織田信奈の野望~うつけ姫の弟~(凍結)   作:ホークス馬鹿

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35話です。


35話

信忠達が名古屋城に戻ったとき、岐阜の信奈より早馬が届き書状を渡された。

その内容は

 

『すぐに岐阜城へ登城してくれ』

 

との内容だったため、信忠は勝家と可成を連れて岐阜城へと向かった。

岐阜城へ着くと

 

恒興「信忠様、よく来て下さいました。姫様がお待ちに御座います。」

 

恒興が出迎えてくれた。

 

信忠「うむ。」

 

そして、信忠達は広間に案内された。

広間に通された瞬間、信忠は僅かに目を見開いた。何故ならば、皆の目に晒されながらずっと平伏している浅井長政とその配下磯野員昌がいたからだ。

 

信忠(マズいな・・・重臣達が集められた中でのこの平伏は・・・)

 

信忠(どんな理由があったとはいえ、我が織田家が損害を被り、窮地に陥ったのは間違いねー。久政の暴走を抑える事が出来なかったコイツの責任だ。もしここで長政の首を刎ねたら、我が軍の士気は上がり、浅井の士気は下がる。けど、それじゃあコイツを助けた意味がねーし、磯野殿に申し訳が立たねー。)

 

そう思いながら、信忠は信奈が座る上座から見て左に座った。

 

 

 

 

その頃、信奈の個室では、信澄が姉信奈に泣き付いていた。

 

信澄「姉上、姉上、申し訳ありませぬ!長政は裏切るつもりは毛頭御座いませんでした!舅である浅井久政に捕らえられてしまったのです!どうか、どうかお慈悲を!」

 

信奈「であるか。」

 

信澄「姉上、後生でございます!」

 

信奈「長政の件は理解しているわ。けど、けじめは付けなければいけないわ。」

 

信澄「姉上!」

 

その時

 

恒興「姫様、信忠様が只今広間に案内しました。」

 

信忠が来た知らせが入った。

 

信奈「案内ご苦労だったわ、勝三郎。」

 

恒興「はっ。」

 

信奈「勘十郎。これより先は私と信忠、そして長政の問題よ。口出しすることは、例えあなたでも許さないわ。」

 

信澄「ううううっ。」

 

信奈「・・・勘十郎を連れて行きなさい。」

 

そう言い、信奈は個室を出て、広間へと姿を現わした。

 

 

 

 

 

信奈「面を上げなさい、長政。」

 

信奈の言葉に

 

長政「はっ。」

 

長政は顔を上げた。

 

信奈「何か、言いたい事があるかしら?」

 

長政「信奈殿、信忠殿。此度の事は全て私の責任でございまする。私が至らぬばかりに信奈殿、信忠殿に多大なるご迷惑をお掛けしてこの長政、面目次第もございませぬ。申し訳御座いませんでした。」

 

信奈「であるか。」

 

長政「此度の事、父浅井久政が実際に動いたとは言え、信奈殿、信忠殿を最後まで信じられなかった私の不徳と致すところ。心からお詫び申し上げまする。」

 

信奈「自ら非を認めるのね。」

 

長政「はい。私や浅井家がどうなっても構いませぬ。しかし、私と一緒についてきてくれた磯野員昌の命だけはお助け頂きたい。」

 

その時

 

信忠「姉上。此度の件、姉上もご存じの筈。全ては久政と朝倉義景の暴走によって起きたもの、俺の手柄に変えて、何卒寛大なるご処置を。」

 

信忠は一歩前に踏み出してそう信奈に言った。

 

良晴「俺も信忠に同意見だぜ!」

 

しかし

 

信忠「口を出すな!!お前は黙ってろ!!」

 

良晴「!」

 

信忠はそう良晴に怒鳴った。

 

信忠「姉上!」

 

そして、信忠は信奈に詰め寄った。

この剣幕に、信奈と重臣達は勿論、浅井長政と磯野員昌も何も言えなくなった。

 

信奈「・・・分かってるわよ。コイツは何も悪くない事も。」

 

信忠「では?」

 

信奈「けど、浅井家は許す事は出来ないわ。あいつらは、あなたを酷い目に合わせた。それは決して許さない。」

 

その言葉に、周囲の視線が長政に集まった。

 

長政「もしも、もしも許されるのであれば、この長政一家臣として信奈殿の配下として仕えたく存じます。」

 

信奈「特別扱いは出来ないわよ。」

 

長政「無論覚悟の上でございます。」

 

信奈「であるか。なら、私の家臣として仕えなさい。」

 

長政「ははっ!」

 

こうして、浅井長政は信奈の家臣として仕える事になった。

その後

 

長政「信忠殿!」

 

長政は信忠を呼んだ。

 

信忠「何だ、長政。」

 

長政「先程は、かたじけのう御座いました。」

 

信忠「気にするな。お主は何も悪くない。それをただ姉上に伝えただけだ。」

 

長政「それでもだ。それと、私を小谷から救っていただき、ありがとう御座います。」

 

信忠「良い。それも気にするな。これからは、姉上の為、この日の本の為に力を振るえ。」

 

長政「当然だ!その礼に、この磯野をそなたの配下に加えたいのだが。」

 

信忠「・・・それ、良いのか?」

 

長政「無論だ!信奈殿には、私が説得する。それに、磯野も満更でもない。」

 

信忠「・・・そうか。磯野殿、これからもよろしく頼む。」

 

磯野員昌「ははっ!信忠殿、いや、信忠様!これよりは、この磯野員昌、命を懸けてこの武を奮う所存です!」

 

信忠「頼りにしてるぞ。」

 

そう言い、信忠は磯野員昌の肩を叩いた。

 

磯野員昌「ははっ!」

 

こうして、磯野員昌は信忠軍団に加わる事となった。

この件を聞いた信奈は、笑いながら許したのであった。




投稿出来ました。

久し振りの投稿ですが、かなりグチャグチャですね。

もし読みにくかったらお許し下さい(土下座)

それでは、また。
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