スーパーロボット大戦 無限戦争 設定集&外伝 作:ダス・ライヒ
名前:蘆屋 天道(あしや てんどう)
性別:男
年齢:71
魔法:式神
概要:自称『蘆屋道満(あしや どうまん)』の子孫の陰陽師。占術や結界・治療も使えるが戦闘は式神任せ。
キャラ提供はkinonoさん
陣営:ディスコード・ディフェーザー
名前:ラセツ
性別:男
年齢:不明
能力:暗黒騎士『鐵(クロガネ)』
概要:飾り気のない鉄仮面を被った2m越えの巨漢(キングダムハーツのヴァニタスイメージ)
元は牙狼シリーズ本編とは別世界の魔戒騎士であり、その世界において黄金騎士に並び称されるほどの優秀な騎士であった。
実は強者との闘いに飢えており、それを抑え込みながら日々を過ごしていたが、ある時ゴッド・カオスの分霊に干渉を受け、戦場に誘われるも何とか振り払ったが、何に縛られることのない戦いの日々に一瞬でも心奪われたと自覚してしまった。
もはや己に魔戒騎士の資格なしと判断し、名を変え、炎で顔を焼くことで元の自分と決別し、カオスゴッドの力によって暗黒騎士に身をやつした。
キャラ提供はRararaさん
陣営:ディスコード・ディフェーザー
名前:山田 太一
性別:男
年齢:27歳
階級:無
変身する仮面ライダー;仮面ライダーアナザーリキシ
乗機:無
概要:仮面ライダーAP アナザーメモリに登場した別宇宙の山田太一。
が、その宇宙の山田は夢を諦めたか、挫折でもしたのか、半グレに成り下がっていた。
リキシのアナザーウォッチは、タイムジャッカーより手に入れた物。
キャラ提供はM Yさん
仮面ライダーティーガーによる襲撃で始まった戦いは、ディバイン・ドゥアーズやグールズ・ブレアㇾオスの乱入で混迷を極めたが、死力を尽くした総攻撃で幕を閉じた。
凄まじい激戦続きだったのか、仮面ライダーマジックナイトは魔力不足で変身を維持できず、元のマリ・ヴァセレートの姿に戻っていた。白燐を浴び、顔は爛れていたが、変身が解かれた所為で再生に力が回ったのか、爛れた顔も元の綺麗で彫刻のように綺麗に整い過ぎている童顔に戻る。
それに伴ってか、マリが召喚した英霊たちも姿を消してしまった。彼女はかなり疲弊しているので、再び召喚するにはそれなりの時間を要するだろう。
「これからどうする? 俺たちと来るのか?」
疲れて荒野の上に両膝を着けたマリに向け、グレートマジンガーから降りた剣鉄也は、同じく搭乗機から降りていた炎ジュンと共に彼女に近付き、ディバイン・ドゥアーズと行動を共にするのかと問う。
「休むだけなら」
「休むだけか。お前には、俺たちと同じく何か目的があってこの
この問いにマリは、休むだけならと答えた。その答えに鉄也は苦笑いしつつ、彼女が何らかの目的で惑星ヘルガーンに来たと悟り、戦いを手伝ってくれたお礼として、自分らの船でマリを休ませることにした。
「迎えのUウィングだ。あれに乗り、俺たちの母艦であるスターホーク級バトルシップで休んでくれ。快適なベッドにでも寝れば、全快になるだろうさ」
付近に着陸した兵員輸送型のUウィングを見付けた鉄也は、あれに乗って自分たちの母艦で休むように告げた。
その言葉に甘え、マリは重い身体を起こし、負傷したディバイン・ドゥアーズの陸戦隊の兵士たちと共にUウィングへと乗り込んでいった。
仮面ライダーティーガーの変身者であるベンヤミン・デニス・バルテンの策略から始まったこの超常な戦いは、惑星ヘルガーンで行われているISAヴェクタとヘルガスト軍との決戦からすれば、激戦の一つにはならない。
ヘルガーンで行われている数々の激戦は、マリがベンヤミンらと行った戦闘に比べれば、遥かに残虐で悍ましい物だ。死傷者の数も比にならない位に出ており、無数の戦死者の遺体が横たわり、破壊された兵器の残骸がむ様な姿を晒していた。
その場に居るディバイン・ドゥアーズは、それらを片付けることなく負傷者と自軍の遺体のみを回収して撤収して行ったのだった。
ISAヴェクタと同盟関係にある連邦軍やヘルガスト軍の同盟である同盟軍もヘルガーンの戦いに参加しているため、戦闘は苛烈を極めている。
そんな激戦地に、ロンド・ベルを初めとするディバイン・ドゥアーズの他に、混迷を引き起こさんとする異世界の勢力が乱入した。
『どうも、交戦中の連邦軍に同盟軍の皆さん。私たちはディスコード・ディフェーザーです』
不和をもたらす者の集団であるディスコード・ディフェーザーは、突如となく惑星ヘルガーンの戦場に姿を現した。
ディスコード・ディフェーザーが運用する艦は、とてつもなく巨大であり、かのUNSC海軍が誇るインフィニティ級スーパーキャリアであるUNSCインフィニティを超える全長と大きさの巨大宇宙戦艦だ。
その名もマンデイターⅣ級シージ・ドレッドノート。
銀河帝国の遺志を継ぎ、新たな秩序を生み出す為に組織されたファーストオーダーで運用されていた宇宙戦艦である。
秩序を乱し、不和をもたらす者たちの集団であるディスコード・ディフェーザーの戦力として運用されるなど、なんと皮肉であろうか。そればかりか、随伴艦六隻はリサージェント級スターデストロイヤーで、装備はファーストオーダーの物が多いなど、完全に彼らを侮辱している。
そんな巨大戦艦からは、あのコズミック・イラの世界を絶滅戦争まで発展させた根源の一人であるかつてのブルーコスモスの盟主であるムルタ・アズラエルが、何を考えてか、交戦中の連邦軍や同盟軍に向けてホログラム映像で挨拶を行っていた。
「な、なんだあいつは!?」
「あれ、ムルタ・アズラエルじゃないのか…!?」
「し、死んだんじゃないのか…!?」
突如となく巨大戦艦に乗って現れたアズラエルに、同盟軍が困惑し、連邦軍は悪名高い彼の存在に驚いていた。
『この世界へ、惑星ヘルガーンに来たのは、ヘルガスト軍のある秘密兵器を手に入れるためです。教えてくれれば、手当たり次第の破壊や殺戮はしませんよ?』
「あ、あの巨大戦艦は…!?」
「馬鹿野郎が! 生成AIかなんかだろ! それよりヘルガーン星人共を皆殺しだ!!」
アズラエルはヘルガスト軍の秘密兵器を奪いに来たと口にし、教えれば無駄な破壊や殺戮をしないと告げる中、連邦軍の指揮下として投入されている極右系統の民兵組織等も見ていたが、死人が生きていることを信じず、ヘルガスト軍の二級戦装備部隊や郷土防衛軍、民間人らの殺戮を継続する。
民兵組織は連邦軍の地上部隊で配備されたばかりのCFXストームを装備しており、火炎放射型のFタイプも保有していた。
おそらく連邦軍内で悪名高い
極右民兵らはこれらを使い、民間人を死守するヘルガスト軍の防衛隊を圧倒し、一方的に蹂躙していた。
『うはははっ! テメェらの
対戦車火器が命中するも、ストームの装甲は厚くて撃破しきれず、大口径の機関砲を撃ち込まれて挽き肉にされる。他のストームも装甲が厚く、碌な装備を持たないヘルガスト軍を蹂躙する。
「こ、降伏する! 撃たないでくれ!!」
『莫迦が! テメェらヘルガーン星人は皆殺しだ! 女子供もだ!!』
この一方的な蹂躙に耐え切れず、残っていたヘルガスト兵と負傷兵らは降伏したが、ヘルガーンの人々を殺戮する事しか考えていない民兵らは応じず、火炎放射型のFタイプに、抵抗も出来ない彼らを焼かせた。その中には無抵抗な民間人や女性に子供もいたが、ストームに乗る民兵らは容赦なく火器を発射し、時には火炎放射で焼き、ゲームのように殺戮を楽しんでいた。
「は、早く! 逃げなければあいつらに!」
『へっ! 害虫が逃げようとしやがって! 大人しく駆除されろや!!』
逃げる民間人の一団があったが、機動力も高いF型に発見され、火炎放射で焼かれた。
『よし、一匹も残ってないな!? 補給を終えたら、次の地点で駆除を始めるぞ!』
その場に居たヘルガーンの人々やヘルガスト軍の兵士が誰一人生き残っていないことを確認すれば、民兵らは補給のために拠点に戻ろうとしていた。
「不要な挨拶だ。両軍が交戦している間に、一気に艦隊の艦砲射撃で叩いてしまえばよいものを」
交戦していた連邦軍と同盟軍の双方が交戦を止め、突如となく現れたディスコード・ディフェーザーの巨大戦艦の艦隊に目を奪われる中、旗艦であるマンデイターⅣ級の艦橋内にて、ファーストオーダー軍の指揮官の一人であるアーミテイジ・ハックス将軍は、アズラエルが行った挨拶を不要な行為だと叱責した。
ハックス将軍の言う通り、速攻で巨大戦艦の艦隊による艦砲射撃を行えば、交戦中の連邦軍と同盟軍を地上部隊を一気に殲滅できただろう。だが、アズラエルは敢えて行わず、挨拶を行って両軍に自分たちを警戒させてしまった。
「はぁ、これだから頭の固い軍人は。バジルールさんより柔軟性が無い。別に良いでしょう、僕ら艦隊を見せ付ければ、怖がって教えてくれるかも」
「フン、どうせ殲滅するのだ。それに連中は、我々の言う事など聞きもせず、付近の艦隊を呼び寄せるだろう。おかげで無駄に弾薬や戦力を浪費することになる」
「どうせ捨てるくらいあるんだから、別に良いでしょう。それに、戦いたがっている方々もいますしね」
アズラエルはこの艦隊を見せれば、秘密兵器の場所を教えてくれると期待している様だが、ハックス将軍は連邦と同盟は聞きもせず、排除しようと艦隊が向かっていることを知らせた。無駄な戦闘をする羽目になったと愚痴をこぼすハックス将軍に対し、アズラエルは捨てるほどあると言って、戦いたがっている者たちに視線を向けた。
「戦闘狂共め。数秒か数分後に、奴らと交戦することになる。提督、直ちに戦闘態勢を取れ! 艦載機も全て発艦させよ!」
その戦いたがっている者たちをハックス将軍は睨み付けつつ、艦隊の指揮を執る提督に艦載機の発進と戦闘態勢を取るように指示を出した。
『何者か知らんが、いきなり出てきて秘密兵器などと! 味方艦隊の到着と共に攻撃だ! 対艦戦闘用意! 艦載機にも警戒せよ!』
ハックス将軍の言う通り、連邦軍と同盟軍は戦闘態勢を取っていた。ディスコード・ディフェーザーのファーストオーダー艦隊が火砲を開き、艦載機を続々と展開させる中、両軍とも艦隊が到着すれば、直ちにディスコード・ディフェーザーへの攻撃を始めた。
「ほほほっ、一番槍はこの
ディスコード・ディフェーザーで先行して攻撃したのは、陰陽師の老人であった。
蘆屋天道なる陰陽師は、式神を四十体以上も召喚し、それを将棋盤のように配置していく。彼が使う式神は陰兵と陽兵の二つに分かれており、それぞれ二十体、それも将棋の駒で編成されている。前に出ているのが陰兵の駒は前線担当の式神群で、陽兵の駒は蘆屋を守る防衛担当のようだ。
「な、なんだ!? 将棋か!?」
将棋の駒のように前進してくる陰兵の式神群に、式神の額にでかでかと刻まれている歩兵の文字を見て、将棋を知る連邦軍の歩兵は困惑する。
直ぐに銃撃を浴びせる連邦軍の歩兵部隊であるが、銃弾は一切効かず、歩兵の式神が持つ槍で次々と貫かれていくばかりだ。桂馬や香車の式神は歩兵よりかなり強く、戦車などの戦闘車両すら破壊してしまう程であった。
「ほほほっ、結構、結構! 我が式神はこの世界の兵器にも通じるわ!」
自身の周辺を陽兵の式神らに守らせている蘆屋は、陰兵の式神らが次々と連邦軍と同盟軍を蹂躙していくのを見て、自身の陰陽術と式神が通じることに喜びを感じていた。尚、何もせず、ただ見ているだけである。
式神の駒は復活は可能であるが、将棋のルールに沿っているのか、王将の駒は復活できない。それに駒を裏返して「成る」のようにパワーアップするようだ。
「なんなんだこいつ等は!? 強いぞ!!」
蘆屋の式神が連邦軍や同盟軍を圧倒する中、ディスコード・ディフェーザーのファーストオーダー艦隊も同じく圧倒していた。
艦隊が発艦させたタイ・ファイターは、銀河帝国軍時代と同じ外見であるが、中身は全くの別物であり、使い捨て同然なオリジナルには無かったシールドが搭載されており、そればかりか火力もかなり向上していた。
巨大戦艦七隻の対空砲火のみならず、大量に展開されたタイ・ファイターの攻撃力と機動力に圧倒され、連邦や同盟の双方の空戦が可能な機動兵器は次々と撃ち落とされていく。地上に居る両軍も、上空のファーストオーダー艦隊の艦砲射撃で掃討されつつあった。
連邦軍と同盟軍もそれぞれファーストオーダー艦隊の二倍以上の戦力を持つ艦隊を差し向けたが、二倍どころか、旗艦は六倍以上は大きいマンデイターⅣであるため、火砲どころか火力も違い過ぎるので、撃ち負けて次々と沈められていく。大艦巨砲主義の大和帝国海軍の戦艦も投入されていたが、シールドの所為で肝心の主砲を防がれてしまい、あっさりと轟沈させられた。
「地上部隊を展開し、残敵の掃討を開始せよ!」
いくら人型の機動兵器を多数そろえようと、ファーストオーダー艦隊と戦術、それにディスコード・ディフェーザーの常識を逸脱した数々の異世界の兵器群の前には敵わなかった。
地上に残る残敵を掃討すべく、ハックス将軍は空かさず、地上部隊の展開を命じた。艦艇から続々と揚陸艦が発艦していき、地上へと辿り着けば、歩兵や地上兵器を展開する。
歩兵はストームトルーパーであるが、究極を極めた兵士計画で帝国軍時代よりも遥かに戦闘力は高く、下手くそと評されるくらいの射撃も、前身であるクローントルーパー以上に高かった。反射神経も、帝国軍時代より洗礼されたアーマーのおかげで高い。
「ど、同盟軍のみならず、連邦軍も…!」
『こ、こっちに来るんじゃないのか!?』
『連邦軍がやられているんだぞ!? 俺たちで敵うものか! 味方の陣地まで戻るんだ!!』
敵軍のみならず、正規軍の連邦軍がディスコード・ディフェーザーに蹂躙されているのを目撃した極右の民兵団は、非正規軍である自分らが敵わないと知り、逃げ出していた。
「だ、誰だお前は!? 退け! 殺すぞ!!」
そんな民兵団のストームらの退路を塞ぐように、謎のコートの男が立ちはだかった。武器を持たない男に、脅しのための火砲を向けた。
「ウォーカーか。だが、魔戒騎士になるまでもない」
コートの男は眼前のストームが機関砲を向けているにも関わらず、涼しい顔で自身の切り札を使うまでも無いと口にする。
「クソが! 頭のおかしい野郎が! 死ねっ!!」
道を空けず、立ち塞がるコートの男に激怒したストームを操縦する民兵は、機関砲の引き金を引いた、並の人間なら、肉体を引き裂かれているところであるが、驚いたことに、コートの男はそれを片手で掴んで受け止めてしまった。どうやらこの焼け爛れた顔の男は、何らかの能力者であるようだ。
「う、うわぁ…!?」
「返すぞ」
機関砲の弾頭を掴んで受け止めたコートの男、ラセツは弾頭を投げ返した。投げ返された弾頭は、ストームのコクピットハッチを貫通し、搭乗者の身体を引き裂いた。搭乗者を殺害されたストームは、その場で無力化された。
「ば、化け物だァァァッ!!」
「無駄なことを。さっき機関砲を受け止めたのを見なかったのか?」
普通なら身体を引き裂かれる機関砲の弾頭を受け止め、更には投げ返したラセツに、民兵団のストーム等は錯乱して機関砲を乱射し始める。先ほどの行為を見なかったのかと、ラセツは問いながら高速で飛んでくる弾頭を見えているかの如く躱しながら、歩いて近付き、徒手や足のみでストームを引き裂いていく。
奥の手を使わなくとも、生身で超人的な力を発揮できるようだ。そればかりか、その場で拾った小石を投げるだけで、小石は強力な徹甲弾となり、ストームの装甲を容易く貫通するほどだ。
「な、何なんだあいつらは!?」
『お、俺たちの方にも来る! は、早く増援を…!』
「テメェらはここで皆殺しだよ…!」
超人ラセツの出現に、ストームを含める歩兵の民兵団は恐怖に駆られ、占領地に居る増援を呼ぼうとするが、柄の悪い大男に退路を塞がれた。
大男の名は
「クソが! 死ねぇっ!!」
「死ぬのはテメェらだ、ボケッ!」
『リキシ…!』
現れた山田に銃口を向けて引き金を引いた民兵であるが、山田はガイアメモリではなく、なんとアナザーウォッチを取り出し、アナザーライダーへと姿を変えた。
山田が変身したアナザーライダーは、仮面ライダーリキシと呼ばれた仮面ライダーであり、彼とは正反対の角界で注目される力士が変身する仮面ライダーであった。力士を思わせる風貌であるが、アナザーライダーらしく禍々しい怪人の如き風貌である。
オリジナルではまわしのような変身ベルトを身に纏い、四股を踏んで変身するのだが、アナザーライダーであるのか、それを必要とせず、アナザーウォッチを起動させるだけで変身が可能だ。
当然、変身者を守るバリアもあり、民兵らが乱射した全ての銃弾を弾いた。ライダーのような怪人に姿を変え、アナザーリキシと化した山田に、民兵らは恐怖して持っている銃火器を乱射する。
「ワァァァッ!?」
「うるせぇクソ共だなぁ! おい!!」
怯えて銃を乱射する民兵らを、アナザーリキシは巨大な両手で次々と引き裂いていく。その戦いぶりは力士とは呼べず、もはや不良やチンピラの如き振る舞いだ。力任せに拳や足を振るい、動けなくなるまで殴り付ける。その山田の喧嘩流の格闘術は、アナザーライダーとなったことで更に強化されており、並の成人男性の身体を容易く引き裂き、殴殺してしまう程だ。
「き、効かにゃい!?」
「ガラクタが! うぜぇんだよ!!」
防御力も高いようで、ストームの攻撃を弾いてしまった。驚く搭乗者に向け、アナザーリキシはその剛腕を振るい、容易くストームを引き裂いた。
「や、止めてぇ! お願い! 助けてぇ!!」
たった二人の男、否、二体の怪物に壊滅状態となった極右の民兵団。生き延びた僅かな者たちは戦意を喪失し、見っともなく命乞いをするが、アナザーリキシは端から皆殺しにするつもりであり、命乞いをする男の頭を掴み、その剛腕で握り潰した。
「言ったろ。お前らゴミは皆殺しにするって」
「い、イやァァァッ!!」
返り血まみれのアナザーリキシが告げれば、残りの民兵らは糞便を垂らし、喚き散らしながら逃げ惑う。そんな戦意も無く、恐怖して逃げ惑う彼らをアナザーリキシは追い掛け回し、次から次へと殺し行く。声こそ出してないが、それをアナザーリキシは面白がっており、恐怖心を煽るような行動をしながら殺していた。
「呆れた。それの何が面白い?」
この様子を見ていたラセツは呆れており、ただ助けもせず、眺めているだけであった。
虐殺はアナザーリキシのみならず、主戦場の方でも行われていた。艦隊より降り立った白い装甲服のストームトルーパーらは、生き延びた連邦と同盟の生存者たちを手当たり次第に手に持っているブラスターで射殺していた。機動兵器の残骸に関しては、コクピットのハッチをこじ開け、まだ生きているパイロットを撃ち殺していた。
「まっ、これでこの世界の裏の支配者たちに、僕たちの力を分かってもらえたと思います。この辺でお遊びは止めときましょう」
「おかげで、核ミサイルを警戒せねばならなくなったがな。地上部隊は警戒態勢のまま待機。艦隊はそのまま周囲警戒を維持せよ!」
力を十分に示せたと判断してか、アズラエルは虐殺をお遊びと表して止めさせた。これにハックス将軍は、核ミサイルの警戒をしなくてはならなくなったと苛立ちを示し、指揮下の部隊に警戒態勢のまま待機するように命じた。
ディスコード・ディフェーザーに襲われた連邦と同盟の両軍の部隊の生存者は居らず、無数の屍と残骸が無残な姿を晒していた。立って動いているのは、ファーストオーダー軍の兵器とストームトルーパーのみであった。
「あれが噂のディスコード・ディフェーザーか。派手な挨拶をしてくれちゃって」
ディスコード・ディフェーザーの出現、それに挨拶と言う名の蛮行は、連邦軍のファルツ装甲師団を率いるバルトルト・フォン・ファルツ大将の注意を引いてしまった。
師団本部で送り込んだ偵察部隊の中継映像を見ていたバルトルトは、両軍を虐殺したディスコード・ディフェーザーの行動を挨拶とふざけて表したが、その表情は真剣なものである。師団隷下の一つの連隊と大隊が壊滅し、送り込んだ装甲擲弾兵連隊が痛手を負って撤退したからだろうが、バルトルト本人はディスコード・ディフェーザーの件で殆ど気にしていないようだ。
「ヴィンデル・マウザー殿も、余所者どもに自分の庭を荒らされて、怒ってるだろうよ。で、このティーガーの変身ベルト、欲しいか?」
ディスコード・ディフェーザーの勝手な振る舞いに、この世界を裏から支配しているヴィンデル・マウザーが激怒しているに違いないと言いつつ、目前に立っている義理の息子であるヴィクトールに、アルノルト・ㇾクターに回収させた仮面ライダーティーガーの変身ベルトを見せ、欲しいのかと問う。これにヴィクトールは、自分の変身ベルトがあると答えて断る。
「いえ、私にはケーニッヒのベルトがありますゆえ」
「あぁ、そういえばもう変身ベルトがあったな。予備のベルトでも思ったが」
「では、妹のアインスに」
「あいつに渡すのかよ。まぁ良い、代わりを見付けるのが面倒だからな」
その代わり、変身ベルトを妹であるヴィクトリア・フォン・ファルツに明け渡すように頼むと、バルトルトの表情は少し険しくなったが、適合者を見付けるのが面倒だと言って了承する。
「ありがとうございます。これで、アインスと肩を並べて戦えます!」
自分の要望を受け入れた義父であるバルトルトに礼を言った後、ヴィクトールは変身ベルトを受け取り、それを妹のアインスに渡しに言った。
「さぁて、
ヴィクトールが師団本部を出て行った後、バルトルトはマリ・ヴァセレートの居場所が、ディバイン・ドゥアーズの艦隊に居ると睨み、彼らを監視している偵察隊の中継映像を見ていた。
ケツアゴさん
神谷主水さん
kinonoさん
Gー20さん
オリーブドラブさん
熱望者さん
Rararaさん
M Yさん
皆様ご応募いただき、ありがとうございました。
なんか少ない気がしますが、せっかく参加してもらって頂いているので、感謝しかございません。
本当にありがとうございます。
残りのディスコード・ディフェーザーの面々は、無限戦争の本伝にて参戦予定です。
最後にスパルタン・ゾルダことノルトが浅倉威に北岡に似ていると言い掛かりを付けられ、襲われるのを書く予定でしたが、終わりを考えてないので、没にしました。
だって元ネタそのまんまだもん(笑)。浅倉もイライラして仮面ライダー王蛇に変身して襲い掛かるでしょう(笑)。
この次、どうすっかな…?
まぁ、本伝の奴を終わらせて来るか。