第1話 全てはここから始まる!!
「新郎様、新婦様の準備が整いましたよ」
「行こうぜ。風太郎」
「嗚呼、そうだな悠真」
《夢を見ていた。
君と出会った高校二年の日、あの夢のような日の夢を……………》
**********
7年前………
旭高校学食にて…………
「焼き肉定食焼き肉抜きで」
「はいよ。ちょっとまってな」
「おい、風太郎またこれ食うのか?」
「嗚呼。そうだ」
周りの皆は、は?何?あいつって言う感じで風太郎を見ている。
《ここの学食では焼き肉定食(400)円だ。
だが…しかし、焼き肉皿(200円)を引くと同じ値段で味噌汁とお新香が付くそして、安くて旨い。》
《そしてなんと言っても学食では、水は飲み放題だしな………》
《学食最高!!!!!!》
べしゃ…………
誰かがぶつかってきて、水が顔にかかった。
「おい、大丈夫か、風太郎」
「あ。嗚呼」
「あ。ワリ」
「…………」
《やっぱ学食最悪………》
*********
「上杉君また悠真君と一緒だぜ。やべえ」
「え〜〜〜。悠真君いつも一緒で可哀想……」
「《親友》という素晴らしさを知らない奴らめ」
「風太郎らしいぜ。全く………」
そして開いていた席につこうとしたその時………
《ガシャ》
「え?」
「あ……」
誰だ?うちの制服じゃない………
ま。いっか。
座ろうとした時……
「おい。風太郎ちょっと待てよ」
「あ。あの………!!」
「私のほうが先でした。隣が空いています。移ってください」
「ここは毎日俺らが座ってるんだ、あんたが移れ!!」と風太郎。
「関係ありません。早いものがちです」
「確かにそうだな。移るぞ風太郎」
「じゃあ、俺のほうが先に座りました。俺の勝ち!そしてここは俺らの席〜〜!!」
《大人気ない………》と心のなかで思った悠真。
「ちょ…………」
「!?」
座り始めたある少女。
「ちょ……そこ悠真の席………」
「椅子は空いていました!午前中に見て回ったせいで足が限界なんです」
「悠真………」
「そこのお嬢ちゃん、隣良いかな?」
「はい……良いですよあなたなら」
「上杉君達女子と飯食ってるぜ」
「や、やべえ」
「ちっあいつら……」と風太郎。
その少女は顔を赤らめている。
「ふっ。勝手にすれば……」と風太郎。
「!?」
《(250円)のうどん、トッピングに(150円)の海老天×2(100円)のイカ天、かしわ天、さつまいも天、そして、デザートに(150円)のプリン》
《昼食に千円以上とかセレブかよ…………》
「行儀が悪いですよ。ご飯たべてる時に勉強は……」
「………」
「テストの復習してるんだ。ほっといてくれ……」
「食事中にまで勉強なんて、よほど追い込まれてるんですね。何点だったんですか?」
「あ、おい!見るな」
「名前は上杉風太郎君……得点は………………100点!!」
「あーーめっちゃ恥ずかしい」
”ムッ”
「わざと見せましたね」
「なんのことだか………」
「こいつは、学年一位で尚休み時間にまで勉強してる勉強馬鹿だ。まあ。俺は、学年三位であいつには敵わないがな……あいつみたいにはできない」と悠真。
「三位でもすごいですよ。うう。勉強は得意じゃないので羨ましいです」
「そうです。良いこと思いつきました。折角相席になったんです」
「勉強教えてくださいよ!!」
「ごちそうさまでした」
「ええ!!食べるの早………」
「おい、風太郎もう行くのか?勉強教えてあげないのか?」と悠真。
「俺は、無駄なことはしない主義なんだ。なんか報酬があれば別だが?」
「おい…………」
「お昼ごはん少し分けましょうか?お腹空いていませんか?」
「満腹だ……むしろあんたが頼みすぎなんだよ。太るぞ……」
「ふ、ふとっ!!」
プルルルル。
《上杉らいは》
Re:
《今日も悠真君とご飯食べてる?
食べ終わって時間が有ればTELください》
「あなたみたいな無神経な人初めてです。もう何もあげません」
「大丈夫か?」と悠真。
「あなたも早く行ったらどうですか?」
「いや………ほっとけねーよ。まだ時間あるか?」
「ええ。まあ」
「これから図書館に来てくれるか?時間大丈夫?」
「ええ。図書館でなにするんですか?」
「勉強だよ。風太郎の代わりに俺が勉強見てやる。君?名前は?」
「中野五月(ナカノ・イツキ)です。あなたは?」
「俺か?俺は斎藤悠真(サイトウ・ユウマ)」
「じゃあ五月さん行こか」
「はい」
その頃風太郎はトイレで電話していた。……………
「もしもし………」
「お兄ちゃん。お父さんから聞いた?」
「とりあえず落ち着け、何があった?」
「あ。ごめんね、うちの借金なくなるかもしれないよ」
「は?」
「お父さんがね。いいバイト見つけたんだ。最近近くに引っ越してきたお金持ちの子なんだけどね。娘さんの家庭教師を探しているらしいんだ」
「それで?」
「アットホームで楽しい職場、相場の五倍の給料がもらえるんだって」
「裏の仕事にしか見えないんだが…………」
「成績悪くて困ってるって言ってたよ」
「でも、お兄ちゃんならできるって信じてる」
「ちょっと俺やるなんて………」
「これでお腹いっぱい食べれるようになるね」
「で、その娘ってどんな奴なんだ?」
「午後から転校生来るらしいよ。あー中野って名前だった気がするよ」
「わかった。じゃあまたな」
「うん」
その頃図書館では、悠真と五月は一緒に勉強した。
そして予鈴がなった。
「じゃあ俺はクラスに行くわ………」
「はい。じゃあまた後で……」
「後で?」
変なこと言うなと思った悠真。
その後クラスに向かった悠真。
チャイムがなり、先生が教室に入ってきた。
「席につけ〜〜転校生を紹介する」
周りの子達は………
「転校生だって?誰?誰?」
「入ってこーい」
ガラガラガラ、ドアが開いた。
「中野五月(ナカノ・イツキ)です。どうぞよろしくおねがいします」
次回 第2話 転校生はまさかの五つ子!?
風太郎の結婚相手。誰が良い?一応アンケートとります。
-
一花
-
二乃
-
三玖
-
四葉
-
五月
-
竹林