名族に転生したから酒池肉林の限りを尽くしたい 作:von bitten
感想クレクレ
1535年 天文四年 一月三日 塩法師丸 五歳
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ようやくもじがかけるようになりましたがまだまだむつかしいです、さていきなりですがおかあさんおとうさんわたしはせんごくじだいにいます。
ぼくにもなにがなんだかわかりませんがまわりからげんごうが「てんもん」になったとものごごろついたときにききました。てんもんっててんもんってあれだよねだてまさむねのおじいちゃんがおやこげんかしたときのげんごうだよねうん、そうっぽいです
あと自分がだれだかわかりました、いやわかっちゃったのほうがいいねこれぼく「大友宗麟」にてんせいしたみたいですあれでしょみのまわりしゅくせいしつづけてこころやんでしゅうきょうにのめりこんだひとだよね?ってことはおやにころせれかけるのかえ?いやしにたくないんだけどどうしよ.....
1540年 天文九年 二月三日 大友義鎮 十歳
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元服しました、早くない?あ、あと天子様にはいえつしました、かわいかったです。
いやいやいやそうじゃない、そうじゃないよ何か姫巫女様って呼ばれてたし女の子だったよ、え?知らない知らない戦国時代に女性天皇って居なかったよね、てかこの時代って後奈良天皇か正親町天皇だったよね、てかてかポニーテールだったんだけどうん、さて、この世界は「織田信奈の野望」みたいですね。マジかー陰陽術あるのかぁ嫌だなぁ火縄銃にスコープついてるのか狙撃で死ぬのやだなぁでもうまくやればかわいい姫武将達とイチャコラできるってことよな?うん、何とか頑張りますか、先ずは九州統一そののちに上洛大内義興になれれば万々歳かな。先ずは近臣の忠心を得るところからだな。
1550年 天文十九年 二月九日 ~別府浜脇・長覚寺~
■ side大友義鎮
「義鎮様」
「兵庫頭か」
返事を返す。どうも緊張しているらしい、声が裏返る
「落ち着かれませ、君足るもの常に落ち着き払い冷静に有ればなりませぬ」
「うむ」
爺の訓戒が聞いたようで声が低く戻った
「それで宜しゅうござる、御無礼お許し頂きたく。」
素っ気ない声で許しを与え続きを促す。
小事に感情を込めるなと目の前の爺に叩き込まれた、臣どもが大事にせぬようにと。
「さば申し上げる、小佐井大和守殿、津久見美作守殿より修理大夫様に登城の命を受けたと」
「そうか、斎藤長実、田口蔵人佐から知らせは届いていないのか」
「はっ?いえ早馬も文来ておりませんが、なぜそのお二方から」
部屋の外から板の跳ね上がる音が聞こえ、坊主が障子を開けた
「人払いぞ!」
「爺、小姓が逃げるぞ」
爺をからかってみるうん、調子が戻ってきたな
坊主頭が泣きそうな目で俺を見ている、致し方無い俺から声をかけるしかあるまい
「何用か」
「申し上げます。斎藤鎮実様より文が届いておりまする」
「兵庫頭、誰だ」
「先程義鎮様が口に出された斎藤長実殿のご子息にて」
「よこせ」
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義鎮様におかれましては御湯治の頃と存じます。
初めてのご挨拶が文中になりますこと我が無礼をお許しいただきたく存じます。
そちらに伺い父の託をお伝えさせていただきたかったのですが、その父よりの命にて
文を持ってお伝えさせていただきます。
父に曰く 一、斎藤の家督を私に継がせることをご承認いただきたいとのこと。
一、同封の文はご一読ののち処分いただきたいとのこと。
一、これより田口蔵人佐殿と共に登城に及ぶこと
一、これは義鑑様よりの命であること
以上
天文十九年 二月九日 斎藤鎮実
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身命を賭して言上奉る 一、塩市丸様のお命をご安堵いただきたいこと
一、塩市丸様を田原親宏殿の養子として田原宗家を継ぐこと
一、田原親宏並びに田口鑑親の明日はなきこと
一、田原一族は塩市丸様宗家御当主ご就任のみぎりにおいては義鎮様
及び義鎮様の作り上げし大友家の忠実なる臣とならんこと
一、我ら一族の決意を我が懐剣にて示すを御照覧頂きたしこと
一、塩市丸様御養子入りは吉弘鑑理殿にご下命いただきたきこと
一、吉弘家は吉弘新介の代より田原一族を離脱いたすこと
以上
天文十九年 二月九日 田口鑑親
一通り読み込み田口蔵人の文を丸めて爺に投げつける
「どう思う」
紙くずに手が延びた。
妙だ(田原親宏並びに田口鑑親の明日はなきこと)田口の方は解る(我ら一族の決意を我が懐剣にて示すを御照覧頂きたしこと)父上に刃を向けた時点で周囲に討ちとられよう
「田原殿はどう死ぬおつもりなのでしょうなぁ」
「珍しいな爺がその様な、腹でも割るのではないか」
本当に珍しい爺が独り言を口に出すのは俺に気付かせたいときか、自らが納得しきれない場合のみでほとんどない。
「いや、死ぬのであれば乱の後にて。御当代様となられた若よりお手討ちとなった方ようござる」
爺曰くこの様な手打ちには2つあり、一つは対等な手打ち金やモノあるいは責を負う小者の首をもって行うもの。
もう一つが格違いの手打ち片方が多大な犠牲をもって許しを乞い、もう片方が許しを与えるというもの
「此度は後者にて、義鎮様の御内諾なく自裁に及んでも無駄死にとなります。この様なこと田原殿程の方が見落とされるはずが」
「無いか」
考えて見ればそうだ、功罪としては田口の主君殺しの汚名と俺の命を守ること。それを持って田原一族を差し許す外から見れば明らかに功が大きい。田原の首ではなく隠居の上在府、蟄居で釣り合うにも関わらず明日は無き事という。
「若、田原殿に何を語られましたるや、承りとう存じまする」
「爺に言うたことと何ら変わらぬ、鎮西を統べ大内義興どのに並び立たんと」
俺の言葉を暫く反芻していた爺の額に汗が滲み、顔色が青ざめる重大なことに気付いたらしい。なにを考えついたのか聞きたくないが、聞かねばならん。
「爺、なにを「若!至急各地に伝を飛ばし兵を集められませ!田原殿は」
俺の内は爺の焦り声を聞いても静かであったたし、それがなぜかと考える思考も生きていたが最後まで冷静にはいられなかった。
「田原殿は、大内に討ち取られるおつもりですぞ❗」
爺:入田親誠(にゅうたちかざね)
主人公、大友義鎮の傅役史実とは違い仲は良好。
頭の回りが早く考えてからものを言う人物
最近、娘の入田義実と戸次鑑連をどうにかこうにかくっ付けようと画策中