良晴は、五右衛門の川並衆を率いて美濃に向かった。
良晴「悪いな、五右衛門。」
五右衛門「主従ならば当然でござる。」
前野長康「親分、戦ですか?」
五右衛門「美濃の蝮を盗み出す。」
前野長康「そいつはデカい仕事ですな。」
その頃道三達は、
道三「生きて敵の囲みを破った者は尾張の義娘と義息子の元へ行け!蝮の最期、とくと見せてくれる!」
その時、
良晴「待ってくれ!」
良晴が道三の元に何とか間に合った。
道三「坊主、何しに来た?」
良晴「じいさん、一緒に来て貰うぜ。」
道三「断る!」
良晴「この頑固じじい!アンタが死んだら、信奈と信忠が、特に信奈がどんだけ悲しむか分かってんのかよ?」
これには、
道三「この大馬鹿者が!」
良晴「な、何だよ?」
道三は良晴に一喝したのだった。
道三「お前までもが死んだらどうする?お前はあの子達の唯一の希望なのだ。」
良晴「お、俺が?」
道三「夢は誰かと共有してこそ夢なのだ。信奈には信忠がおるが、もう一人必要なのだ。それは、未来から来たお前しかおらん。あの二人を導いてやってくれ。」
良晴「分かったよ。だが、帰るのはアンタと一緒だ。」
道三「こ、この大たわけが!」
良晴「特に信奈は素直じゃない、可愛くない女だが、うっかり俺に弱音を漏らしたんだよ!」
回想
信奈『私の好きになった人って、皆すぐに死んじゃうの。』
回想終了
良晴「俺はあいつのあんな悲しそうな顔、二度と見たくねーんだ!それに信忠も・・・」
回想
信忠『・・・生きて戻ってこい。』
回想終了
良晴「あいつは勝家と一緒にいつまでも仲睦まじく優しい笑顔でいて欲しいんだ!」
道三「・・・。」
尾張
信奈「!・・・ここは?」
信奈が起きると、一同がいた。
信忠「お目覚めですか?」
信奈「美濃は、どうなったの?」
と尋ねた。しかし、それと同時に、
信奈「!サルは?サルは何処に行ったの!?」
良晴がいないことに気付き、それも尋ねた。それに信忠が
信忠「アイツは蝮を助けに、美濃に向かいました。」
信奈「!?」
信忠「全て俺の独断です、お許しを。」
そう言って、信忠は信奈に頭を下げ謝罪した。
信奈「すぐに美濃に向かうわ!今すぐ出陣よ!」
長秀「しかし姫様!今美濃に全軍で向かえば、今川が尾張に侵攻します!」
勝家「姫様!お考え直しを!」
信奈「このままじゃ、サルが死んでしまうわ!!今すぐ出陣よ!!」
長秀「しかし・・・!」
その時、
信忠「万千代、俺が尾張に残る。」
信忠が尾張に残ることを言った。
長秀「で、ですが・・・!」
信奈「任せたわ!」
信忠「はっ!」
信奈「全軍、出陣よ!!」
そう言って、信奈は部屋を出た。
信忠「六。」
勝家「はっ。」
信忠「姉上を頼む。それと、良晴の事も。」
勝家「はっ、お任せ下さい!」
すると、信忠は勝家の頭を自分に引き寄せ、
信忠「頼む・・・!!」
と勝家に囁いた。
勝家「はい・・・信忠様・・・。」
そして、信奈達は出陣したのであった。
一方良晴達は、長良川を渡って逃げていたが、義龍軍の猛攻に苦しめられていた。
良晴「急げ、五右衛門!」
五右衛門「これが精一杯でござる!」
道三軍兵士A「これでは矢の的ですぞ!」
道三「運を天に任せるじゃな。」
一方の義龍は、
義龍「撃てえ!撃ちまくれえ!絶対に親父殿を逃がしてはならん!」
義龍(親父殿に、『流石はワシの子だ』と認めて貰えるまで・・・!)
良晴達を必死に追い掛けていた。しかし、何とか突破し、良晴達は尾張に着いたのであった。
五右衛門「突破成功でござる!」
良晴「じいさん、尾張に着いたぜ!」
道三「坊主、まだじゃ。義龍めがこのまま諦めると・・・」
すると、後ろから鬨の声が聞こえ、義龍軍が追い付いたのだった。
良晴「・・・ここまでか。」
しかし、銃声が聞こえたのでその方向に振り返ると、
信奈「義龍軍を追い返すのよ!突撃!」
勝家「うおおおおっ!!」
信奈達が軍のほぼ全てを率いて現れたのだった。
稲葉良通「退け!退けえ!」
これには、義龍軍は撤退したのだった。
良晴「何で信奈がここにいるんだよ?信忠はいねーし。それに、これは織田軍の殆どじゃねーか?尾張を空にしたら、今川が攻めてくるだろうが!誰も信奈を止めなかったのかよ?」
長秀「お諫めしました。しかし、どうしても出ると仰られて・・・それに、信忠様が残ると申したので・・・。」
良晴「しかしな・・・。」
すると、信奈は良晴の前に立ち、彼の頬を叩いたのだった。
信奈「アンタのせいでしょ!アンタが出て行くから。碌に槍も使えないクセに!死んだらどうするのよ!?」
と信奈は泣きながら言ったのだった。
良晴「信奈・・・。」
その時、
成政「申し上げます。信忠様からの知らせで、今川軍、およそ二万五千、尾張領に侵攻してきました。」
成政から、今川義元が尾張に侵攻したとの知らせが入ったのだった。
投稿できました。
少し、アレンジしました。相変わらず読みづらいかもしれませんが、お許しください(土下座)
次回ですが、かの有名な桶狭間に入りますが、義元を退場させるか、原作通り生かすか決めておりません。
活動報告にて意見をお願いします。
では、また!!