織田信奈の野望~うつけ姫の弟~(凍結)   作:ホークス馬鹿

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12話です。


12話

織田軍本陣

 

 

 

織田本陣に松平元康が参り、織田との同盟が成立した。その為の挨拶に元康が来たのだが、

 

元康「この度は、尾張と三河の同盟が相成り、誠に喜ばしい限りで・・・」

 

信奈「堅苦しいわね、もうちょっと場の空気読みなさいよ。」

 

・・・非常に堅っ苦しい挨拶だった。

 

信忠「まあ姉上、これが彼女らしいですよ。」

 

信奈「まあそうね、これが竹千代だし。それより万千代、兵達に振る舞ってくれた?」

 

長秀「はい。皆喜んでおります、信奈様は素晴らしい主君だと。」

 

それに気を良くしたのか、

 

信奈「であるか!」

 

と機嫌良く言ったのだった。

 

信忠「六、それ頂戴。」

 

勝家「はい、どうぞ。」

 

信忠「ありがとう。おっ、これ美味いな!」

 

勝家「はい!これは私の手作りです!良ければ、どうぞ!」

 

信忠「本当か!ありがとう!」

 

その横で、信忠は勝家と一緒に食べていた。その姿があまりにもおしどり夫婦のようだったので、

 

信奈「相変わらずね、信忠と勝家は。」

 

長秀「はい。相変わらずの仲良し、百点です。」

 

良晴「ホント羨ましいぜ・・・。」

 

犬千代「勝家幸せそう。」

 

信澄「兄上もね。」

 

元康「勘九郎兄様は相変わらずです。」

 

と言っていたのだった。

 

良晴「ともかく信奈、俺は誤魔化されないぜ。今川を滅ぼしても領地は殆ど増えなかった。だから食べ物で、だろ?」

 

信奈「うっさいわね!」

 

良晴「恩賞は別の物できちっと貰うからな!」

 

信奈「な、何が欲しいわけ?」

 

その問いに、

 

良晴「天下一の美少女だ!」

 

とはっきりと言った。

 

良晴(見てるか、藤吉郎のおっさん?俺は今、モテモテ坂を登り始めたぜ!)

 

 

 

 

 

清洲城

 

 

 

 

 

信奈「今川を滅ぼし、竹千代とも同盟を組んだことで東方の備えを手に入れたわ。これを機に、美濃を攻略するわよ!」

 

しかし、

 

信忠「今は美濃を攻める時ではありません。まずは一部の武将を調略し弱らせてからの方が宜しいかと。」

 

勝家「私も信忠様と同じ意見です。まずは敵の情報を取り、一部の武将を調略させた方が宜しいと思います。」

 

可成「ワシも同じ意見じゃ。」

 

信忠と勝家、そして可成が、今美濃攻めをするのは反対であると言ったのだった。しかし信奈は、

 

信奈「そんなチマチマしてたら、いつまで経っても美濃と稲葉山城を手に入れられないじゃない!」

 

信忠「姉上、無鉄砲で行っても美濃は手に入れられませんよ。」

 

信奈「そんなの、やってみなきゃ分からないわよ!皆、出陣するわよ!信忠達は残りなさい!」

 

と言い、信奈は美濃に出陣した。しかし、結果は敗北。攻略は失敗したのであった。

 

信奈「ああもう、悔しい!何で蝮がいない美濃軍があんなに強いのよ!!」

 

これに信奈は、癇癪を起こしながらそう言った。

 

長秀「あれは『十面埋伏の計』と『石兵八陣』と呼ばれる計略かと。」

 

信忠「やはり、そういう結果になったか。あの情報は本物のようだな。」

 

信奈「信忠、何か知ってるの?」

 

信忠「はっ、美濃には竹中半兵衛という名の軍師がおります。」

 

これには、

 

良晴「おおーっ!!竹中半兵衛!!」

 

良晴は興奮した。

 

道三「ほお、信忠は知っておったか?小僧もか?」

 

良晴「戦国ゲームマニアなら誰だって知ってるぜ。」

 

・・・良晴、この時代の人に分かるような言葉を言わないと・・・。

 

信忠「これでも多くの乱破を抱え、多くの情報を手に入れている。情報を制するは戦を制するのと同じだ。」

 

道三「そうじゃのう。」

 

信奈「竹中半兵衛?」

 

長秀「そのような者の名は初耳です。」

 

道三「無理もない、美濃が隠していた最大の秘密じゃからな。とは言え、信忠には気付かれておったようじゃがな。蝮と言われたワシでさえ、彼奴の知恵には勝つ事など出来ぬ。」

 

光秀「古今東西の軍略に優れ、信忠様とその一味を除いた織田家の腐れ脳みそとじゃ天と地です!」

 

信奈「アンタ喧嘩売ってんの?それと信忠、何で最初から教えてくれなかったのよ!」

 

信忠「それを聞かずに無鉄砲に攻めたのは姉上ですよ。俺のせいにしないで下さい。」

 

これには

 

信奈「うっ・・・。」

 

信奈は黙ってしまった。その時、

 

織田家家臣A「信奈様、只今近江より浅井長政殿が参られました。」

 

との知らせが入った。

 

信奈「であるか、今すぐここへ通しなさい。」

 

織田家家臣A「はっ!」

 

そして、一人の『美男子』が入ってきた。

 

長政「浅井家当主、浅井長政と申します。書状も無く突然訪問したことはお詫び致します。一刻も早く姫様にお会いしたかったので。」

 

浅井長政は、北近江の若き戦国大名。京を目指すには避けて通れぬ相手にございます。

 

良晴「きーっ!なんて余裕ぶっこいた野郎だ!」

 

長政を見た良晴は醜い嫉妬をしていた。

 

信奈「もう、静かにしてよサル!」

 

長政「サルを買っておいでですか?」

 

信奈「気にしないで、まだ躾の途中なの。」

 

それを言われて、良晴はサルになってしまった。

 

信奈「それより私に何の用?ある程度予想はできるけど。」

 

すると、長政は

 

長政「信奈殿、私は貴女を妻に迎えるためやって来ました。」

 

と信奈に求婚したのだった。これには、

 

信奈・良晴「「なにーっ!?」」

 

信奈は驚いてしまい、良晴もそれに続いてしまった。

 

信忠「・・・。」

 

信奈「ななななな何言ってるのよ。それって私に求婚してるって事!?」

 

長政「ええ、他に何がありましょうや。」

 

信奈「そそそそそんないきなりそんなこと言われても困るのよ!わわわ私はてっきり同盟を結ぶものと・・・」

 

長政「ええ、もちろんその証にと思いまして。小谷の城で茶会や連歌に興じて無為に歳月を過ごすにはこの浅井長政、若すぎます。組むならば、かつての名門よりも天下取りの野望を隠さぬ英雄と以前よりそう考えておりました。」

 

信奈「そ、それは感心だわ。でも、結婚となるとちょっと・・・」

 

それに対して長政は、

 

長政「はて、いったいどこに問題がありましょうか。」

 

と言い、そしてこう続けた。

 

長政「私と信奈殿が結ばれれば、尾張と近江を代表する美男美女の夫婦となりましょう。互いに天下取りの大望を抱く、これほど似合いの夫婦もまたとおりますまい。」

 

信忠「・・・長政、お前別に姉上に惚れたわけでもねーだろ。」

 

すると、そのやり取りを見ていた信忠はそう言った。

 

長政「・・・流石弟殿。噂通りの鋭さですね。」

 

長政はそう言い、

 

長政「政略結婚は世の習い。いや、むしろ愛など邪魔になるだけでしょう。」

 

と、そう答えた。

 

良晴「何て野郎だ!」

 

信奈「私は、旦那様は自分で選びたいの。自分で好きになった人と結婚する。それが私の夢よ!」

 

長政「既に心に決めた方が?例えば、こちらのサル殿とか?」

 

その質問に信奈は、

 

信奈「ちちち違うわよ!ここコイツはタダの家来よ!主と足軽で結婚なんてありえないわ!」

 

と答えた。そして、

 

信奈「ちょっと、アンタも何とか言いなさいよ!主の貞操の危機でしょ!!」

 

と言い、良晴を殴り始め、痴話喧嘩を始めた。

 

良晴「ししし知るかっ!所詮俺はタダの家来だからな!てか、ボコボコ殴るんじゃねーよ!!」

 

信奈「顔で敵わないから諦めるとか、最低!」

 

良晴「誰が何を諦めるんだよ!」

 

信奈「そ、それは・・・天下一の美少女がかっさらわれようとしているのよ!惜しくないの!?惜しいでしょう?」

 

良晴「嫌なら自分で断ればいいだろ!」

 

信奈「長政と結婚しちゃうわよ!」

 

良晴「しろしろ!好きでもねーとハッキリ言われてそれでも嫁に行く女になんか未練はねーぜ!」

 

信奈「なんです・・・」

 

その時、

 

信忠「うるせー!!!」

 

信忠が怒って止めたのだった。

 

信忠「他国の大名の前で痴話喧嘩してんじゃねーよ!!」

 

長秀「信忠様の言う通りです!みっともない、五点です!」

 

信忠「いや、最早零点だろ?・・・ったく。」

 

信奈「痴話喧嘩って・・・」

 

良晴「別に俺達は・・・」

 

これには、信奈と良晴は喧嘩を止めたのだった。

 

信忠「長政、この調子では話は上手くいかぬ。スマンがこの辺で・・・。」

 

長政「そうですな、私も少々勇み足だったやもしれません。この辺でお暇致しましょう。」

 

信忠「助かる・・・。」

 

長政「ではこれにて。」

 

そう言って、長政は清洲を後にしたのだった。




投稿できました。

今回は、長政を登場させました。

相変わらず読みづらいかもしれませんが、お許し下さい(土下座)

では、また!!
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