スーパーロボット大戦 無限戦争 設定集&外伝 作:ダス・ライヒ
同盟軍傘下のウィルティネクス連合国が領海で無傷で漂っていた連邦軍のジムIVをリバース・エンジニアリングすることで開発されたモビルスーツ。早い話、ジムの猿真似かデッドコピー。
技術系譜的にはジムIVの派生型であるため、ジムIVと操縦機構がとても良く似ている上、コックピットに至ってはジムIそのもの。
性能は同等であるが、換装機能はウィルティネクスの国力の低さで殆どない。
連邦軍からは偽ジム。同盟軍からはゲルググメナースの劣化版と蔑まされている。
gMS-01M マリーネ・ゾルダート
ウィルティネクス軍のゲルググの改修型。
性能はジムⅣの猿真似と言われたゲルググの性能を向上させたタイプ。主に海兵大隊で運用される。
改修の所為でジムⅣの換装機能は殆どなくなり、汎用性は低下したが、原型機より性能はある程度上回っている。
名前:フレデリカ・H・R・リー
性別:女
年齢:17歳
階級:大隊指導者(少佐相当)
乗機:gMS-01M マリーネ・ゾルダート
概要:ウィルティネス連合国親衛隊モビルスーツSS第101独立海兵モビルスーツ大隊大隊長。
但し有力者だからという理由で就任しただけであり、お飾りの大隊長でしか無い。
陣営:同盟
部隊名:ウィルティネス連合国親衛隊第1装甲師団
主要装備:gMS-01ゲルググ
概要:自由惑星同盟に加盟している民主共和制国家であるウィルティネス連合国の精鋭部隊の一つ。
惑星への降下作戦や要塞攻略作戦で一番槍を務めるウィルティネス連合国親衛隊装甲軍団の最精鋭部隊である。
提供は全部G-20さん
ヘルガーンの首都ネピュロシティ郊外に出現した仮面ライダーホワイトウィッチこと白い魔女を倒すべく、仮面ライダーティーガーの変身者であるベンヤミン・デニス・バルテンは、実力差で勝てないと判断し、持ち込んだ小型無線機を操作して付近の連邦軍と同盟軍の部隊を呼び寄せた。
同盟軍に防衛線の弱い所を知らせ、大攻勢を仕掛けさせて突破させた。連邦軍には防衛線を突破されたことを知らせ、火消し部隊を派遣させる。
まだ白い魔女ことマリ・ヴァセレートはこの区画から抜け出していないため、戦闘に巻き込まれるのは必至であった。
「よし、ここはもう戦場だ! さて、魔女が弱り果てる様を、高みの見物としゃれ込むか」
この一帯が戦場にすることに成功したベンヤミンは、白い魔女が消耗するまで待つべく、安全な場所から高みの見物を決め込み、その場から退避した。
「れ、連邦軍は何処なんだ!?」
「お、俺達だけじゃ、食い止められねぇ!」
「なんでジムが攻撃してくるんだ!?」
防衛線を突破した同盟軍部隊は、一帯に居る右翼系民兵部隊の掃討を始めていた。
gMS-01ゲルググと言うジムに似たMSの集団が、ドートレスやストライクダガーなどの装備している民兵部隊の掃討を行っている。
このジムに似たMSを開発したのは、ウィルティネクス連合国と呼ばれる自由惑星同盟の参加国の一つであり、宙域の了解に漂っている無傷のジムⅣを回収し、それを元に開発した。早い話がジムⅣの猿真似かデッドコピーである。性能は全く同じであるらしいが、国力が低い所為か、換装装備は少ない。故にノーマルの状態の機体が多かった。
「よし、一気に押し込んでこの一帯から連邦軍を叩き出すぞ!」
士気の高いウィルティネクス軍の連合国親衛隊第1装甲師団は、この辺りに居る民兵部隊を一掃し、同盟国であるヘルガーンの領土を奪還しようとしていた。
当然、連邦軍が黙ってみているはずもなく、直ぐに火消しの部隊を寄こして阻止しに来る。
「なんだありゃあ、ジムが鹵獲されたのか?」
『いや、ウィルティネクスとか言う盗人どもの猿真似だ。ぶっ潰して構わん!』
ジェットストライカー装備のウィンダムの集団の一人であるパイロットは、自軍のジムに似たゲルググの姿を見るなり、鹵獲されたのかと思い始める。だが、既に情報は届いていたのか、ウィルティネクスの猿真似と見なし、上空からビームやミサイルを雨を浴びせた。
この上空からくるビームやミサイルの嵐に、ウィルティネクス軍のゲルググは怯まず、ビームライフルを撃って応戦する。後続のリオンの陸戦タイプであるランドリオンやジン・オーカーも駆け付け、ウィンダムの集団に凄まじい対空弾幕を行う。
凄まじい弾幕で次々とウィンダムが落ちていく中、連邦軍の地上部隊も駆け付け、続々と押し寄せる同盟軍部隊と交戦を開始し、激しい攻防戦を繰り広げた。
「なんで戦場になってんの?」
ここが戦場になっている原因が、ベンヤミンの策略であることに気付かず、白い魔女ことマリは戦闘を避けるために廃墟の中に隠れていたが、この一帯に続々と連邦軍や同盟軍の部隊が集まって戦闘を激化させているので、隠れきれず、同盟軍の歩兵部隊に見付かってしまう。
「動くな! 何者だ、貴様!」
白い魔女を見付けたのは、ウィルティネクス軍の歩兵だ。手にしているライフルを突き付け、この世界からすれば、奇妙な恰好をしている人物に何者かと問う。
「この娘、どこ?」
「何をとぼけている? 質問はこちらがしている! 答えろ!」
これに白い魔女は答えることなく、写真に写るルリ・カポディストリアスの居場所を尋ねた。当然ながら兵士は応じず、銃口を突き付けながら自分の質問に答えろと脅しを掛けた。
「はぁ、仕方ない」
「おい、なにを!? うっ!!」
自分の質問に答えない敵兵に、白い魔女は溜息をついて銃口を跳ね除け、相手の腹に強い強打を叩き込んで昏倒させる。一人を倒した白い魔女だが、敵兵が一人で行動しているはずがなく、分隊で行動していた。敵対行為を見せたことで、分隊の兵士らは手にしている小火器を撃ってくる。
「敵対者だ! 撃ち殺せ!」
分隊による一斉攻撃が始まるが、仮面ライダーである白い魔女には通じず、変身者のマリの身体能力と物理法則を駆使した格闘術で次々と倒される。魔法すら使うほどの敵ではないため、数秒ほどで分隊は全滅した。
「将校あたりなら知ってるかな?」
気絶している分隊長の無線機を奪った後、分隊が所属している小隊か中隊を率いている将校を誘き出すべく、適当に合わせたチャンネルを掛ける。
『こちら第3装甲擲弾兵連隊隷下第5大隊本部。何処の分隊だ?』
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど。将校さんとか来てくれない?」
『なんだお前は? 何処の中隊か大隊の者だ? 菅姓名と所属を名乗れ』
「マリ・ヴァセレート。仮面ライダー」
『ふざけたことを。付近の友軍部隊へ通達! あの女を見付け次第、捕まえるか射殺…』
出て来たのは別の大隊本部であったらしく、白い魔女は将校を出すように頼む。これを大隊本部は菅姓名を名乗るように言えば、白い魔女は本名で仮面ライダーだと答えた。当然の如く、大隊本部は付近の部隊に白い魔女を捕まえるか射殺するように要請する。最後まで聞くつもりもないので、白い魔女は無線機を投げ捨て、駆け付けてくる同盟軍部隊と交戦する。
『あの女だ! 撃…!?』
「こいつも違う」
「な、なんだこいつは!? は、放せ!」
要請を聞き入れたウィルティネクス軍が採用しているATファッティー地上型数機が白い魔女を見付け、主兵装を撃ち込もうとしたが、相手の方が速く、容易く装甲を剥がされ、掴まってしまった。白い魔女は乗っているのが将校ではないので、パイロットを投げ捨て、残るファッティーの装甲を引き剥がし、パイロットの中に将校が居るかどうか探し回ったが、装甲歩兵扱いで損耗が激しいATに将校は誰一人乗っていなかった。
「こんな雑魚メカじゃ、将校は乗ってないか。大隊本部とか連隊本部とかって何所なの?」
「ちゅ、中隊本部なら…」
最後の一機のパイロットに対し、白い魔女が大隊本部か連隊本部は何処なのかと問えば、殺されたくないパイロットは中隊本部の場所を吐いた。直ぐに白い魔女は無力化した一顧分隊分のファッティーを放置してそこへと向かった。
AT中隊を指揮するのは、護衛に囲まれた指揮車両であった。護衛に囲まれているため、直ぐに中隊本部だと分かったので、さっそく護衛を片付け、中隊本部車両に押し掛けてルリの居場所を問う。
「この娘どこに居るか知ってる?」
「何者…し、知らん! 一体なんなんだ!?」
「大隊本部か、連隊本部の場所は?」
「誰が言う…」
当然ながら知らないと答えた。次に大隊か連隊本部の場所を聞こうとしても、軍人である彼らが答えるわけがないので、本部車両に居る全員を昏倒させ、機器を使って後方にある連隊本部の場所を割り当てた。前線に居る大隊本部に行っても、同じような答えしか返ってこないと判断したからだ。
『クリア、ナウ』
連隊本部がある場所まで辿り着いた白い魔女は無駄な戦闘を避けるため、指輪の魔法で自身の姿を消し、堂々と連隊本部の中に入っていった。警備体制は中隊本部車両とは比較にならない厳戒態勢だが、白い魔女の姿が見えないために、誰もその存在に気付いていない。
「区画の奪還はどれだけ進んでいる?」
「はっ。連邦軍の阻止部隊が来たため、膠着状態にあります」
「もう少し、増援を送り込んだ方が良さそうだな」
「この娘、何所にいるか知ってる?」
連隊長が居る本部まで辿り着いた白い魔女は、戦局を話し合う将校らの前に姿を現し、ルリの写真を見せながら居場所を問う。いきなり現れた奇妙な恰好の人物に、本部に居る者たちは驚いて腰の拳銃を抜こうとしていた。当然、白い魔女はそれを許さず、魔法の力で警備兵を含める将校たちの拳銃やライフルを奪い取った。超常の力で武器を奪い取られた連隊長は勝てないと判断してか、素直に白い魔女の問いに答えた。
「し、知らん! 他を当たれ!」
結果は中隊本部と同様であった。これに白い魔女は苛立つが、八つ当たりをしても何にもならないので、直ぐに本部から立ち去る。
「こちら第4装甲連隊本部中隊! 警護MS小隊、早くこいつを本部から摘み出せ!」
立ち去った後、超常の存在を連隊本部ら摘み出すため、連隊長は本部を警備するゲルググの小隊に摘み出すように命じた。
「はぁ、モビルスーツで追い出そうだなんて」
自分を捕まえようと迫るゲルググに白い魔女は軽快に動き、捕まえようとしてくる大きな手を躱し切る。白い魔女は気付いていないが、ゲルググに戦場の方へと追いやられており、誘導されていた。これはベンヤミンの策略であり、彼が無線機を使ってゲルググの小隊を誘導していた。
「おっと、戦場から逃げるのは敵前逃亡罪だ。戦場へと戻って貰おうか。よし、そのまま戦場へ戻せ!」
受話器から顔を離し、笑みを浮かべながら白い魔女を戦場へ戻そうとしていた。再び受話器を耳に当て、ゲルググ小隊の誘導を続ける。
「ん、第101独立海兵MS大隊? よし、警護小隊は下がらせ、連中に追わせよう! お飾り大隊にはお似合いの仕事だ」
連邦や同盟双方の情報があるタブレットを見て、後方に配置されている大隊を見付けたベンヤミンは、その大隊に白い魔女の追撃を代行させるべく、連隊警護小隊を下がらせた。
『師団本部より出撃命令。待機中の第101独立海兵大隊、直ちに出撃し、指定された標的を追撃せよ!』
「出撃命令? しかもこの格好の人物を追撃…?」
「軍本部からの命令ですから、出撃しなければ…」
出撃準備していた大隊の長であるフレデリカ・H・R・リーは、白い魔女の追撃命令に疑念を抱く中、副官に言われて乗機に乗り込んで出撃した。尚、命令はベンヤミンが軍本部と偽って出撃させている。付近の師団にも、軍本部の命令と言って邪魔を刺せなかった。
フレデリカとその大隊の装備であるgMS-01M マリーネ・ゾルダートは、先のゲルググの改修型である。汎用性は失われたが、性能はある程度向上している。
このマリーネ・ゾルダートを運用する大隊の長であるフレデリカは、有力者という理由で就任しただけで、単なるお飾りである。大隊の隊員らも有力者の子らで構成され、総合戦力は低い。長年機甲科に属したベンヤミンにとって第101独立海兵大隊は、白い魔女一人を追撃するには十分な戦力であった。
「違うのが来た。それも沢山!?」
無駄に交戦せず、逃げている白い魔女は、追撃が一個小隊から一個大隊に増えたことに驚く。フレデリカのマリーネ・ゾルダート大隊はビームライフルを撃ち込み、白い魔女を戦場へと追いやる。
『対象に火器制限はいらん! とにかく戦場へ追い込め!』
「りょ、了解…!」
ベンヤミンからくる指示に、フレデリカは戸惑いながらも応じて戦場へと逃げる白い魔女を追撃する。お飾りの大隊とは言え、この命令は疑問を抱くのは当然だ。だが、一度は実戦へ出てみたいので、その好奇心に負けてフレデリカは命令に従い、逃げる白い魔女にライフルの照準を向けてビームを放つ。
「戦場に戻された!? もう!」
白い魔女が戦場に追いやられたことに気付いたのは、戻された後であった。白い魔法使いの魔法の中には、テレポーションと呼ばれる瞬間移動の魔法があるのだが、変身者であるマリはまだ白い魔女の魔法には慣れておらず、その魔法が存在することを知らない。
「戦場に戻しましたが、どうしましょう?」
『大隊はそのまま件の対象への攻撃を続行しろ! 倒すか、戦力が低下するまで後退は許さん!』
「はっ? それでは…」
戦場へ追い立てた後、フレデリカはこの後をどうするか聞いたが、戦闘指揮所で指揮官に扮するベンヤミンからの返答は、倒すか戦力が低下するまでの戦闘継続であった。戦場へと来るのは不安であったが、軍人ならば命令に従わなくてはならないので、そのまま戦闘を継続する。
『コネクト』
「ここから出られないなら…!」
戦場からの脱出するには、自分一人で不可能と判断した白い魔女は大杖を取り出した後、ある模様が入った指輪を取り出し、それをベルトに翳した。指輪の宝石に刻まれた模様は、
『サーヴァント、ナーウ!』
ベルトから音声が流れれば、白い魔女は大杖を地面に向けて打ち立て、それを中心に大きな魔法陣を召喚させる。
「な、何の光!?」
かなり大きな魔法陣であり、眩い光がフレデリカたちの目を晦ませた。
地面に現れた魔法陣より、全高二十メートルほどの機動兵器を含む複数の者たちが姿を現す。それこそ白い魔法使いが指輪の魔法を使って召喚した英霊たちであり、戦局を打開する戦力であった。
召喚された英霊は、活動報告に書いてあった通りかな。
とりま、増える可能性があるので、お楽しみに。