スーパーロボット大戦 無限戦争 設定集&外伝   作:ダス・ライヒ

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名前:コタロウ
性別:男
年齢:七十
階級:風馬忍者当主
搭乗機:スーパー無敵将軍(忍者戦隊カクレンジャー)
概要:風魔忍者の末裔であり現当主。普段着はアロハシャツにサングラスに染めた金髪とファンキーな見た目をしている。
戦闘時以外では陽気な爺さんだが、敵と遭遇するなり無口な忍者へと変わる。あくまで忍者なので直接戦闘より偵察や暗殺任務の方が得意であり、ロボットに自立戦闘させて陽動を任せつつ目的を果たす事もある。
キャラ提供はケツアゴさん


現れし忍者

「クソっ! なんて強いんだ! ならば、サンダーブレーク!!」

 

 白い魔女率いる仮面ライダーたち、援軍として現れたディバイン・ドゥアーズが仮面ライダーティーガーとヴィンデル・マウザー一派と激しい交戦を繰り広げる中、剣鉄也が駆るグレートマジンガーは、メガストームが召喚したダイナザウラーに苦戦を強いられていた。

 この圧倒的な力を持つ巨大トランスフォーマーに対し、鉄也はグレートマジンガーの必殺技であるサンダーブレークを行う。頭部のアンテナで電流を集め、右手の指先を対象に向ければ、指先から強力な電撃が放たれ、ダイナザウラーに命中する。

 

「ウォォォッ! し、痺れるぅーっ!」

 

「グワァァァッ!? お、俺様にも当たったんだぞ!」

 

 放たれたサンダーブレークの電撃はダイナザウラーに命中して痺れさせた後、召喚したマスターであるメガストームにも命中した。

 

「まさに一石二鳥って奴だぜ! 何ッ!?」

 

「ウォーッ! この程度の雷じゃ、このダイナザウラー倒せない!」

 

 移動要塞であるダイナザウラーは、グレートマジンガー最大の必殺技であるサンダーブレークでは倒せなかった。

 

「い、今の電撃で方向転換装置がおかしくなってしまったんだぞ! 真面に歩けないんだぞ!」

 

 サンダーブレークの唯一の効果は、ダイナザウラーのマスターであるメガストームの方向転換装置をショートさせただけであった。

 

「グレートマジンガー潰すぅ! ウォーッ!!」

 

「のわっ! な、なんてパワーだ! 戦闘獣の比じゃねぇ!!」

 

 グレートマジンガーは、雄叫びを上げるダイナザウラーの巨大な左足に蹴飛ばされる。その威力は、これまで数々の強敵と戦って来た鉄也にその比ではないと言わしめるほどだ。

 そんなグレートマジンガーに追い打ちを掛けるように、ダイナザウラーは身体に搭載された火器を発射し、徹底的に破壊しようとする。

 

「それにこの火力! 一人で大要塞と戦ってる気分だ!」

 

 鉄也はまるで大要塞と一人で戦っている気分を味わう。凄まじい弾幕を撃ち込まれ、強化されているグレートマジンガーでさえダイナザウラーに近付くことすら出来ない。

 

「ウォォォッ! 破壊、破壊だぁ!!」

 

甲児(こうじ)のマジンガーZの連係プレイなら、倒せるんだが…!」

 

 凄まじい弾幕に、鉄也は兜甲児(かぶとこうじ)のマジンガーZの連係プレイであれば、ダイナザウラーを倒せると言うが、その黒鉄の城であるマジンガーZとその搭乗者はこの場に居ない。

 

「だが、戦闘のプロとして、この場を乗り切ってやるさ! ブレストバーン!」

 

 相方のマジンガーZが居なくとも、戦闘のプロとしてこの場を乗り切るべく、ダイナザウラーの足に向けてブレストバーンの熱い炎を浴びせた。

 

「無駄だ! ダイナザウラー、マグマの中もへっちゃら! お前の炎、効かない!」

 

「クソっ、グレートマジンガーの超合金ニューZはマグマの高温に耐えれない!」

 

 戦闘獣を溶解させるマグマの如き炎であるが、ダイナザウラーはマグマの中を平気で動き回れるのだ。グレートマジンガーの装甲素材である超合金ニューZが、マグマの高温に耐え切れないことを鉄也は知っており、悔しがって別の攻撃に移った。

 

「フハハハッ! 肉ケラの技術じゃその程度が限界なんだぞ! 行け、ダイナザウラー! そのままグレートマジンガーをスクラップにしてしまうんだぞ!!」

 

 ダイナザウラーに圧倒されるグレートマジンガーを見たメガストームは、そのグレートマジンガーの苦戦ぶりを嗤い、人間の科学力では自分たちトランスフォーマーは倒せないと馬鹿にする。調子に乗ったメガストームは、ダイナザウラーにグレートマジンガーをそのままスクラップにしろと宣った。

 

「ウォォォッ! だ、誰だぁ!? 戦いの邪魔をする奴は!?」

 

「どうやら、援軍が来たみたいだな!」

 

「な、何者なんだぞ!?」

 

 突如、何者かに側面から攻撃されたダイナザウラーは、戦いを邪魔されたことに怒り、攻撃が来た方向に向けて無差別攻撃を行う。この攻撃は鉄也は知っており、そちらの方へと視線を向ける。対するメガストームは、先の威勢はどこへやら、慌てていた。

 鉄也が駆るグレートマジンガーの視線を向けた方向に居たのは、忍者戦隊カクレンジャーの合体ロボ、忍者合体無敵将軍であった。それもツバサマルと合体した超忍者合体スーパー無敵将軍である。

 だが、その戦隊合体ロボには、本来乗るべきはずのカクレンジャーたちは乗っていない。無敵将軍が自らの意思で、ダイナザウラーに攻撃したのだ。

 

「あいつかぁ! ダイナザウラーの戦いの邪魔をする奴は、破壊するぅ!」

 

 スーパー無敵将軍を発見したダイナザウラーは、見付けるなり全身に施された全火器を発射した。凄まじい弾幕であるが、スーパー無敵将軍はその名の如く、ダイナザウラーの攻撃を物ともしなかった。

 

「攻撃が効かない!? なら、要塞モードの火力で破壊するぅ! トランスフォーム!!」

 

 スーパー無敵将軍には、恐竜モードの火力では足りないと判断してか、最大火力を発揮する攻撃要塞モードへとトランスフォームした。

 この要塞形態は恐竜モードよりも更に火力が上がり、グレートマジンガーでさえ一瞬で破壊してしまう程の火力を持つ火砲を大量に備えている。その一斉射は凄まじく、流石に不動の無敵将軍でも思わず後退ってしまうほどだ。

 だが、スーパー無敵将軍もそれに負けない火力を有している。攻撃要塞モードのダイナザウラーの一斉射を受け続け、いつ破壊されてもおかしくない状況であるが、攻撃を耐え続け、ツバサマルの分離した両翼のキャノンを向け、一斉射を放った。

 その名も無敵キャノン一斉射撃。

 超火力で敵を粉砕する一斉射であり、それを受けた者は一溜りもない。巨大トランスフォーマーであるダイナザウラーも、その例外ではなかった。

 

「ウワァァァッ! ダイナザウラーやられたァァァッ!!」

 

 この超火力に耐え切れず、無敵キャノン一斉射撃を受けた数々の悪の巨大な敵と同じく、ダイナザウラーは敗れ去った。

 

「な、何という威力だ!? メトロフレックスでなければ、倒せないはずのダイナザウラーが!? 一撃で倒されてしまったんだぞ!!」

 

 一撃でダイナザウラーを破ったスーパー無敵将軍に、メガストームは戦慄した。

 が、スーパー無敵将軍も攻撃要塞モードのダイナザウラーの総攻撃は流石に堪えたらしく、必殺技の無敵キャノン一斉射撃を放った後、力尽きるように消え去ってしまった。

 

「ありがとうスーパー無敵将軍。これで、思う存分に反撃が出来る! アトミックパンチ!」

 

 相打ちと言う形であったが、鉄也のグレートマジンガーはこの機を逃さず、メガストームに反撃を開始した。

 

「こっちに来やがった! だが、こちらにはコンバットロンが居る! コンバットロンよ、ブルーティカスに合体なんだぞ!」

 

 飛んでくるグレートマジンガーのロケットパンチを躱したメガストームは、袋叩きにするために予め召喚していたデストロンの攻撃部隊「コンバットロン」に合体を命じる。

 

「お前の命令を聞くのは癪だが、相手がグレートマジンガーだ。お前の言う通りにしてやろう。コンバットロン、ブルーティカスに合体だ!」

 

 コンバットロンのリーダー、攻撃参謀オンスロートはメガストームの指示に不満を持ちながらも、相手がグレートマジンガーであるためか、指示に応じた。これに合わせ、宇宙兵ブレストオフ、偵察兵ボルター、狙撃兵ブロウル、補給兵スィンドルはリーダーのオンスロートを中心に集まり、合体を開始する。

 

「グレートマジンガー、お前のパワーはダイナザウラーとの戦いで知り尽くしたぞ! ブルーティカス、グレートマジンガー粉砕する!」

 

 コンバットロンが合体して誕生したのは、合体兵士ブルーティカス。

 先のダイナザウラーとの戦いで技を全て見ていたのか、全て知り尽くしたと指差しながら宣い、粉砕すると言って飛んで向かってくるグレートマジンガーを迎え撃つ。

 

「抜かせ! ブルーティカスなんざ敵じゃねぇや! バラバラにしてやる!! マジンガーブレード!」

 

 レーザーガンを撃ってくるブルーティカスに対し、鉄也は敵じゃないと言い放ち、マジンガーブレードを出して突撃する。ブルーティカスから凄まじいレーザー攻撃を浴びせられるが、鉄也が駆るグレートマジンガーはそれを避けながら、マジンガーブレードの一太刀を入れる。

 

「うぉぉ!? 俺の装甲に傷を付けたな! 死ねっ!!」

 

「のわっ!? こいつ、やりやがったな!」

 

 胸を切られたブルーティカスは怒り、グレートマジンガーに巨大な腕を振り下ろして地面に叩き付ける。

 

「踏み潰されてたまるか! ブレストバーン!」

 

「ノワァァァッ!?」

 

 地面に叩き付けたグレートマジンガーをブルーティカスは踏み潰そうとしたが、鉄也は直ぐに機体を回転させ、胸部の放熱板を相手に向け、ブレストバーンを放った。高熱を浴びせられたブルーティカスは怯み、その間にグレートマジンガーは反撃を行おうとするも、相手は左肩の高速回転させたローターで切り裂こうとして来る。

 

「引き裂いてやる!」

 

「流石は戦闘のプロたちが合体したトランスフォーマー! 隙が無いぜ!」

 

『グレートマジンガーの剣鉄也殿でござるか?』

 

「ん? 今は戦闘中だ! 後にしてくれ!」

 

 攻守一体のブルーティカスに、流石の戦闘のプロにしてベテランの戦士である鉄也も、プロたちが合体したコンバットロンたちの実力を認めざる負えなかった。

 そんなブルーティカスと激しい攻防戦を繰り広げるグレートマジンガーに、何者かの通信が入った。戦闘中であるためか、鉄也は後にしろと言うが、通信画面に映し出された人物を見て、態度を改め直す。

 

「おっ、あんたは風魔忍者当主の風魔コタロウか!?」

 

『左様。某、風魔忍者現当主のコタロウ! グレートマジンガーの剣鉄也殿の助太刀に参った!』

 

 その鉄也が態度を改め、連絡を継続させた人物は、漆黒の忍者装束に身を包んだ老人の忍者であった。忍者の名は風魔忍者現当主のコタロウであり、鉄也を助けに来たと告げる。

 

「と言う事は、あのスーパー無敵将軍は?」

 

『いかにも。某の忍術で召喚した! ダイナザウラーの要塞モードの攻撃は堪えたようだが』

 

「助かったぜ! あんたが居なけりゃ、今頃はダイナザウラーにグレートマジンガー共々スクラップにされていた!」

 

『予備の策として、グレートブースターを射出した! それで、合体兵士ブルーティカスを倒せるだろう! 某が時間を稼ぐ! 鉄也殿はドッキングに専念を!』

 

「至れり尽くせりで助かるぜ! 目晦ましに、サンダーブレーク!」

 

 スーパー無敵将軍を送り込んだのは、コタロウの忍術であった。それを知った鉄也は感謝の言葉を述べる。コタロウの支援はそれだけでなく、追加装備のグレートブースターを用意していた。

 ドッキングのための時間稼ぎをすると言ってコタロウは通信を切り、鉄也は目前のブルーティカスに目晦ましを浴びせるため、サンダーブレークを放った。強力な電撃を受けたブルーティカスは倒されはしないが、電撃を浴びて転倒する。

 

「ヌワァァァッ!」

 

「今だ! スクランブルダッシュ!」

 

 相手が体勢を立て直す前に、鉄也のグレートマジンガーは空中高く飛翔した。

 

「おっ、あれはグレートマジンガーの強化装備であるグレートブースター! 厄介だから破壊してやるんだぞ!」

 

 グレートブースターを発見したメガストームはその存在をデータで知っていたのか、破壊しようと右肩のキャノン砲を撃ち込もうとした。が、それをコタロウが許すはずもない。

 

「そうはさせん! とわっ!!」

 

 老体にも関わらず、高速で地面を疾走し、グレートブースターを破壊しようとするメガストームを発見したコタロウは、右手に掴んだ岩を投げた。投げられた岩はメガストームの右肩のキャノンの砲口に見事に詰まり、自爆させることに成功する。

 

「ギャァァァッ! 何者なんだぞ!?」

 

「貴様には名乗らん!」

 

「肉ケラめ! お前から叩き潰してやるんだぞ!」

 

 右肩のキャノン砲で自爆したメガストームは怒り、両手に持ったレーザーガンで迫るコタロウに向けて乱射し始める。そのコタロウも手裏剣やクナイ、忍術で応戦し、自分より勝るトランスフォーマーと激しい交戦を繰り広げた。

 

「よし、ドッキング!」

 

 ブルーティカスがサンダーブレークの電撃で一時行動不能となり、コタロウがメガストーム相手に時間を稼いでいる間に、鉄也のグレートマジンガーはグレートブースターとのドッキングに成功した。グレートブースターとドッキングしたグレートマジンガーの速度は凄まじく上がり、戦闘機以上の物であった。

 

「は、速過ぎる!」

 

「こいつで叩き潰してやる!」

 

 体勢を立て直したブルーティカスは、全身に搭載された武装で弾幕を張るも、高速で迫るグレートマジンガーはそれを避けながら真っ直ぐに突っ込む。鉄也はその高速の形態でグレートブースターを叩き付けるべく、グレートマジンガーを一回転させて機体からブースターを切り離した。

 切り離されたグレートブースターは真っ直ぐに、それも一直線にブルーティカスに向けて突っ込んでいく。ブースターにも武装が付いており、それは敵を動けなくするビームであった。ビームを受けたブルーティカスは、当然ながら動けなくなる。

 

「う、動けない!? ギャァァァッ!!」

 

 動けなくなったブルーティカスに、グレートブースターはそのまま突っ込んだ。超高速で迫るブースターの体当たりを受けたブルーティカスは、元の五人のコンバットロンの姿に戻った。巨大な合体ロボに激突したのにも関わらず、グレートブースターは健在であり、グレートマジンガーの方へと戻って再びドッキングする。

 

「な、なんてことだ!? ブルーティカスがコンバットロンの姿に戻ってしまったんだぞ! ここは、一時退却なんだぞ!!」

 

 ダイナザウラーに続き、ブルーティカスすら失ったメガストームは、コンバットロン達と共に退却を始めた。

 

「やはり俺一人では、骨が折れるな。コタロウが居なければ、負けていた」

 

 退却していくメガストームらを追撃せず、鉄也はコタロウの援護に感謝しつつ、自分一人では勝てないと痛感する。

 が、まだ戦いは続いているので、鉄也のグレートマジンガーは、自分らの補給拠点を攻撃する第503MS連隊の排除へと向かった。




今回はグレートマジンガーだわ。

次回からは、ティーガーとアビスとの決着を着けようかな。
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