スーパーロボット大戦 無限戦争 設定集&外伝   作:ダス・ライヒ

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陣営:ヴィンデル・マウザー一派
名前:ギボス
性別:男
年齢:45
乗機:戦闘獣型鉄人28号
概要:戦闘獣型の鉄人28号。その外見は、鉄人28号の胸部にギボスの顔が付いていると言うミケーネ帝国の戦闘獣そのもの。
キャラ提供はケツアゴさん


迫る刺客たち その1

 ユダがコクテンの幸運を奪い取り、倒してその幸運を捨て去った頃、マリ・ヴァセレートこと白い魔女一行の方にも、ヴィンデル・マウザー一派の刺客たちが現れた。

 

「貴様らか! この戦士たちの楽園を荒らし回る者共は!?」

 

「ロボットの胸に、顔が!?」

 

 その刺客の一人は、正義の味方にも悪魔にもなりえるスーパーロボット、鉄人28号であったが、胸部には人の顔が付いてており、異様な姿だ。鉄人28号と言うより、ミケーネ帝国が使う戦闘獣である。

 白い魔女一行に大きな指差す戦闘獣型鉄人28号の名はギボス。ヴィンデル一派は、ミケーネ帝国の技術も持っているようだ。

 

「このギボスと我が戦闘獣が、貴様らを殲滅してくれるわ! 戦闘獣共、出てこい!」

 

 ギボスの号令に応じ、多数の人型の戦闘獣や鳥型の戦闘獣、獣型の戦闘獣が現れた。

 

「今度は、こいつ等が相手か!」

 

『どうする、交戦するのか?』

 

『大きい奴ばっかじゃない!』

 

 ローバックが現れたギボスを初めとする戦闘獣の集団を見て言えば、YFー29ディランダルに乗るアルトは、白い魔女に戦うのかと問う。紅蓮得式を駆るカレンは相手の大きさに、小型のバルキリーやナイトメアフレーム(KMF)では不利と思う。何せ相手が二十メートル程の大きさだ。獣型や鳥型は戦闘獣は十メートルほどだが、バルキリーとKMFを容易く破壊できるパワーを持っていることは明白だ。

 シンのデスティニーガンダムSpecⅡとルナマリアのフォースインパルスガンダムSpecⅡも居るが、戦闘獣の数は多く、対処しきれないだろう。

 

「胸に顔面付けた不気味なロボットなんて!」

 

 が、白い魔女には現れた戦闘獣に対抗できる戦力が居た。それは、エヴァンゲリオン弐号機改を駆る式波・アスカ・ラングレーである。

 現れたギボス率いる戦闘獣の集団を見つけるや否や脅威と見なし、全力疾走で現場に駆け付け、助走をつけた飛び蹴りで鳥型の戦闘獣を撃破する。

 

「エヴァンゲリオンめ、来たか! 戦闘獣共、奴を叩き潰せ! 小虫共など、泰山寺の奴らにやらせぃ!」

 

 現れたエヴァ弐号機に、ギボスは自身とその戦力をそちらに集中させた。白い魔女とYF-25、紅蓮、クルトなどの歩兵らに対しては、泰山寺に対処させる。

 

「所詮は木偶の坊共よ! 彼奴等の排除、我ら泰山寺が行う!」

 

 泰山寺の者たちは、戦闘獣を木偶の坊だと馬鹿にするが、ギボスの言った通りに白い魔女らに襲い掛かった。機動兵器であるYF-25と紅蓮に対しては、何所からともなく現れた量産型アシュセイヴァーやジガンスパーダ、エルアインスと言ったシャドウミラーが使う機動兵器が対処した。

 

「フハハハッ! このジャキルの棒術を受けるが良いわ!」

 

 泰山寺拳法の棒術使い、ジャキルは二振りのトンファーで、自身から見れば倒し易い女子供ばかりのイーディ分隊に襲い掛かった。

 

「まずは女子供からか! この小悪鬼(グーク)が!!」

 

 ジャキルがイーディ分隊を狙うのを知ってか、ローバックは蔑称を叫びながらM16A1突撃銃を連射して阻止しようとする。

 

「えぇい、鬱陶しい! まずはそこの白人から始末してくれる!」

 

 邪魔をされたジャキルは激怒し、標的をローバックに定めた。突撃銃の連射を浴びせられるが、ジャキルは放たれる弾丸を見えているかのように避け、ローバックにトンファーを叩き込もうと高速で迫る。

 

「なんだこいつは!? 銃弾が見えているのか!?」

 

 驚くローバックに、トンファーの間合いまで迫ったジャキルは、それを振るって腹に一撃を入れた。

 

「ぐぁ!? この野郎!」

 

 強い一撃を腹に打ち込まれたローバックであるが、直ぐに背中の鉈を抜き、反撃の斬撃を入れ込もうとするも、振るう前にニ撃目を撃ち込まれて吹き飛ばされる。

 

「我が熊爪両断拳、受けて見るが良い!」

 

「っ!?」

 

 吹き飛ばされたローバックに、追撃を掛けようとするジャキルを止めようとするイムカに、熊の爪を両腕に付けた巨漢メッサイガが襲い掛かる。放たれる熊の爪に、イムカはヴァールの白兵戦用の剣で受け止めようとしたが、あの巨体のパワーによる熊爪の斬撃を受ければ、剣は折られ、ヴァールごと身体を引き裂かれると本能で分かり、地面を蹴って躱した。

 

「ほぅ、俺の熊爪を受け止めれば、得物ごと引き裂かれると判断したか!」

 

 自身のパワーを理解し、回避を選択したイムカにメッサイガは関心の声を上げる。

 

「当たらなければ、どうと言う事は無い」

 

「小賢しい! 俺に狙われた時点で、お前の死は確定だ! 大人しく死ね! 小娘ッ!!」

 

 当たらなければ良いと言うイムカの言葉が、メッサイガの癪に障ったのか、巨体に合わぬ速度で迫る。その速度で迫るメッサイガに、イムカは驚きながらもヴァールの機銃を撃ち込むも、相手はそれを躱して鋭利な熊の爪で引き裂こうと振るってくる。放たれる恐ろしい切れ味の熊爪に、イムカは防ぐことは考えず、変わりながら反撃の機会を探る。

 

「銃弾を避けるだと!? なんなんだあいつ等!?」

 

「あいつ等だと、勝てないか」

 

 泰山寺の拳士たちは、クルトやローバックたちでは勝てないと判断してか、白い魔女は自分に襲い掛かる戦闘獣を破壊してから助けに向かおうとしたが、そこにも泰山寺の刺客たちが迫る。

 

「見付けたぞ、仮面ライダー! 我がチャクラム、受けて見よ!!」

 

 剛拳を誇る拳士二名率いるコスイだ。白い魔女を見付けるなり、チャクラムを投擲する。凄まじい速度で迫るチャクラムであるが、白い魔女は動じず、魔法を使うことなく叩き落した。

 

「俺のチャクラムを払ったか! よし、お前たちの剛拳で叩き潰せ!!」

 

 チャクラムを叩き落した白い魔女に、コスイは配下の二名の大男に攻撃させた。

 

「我が拳、受けて見よ!」

 

「仮面ライダーであろうが、俺の拳を受ければバラバラだッ!!」

 

 飛び掛かり、剛拳を叩きつけようとして来る配下二名であるが、白い魔女は無駄な動きをせず、最低限の動きで躱し切る。そこから肘を使った打撃攻撃を行う。生身の相手ならば、強い肘打ちで昏倒するか、最悪の死んでいるところであるが、相手は鍛え上げているのか、耐え抜いていた。

 

「その程度の打撃、厳しい修行で耐えて来た!」

 

「ゆえに貴様の拳、我らには効かん!」

 

 剛拳を誇る二名の拳士は、死者が出るほどの厳しい修行で、強靭な肉体を手に入れたようだ。痣は出来ているが、それほどの物出ないと豪語し、再び剛拳を叩き込まんと迫る。それに白い魔女は動じることなく、最低限の動きで躱しつつ、指輪を嵌めて魔法による攻撃を行う。

 

「妖術など、使わせ…」

 

 指輪を嵌め、魔法を使うと判断した剛拳の二人であったが、その剛腕を振るう前に、二人とも屈強な上半身を吹き飛ばされた。残されたのは、上半身と同じく巨体を支える丸太のような両足がある下半身のみだ。

 

「剛拳の使い手二人を倒すとは! 我が技、白蛇極水を使う…」

 

 仕向けた二名の剛拳使いが、魔法で瞬殺されたのを見て、コスイは背中に背負っている四本の剣を抜こうとしたが、抜いた瞬間に何者かに殺害された。

 

「ごふっ…! な、何者ぞ…!?」

 

「見付けた…! 見付けたぜ…! 俺の人生を狂わせた元凶が!」

 

 コスイの背中を貫いていたのは、ザザルザーが変身する仮面ライダー、アイアンメイジのデュアルネイルの巨大な爪であった。

 自身の人生を狂わせた元凶を見付けたアイアンメイジは、腹を貫通するほど深く突き刺した巨大な爪を横に動かし、コスイを殺害する。

 

「まだやってなぃ!」

 

「誰? あんた…?」

 

 自分のことを元凶と宣い、コスイを殺害したアイアンメイジに、白い魔女は誰なのかと問う。

 

「分からねぇだろうな…! この顔を見なきゃよぉ!!」

 

 それにアイアンメイジの変身者であるザザルザーは仮面を外し、自身の正体を白い魔女に明かして思い出させようとする。その顔を見て白い魔女ことマリは、自分を強姦しようとした男であると思い出す。

 

「あぁ、あの時の社会的に殺した強姦魔」

 

「強姦魔だとぉ!? ふざけんじゃねぇこの魔女! お前が、お前があんな動画を撮影してネットに拡散した所為で、俺の人生が狂ったんだぞ!? お前の所為で、お前の所為でどれほど地獄を見たか…!」

 

 思い出した白い魔女は、社会的に抹殺して正義感の強い誰か、自暴自棄に陥ってに警察にでも殺されたかと思い込んでいたようだが、仮面ライダーとなって再び姿を現したことに驚く。

 強姦魔と言われたザザルザーであるが、指摘されても自分のことを棚に上げ、あの動画を拡散されたせいで自分の人生が狂い、地獄を見たと身勝手に自分は被害者だと宣う。余りの身勝手さに白い魔女は呆れたが、相手が仮面を外したのか、彼女も返す形で仮面を外して素顔を晒す。

 

「こんな顔でも?」

 

「うっ!? いひひひっ! いい様じゃねぇかァ!! 綺麗な顔が焼けちまってよぉ! この俺を侮辱し、陥れた報いだァ! ひゃっはっはっ!! ブェェェッ!?」

 

 白い魔女が仮面を外して見せたマリの素顔は、白燐を浴びて焼き爛れた物であった。再生はしているが、白燐の粒子の所為か、かなり遅れている。

 その顔を見たザザルザーは驚くが、数秒後には大いに喜び、自分を陥れた報いだと下品な笑い声を上げるが、それがマリの癪に障ったのか、火の魔法を顔面に当てられた。火の魔法を仮面をつけていない顔面に浴びせられたザザルザーは悶え苦しみ、必死に消そうと自分の顔を叩く。

 

「アァァァッ!? 熱いィィィッ!!」

 

「傷付いた女の子の顔見て笑うなんて、サイテー」

 

「このアマァ! やりやがったなぁ! 許さねぇ!!」

 

 その様子を仮面を付けながら白い魔女が言えば、仮面を付けて顔面の灯を消したアイアンメイジは激怒し、得物であるデュアルネイルで襲い掛かる。攻撃と防御力はオリジナルのメイジより大きく上回るが、魔法使いの仮面ライダーにパワー型という無茶な改造を施したため、スピードは極端に落ちている。それ故に、アイアンメイジの攻撃は見てから容易に避けられた。

 

「死ねっ! 死ねぇぇぇッ!!」

 

 怒りに任せての攻撃を行うが、白い魔女は最低限の動きで躱し、的確に肘打ちを当ててダメージを与える。

 

「くぇアァァァッ! 死ねェェェ!!」

 

「っ!?」

 

 全ての攻撃を躱しつつ、攻撃を当てる白い魔女であるが、怒り狂うアイアンメイジは、エクスプローションの魔法攻撃を行った。これには白い魔女も驚いたが、即座に召喚した魔法障壁で防いだ。

 

「おらもう一発! あぁん!?」

 

「そんな改造するから…」

 

『エクスプローション、ナウ!』

 

 が、魔法タイプを無理にパワータイプに改造した所為で、強力な攻撃魔法であるエクスプローションは一度限りであった。それが分かったところで、白い魔女はお返しに指輪の魔法でエクスプローションを発動させ、それをアイアンメイジに向けて放つ。

 

「ぶえぁ!? ボバーッ!?」

 

 一発のみならず、何発もエクスプローションを放ち、アイアンメイジに何度も大ダメージを与える。通常のメイジなら、三発以上受ければ変身が解除されているところだが、アイアンメイジは無理やり攻撃力と防御力を上げたタイプであるため、五発以上受けても変身は解けていなかった。

 

「痛い…! 痛いよぉ…!」

 

『グラビティ、ナウ』

 

 エクスプローションを五発も受け、痛みで真面に動けないアイアンメイジに、白い魔女は更なる追い打ちをかける。グラビティで動きを封じ込めた挙句、浮かせてから地面に叩き付けると言う行為を、何度も行った。

 

「あぁぁっ!? ばっ! アァァァッ! 止めてぇぇぇッ!!」

 

 何度も地面に叩き付けられているアイアンメイジは止めてくれと叫ぶが、白い魔女は止めずに何度も浮かせ、地面に叩き付ける。

 

「ぐぇぁ…ひゃ、ひゃめてぇ…!」

 

 何度も地面に叩き付けている内に、アイアンメイジの変身は解け、元のザザルザーの姿に戻った。激痛で動けないザザルザーであるが、無傷のように見えるため、白い魔女は駄目押しに一度地面に浮かせ、地面に叩き付けてから安全を確保する。

 

「ひゅるしてぇ…! もうレイプとか暴行とか脅しとか、ネットで女性蔑視発言しないから…!」

 

「はぁ、物理的に殺しとけば良かったかな」

 

「そいつは、即刻殺しておくべきだ」

 

 瀕死のザザルザーは、己の罪を悔いながらもうしないと言うが、この場を切り抜けるための嘘であると白い魔女は分かっていた。

 社会的に抹殺するのではなく、物理的に殺しておくべきだったと、傍から見れば物騒な発言をする白い魔女であったが、そんな彼女の考えに賛同するような発言が聞こえた。その発言がした方向を見れば、ケッテンクラートがこちらに来ているのが分かる。

 この世界では化石も同然で、博物館でしか見ることが出来ないケッテンクラートに乗る人物は、ベンヤミン・デニス・バルテンだ。一人だけでなく、Sdkfz7ハーフトラックやBMWのバイクやサイドカーに乗った一団を率いている。無論、乗員を満載していた。どうやら、部下を動員して戦う決意を固めたようだ。

 

「誰?」

 

「俺は、お前を倒す仮面ライダーだ」

 

 ケッテンクラートを止めたところで、率いている一団も止まって下車し始める。降りたところで、白い魔女に問われたベンヤミンは、お前を倒す仮面ライダーだと答え、腰のホルスターからワルサーP38自動拳銃を抜いた。




もうちょっと書こうかと思ったけど、次回に引き伸ばしますわ。

そんでスパロボ無限戦争版ディバイン・ドゥアーズ参戦…?
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