スーパーロボット大戦 無限戦争 設定集&外伝 作:ダス・ライヒ
性別:男性
年齢:30
所属:ファルツ装甲師団 装甲猟兵大隊隷下”飢えたオオカミ”隊
階級:曹長
武器:MC96(モーゼルC96拳銃)・FG82(ラインメタルFG42自動小銃のブルパップ)
*どちらも元ネタはナチスドイツ時代のもの。見た目のイメージはね。
概要:頭脳明晰な下士官。言葉は丁寧で物腰も柔らかいが隊の中で最も好戦的。
顔も整っていて部下には優しく、前線上がりの叩き上げなので慕われている。野戦における降下からのゲリラ戦法や歩兵による電撃戦が非常に得意。鉄帽は被らず、M43型略帽を愛用している。
出身惑星は地球である。純ゲルマン人であることを誇りに思っている。
が、出生で仲間”は”差別しない。
キャラ提供はサットンさん
圧倒的戦闘力と再生力を持つグールズ・ブレアㇾオスを倒すべく、仮面ライダーマジックナイトことマリ・ヴァセレートは、強力な英霊を召喚すべく、いま召喚している英霊たちを消すことを決めた。
「ま、負けた…! 俺は、俺はもう…!」
その頃、マジックナイトに敗北し、仮面ライダーティーガーから元のベンヤミン・デニス・バルテンの姿に戻った瀕死のベンヤミンは、腰のホルスターからワルサーP38自動拳銃を取り出し、安全装置を外して自殺しようとしていた。
上官であるバルトルト・フォン・ファルツは、度重なる失敗を許さない男だ。このまま任務を果たさずに彼が居る師団本部に帰れば、殺されるかクスィの部品にされるだろう。
「奴に殺されるのなら、自らの手で…!」
最期は軍人らしく、それも己の失態の責任を果たすためか、自らの命を以て果たそうとしていた。
引き金に震える指を掛け、覚悟を決めてから引き金を引こうとしていた。が、死の恐怖がベンヤミンを躊躇わらせる。それでも、勇気を振り絞って引き金を引こうとした瞬間、何者かに撃たれてしまう。
「グァ…! だ、誰だ…!?」
「本物だァ…! 本物の変身ベルトだァ…!」
拳銃自殺しようとしていたベンヤミンを撃ったのは、上官であるバルトルトを含め、紛い物と見下していたアナザーティーガーの着用者であった。白い魔女との戦いで放置されたのか、アーマーはボロボロであった。
その手には死んだ兵士から奪ったとされる銃が握られ、銃口から硝煙が上がっている。確実に撃ったのは、彼であることに間違いない。ベンヤミンがまだ腰に巻いている変身ベルトを見た着用者は、破損した仮面の隙間から狂気の笑みを見せ、奪い取ろうと迫ってくる。
「き、貴様…! まだ、生きて…」
まだ銃を撃てる力は残っていたので、瀕死のベンヤミンは右手にまだ握っているワルサーP38を向けようとしたが、アナザーティーガー、ではなく略奪者は再び銃を撃ち、完全に彼から抵抗力を奪った。
「これで俺は…! 俺は本物に、本物にィィィ!!」
「(こ、こんなところで! 自ら命も絶てずに…! 死ぬなんて…!)」
銃を投げ捨てて自分のベルトを奪い取り、本物の仮面ライダーとなれると大いに喜ぶ略奪者の傍で、ベンヤミンは戦死ではなく、卑下していた人物に殺害されることに、失意の念を抱いたまま死亡した。
「変身だァ! へんし…」
奪った変身ベルトを腰に巻き付け、本物の仮面ライダーティーガーとなろうとした略奪者であったが、何者かに背後から狙撃され、後頭部どころか、頭部全体を吹き飛ばされた。
地面に略奪者の眼球と骨片、肉片、血痕が飛び散る中、彼を背後から狙撃した人物が姿を現した。
右手には彼を狙撃したブルパップ式ライフル、その名もFG82が握られ、銃口から硝煙が上がっていた。服装は第二次世界大戦のドイツ軍の降下猟兵に近い迷彩服であるが、頭には降下用ヘルメットを被っておらず、バイザー付きの規格帽子を被っている。
所属は軍服の右腕に付けた師団マークからしてファルツ装甲師団の所属であり、人種もゲルマン系、ドイツ系であった。
「大和民族の恥が、偉大な戦士の変身ベルトを使うんじゃねぇよ! ペッ!」
頭を吹き飛ばされた略奪者の死体に向け、狙撃した本人は唾を吐き付けた後、腰に巻かれていたベルトを剥ぎ取った。
「バルテン中佐、准将に昇進おめでとうございます」
師団本部、それもバルトルトから変身ベルトの回収を命じられていたのか、ベルトを肩に担いだ後、戦死して二階級特進したことを敬礼しながら物言わぬベンヤミンの遺体に向けて告げ、それから認識票を引き抜いた。ついでにか、ワルサーP38とホルスターも一緒に回収した。
「ㇾクター曹長、目標のブツは?」
「よし伍長、アルノルト・ㇾクター曹長とその飢えたオオカミ隊、目標物を回収セリと師団本部に伝えろ」
様子を見に来た同じFG82を持つ無線機を背負った伍長に向け、隊長であるアルノルト・ㇾクターは変身ベルトの回収に成功したと伝えるように返答した後、その場から去って行った。
ベンヤミンの死亡も知らず、仮面ライダーマジックナイトとディバイン・ドゥアーズは、グールズ・ブレアㇾオスの打倒に向け、強力な英霊召喚を実行しようとしていた。
「ン? 何をするか分からんが、そうはさせんぞ!」
『そうはさせるかっての!』
マジックナイトの存在に気付いたブレアㇾオスは、何もさせずに仕留めようとしたが、補給と修理を済ませたのか、上空から式波・アスカ・ラングレーが駆るエヴァンゲリオン弐号機改が奇襲攻撃を仕掛けて来た。それに気付いたブレアㇾオスは足を止め、その攻撃を防御する。
「これが噂に聞くエヴァンゲリオンとやらか! この威力、奴を仕留めるのが先だ!」
『このウルトラマンみたいな奴、何!?』
ブレアㇾオスもエヴァの存在を知っていたらしく、マジックナイトよりも先に、アスカのエヴァ弐号機改に標的を定める。ブレアㇾオスを知らないアスカは、無線機で誰かに問う。
『死体合成兵士、グールズ・ブレアㇾオスとか言う奴だ! アビスと言う戦闘のプロを中心に合体しているから、手強いぞ!』
「手強い? フン! この
この問いに答えたのは、戦闘不能状態になっているグレートマジンガーに乗っている鉄也であった。
戦闘のプロであるアビスの意識があるので、手強いと告げるが、アスカは自分と乗機であるエヴァに絶対的な自信があるため、マスターのマジックナイトが強い英霊を召喚するよりも先に、ブレアㇾオスを倒そうと猛攻を仕掛ける。
「エヴァの性能は高いが、グレートマジンガーのパイロットとは違って技術は足りんな! それに経験不足ゆえの若さが見える! それでは、この俺は殺せんぞ!!」
凄まじい勢いで迫る赤いエヴァに対し、ブレアㇾオスはアビスの観察眼で鉄也とアスカを比較し、前者の方が技術では勝っていると告げ、強烈な蹴りを受け止めた。
「こいつ、エヴァ並みに速い!」
「若すぎるな! そんなに周りに自分を認めさせたいか!?」
「知ったような口を!!」
蹴りを受け止めた後、対応力の速さに驚くアスカに向け、ブレアㇾオスはその動きと観察眼で彼女の内面を見抜き、認められたいのかと素早い打撃を繰り出したが、内面を見抜かれたことに激怒する彼女が張ったATフィールドで防がれる。
右腕がATフィールドの衝撃で砕けるが、グールズ・ブレアㇾオスの再生力ですぐに回復する。それから直ぐに距離を取り、ブレアㇾオスはエヴァ弐号機を駆るアスカに対して精神攻撃を始める。
「その己を有能と誇示する戦い方、俺が更生させてきた札付きの不良共のようだ!」
『それが私とどういう関係があるわけ!?』
「親の注意を引きたい者、周囲に怒りをぶつける者。理由は様々だ。お前は周囲に自分を認めさせ、それを己の存在価値としていた不良の方だ。自分の存在を他人に認められれば、簡単に心を許してしまう。そういう不良は悪い大人に騙され、捨て駒にされる方だ」
『人の過去を、勝手に…! 見抜いたことを言うなァァァ!!』
ブレアㇾオスの観察眼で己の過去を見抜いたような発言で、アスカは辛い過去を思い出し、激昂して襲い掛かった。その速度は凄まじく、ブレアㇾオスの身体に大穴を開けるほどであった。
「ぬぅっ!? 搭乗者の感情に反応し、狂暴になっている!? あの騎士か魔法使いか良く分からん奴よりも、エヴァの排除が先だ!」
自身の身体に再生が追い付かないほどの威力を見せたので、ブレアㇾオスはマジックナイトよりもアスカのエヴァ弐号機の排除を優先する。
凄まじい攻撃であり、再生速度が間に合わないほどの攻撃であるが、落ち着いて対処すれば、アスカのエヴァによる攻撃は長く続かない。それを理解しているブレアㇾオスは、繰り出される一つひとつの攻撃を受けながら読み、防ぎつつ持久戦を挑んだ。
「凄まじい攻撃であるが、怒り任せの攻撃だ! それでは長くは持つまい!」
「だったら…!」
長くは続かないと見抜かれ、持久戦に持ち込んだブレアㇾオスに対し、アスカはエヴァ弐号機の諸刃の剣とも言える奥の手を使うことを決めた。
左目の眼帯を外し、眼から小さい使徒封印の柱を引き抜き、エヴァ弐号機に封印されていた使徒の力を解放した。これにより、エヴァ弐号機は封印されていた使徒と融合を果たし、背中からは羽が生え、腕が六本も生えて人の形を捨てた異形の姿となる。
「これは!?」
「これなら! 殺し切れる!!」
封印されていた使徒の力を開放し、人の形を捨てて異形の姿となったエヴァ弐号機に驚くブレアㇾオスに、アスカは凄まじい獣の如く攻撃を仕掛ける。
「は、速い!? これが人を捨てた者の力か!?」
使徒化したエヴァ弐号機の攻撃は、ブレアㇾオスを驚かせる程であった。闘争本能のみで攻撃する拳は光の如く速く、ブレアㇾオスの再生速度に勝り、強力である。
「す、スゲェ…! これなら、殺し切れる…?」
押されっぱなしだったエヴァ弐号機が使徒化したことにより、ブレアㇾオスを圧倒していた。それを見ていたディバイン・ドゥアーズの地上部隊の兵士たちは、再生速度を上回る程の攻撃で、ブレアㇾオスを殺し切れると思い込み始める。
が、現場に駆け付けたトランスフォーマーのサイバトロンの一員で修理要員であるライトサンシャインより応急処置を受けているグレートマジンガーより降ろされた鉄也は、彼らが思い込んでいることを否定する言葉を呟く。
「相手が、経験豊富な戦闘のプロで無ければ、殺し切れる…!」
その鉄也の言葉通り、ブレアㇾオスは使徒化したエヴァ弐号機の弱点を見抜いていた。ブレアㇾオスは攻撃を受けながらも、使徒化したエヴァ弐号機が粗さを見抜き、放たれる全ての攻撃も己の速度に追いつく攻撃を繰り出すことで防ぎ、強烈な蹴りを入れ込んで胴体をへこませた。
「グァァァッ! エヴァに反撃した!?」
「うぅっ! 圧倒的な攻撃力だが、先の怒りに任せた攻撃よりも粗さが目立つ! 人の姿を捨てたことが仇となったな!」
エヴァの特性故に、アスカは並の人間なら即死している攻撃を受けて絶叫する中、ブレアㇾオスは使徒と化したことで攻撃が人の形だった頃よりも粗さが目立ち、見抜き易くなったことを指摘しながら、右手の手刀をエヴァのコクピットであるエントリープラグに向けて打ち込んだ。
「あと一歩のところで、俺も死を覚悟していたが、その一歩が届かなかったな!」
「畜生! こんな、こんな一回限りの特撮の悪役なんかに! この私が負けるなんて!!」
使徒化したエヴァ弐号機は、余りの強力さに不死とも言えるブレアㇾオスも死を覚悟するほどの相手であったが、意志の集合体であるアビスの知識と戦闘経験で勝利することが出来た。
敗北したアスカは、ブレアㇾオスの手刀がエヴァの胴体を貫きながらコクピットであるエントリープラグに近付いてくる感覚を感じながら、敗北したことに対する苛立ちの言葉を叫んだ。
「私が時間稼いでやったからね! ちゃんと勝ちなさいよ! 十五女子のマスター!!」
「なにッ!? 貴様、何を言って!?」
既にブレアㇾオスを殺し切れると思われる英霊の召喚に成功しており、召喚した者であるマジックナイトもブレアㇾオスに視線を向けていた。これにブレアㇾオスが気付いた頃には、使徒化したエヴァ弐号機はアスカごと破壊され、跡形もな消滅した。
「あっ! グレートマジンガーが!!」
時間はアスカのエヴァ弐号機がブレアㇾオスに仕掛け、激しい戦闘を繰り広げている頃に遡る。
修理トラックにトランスフォームして現場に駆け付けていたライトサンシャインは、不死身とも言えるブレアㇾオスの攻撃で激しい損傷を負ったグレートマジンガーを発見し、直ぐにそちらの方へ車体を向けた。
「ライトサンシャイン、トランスフォーム!」
直ぐに修理を開始すべく、ライトサンシャインは人型へとトランスフォームし、グレートマジンガーに乗る剣鉄也の安否を確認する。
「鉄也さん、大丈夫か!?」
「あぁ、無事だ。グレートマジンガーと俺たちの部下を除いてな…」
ライトサンシャインの問いに負傷している鉄也は、相棒とも言えるグレートマジンガーと部下たち以外は無事だと返答する。
『鉄也は私が応急処置を行うわ。貴方はグレートマジンガーを』
「分かった。さぁ、ブレーンコンドルを外すぞ」
唯一無事であった炎ジュンのビューナスAから指示を受け、ライトサンシャインはグレートマジンガーの操縦席とも言える頭部に装着されたブレーンコンドルを外し、そっと地上に置いた。鉄也の治療をジュンに任せ、ライトサンシャインはグレートマジンガーの巨体を持ち上げ、牽引していた修理トレーラーに載せ、応急処置を行う。
「式波・アスカ・ラングレーのエヴァ弐号機との勝率は五分五分だ…! 勝てない時に備えておいた方が良い…!」
「鉄也、喋らないで。傷口に響くわ」
ブレーンコンドルから降ろされた鉄也は、ジュンに治療を受けながらアスカが勝てない時に備え、第二の準備に入るように告げる。痛みに耐えながら言うので、ジュンに注意された。
「では、僕はそれまでにグレートマジンガーを戦えるように修理しよう」
その鉄也の気持ちに応え、ライトサンシャインはグレートマジンガーが戦闘できるよう応急修理を急いだ。
「では、やってくれ」
「うん」
アスカが倒す気で時間を稼いでくれている間、仮面ライダーマジックナイトはクルト・アーヴィングの覚悟に応え、強力な英霊召喚のために余分な英霊たちを消し始めていた。
「いくら地獄の太平洋戦争と朝鮮戦争を生き延びた海兵隊員である俺とは言え、あんな化け物に勝てる自信も無ければ力もない。原爆があれば倒せるかもしれんが、今のお前たちの反応を見れば、使いたくないようだな。まぁ、俺も間近で食らうのはごめんだが」
最初に消される英霊は、第二次世界大戦時のアメリカ海兵隊員であったローバック軍曹であった。
彼は強力であるが、原爆を使えばブレアㇾオスを倒せると口にしたが、その威力と危険性を知る者たちの反応を見て、それに納得しながら消滅した。
「どうやらわたくし達の出番はここまでの様ですわね。イーディ分隊は、いつでもあなたの召喚に応じましてよ」
次に消える英霊は、イーディ・ネルソン率いるイーディ分隊の面々であった。イーディは次の召喚には応じると答えてから、他の面々と共に消滅する。
「もう少し暴れたい気持ちはあるけど、うねうねの化け物を倒した経験のある私でも、直ぐに再生する化け物の相手は無理ね。良い判断だわ。次は倒せそうな時に呼んでちょうだい」
巨大な怪物との戦闘経験のあるキャプテン・カーターことペギー・カーターでも、ブレアㇾオスを倒せる自信は無かったらしい。次は倒せそうな怪物の時に召喚するように頼んでから消滅した。
「あまり出番が無い気がするけど、今は役に立てそうもないね。でも、今度からは必要な時に呼んで」
ブレアㇾオスとの戦いに自分が不必要と思ったかすみは、出番が少ないことを感じながら、カーターと同じく次は必要な時に召喚しろと言って消滅した。
「出番なさ過ぎてなんか不満だけど、私のスーツでも倒せそうにないからね。つか、不死身ってなんだよ。私を消して容量を増やすんだから、あのチートな化け物、絶対に倒してよね」
かすみに続いて消滅するアイアンハートことリリ・ウィリアムズは、不満を漏らしながらも自分を容量確保のために消すのだから、ブレアㇾオスを絶対に倒せと言ってから消滅した。
「フッ、この誰よりも美して強いユダを不要となれば捨てるか。俺の南斗紅鶴拳でも奴の巨大さゆえ、殺し切れんことは認めるがな。次の召喚、応じないと思うことだ」
いくら闘気で何でも切る南斗聖拳でも、ブレアㇾオスは大き過ぎて殺し切れないため、ユダはそれに納得しながらも次の召喚には応じないことを伝え、消滅していった。
「まぁ、妥当な判断だわな。このワカンダのスーツでもあんなデカいのに、勝てる自信ないわ。そんじゃあ、精々頑張れよ。じゃあな~」
自分がブレアㇾオス戦に不必要だと理解しているキルモンガーことウンジャダカは、別れの言葉を述べながら消滅した。
「私のヴァールを以てしても、あの不死身の怪物は殺し切れない。だが、マスターが次に召喚する英霊なならば、殺し切れると期待するぞ」
イムカも自分の得物でも殺し切れないことを理解しており、それに納得する形で消滅を受け入れた。
「俺は指揮官で、あの怪物を殺せる力は秘めていない。そのマスターの判断は正しい。だが、ヴァルキュリア人のリエラはその力を持っている。頑張れよ、リエラ!」
最後に消滅するクルトは、ヴァルキュリア人の力を秘めるリエラ・マルセリスに期待しながら消滅した。
「分かったわ、みんな。貴方たちの犠牲を無駄にしないためにも」
「死んでないけどね。それにロボットに乗ってる連中も残ってるし」
「あんた、それが原因で敵を作ってるんじゃないの?」
クルトたちの犠牲に涙するリエラに向け、マスターであるマジックナイトは茶化すような発言をする。英霊が死なないのは事実ではあるが、直ぐにその発言はリエラに注意された。
尚、強力な兵器を持つ機動兵器を駆るバーン・バニングスやシン・アスカ、ルナマリア・ホーク、紅月カレンは搭乗機共々残されている。強力であるがゆえに、ブレアㇾオスに対する一斉攻撃に参加させるためだ。
「これで容量は確保できたわね。さぁ、召喚するわ!」
『サーヴァント、ナウ!』
魔術容量を確保するため、余分な英霊を消滅させたマジックナイトは、英霊を召喚する指輪を付け、変身ベルトに翳して新たな英霊を召喚した。指輪の魔法が発動した後、地面に小さめと大きめの二つの魔法陣が現れ、そこから英霊が召喚される。
「俺を召喚したのはお前か? 少しは楽しめそうだな、シャドー」
大きめの魔法陣から召喚された英霊は、その搭乗機と共に召喚された。
英霊は青年であるが、何所か召喚したマスターや周りを見下すような態度を見せている。が、シャドーと呼ばれる黒い恐竜のような機械には心を許している様子だ。
そんな青年の搭乗機は赤いティラノサウルス型の大型ゾイドであるジェノブレイカーだ。
ガイロス帝国軍が対ブレードライガー用に開発された大型ゾイドであるが、このジェノブレイカーはガイロス帝国の物とは違い、完全に英霊の青年とシャドー専用のゾイドであると見える。
「貴方が、私のマスター?」
小さめの魔法陣から現れたのは、茶色のローブを纏い、フードで顔を隠した人物だ。尋ねる声色から察するに女性であり、腰には得物と思われる物がぶら下がっている。
妙で胡散臭い人物とも言える英霊であるが、何かしら神秘的な力を秘めており、ブレアㇾオスに勝てるのではないかと期待を抱かせる程だ。
「不満は覚えるけど、これで役者は揃ったわ。さて、あいつを倒さないと」
あれほどの英霊を消滅させ、容量を確保して召喚した二人の英霊は、ブレアㇾオスを倒せるかどうか疑わしい物であった。
が、対抗できる祈りを込めて召喚したので、足止めは出来るくらいの力は秘めている。
役者が揃ったところで、召喚したマスターである仮面ライダーマジックナイトは、再生が追い付かないほどの満身創痍になりながらも、アスカのエヴァ弐号機を倒したブレアㇾオスに挑んだ。
レイヴン&シャドー:ジェノブレイカー
TVアニメ版ゾイドに登場するライバルキャラ。
ジェノブレイカー共々マリに召喚された。
レイ・スカイウォーカー
スターウォーズ続三部作の主人公の一人。苗字は最大のネタバレ。
最後のジェダイマスターであり、レイヴンとシャドーと共に英霊として召喚された。
今回でブレアㇾオス倒せなかったよ…。
取り合えず、ファルツ装甲軍の募集で投稿されたキャラを登場させました。
ライフルで頭を吹っ飛ばした挙句、死体に向けて唾を吐き付けてるけど。
次回こそ、ブレアㇾオス打倒です、はい。