織田信奈の野望~うつけ姫の弟~(凍結)   作:ホークス馬鹿

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33話です。


33話

京へと何とか逃れた信奈は、改修中の御所を視察するなど窮地を脱してきた素振りも見せず平然と振舞っていた。

しかし、心中は穏やかではなく

 

信奈(信忠・・・無事でいて・・・)

 

信忠の事しか考えてなかった。

その時

 

恒興「姫様!信忠様が、戻られました!」

 

信忠達が戻ったとの知らせが入った。

これに信奈は

 

信奈「っ!」

 

すぐに駆けつけたのだった。

一方の勝家は

 

ザバァ

 

勝家(どうか・・・信忠様をお救い下さい・・・!)

 

京に戻ってから毎日水垢離をしながら信忠の無事を祈っていた。

 

長秀「勝家!それ以上やったらあなたの身体に障ります!今すぐお止め下さい!」

 

これには、長秀は止めたのだが

 

勝家「うるさい!私の勝手だ!お前は黙ってろ!」

 

長秀「しかし・・・!」

 

勝家の剣幕に、黙らざるを得なかった。

その途中

 

義元「勝家さん・・・妾もやりますわ。」

 

勝家「・・・ああ。好きにしろ。」

 

義元も水垢離に加わった。

 

勝家(信忠様・・・どうか・・・)

 

義元(信忠さん・・・どうか妾の元にご無事で・・・)

 

ザバァ、ザバァ

 

長秀「勝家・・・義元殿・・・」

 

その時

 

良晴・犬千代「「勝家!」」

 

良晴と犬千代が息を切らせながら現れ

 

良晴「の・・・信忠が・・・帰ってきたぞ!」

 

そう言った。それを聞いた勝家は

 

勝家「っ!」

 

一足早く駆けつけたのだった。

 

 

 

 

 

 

清水寺

 

 

 

 

 

 

清水寺に最初に到着した信奈は、落ち着きなく待っていた。

 

織田軍兵士A「信奈様!信忠様が参りました!」

 

その時、兵士の一人がそう信奈に言った。それと入れ替わりに、全身に返り血を浴びた信忠を含め、森親子、河尻秀隆に半蔵、三太夫、そして斎藤道三が現れた。

一同は胡座をかき

 

信忠「只今・・・無事・・・戻りましてございます。」

 

と頭を下げて言った。

それを見た信奈は、涙を溜めながら

 

信奈「・・・良く帰ったわね、勘九郎。」

 

と言った。

 

信忠「はっ。」

 

信奈「皆も・・・ご苦労だったわね。」

 

可成「当然じゃ。」

 

長可「そうだぜ、姫様。」

 

秀隆「別に信奈様の為ではありませんので。」

 

信奈「蝮も・・・ありがとう。」

 

道三「義息子の危機じゃ。これくらい何てことないわい。」

 

その時

 

ドタドタドタ

 

誰かが駆けつけてきた。その者は

 

勝家「信忠様っ!」

 

勝家だった。

 

勝家「信忠・・・様・・・ですよね?」

 

信忠「見れば分かるだろう?約束通り、戻ってきたぞ、六。」

 

すると、勝家は涙を浮かべながら

 

勝家「信忠様っ!!」

 

ドンッ

 

信忠に抱き付き、顔を埋めたのだった。

その衝動で信忠は倒れ、勝家が上になった。

 

勝家「ようございました!六は・・・六は・・・案じておりました・・・!」

 

そう言い、勝家は信忠の顔を撫でた後、また抱き締めて顔を埋めた。

 

信忠「・・・心配掛けたな。」

 

それを見た信忠は、勝家の頭を撫で、優しく抱き締めた。

すると

 

ギュッ

 

勝家は益々強く抱き締めたのだった。

 

良晴「信忠っ!」

 

長秀「信忠様っ!」

 

犬千代「信忠様っ!」

 

義元「信忠さんっ!」

 

それに遅れて、良晴、長秀、犬千代に義元が駆けつけてきた。

 

信忠「ああ・・・良晴に万千代。それに・・・義元か。」

 

すると、信忠と勝家の様子を見た良晴は

 

良晴「あ・・・えっと・・・」

 

少し気まずそうな表情をした。

 

道三「小僧、少しは気を利かせるのじゃ。信奈よ、ここは二人だけにしようぞ。」

 

信奈「そうね。皆も、下がりましょう。」

 

長秀「はい。そうですね。」

 

義元「妾も一緒にいたいのですが、仕方がないですわね。」

 

犬千代「信忠様と勝家、二人っきり。」

 

そして、信奈達はその場を後にし、残ったのは信忠と勝家だけになった。

 

信忠(気を遣わせたか・・・)

 

信忠「おい六・・・返り血で汚れっから、一旦離れな。」

 

信忠はそう言ったが、勝家は一層強く抱き付き、胸に顔を押しつけて首を横に振った。

 

信忠「お、おい、六。」

 

勝家「構いません。信忠様・・・」

 

信忠「六・・・」

 

そして、勝家は顔を上げた。すると

 

勝家「信忠様・・・この傷・・・」

 

信忠の胸には、僅かに掠り傷があった。

 

信忠「ああ・・・これか。大した傷じゃ・・・」

 

すると

 

勝家「レロ・・・」

 

勝家は、傷を見るや優しく舐めたのだった。

 

信忠「六・・・」

 

この声に、勝家は上目ぎみに信忠を見た。

 

信忠「六・・・」

 

勝家「はい・・・んぅっ!?」

 

それを見た信忠は、勝家に口付けをした。

勝家も最初は驚いたが

 

勝家「んっ・・・信忠様・・・もっと・・・もっと感じさせて下さい・・・」

 

次第にウットリと目を閉じ、そのまま口付けをしながら抱き締めた。

 

勝家「信忠様・・・」

 

信忠「んっ・・・?」

 

勝家「愛してます・・・」

 

信忠「俺も・・・」

 

そして、二人はずっと互いにきつく抱き締め合ったのであった。




投稿出来ました。

やっべぇ、超絶グダグダ・・・(汗)

お許し下さい(土下座)

そ、それでは、また。
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