姉川の戦いから僅か2ヶ月後、三好三人衆の残党討伐のため、信忠は2万の兵を率いて出陣した。そして、信忠軍は野田・福島に到着し、三好三人衆残党軍との戦いが始まった。
美濃・岐阜城
信奈「信忠が出陣した時期を考えると、もう始まったかもね。」
長秀「はい。恐らくは・・・」
光秀「何事も無ければ良いのですが・・・」
信奈「大丈夫よ。信忠に勝てる武将なんて、この世に存在しないわよ。それに、横山城にはサルが、宇佐山城には三左がいるから。」
姉川の戦いの後、信奈は良晴に戦の功績で横山城を与えた。信忠も、恩賞として可成に宇佐山城を与えた。
特に際立った手柄を挙げた員昌は、実を言うと戦前に
員昌「もしこの戦で拙者が活躍したら、信忠様の刀が欲しゅうございます!」
と申した。それを覚えていた信忠は、自身の一振りの刀正宗を員昌に与えた。
これには
員昌「ありがたき幸せ!!今後とも信忠様の天下一新のため、この磯野員昌、粉骨砕身致します!!」
員昌は涙を流して正宗を手にしながら喜んだのだった。
長秀「そうですね・・・」
一方野田・福島では、戦いは最初は信忠軍が優勢であったが、ここで思いも寄らぬ事が起きた。
信忠「それは確かか!」
信忠軍団兵士A「はっ!石山本願寺が挙兵し、我が軍を攻撃しております!」
信忠「くっ!」
これにより戦いは一進一退の攻防となり、泥沼化していった。
信忠軍本陣
信忠「流石にここまで長引くとはな・・・」
勝家「我が軍の被害も、そう少なくはありません。」
員昌「勝蔵も呼ぶべきでしたかね?」
信忠「いや、あいつには城を守る義務がある。本人は行きたがってたがな。しかし、今思えば連れて行かせたかったが・・・」
秀隆「殿、今嘆いても意味がありません。この状況を打開することが先決です。」
信忠「そうだな。与四郎、何か考えはあるのか?」
秀隆「はっ。ここはまず本願寺と和睦するのが得策かと。」
これには
員昌「馬鹿な!兵力はまだ我が軍が上だぞ!」
勝家「確かに本願寺の門徒は厄介だが・・・」
員昌と勝家はそう反応した。
秀隆「そこじゃない。問題は我が軍の士気です。確かに殿の存在は我が軍の士気を大いに高めます。しかし、ここまで泥沼化すると多少なりとも厭戦気分が漂っております。」
秀隆「ひとまず和睦し、機を見てから奴らを討ち取るが肝要かと。」
これを聞いて
信忠「・・・分かった。ひとまず和睦の使者を送ろう。」
信忠はそう言い、本願寺に和睦の使者を送った。
しかし、顕如は強気な態度で和睦を拒否した。
信忠「クソッ!何だこの自信は!」
信忠(何か他に手を打っているのか、顕如は?)
顕如は
顕如「次の手を打て。」
和睦を拒否した後、次の手を打った。
信忠(考えろ!顕如の次の手を。織田家にとって最悪の一手は・・・?)
そうして考えて
信忠「!・・・京が・・・危ない!」
そう辿り着いた。
顕如「今の京は空同然。織田軍の主力かつ最精鋭の軍はこの信忠の軍。ここに釘付けになっている間、浅井・朝倉に動いて貰おうか。」
そして
浅井久政「目指すは!」
朝倉景健「織田のいない京じゃ!」
浅井・朝倉両軍は合流し、琵琶湖の西側から進軍した。
信忠「もし京を狙われたらひとたまりもねー。与四郎!京の入口の宇佐山城に行け!そこを守ってる三左に浅井・朝倉を警戒するよう伝えろ!」
秀隆「はっ!」
宇佐山城
可成「おー見えてきたぞ!」
森軍兵士A「浅井・朝倉軍は、優に3万を超えるとの報告!」
可成「この城にいるのは3千じゃったのう?」
森軍兵士A「はっ!」
可成「『攻めの三左』は決して引かぬわ!」
美濃・岐阜城
信奈「何ですって!?」
恒興「浅井・朝倉連合軍が再び侵攻を開始!今、可成殿がいる宇佐山城に向かってるとの事です!」
信奈「そんな・・・万千代!」
長秀「今すぐに兵を送るのは難しいです・・・」
信奈「何で!」
長秀「先の姉川の損害は小さくありませんでした。その被害の回復がまだです。」
信奈「そんな・・・」
犬千代「姫様・・・」
光秀「姫様・・・」
近江・横山城
良晴「何だと!?」
五右衛門「浅井・朝倉連合軍、京に向かって、侵攻開始。宇佐山城へ、向かってる。」
良晴「こうしちゃいられねー!今すぐ宇佐山城へ・・・!」
五右衛門「それは駄目でごじゃる!」
良晴「何でだよ!?」
五右衛門「今ここで良晴殿が動いたら、横山城は手薄になる!そうなると、ここにも浅井・朝倉が攻めてくる!」
良晴「っ!」
半兵衛「良晴さん、こればかりは五右衛門さんと同じ意見です。」
良晴「そんな・・・」
そして、宇佐山城の戦いが始まったのであった。
投稿出来ました。
かなり内容がぐちゃぐちゃですが、お許し下さい(土下座)
原作だと本猫寺になってますが、今回はそういうのは無しで、そのまま本願寺で行こうかなと思います。
もし本猫寺が良いという方がおりましたら、申し訳ございません。
また、朝倉軍の総大将は、本来は朝倉義景なのですが、迷った結果、出さないことにしました。
それでは、また。