりNEETになっているでしょう。いや仕事だった。なんてこったい。

繁忙期は稼ぎ時といいたいが、私は休みたい。


14話 キャベツ 襲来

盗賊スキルを習得しちょっとした事件があった後すぐ、街にはギルドの切羽詰まった声が響いていた。取り敢えず俺は正気に戻った。

 

『緊急クエスト!緊急クエスト!冒険者各位は正門前に集まってください! 繰り返し―――』

 

只事では無い雰囲気に唾を飲み込む。まさか凶悪なモンスターが街に攻めてきたのだろうか。それって駆け出しの街でどうにか出来るのか?いや、やるしか無いのだろうな。

 

…しかし、みんなすごい落ち着いている。

 

「今年もこの季節ですか」

 

「そうだ!どっちが多く収穫できるか勝負しましょう!」

 

この季節?収穫?

 

「おいおい、これって凶悪なモンスターが襲ってきたとかじゃないのか!?」

 

「この時期なら間違いなくキャベツでしょう。ちょうど収穫の時期ですから」

 

「そうだな。今年は天候も良かったし、恐らく活きの良いものばかりだろうな」

 

え?キャベツ?あのシャキシャキした?

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ。これは農家の手伝いでもしに行くのか?それなら俺でもやれそうだけど…」

 

でもそれならこんな緊急で集める必要は無くないか?

 

「何を寝惚けた事を言っているのですかカズマ?そんな危険な事冒険者でも無いのに出来ないですよ?」

 

お前は真面目な顔をして何を言っているんだ。

 

「もしかしてキャベツってモンスターの事か?俺の知っているキャベツは緑の丸っこい奴で、秋から春にかけて生育し、寒い環境にもある程度耐えられる、シャキシャキしておいしい奴なんだが…そんな危険だとは思わないが」

 

そもそも野菜が自我を持つことが考えられないのだが。

 

「それで合ってますよ。キャベツは野菜です。と言うよりカズマそこそこ詳しいじゃないですか」

 

「なら何で農家の人には危険なんだ…?」

 

何だか話が噛み合わない。

 

「…カズマさんって他所の国の方でしたよね。キャベツって空を飛んで、収穫時期になると食べられてたまるもんですかと反撃し、群れで移動して、人目につかない所でひっそりと息を引き取るんですよ」

 

えっ、何それ。怖。アグレッシブ過ぎない?

 

「しかも攻撃力がかなり高いですから、一般の人どころか冒険者相手でも重症を負うことがあるのです。だからこの収穫のタイミングは春の風物詩でもあり、一般的な事なのです」

 

なんだその風物詩。恐ろしい…。

 

「本日はお集まりいただきありがとうございます!今年のキャベツは栄養満点で品質がとても良い為、1玉1万エリスで買取します!」

 

キャベツ1玉1万エリス…。確かにそれならやる気を出すだろう。…折角のスキルを無駄にするのも何かな。それなら…

 

「それじゃあやるか」

 

キャベツが空を飛んで人々から逃げる為襲うとか、正直ファンタジー過ぎると言うか発想が恐ろしいのだが。

 

「それでこそカズマです!良い指示、期待してますよ!」

 

「どっちが多く収穫できるか勝負よ!」

 

「それなら私も助太刀する。民を守る為の盾になろう」

 

「この流れだとあたしも出ようかな?盗賊の意地、見せてあげるよ!」

 

皆のやる気は十分。そりゃあ取れば取るほど金稼ぎだもんな。俺はイマイチ空を飛ぶキャベツが想像付かない。

 

「なあ、キャベツに爆裂魔法ぶち込めばどうなると思う?」

 

「爆散するでしょうね。間違いなく」

 

「どんな感じで襲撃?するかは分からないが、大量の群れで来てたら、爆裂魔法で分散出来ねぇか?」

 

「出来ます。私を舐めてもらっては困りますよカズマ!我が爆裂魔法のコントロールは紅魔族随一なのです!!」

 

…戦法は出たとこ勝負になりそうだ。ジャイアントトードくらいしかマトモに対峙出来てねぇからな。これくらい応用効かせるのが良いのか。

 

「キャベツって、羽で飛んでるのか?」

 

「いえ、外葉で飛んでます」

 

「つまり外葉を奪えれば足止めできるか」

 

「そういうことになるね」

 

なるほど。

 

「ダクネス、キャベツの猛攻に耐えられるか?」

 

「任せてくれ。寧ろウェルカムだ!!」

 

「お、おう」

 

じゃあ決まりかな。

 

「報酬は等分になるが、クリスとダクネスはそれで大丈夫か?」

 

「それで大丈夫。みんなでいっぱい稼ごう!」

 

「私は構わない。それよりもキャベツからの猛攻…楽しみで仕方がない!」

 

大丈夫そうだ。1人病院に行った方が良さそうだが、まあ気にしないでおこう。

 

「じゃあ即席の作戦だが―――」

 

俺たちチームのカエル以外との戦いが始まる。

 

―――

 

多くの冒険者が壁の外に集まる。みんな目が金になってる。キャベツがそんな高い換金されるなんて正直想像がつかないが、そう言えばキャベツって栄養以上に経験値が豊富に詰まってて、貴族はこれを食べてレベルを上げ、強くなっていると聞いている。かなり高級な食材らしい。想像付かない。だが、気付けば遠くの空に緑の大群が見えてきた事により、あぁ、キャベツって空を駆けるのかと現実を知る。

 

「皆さんキャベツです!キャベツの大群がやって来ました!」

 

「よし、めぐみん構えろ!」

 

「はい!『黒より黒く、闇より暗き漆―――』」

 

「それじゃあさっき説明した通り、めぐみんの爆裂魔法で群れを分散、ゆんゆんはめぐみんを回収した後魔法でキャベツを、ダクネスはゆんゆん達のサポートに回ってくれ。俺とクリスは持てるスキルを使ってキャベツを回収しにいく」

 

『はい!』

 

『カズマ、こんな絶好な場面を何度も用意してありがとうございます!持てる力を全て使い次に繋げます!エクスプロージョン!!』

 

轟、とこれまでよりも強い爆音に爆風が自身の身体に放たれる。重い、身体にのしかかってくる重さ。壁を崩しにかかる。心做しか親方達の悲鳴が聞こえてくる。こんな爆裂魔法、キャベツの群れでさえひとたまりもないだろう。結果群れは二分された。

 

「よっしお前ら行くぞ!『ライトニング!』」

 

最初よりはコントロールの上がった雷魔法は、空気を裂いて通り道のキャベツを感電させ地に落とした。雷に打たれた鳥のように音もなく意識を飛ばした。魔法って恐ろしい…これは使い方誤ったらヤバい威力だ…。

 

「カズマ凄いよ!あたしも負けてられないね!『スティール!』」

 

一玉ずつ、それでいて確実に。外葉を失ったキャベツは慌てる素振りも出来ないくらい無惨に落ちていく。

 

これがラグナロク…。キャベツが隕石のように降ってくる。普通に考えたらぶつかったら痛てぇよなぁ。

 

「カズマ!キャベツが私たちに向かって来てるぞ!感じる…!キャベツの怒り…!さぁ!早く私にその怒りをぶつけるんだ!はぁ…はぁ…!」

 

「何発情してるんだあんたは!?頼むからゆんゆんとめぐみんを守ってくれよ!?」

 

こいつやべぇ、剣を持つのは様になってるのに、顔がデロンデロンになってる。お、恐ろしい。でもさっきから剣が当たらず鎧で攻撃を受けてる…。とんでもねぇ、ドMとんでもねぇ…。キャベツの猛攻を楽しんでやがる…!

 

『ブレード・オブ・ウィンド!』

 

ダクネスが撃ち漏らしたキャベツはゆんゆん達目掛けて突撃を来ますが、瞬時に唱えられた風魔法を前に真っ二つ。あらやだ、中身まですっごいぎっしりしてるし色合いがいい。新鮮な証拠だ。美味しいだろうなあれ。

 

「こりゃあ皆に負けてられねぇ!俺も『ライトニング!』」

 

魔法と言うのは便利なものだと身に染みて感じた。だが身体はまだ慣れていないのもあり、全力で連発すると体力が持ってかれる感覚がある。上手いこと調整が出来ねぇ。

 

「カズマ、魔法に力を注ぎ過ぎです。毎回威力を込めすぎてはそれは上級魔法クラスの消費量です。魔力の消耗が大き過ぎてすぐバテてしまいます」

 

「って言ってもな…上手いこと制御出来ねぇわ…ってキャベツ!てぇぇやぁ!」

 

ただ、ザクッとまな板の上で音を立てる様に、キャベツは咄嗟に取り出した剣により半玉キャベツに…やべぇ、気持ちいい。

 

「おっし!いくらでも来いやキャベツ!全部まとめて千切りにしてやる!」

 

なんだろう、剣を持ってるはずなのに、包丁を持っているかのように軽い。今ならぶつ切りでも千切りでもなんでも出来そうだ。

 

「うおおお!!!!」

 

その日、アクセルの街から逃げ出せたキャベツは過去一で少なかったらしい。





遅くなった理由はポケモンやパソコンという。でもフリック操作し辛い。慣れるまで頑張ろう…。よいお年を
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