本國寺の戦を制し、松永久秀の降伏を許した信奈達は、戦後処理をしていた。
信奈「長政も来てくれたのね!」
長政「信忠殿が情報を伝えてくれたのですよ。」
信奈「・・・そう。」
そこへ
信忠「おお、長政!よく来てくれたな!」
信忠が、梵天丸を肩車しながら現れた。
長政「信忠殿!それと・・・梵天丸殿?」
梵天丸「おう!我は梵天丸!真名は、伊達政宗と申す!奥州から遊学にきたのだ!いずれ信忠兄上の御為、働く所存ぞ!」
そう、信忠の肩の上で元気に言った。
良晴(コイツがあの奥州の覇者、伊達政宗だって!!?)
それを聞いた良晴は、驚きで言葉も出なかった。
信奈「随分と懐かれているのね?」
信忠「少しコイツを励ましただけですよ。そしたら、こうなりました。」
信奈「宣教師とキリシタン大名も味方に・・・」
信忠「彼の者達は、姉上が堺に行っている時に会いました。あの宣教師、どうやら布教のために来たとの事です。」
信忠「この京での布教、妨害はせぬが教えが広まるかどうかは手柄次第という事で許可させております。」
これには
信奈「公家衆から何か言われなかったの?」
と懸念したが
信忠「ご心配なく。近衛様が何とかしてくれました故。」
と信忠は言った。
信奈「そう・・・ご苦労だったわね。」
信忠「はっ。」
長政「信忠殿は、随分と皆に慕われてますなぁ・・・。」
信忠「そんなんじゃねーよ。長政もそうだが、磯野殿も中々の働き。流石、浅井家中随一の猛将だな。敬服する。」
磯野員昌「おおっ!信忠殿に褒められるとは、武人冥利に尽きますなぁ!!」
信忠「はは。では、これからもその武で、新しき時代を築こう!」
そう、信忠は磯野員昌の肩を叩いた。
磯野員昌「ははっ!」
その際
信忠「それと長政・・・磯野殿・・・」
長政「んっ?」
磯野員昌「如何なされました?」
信忠は長政と磯野員昌の耳元で
信忠「先代殿には気を付けろ。」
真剣な声でそう囁いた。
長政「・・・分かった。忠告、受け入れよう。」
磯野員昌「ご忠告、感謝致す。」
一方その横で
良晴「来たあああっ!!西洋人シスター!!金髪に巨乳のコンボは破壊的過ぎるぜ!!」
良晴がフロイスを見て興奮していたおり、それを
信奈「アンタね・・・」
犬千代「最低・・・」
五右衛門「相良氏・・・」
信奈達は呆れた目で見ていたのだった。・・・おいおい・・・。
その数日後、今川義元の将軍宣下が無事に行われた。ここに、新たな幕府と秩序が生まれ、信奈と信忠は更に一歩天下へと近付く事になったのだった。
やまと御所
姫巫女「織田信奈とその弟織田信忠に国を任せたい。この国は良き者が纏めてこそ、正しい未来へと通じよう。」
良晴(姫巫女様って、まだ年端もいかない女の子だったのか・・・)
前久「信奈は戦好きの田舎大名・・・!何を考えているのか分からぬでおじゃる!」
前久「その分、弟君の信忠殿なら、安心して国を任せられるでおじゃるが・・・」
姫巫女「近衛。朕は信奈の心の内は分からぬが、それは信忠も同じぞ。」
前久「うぐっ。」
姫巫女「この二人の心の内は分からぬが、その横に侍る相良良晴は良き者。まだ分からぬが、その横の柴田勝家も良き者のはず。」
信奈・信忠・良晴・勝家「「「「え?」」」」
前久「ま、まさか姫巫女様は、このサルに触れられたでおじゃるか!?」
これには
信忠「近衛様、それは一体・・・」
信奈「どういう事よ?」
信奈と信忠はそう尋ねた。
前久「姫巫女様は相手に触れただけで、その心を読み取れるのでおじゃる。」
これには
良晴「マジ!?てこともしかして・・・」
良晴も驚いた。
姫巫女「その相良良晴が、あれ程の熱き想いを抱いているのであれば、織田信奈と弟織田信忠も良き者。」
良晴「あああっ、姫巫女様・・・!」
勝家「サル・・・」
姫巫女「ただし、良晴は女好き。頭の中は女子の事で一杯。織田信奈、用心せよ。織田信忠には、良き伴侶がおる筈。取られぬようにな。」
これを聞いて
信奈・信忠「「お言葉、しかと賜りました。」」
と信奈と信忠は言い
勝家「サル・・・もしこの身体に触れたら・・・お前を斬り殺すからな・・・。私は身も心も・・・全て信忠様に捧げてるからな・・・」
良晴「わ・・・分かってるって・・・勝家・・・」
良晴が勝家の殺気にビビってしまっていた。
姫巫女「織田信奈、織田信忠よ・・・」
姫巫女「いっその事、そなた達が将軍と副将軍になってはどうか?」
この問いに
信奈「それはご遠慮致します。」
信忠「俺も同じく。」
信奈「私と・・・」
信忠「俺が・・・」
信奈・信忠「「望む物は自由ですから/ので。」」
と言った。
姫巫女「自由?」
信奈「この国から身分を無くし・・・」
信忠「己の未来は己自身で選ぶ物だと・・・」
信奈「私は・・・」
信忠「俺は・・・」
信奈・信忠「「自分自身の生き様で、天下に示したいのです。」」
前久「信忠殿・・・なんと気高き夢でおじゃるか!」
姫巫女「よく分かった。しかし、何故身分を無くしたいと思うのか?」
それを言われ、信奈は良晴を、信忠は勝家を見て
信奈・信忠「「私自身の夢のために/俺自身の夢のためにです!」」
そう真っ直ぐな目で言った。
それを見て
姫巫女「朕も祈ろう。そなた達の夢が叶う事を。」
姫巫女はそう言ったのであった。
投稿出来ました。
かなりご都合主義というか・・・何とも言いがたい内容ですが、お許しいただきたいです(土下座)
それでは、また。