10/30 再編集して新しく投稿しました
11/12 細かい修正をしました
拝啓 天国の両親、妹へ
「a」 「……あ?」
釣りをしてたらロリが釣れました。
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俺は日本のとある地方都市にある、"私立保楼大学"に通うごく普通の大学生だ。保楼大学、略してホロ大は難関大学の一つとされているが、専門的な知識を学べたりするので俺は努力して、見事合格した。
そんな俺には今、悩みがあった。
「俺、今月はもやし生活だって言ったら、笑う?」
「えぇ……?」
俺の隣で困惑しているのは大学の同期で友人のイナ。本名は一伊那尓栖。眼鏡を掛けた黒髪の美少女だ。イナニスだと長いため本人の希望でイナと呼んでいる。
イナは大学に通うためにこの街に越して来た。越してすぐ、街の散策をしていた時に輩に絡まれたことがあった。そこに俺がたまたま通りかかり助けた。その時はお礼を言われて別れたが、数日後に学内で再会した時は驚いた。
そんな縁もあり、今はデッサンのモデルになったり、買い物に付き合うといった関係だ。
「本当にそうなら笑えないけど……。というか、今月始まってまだ1週間だよ! 何があったの?」
「ちょっとP◯4で気になるゲームがあったんだわ。でも俺本体は持っていない訳よ。……それで、そのぉ」
「……本体ごと買ったの!?」
「はい……」
俺はS◯itchは持っているがP◯4は持ってなかった。なので衝動買いしてしまった。……バカだな俺!
……今月はバイトの数を増やさなければ。
そんな俺を見兼ねたのか、イナがこんな提案を言ってきた。
「だったら釣りをしてみない? 私のお古だけど、ちょうど釣り具が家にあるから」
「釣りィ? えー、俺やったことないしなぁ……」
「別にそんなに難しくは無いよ? ちゃんと釣り方とか調べていけば釣れない仕掛けじゃないし……月末までもやし生活は嫌でしょ?」
「うっ……わかった。イナ、釣り具貸してください」
「オッケー。じゃあ帰りにウチに寄って行ってよ」
「分かった、ついでにスクーターで送って行ってやるよ」
「ほんと? やった!」
こうして放課後イナをスクーターに乗せて家に送り、イナから釣り具を借りた俺は明日のためにネットでいろいろ調べてから就寝した。
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早朝、港に着いた俺は事前に調べてきた知識をフル活用し、まずはサビキ釣りから始めることにした。サビキで釣った小魚を使い、その小魚を捕食するヒラメや青物などの大物を狙うためだ。……やっぱり男なら大物を狙ってなんぼでしょ!
開始してから数分でアジやイワシなどが釣れた。良い大きさの魚はキープして、数匹の魚を生き餌にして大物を狙う。
……ビギナーズラックを狙っていたのだが、そんな簡単に大物が釣れる筈など無く1匹、また1匹と餌の魚は弱っていった。
太陽が真上に来る頃には最後の1匹となってしまった。時間帯が過ぎたのか、いつの間にやら他の釣り人たちは居なくなっていた。
(これが潮時かな……)
そう思っていた時だった。急に竿が、グンと曲がった!
大物が掛かったと思った俺はテンションを上げつつ、落ち着いて対処した。激闘すること数分、岸壁に魚を寄せる際に俺は気がついた。
(そういえば、どうやってコイツを引き上げよう?)
イナの釣り具には釣り竿や仕掛けなどのセットはあったが、タモ網は無かったのである。俺の他に釣り人はあたりに居ない。
(やべ)
俺が焦っていると、急に竿が軽くなった。バレたかとも思ったがそうでは無いらしい。弱っているのかこっちに段々と近づいて来ている。
チャンスと思い、俺は一気にリールを巻き、岸壁に近づいて来たそれをテレビで見たカツオの一本釣りの要領で引き揚げた!
「a」 「……あ?」
……そして冒頭へと戻る
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「……」(モグモグ)
(……どうしよこの状況?)
俺の目の前には、サメがモチーフになったであろう青いパーカーを着て、同じくサメをモチーフにした被り物を被ったロリっ子が口をモグモグと動かしている。青いメッシュが入った白い髪。日本人離れした整った顔立ち。さらに背後には、海洋生物のようなヒレのついた尻尾が生えていた。
……まるで二次元の世界から飛び出して来たかのような容姿に、俺は見惚れていた。
俺がロリの姿に見惚れていると、そいつは口からペッと何かを吐き出した。……それは、釣り針とそれを飲み込んだ魚であったモノだった。……っておい
「食べたのか? 俺が釣ろうとした魚を……?」
「?」
俺の質問にロリは首を傾げていた。
最初の引きは本当に大物だったんだなと思う反面、それを横取りされたという認識が湧いてきたがそんな様子を見ると怒る気にもなれない。
取り敢えず今日の晩飯分は釣れたからもう帰ろう。だがその前に、
(いや待て、この子どうしよう……?)
この市では最近物騒な事件が多い。警察にでも送り届けるか。
……とりあえず会話をしたいんだが、日本語は通じるだろうか? それとも英語か? 見た目からして日本人ではなさそうだし。
「……日本語、わかる?」
そう言うと彼女は首を縦に振った。……どうやら伝わるらしい。
「君の名前はなんて言うの?」
「ぐら。がうるぐら」
……がうるぐら。少なくとも日本人ではないな。
「じゃあぐらちゃん。君はどこから来たの?」
そう聞くとぐらは、海に向かって指を差し、
「Ατλαντίς」と、答えた。
…… Ατλαντίς。Atlantis。アトランティス。
「えっ!? アトランティスって、あの伝説の!?」
俺が驚いて咄嗟に聞くと、ぐらはうんうんと頷いていた。
……ぐらの態度からふざけているわけではないみたいだ。だとしたら本当にアトランティス人? いや、アトランティスザメ(?)
……さーて、どうしようか? これだと交番に連れて行ってもお巡りさん信じてくれないぞ。なんなら俺が誘拐したって誤解を生みかねない。
「……とりあえず、俺の家に来ないか?」
「家?」
このままぐらを放置しておくわけにはいかない。この辺りは最近物騒な事件が頻発しているため、保護的な意味合いを込めて家に連れて帰るのだ。そして今後のことを一緒に考える。……一歩間違えたら犯罪だが、これには本人の同意が重要である。
ぐらは悩んでいるようだ。……まあ、見ず知らずの男に突然『家に来ないか?』なんて言われたら誰でもこうなる。
……そんなことを考えていると、ぐらから「ぐう〜』という音が聞こえてきた。
「……もしかして、お腹空いてる?」
(コクコク)
俺がぐらにそう聞くと頷いた。……さっきまで俺が釣ろうとした魚を食べてたくせに。
「……家に来たら何か作ってあげるけど」「行く!」
即答かよ。まあ、これで家に来る理由ができたからオーケー。そしたらさっさと釣り具とかを片付けて帰ることにしよう。…ぐらはびしょ濡れだから風呂をまず沸かさないとだな。
──側から見れば誘拐なのを、色んなことがあって判断能力が鈍っている彼はまだ気づいていない。
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そうして俺はぐらにヘルメットを被せ、俺の腰にしっかりと掴まらせ、スクーターを二人乗りして帰路に着いた。
……今後の人生で『あなたの人生のターニングポイントはどこですか?』と聞かれたら、間違いなくこの日だと答えるだろう。
見切り発車で書きました。初めて小説を書くので文章や表現が上手く出来ませんのでそこはご了承願います。
また、続くようにはしたいですが、色々と忙しいので不定期更新になるかと思いますり続きを思いついたら書いていく予定です。
ちなみに鼻にウスターソースとキャベツが入って悶え苦しんだのもガチです。(死ぬかと思った)
最後にこんな駄文を読んでいただきありがとうございます!これから頑張って執筆したいと思います!感想など待っております!