アサルトリリィと呼ばれた男 〜その子供達が征く〜 作:岡村優
百合ヶ丘に着いた4人は葉山を見送ったあと、職員に案内されて寮に入って荷物を部屋に収納し、一つの部屋に集まっていた。
「まさか…天音は椿、私とアンネ…で同室とはね…」
「ま、良かったんじゃない?」
「私は満足です…」
「別に気にならないわね。」
「どうしましょうか?寮母さんに色々聞きに行く?」
「何を聞くのよ…」
「チャームよ。どう考えてもあそこのラックに入らないでしょ?」
「この腕輪に入ってるじゃない」
と、アンネリーゼは右手の腕輪を見せる。因みに同じ物を全員持っている
「それもそっか。」
と、ここで結がなにか思い出したようで…
「所で拳銃と刀とライトセイバー持ってきてるよね?」
「当たり前じゃん」
「私と椿はそもそも刀を持ってないけどね」
「それは言わないお約束でしょう?」
「確かにね」
そんな話をしていたらドアをノックされた。
「はーい!」
全員右腰の拳銃に手を添えて代表として結が対応する。
ガチャ…
「どうされましたか?」
見れば同じく新入生二人が外に立っていた。一人は赤髪に赤い目、二人目は緑の髪に紫の目をしていた。赤髪のほうが答える。
「お隣さんだから挨拶に来たんだよ。俺は赤月雫って言うんだ。で、こっちが」
「緑川雀です…」
「これはご丁寧に…立ち話は何なので中でやりませんか?」
「お言葉に甘えさせてもらうぜ。おじゃましま~す」
「お邪魔します…」
と二人入って来た。
「あれ?この寮って二人部屋じゃなかったか?」
残りの三人を見て目を見開いて言う。
「あなた達と同じ様に遊びに来てるのよ」
「なるほど、それでか」
「私から自己紹介を。船坂結です」
「船坂天音だよ〜」
「船坂椿…」
「アンネリーゼ・フリーデグンデ・フォン・オットーよ」
「気を悪くしたらすまねえが…船坂って…アノ船坂か?」
「第二次台湾奪還戦のことを言ってるならそうよ?その娘が私達」
「へえ…って事は…船坂百之助大将はチャームを使わないってマジなのか?」
「いいえ、完全自立型のを使ってるわよ?ソヤだったかしら?ほんとに私達と同じような外見のチャームで人間にしか見えないわ」
「マジかよ…まだ第4世代のチャームが配備されたばっかりだぜ…ってラックにチャーム無いじゃねえか!」
「あ〜入らないのよ…大きすぎて…」
「は?」
「天音。」
「はいは〜い」
そう言って腕輪からチャームを出して装備した。
「これ全部合わせてチャームなのよ」
雫の目は見開かれそして感想を口にする。
「は?多くね?そしてでかくね?」
「凄い!凄い!どこ社製ですか!第なん世代ですか!?」
雀がいきなりテンションが上がり超舌になり始めた。
「お、落ち着いて…これは私の家のファクトリーが本気で作ったGPCシリーズっていう試作機よ。これはGPCー02スノードロップ。広範囲殲滅型のチャームよ。」
「って事は3人とも!」
「GPCシリーズよ」
「貴女は!何のチャームを!?」
と、アンネリーゼに食いついてきた。
「私もGPCシリーズよ全部合わせて5機あるわ」
因みにGPCー00もあるのだがそれは結の弟が持っている。
「残り一機は他の人が持ってるけどね。」
「凄いですね!量産はしないんですか!?」
「おい…一回落ち着け。すまん同室が。」
「すみません…」
雀は完全にやらかしたと思ったらしく沈んていた。
「いいえ構わないわ。量産はしないと思うわ。恐ろしくコスパ悪いもの」
そこに天音が補足する。
「多分ダウングレードしても高過ぎて作れないから打ち止めだと思うよ〜?」
「でもオットーさんは何でGPCシリーズを?」
「アンネリーゼで良いわよ雀さん。私の母が船坂大将の姉だからよ」
「なるほど…」
「所で貴女達はなんのチャームを?」
「アステリオンだ」
「ダインスレイフカービンです」
「へえ…って言うかダインスレイフカービン使ってる人いたんだ〜」
この瞬間雀の表情が曇ったのを結は見逃さなかった。
「天音!」
「へーい」
「ごめんなさいね」
「え?」
「貴女のチャームを侮辱したような物だわ。こちらの落ち度です。妹に代わり謝罪します。」
「いえそんな!」
「結姉…私、以外だっただけで侮辱したわけじゃ無いよ?そもそも私の元々の愛機ダインスレイフカービンだよ?」
「あれ?そうだったかしら?」
アンネリーゼが肯定した。
「確かにダインスレイフカービン使ってたわね…」
疑問に思った天音が雀に聞く
「でも何故にダインスレイフカービン?」
「それは…母が現役時代に使ってたのがダインスレイフカービンだったからです…」
「なるほどそれはそうなるわね…で?何故貴女はアステリオンを使うのかしら?」
「近接戦闘で扱いやすいからだ俺は元々剣術やってたからな」
「あーなるほど…」
そう言いながら結は…刀を見せる。
「すげえ…船坂の人間は刀を持ってるってホントなんだな」
「私と椿は持ってないわ。そのかわりこれがあるけど」
アンネリーゼはライトセイバーを見せて起動する。
ブウン!
「お〜」
「凄い…」
こんな話をしたあといろんな話をしていたが…
結は時間を見て…青ざめた。夜ご飯の時間になってたからだ。
「いけない!晩ごはんの時間よ!」
「うっそぉ!」
「急いで!」
と、こんな感じでドタバタだった。