織田信奈の野望~うつけ姫の弟~(凍結)   作:ホークス馬鹿

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34話です。


34話

金ケ崎における撤退戦は、信忠の活躍により皆無事に生き延びた。

信忠が生きて帰ってきた事に、安堵した気持ちを抱いたと信奈はそれと同時に、浅井長政の父久政に対する怒りがこみ上げてきて、必ず報復すると決意した。

信忠は京へ帰還した後、近衛前久に挨拶をしに屋敷に向かったら、近衛前久は

 

前久「信忠殿!よくぞ・・・よくぞご無事で!!麿は・・・麿は・・・案じておったぞ!!」

 

狂喜乱舞して喜びの声を上げた。

 

信忠「近衛様にはご心配をお掛けしました。申し訳ございません。」

 

前久「良いのじゃ、そなたが生き延びてくれればそれで良い。誠に許せぬのは浅井久政と朝倉義景じゃ!」

 

信忠「必ずや浅井久政、朝倉義景を成敗致します。」

 

前久「頼むぞ!それと・・・」

 

その時、前久は信忠の左にいる者を見た。

 

勝家「♪」

 

そこには、勝家が寄り添って信忠の左腕にしがみついていた。

 

信忠「申し訳ありませぬ。俺が金ケ崎から戻ってからずっとこの調子なのです。」

 

信忠「おい六、離れろって・・・近衛様の前だぞ。」

 

これには、信忠もそう言ったのだが

 

勝家「・・・。」

 

ギュー

 

勝家は離れるどころか益々強くしがみつき、左腕に頬を擦り寄せたり、自身の胸を信忠に当てたりした。

 

信忠「おい、六・・・」

 

勝家「良いではありませぬか。信忠様は、お嫌ですか?」

 

そう言い、勝家は目を潤ませながら上目遣いで信忠を見た。

 

信忠「・・・ったく。」

 

それを見て、信忠は何も言えず、そのままにした。

 

勝家「♡」

 

これには、勝家はご満悦の表情を浮かべた。

 

前久「はっはっは!信忠殿も、柴田殿には弱いのぅ。」

 

信忠「うっ・・・」

 

前久「じゃが、柴田殿は誰よりもそなたを心配しておった。好きにさせるのが良かろう。」

 

信忠「・・・はい。」

 

これには、信忠も少し柔らかい笑みを浮かべながら言った。

 

前久「それはそうと、お主の姉の信奈は美濃へ、お主は尾張へ引き上げると聞いたが。」

 

信忠「はい。軍勢を整えて浅井・朝倉を討とうかと思いまして。」

 

前久「うむ、それが良かろう。この朝廷は麿が何とかする故、浅井・朝倉には決して明け渡さぬ。」

 

信忠「ありがとうございます。それでは、準備がありますので、これにて。」

 

前久「うむ。信忠殿、達者でのぅ。」

 

信忠「はい、近衛様も。ほら六、行くぞ。」

 

そう言い、信忠は勝家と一緒に前久の屋敷を後にした。

 

前久(頼むぞ・・・信忠殿・・・!)

 

そして信奈は、軍勢をまとめ上げ、京にいくらか兵を残し信奈自身は美濃へ軍を引き上げていった。

信忠も尾張へ引き上げていった。

しかし・・・

 

信忠「おい六・・・」

 

勝家「はい。どうなさいましたか?信忠様・・・。」

 

この時は、いつもと様子が違っていた。

それは

 

信忠「何でお前・・・」

 

信忠(俺と馬に同乗してんだよ・・・?)

 

勝家は信忠の前に乗っていた。

 

勝家「別に私と信忠様は周りから認められている関係ですよ。今さら恥ずかしがる事ではありませぬ。」

 

信忠「まあ・・・そうだが・・・」

 

勝家「ふふ・・・信忠様・・・」

 

信忠が頬を赤らめながら恥ずかしがる姿に、勝家は柔らかい笑みを浮かべながらしなだれかかったのだった。

それを見ていた

 

可成「かっかっか!権六め、若にべったりじゃのぅ!!」

 

長可「全く、こっちが恥ずかしいぜ!」

 

秀隆「殿・・・権六殿・・・」

 

信忠の直臣達は、皆柔らかい笑みを浮かべながら見つめていたのだった。

そして、信忠軍団は無事名古屋へ着いたのであった。




投稿出来ました。

オリジナル話でかなりグダグダですが、お許し下さい(土下座)

今回のお話、甘すぎるため糖尿病にならないように(笑)

そ、それでは、また。
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