昨日投稿した最終話をまだ見ていない方はそちらの方からご覧ください。
ネタバレ要素がありますので〜
まず、お気に入り登録とちょっと思った以上に高かった評価ありがとうございました。なんか評価バーが赤いですがまぁ気のせいでしょう。いつか黄色くしてくれますよ誰かが。(とか書いている最中にまたあがりおった。何故だ)
どういうわけか脳内で起こった化学反応をそのまま形にした作品でしたが勢いのまま完走できてよかったです。勢いって大事ですねほんと。(この二つが混ざり合った瞬間を全く覚えてないのですけど…?)
そして、最終話にて空白を反転させることで文字が見えるようになるというギミック的要素があることをお知らせしました。
そもそも今作は息抜きとかノリとか意外にも実験作品としての役割もあります。
つまり特殊タグ(文字のフォントをいじったり震えさせたりさせること)の使い心地の確認ですね。
積極的に今後使うつもりはないのですが、やってみたかったというやつです。
他にも日記形式みたいなセリフが少ないものもやってみたかったのもありますね。多分今後やることがなさそうなのを詰め込んだ形です。やってみなければ自分にあってるかどうかもわからないので。
特殊タグは、ただ使うだけではつまらないので透明文字にして幽霊的な要素を入れて遊んだわけです。あまり読者には優しくない使い方ですが、まぁ、あれです…やってみたかったんです!
そういうギミックをうまく使った小説とかは全然知らないのでだいぶ探り探りではあるのですが、まぁ楽しかったのでよしとします。よしとさせてください。
というわけで本来の目的、透明文字である"彼"のセリフを前後の文章と一緒に抜き出したものを下記にまとめました。
ほとんどの人がわざわざ反転することなくこれを見てると思いますが、まぁスマホだと無茶苦茶面倒だと知らなかった私の落ち度ですね…ごめんなさい!
真面目に反転してくださった方は答え合わせということで!
■1話:プラチナでも2枚
当然、いつものように期団長お手製の香は没収した。これはもはや20年前からの恒例行事である。匂いを振りまいては、調査の邪魔になると何度言えばいいのか。「古参ハンター」も呆れているではないか。
「やれやれだニャ」
好物は木の実で、クチバシの中に蓄える変わった習性があることを確認。広く好物と知られているクンチュウなどの甲虫類やミミズを食べない所もまた研究者が興味を持つ理由であるようだ。
引き続き調査を続行する。
「いい"景色"を見るために、ラルスも頑張るニャ」
その行動は不可解だったが、一種の「遊び」のようなものだろうと研究者は言う。要調査。
「段々鳴き方を変えているように思えたニャ、やっぱり声の練習っぽくなかったかニャ?」
『耳なしの鳴き声か?そうだな…言葉にするなら「クエ~クエ~↑クエ~↓」って感じだな』
「その顔でおっさん声でやると気持ち悪いニャご主人様。自重するニャ」
~古参ハンターより
期団長が普段から香を焚くので影響された研究員が多い。
「あそこは匂いがキツイニャ…」
尚、最後までツッコミが
■2話:キョロちゃん(竜盤目・鳥脚亜目・鳥竜下目・耳鳥竜上科・クック科)
「んニャ!?新大陸にイャンクックがいるニャ!まさか渡ってきたニャ!?」
疲れた。生きてるのが奇跡だろう。
そしてここが!私が人間へとその存在を知らしめる晴れ舞台か…では名付けよう!ここを「エンゼルアイランド」と!!
「なんか急に元気になったニャ…変なやつニャ」
つまり同族探しはついでで良いということにしよう。鳴き声は分かりやすいから遠くから聞こえてくることもあるだろうしな、いるならだけど。
「このイャンクック…顔だけ赤みがかってるニャ…耳も長いニャ?変種かもニャ?」
まぁ一般的ではないはず。"記憶"も、それは昔の歴史の話だと言っている。多分ないだろう。いやハンターはやりかねん。あれは人間のなかでも上位種族であり…それに連なる人間もやっぱり同類だからやるかもしれん、引くわ。
「何か挙動不審ニャね…」
だってこんなにたくさんチョコボール(木の実)が入るもの!
「木の実好きなイャンクックニャ?ちょっと変わってるのニャ」
しっかりと見て行けよ。この新大陸に降り立ったキョロちゃん(イチゴ味)の姿を!
「相手がハンターってわかってるのかニャ?ま、ご主人様に敵意はないけどニャ~」
しかし中々良い出だしだと思う。この勢いに乗って明日からは保留にしていた鳴き声の練習をしていくことにしよう。寝る。
「キミはボクにいい"景色"を見せてくれそうだニャ~」
恨み言はそこそこに、取り合えずこの森からは離れるとしよう。
「ビビりなのは他のイャンクックと変わらないみたいニャ!」
人間がちゃんといることはわかったから、離れすぎないように気を付けながら別のとこに行こう。
「また会おうニャ~」
クルミを暴発させてからは慎重になったように思える。鳥頭気味な同個体と比べて学習性は高いか。
「でもやっぱりどこかバカっぽいんだニャ」
そのため「耳なし」を仮称から正称へと変更することにする。
「低いと言うか単純に自爆して耳を悪くしてただけニャ。あとみんなの前では開いてないけれど長い耳だったニャ!変種でもあるニャ!」
『まるで試合に負けた選手が無念のまま退場するかのような逃走だったよ。悔し涙を幻視したな。例えるらな、お前さんに首を絞め落された時の俺の気分があれだ』
「ご主人様に絞め落されてたボクの気分でもあるニャ!気に入らないニャ!」
~古参ハンターより
走り書きを残した調査員
「ボクたちと狩りをしてたばかりに、ラルスは先走る人間に対しての絞め技を覚えちゃったニャ!」
最初に気が逸った調査員
「ジェイの境遇は過去のボクそっくりだニャ!でもその品のなさは似てないニャ!」
淡々と仕事する調査員
「ヒルミーナはガジャブ―とも話せる優しい女性だニャ!」
ロマンを求める研究員
「オストのこの潔さをご主人様も見習って欲しいニャ!」
リアリストな研究員
「ぶっちゃけアウルもロマンチストだと思うニャ!あと期団長のものまね野郎ニャ!」
アイルーフェイクの古参ハンター
「ウェイルは未練たらたらのご主人様だニャ!でもちょっと嬉しかったニャ!」
見えない彼
9年前に死んじまったニャ!でもずっとここにいるニャ!みんなには内緒ニャよ!
■3話:チョコボール()
では、手加減ファイア。
「お!見つけたニャ…何してんのニャ?」
でもわざわざ火炎液をここまで繊細に扱うことなんてないからいい修行にもなったろう。何に使うかわからんが。寝る。
「随分と変なことをするのニャね、このイャンクックは…今日はボクもここで寝るニャ」
しばらく炙れば立派な
パンッ
「ぅニャ…?」
パァン!!パンパンッ!パパパンパパ(以下略)
「ニャんだニャ!?ニャにが起きたニャ!?」
でもこんなあぶねー木の実の情報なんてなかったぞ?我が"記憶"よ
「ひどい目覚ましだったニャ…少し考えればわかることニャ…」
何日経っても耳の調子が悪い。
本格的にやっちまったか…
「本格的に「耳なし」になってきちゃってるニャー」
考えても仕方なさそうなので事実だけ並べてやるしかない。
「意外とインテリなのかニャ…?どうやったらそう育つのか気になるニャァ」
(あれ?こんな凶悪なチョコボールはダメじゃないの?)
「(ダメに決まってるニャ)」
「発火性物質(リン)とはじけクルミが合わされば敵が目を回す!」という意味の・・・「はじけクルリン」というのはどうかなッ!?
やめようか。
「ダサいニャ」
悔しい。さらば荒れ地。もう二度と行ってあげないからな!!
「やっぱりダサいニャ!」
恐らく、その余裕がある者はいないだろうが。
「ラルスたちの代わりにボクが見とくニャ!」
と言うのも、かのレイギエナが直近で大きく消耗していた様子がないと思われるからだ。引き続き調査を続ける。
「実はオドガロンが食べてたのニャ。あいつ怖いニャ…」
『不可解だなありゃぁ…牽制ばかりでまともにやり合うつもりがないようにも見える…何故逃げ出さない?』
「中々義理に厚い女みたいニャ」
『(今日もアイルーフェイク可愛い…)』
「は?ボクの方が可愛いニャ!」
『まさに一発逆転とはあれのことだな。狙ってやったのなら、俺たちが思っている以上にやつは頭がいいのかもしれねぇ。俺としては、是非ともこの"顔"と一緒にまたやつの生きている姿を追っていきたいね』
「今までで一番面白い"景色"だニャ!一緒にやつの生態を解き明かすニャ!」
~古参ハンターより
■4話:凶器の缶詰
人間ってそう言うところあるよな。まぁ、面白いと言えば面白い…のかな。よくわからん。
《transparent》「んニャ!「耳なし」を見つけたニャ!」
どこでもブラ=サガリが出来るから勝てるんじゃないかな。何言ってるんだ私は。
「意味不明ニャ」
剣と盾という、オーソドックスだが大型のモンスターに対しては心許ない装備で確実に急所を抉っている。
「すごいニャね~ラルスもご主人様もあぁはいかなかったニャ」
てめえの血はなに色だーっ!?てめえに今日を生きる資格はねぇ!!
「さもこれが自然だニャ!」
だが一応は共生相手、義理は果たすべきか…
「忙しいやつだニャ…」
跳躍から盾による脳天への落下打ち、からの目を回してる隙に眼球からその…グサっズキュンっで終わり。
「うニャァ…えげつない新入りだニャ…」
もうしばらくパチクリが王座を退いた影響を見て、動き出すことにしよう。
「かなり残念なイャンクックだニャ」
そう、私は‥"ダークキョロちゃん"になってやる!
「音を聞きつけて来てみニェば…頭イカれたかニャ?」
無音の閃光。ホワイトアウト。
「うニャァ!?」
勝った!!私の人生は最悪の時にいつもそうなんだ!運はこのキョロちゃんに味方してくれるんだ!
「どういう情緒してるんだニャ…にしてもすご威力だニャ…」
…これ人間に見られてたらまずいよな。マスコットどころか危険生物の看板背負うだろう。
「後ろをご覧くださいだニャ」
あー、そこの冷静に手帳に記録してる眼鏡の人。いい眼鏡だね。TAKE 2 OK ?
「イャンクック、アウトだニャ~!(ひび割れた地面を叩く)」
クエェエェぇええええええええええええぇえぇえええええええええぇえぇぇぇえぇ!?\(^o^)/
「強く生きるんだニャ~~~~~!」
駄々をこねた「三枚目」を引きずって拠点へ帰還。今回はこれで調査を切り上げる。
「ジェイは体力ないくせに出しゃばりだニャ」
ああまでして瘴気を避けているのだからあり得る話ではある。要調査。
「オストとアウルは間違いだニャ!あいつ虫嫌いなだけなのニャ!」
『その痕跡はやや古いよ。戦闘以前にあったかもしれないじゃないか…結論が早いよ』
『お゛?』
「また始まったニャ」
『…(ピキ#,,ΦωΦ,,)』
『取り合うな、黙ってやらせておけばいい』
「その頭装備…ボクのためみたいだから複雑な気分ニャ…」
『(やらせておけばいい、手は止まっていない)』
『(気に入らねぇ…)』
「(適当にほっとけばいいのニャ)」
『傷と瘴気を受けたならば、豊富な栄養を求めて動きそうなものだ…それと、その期待は俺みたいなおっさんじゃぁなくて五期団の「流れ星」に行ってくれ』
「ご主人様の勘は当たるからニャ~」
~古参ハンターより
このアイルーフェイクが煉獄さんみてェーだとォ!?(どこ見てるかわからないところが)
「そんなこと誰も言ってないニャ」
■5話:じごく絵(図)かき歌
地獄の底からこんにちは。
「こんにちはだニャ。
―――とは行かずに、脆くなった珊瑚の大地が崩れて私はさらにボッシュートされた。
あれデジャヴュ?
「とことん運のないやつだニャ。ボクはキミの背中でくつろぐのニャ」
踏み出した矢先、橙色の目玉みたいなのと目が合う。
あ、え
「ニャ?」
あー
「ニャー…」
そっか、私は死ぬのかな。
「
―――王が立ち上がる。
「/(^o^)\」
やべぇ私何かやっちゃいました?
黙って死ぬ!?しゃべってから死ぬ!?それとも死ぬ!?いやしゃべる!!
「頑張るニャ!」
……………………クエ~…?
「それはどうかと思うニャ」
許された………!
「それは納得いかないニャ!?気に入らないニャ!」
おお運命よ、運命よ、みなが汝を浮気者だという。私もそう思う。だが今日だけは許してやる。
ありがとう浮気者。
「気に入らないニャ…でもこれって穏やかな気性で無用な争いは好まないってことニャ?顎も退化しているようニャし、捕食活動を行わないから敵意のないやつは見逃したのかも?エトセトラエトセトラ」
人間も大変だな…滅びるのは三分の一で許してやる。
「なんかキミ人間に対して間違った認識持ってないかニャ?」
もう一眠りしたら行くことにしよう。なんだかんだここも慣れてきたなぁ。
「ここは嫌だからさっさと次に行くニャ!」
…ところでたった今、二体同時に現れたモンスターは何用で?
「/(^o^)\」
地で寝そべる、呑気に昼寝をしようとした私は心の中で悲鳴を上げる。
「ここまで来るともう呪いニャ…」
呪われてるみたいじゃん。呪われてんのかなぁ!?
「…これもしかして歴戦個体じゃないのかニャ…?」
全身が痛い。
「散々すぎるニャ!」
「耳なし」はその特徴的な鳴き声で三回鳴くと、颯爽とその場を後にしたと言う。
「完璧に怯えてたニャ。ネルギガンテじゃなくてハンターの方にだニャ」
『そういえば、陸珊瑚の台地でもレイギエナと戦ってる時にこっちの様子を物陰から見てましたよ。隠れ切れてなかったので』
「抜けてるせいで災いが降りかかってきている気がして来たニャ」
~流れ星より
『…命の恩人だそうよ。』
『へぇ?恩人とはいよいよだな。何とやりあったって?』
「ヒルミーナはよくこいつらの言葉がわかるニャ~」
『特徴からおそらく、バゼルギウス』
『(口笛の音)』
『ほう』
「中々すごい戦いだったニャ」
『最終的には彼らが肥し玉で追い払ったそうだけれどね』
『あいつとやり合うイャンクックだって?面白いねぇ相変わらず…!こりゃぁまた驚かすための情報を持って帰れそうだぜ…待て待て、なんで後ろに回り込む。まじでやめてくれ大人しくするさ』
『(溜息の音)…』
「どこでも騒ぐからそうなるんだニャ。でもボクは騒いでないのにご主人様に絞められてたニャ!気に入らないニャ!」
『進化とは大きく出たな』
『枠から大きく外れているのは間違いないわ』
「うニャァ…バカなだけだと思うんだけどニャァ…」
『長い時間をかけて世代を幾つも渡り、いつか新たな生物に昇華するやもしれん…どうもロマン主義が移ったかな』
『そうもなるさ、あれを見りゃぁな』
「ジェイはカッコつけるなだニャ」
『常識ではかるべきじゃないな。きっと思いもしない場所に行くと思うがね。そんな気がするよ』
「もうご主人様のそれは確定フラグだニャ」
~古参ハンターより
■6話:そいつの名はキョロちゃん
敵対的なものではない。友好的なものだ。多分
「キミって変なフェロモンでも出てるのかニャ?」
全てが遠く聞こえる…静かなものだ。
「よく爆破耐性がある竜とああまで大立ち回りできたものだニャ…」
パッケージにキョロちゃんが印刷されてない、大人に人気だったやつね。パッケージにいないんだから遠慮させてくれ。
「類は友を呼ぶってことな気がしてきたニャ」
解せぬ。
で、しばらくすると久々に人間を見ることになる。
「ご主人様だニャ!やっと再会できたニャ!」
ならばトゲトゲトゲトゲ竜と仮称しようか!
「ネルギガンテだニャ」
―――なんて呑気していたのは「フラグ」というやつだったようだ。
「そんな気がしてたニャ…運命からは逃れられないのニャ…」
その壁際まで辿り着いたものの、どう見ても私が取り抜けられる隙間は…ない!
「後ろ!後ろ来てるニャ!」
さながら
「/(^o^)\ナンテコッタイダニャ」
盾と剣。間違いない、パチクリを仕留めたハンター。
「ついてるのかついてないのかわからないニャ!」
ひた媚び続ける日々!果たしてこのまま逃げていいのか!?
「いや逃げていいと思うニャ」
ただでさえ危険生物指定されてるかもしれんからな!ほんと後ないぞ!?
「いろいろともう遅いと思うのはボクだけかニャ…?」
………これは決まった…間違いなく!キョロちゃんはこのワタシだっ!!依然!変わりなく!
「時々出て来るそのテンションは何なんだニャ」
絶望に近い諦めが私を包み込む前に、ハンターが飛んだ。
…
「ニャ!?」
えぇ…まじか人間…
「あの新入りやっぱり頭おかしいニャ!」
ワ タ シ の そ ば に 近 寄 る な あ あ───────── ッ !!!
「あ、置いてかれたニャ…まぁちょうどいいからご主人様の元に戻るニャ」
『伏せろ!』
『なんだ!?』
『(風が強く吹く音)』
「さっむいニャ!?」
『(「三枚目」の荒い呼吸音)』
「相変わらずジェイは体力ないニャ!」
『ハァ、おい!ハァ、ゲホっ、ったく、行くぜ』
『仕方ねぇ…』
「ボクも彼女が心配だニャ…」
一先ず調査を打ち切り新大陸へ帰還する。
「ボクが見ておくニャ!」
『イャンクックを追う暇があるなら「流れ星」をサポートしろ』とありがたい言葉を上からいただいたために、一先ずイヴェルカーナを討つ手助けをすることに集中する。その間にかの怪鳥がこの地を去らないことを願う。
「こいつ温泉入ったり囲まれたりと結構呑気してるニャ…」
『俺は疲れた…歳かねぇ、長期の調査はそろそろ遠慮するべきだな。だがいい"景色"を見れたぜ』
「本当にいい"景色"だったニャ!」
『…』
『どうしたの?「語り部」、笑っちゃって』
『何でもない。調査を終了。帰還する』
「ラルスはあのイャンクックを追いたいのかニャ?」
『ハンターになったばかりの時を思い出したよ。世界ってのはこうまで広いのかってな。昔みたいに"こいつ"とお前さんと、あの奇妙なモンスターを追うのもありかもな…何?全員行くって…?』
「また面白くなってきたニャ!新しい"景色"を見に行くニャ!!」
~古参ハンターより
■7話:さらばエンゼルアイランド
きっと新天地でもその情報が行き渡っていることだろう。新たなキョロちゃんとして!
「久々に見たけど変わらないニャ~。一体その自信はどこから来るんだニャ?」
で、凍った。
「見事な凍りっぷりだったニャ」
あー温泉って最高だな。
「ほんとだニャァ~」
…次は温泉あるとこに行きたいな。
「ユクモ村の温泉が最高だったニャ」
いつの間にか、この間もこちらを見ていた人間の女性が割と近くまで来てるのを、無視を装いながらそう思う。
「ヒルミーナニャ。何か持ってるニャ?」
…しばらくして、背負っていたと思われる積み荷を置き、どこかへ去っていく。
「このニャかみは…!せっかくだからボクが火をつけてやるニャ!エイッ」
私は必死に温泉で火を消した。
「草ニャ」
海を渡ってる最中に爆発して沈むぞ。あの厳しい海上の渡りを思い出せば、そうなる未来が容易に見える…!
「キミの運の無さならボクが何かしなくてもなりそうだニャ」
本当に最後までやってくれるなエンゼルアイランド…まぁこれも、いつか笑い話になるだろう。
「その律儀なところは本当にすごいと思うニャ」
さぁいざ行かんと飛び立とうとした矢先、恐らくあの猛吹雪の主と思われる龍がこの地に帰還した。
「ナイスニャイベルカーニャ!ご主人様が戻るまで釘付けにするニャ!」
小鹿の時よりやたらガンガン来るし、だからと言ってお面小人の時みたいに好感を得られる何かがあったわけではない…なんで??
「やっぱり変なフェロモン出てるんじゃないかニャ…」
いいぞ。キョロちゃんの雄姿をしっかり記録しておけよ。手、寒くないのかな。
「ヒルミーナは我慢してるだけニャ」
そしたらペンギン共も真似しようとして失敗してた。
「ニャエー」
やはりと言うべきか、彼らは来た。
「ボクもいるニャ!」
あぁ、まぁ…さらば!!
「最後まで抜けてるイャンクックだったニャ」
クエークエー↑クエー↓
「ニャエーニャエー↑ニャエー↓だニャ」
「ん。"キミ"もまたネ」
「ご主人がお世話になったニャ!」
「ざまぁねぇな。さっさと死んじまうからそうなるんだよ」
「手厳しいな」
「そうだニャ!ぶっ飛ばしてやるニャ!」
「俺のせいってか。あぁそうだな…なら、故郷の酒でも瓶に詰めてやるか」
「あいつは酒嫌いだ」
「知っとるわ」
「じゃぁやめてくれニャ!?気に入らないニャ!」
「それはそれで気に入らねぇな」
「"彼"に似た文句を言う」
「逆だろうよ」
「ラルスが正しいニャ!そういう所が気に入らないんだニャ!」
「…まだ大陸からそんなに離れてないだろうよ、やつが飛び去ったのはそれなりに前だぜ?」
「だが他にこんな鳴き声をする存在がいるか?」
「………いねぇな」
「………間違いないニャ」
「ははっ!早い再会だったな…案外忘れもんでも取りに来たんじゃねぇの?」
「………なんでかしら、当たっていそう…」
「容易に想像がつくニャ」
「………やはりあんたの勘は当たり過ぎる」
「いやぁ………俺もこんなすぐとはなぁ…?」
「相変わらず無茶苦茶だニャ…」
そしてその不可思議モンスターは我々の遥か上空で爆発した。
「は?」
「ニャ!?」
何事かと騒ぎ始めた甲板上で、我々はさそ間抜けな面を晒していたことだろう。
あぁ本当に、可笑しなモンスターだ。
「やれやれだニャ」
―――海に沈みゆく中、私は翼の爪を海上へと出し伸ばし、器用にサムズアップの形を取らせた。
I'll be back…じゃない…Help me………ブクブクブク
「世話のかかるやつだニャ…」
■"彼"
見つけるのが遅いニャ!
ボクはずっといるのにニャ。
さぁ戻って不自然な空白を反転してくるのニャ!めんどくさいとか言わないのニャ!気に入らないニャ!
「これを見つけるとは中々いい勘をしてるニャね!」
「抜けたボクらの代わりに調査団に入ってその観察眼を活かしてくれると嬉しいニャ!それじゃぁバイニャら!!」
以上になります。多分これで全部です。
このようなわけのわからない小説を最後まで読んでいただいてありがとうございました。
またニャ!