「キミには理解する事すらできまい!」
「大袈裟すぎひんかいそれ・・・」
「オ・・・ォォォ」
「なんてことだ・・・なんて・・・これが虚化・・・」
「いや痛みに耐えとるだけやろ?」
「男にはある種耐え難い苦痛という物があるのだよ」
「つぶれてへんし大丈夫やろ・・・」
「だとしても!・・・それでも・・・」
「アイゼン・・・ありがとうな・・・ワイはここまでや・・・アトは・・・頼むで」
「ご安心ください・・・書類は全て残しておきますので」
「・・・ガクッ」
「ん?いまトドメ刺さんかったか?これはもうウチのせいじゃないわー」
「まぁ放っておいても大丈夫でしょう。・・・それよりも報告を」
「準備の方は万全やで。メンツも揃っとる。アトは罠にかけるだけや」
「全てはこの掌の上にある。気付いた時にはもう遅い。あらゆる計算は同じ結果を導きだしている。」
「ただの交流会で大袈裟やろそれ・・・」
「ギンもカナメも今日までよく頑張ってくれた・・・このコンサートは絶対に成功させてみせる・・・そう」
「私が天に立つ」
「・・・その決め台詞っぽいのやるの今でええんか?」
「ダメだったかい?」
「いや・・・ウチは一体何をみせられとんのや・・・」
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「誰もがどうでもいいモノとして流してしまった。私にとって彼は・・・憧れだった。希望であった。唯一無二の友だった。」
「つい昨日まで隊長として、一死神として、隣人として、確かに存在していたというのに」
「私の影をしていたというたった一つの事実で、その存在が、その価値が何の意味もないモノとして扱われるとは」
「思ってもみなかったよ。この私にも涙というモノがあるのだという事を」
「雛森桃。彼女だけが唯一カレを求め続けてくれた・・・憧れを憧れのまま真実を知らぬまま逝った事は喜ぶべきだろう?」
「アイゼン・・・私と同じ名を持ち私ではないモノよ・・・」
「共に征こう真実私の理解者となって貰う為に」
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「オレは誰だったんだ・・・」
「イチゴはイチゴさ」
「その前は?」
「私もしらない・・・ただキミが望んだのは一護にならない事だった」
「なんで・・・どうしてこうなったんだ?」
「世界が間違えたんだよ」
「・・・何を・・・」
「キミが主人公であって主人公でなくて主人公だったはずのモノだからという理由だけできっと主人公になりえるという事を」
「オレには主人公なんて無理だ」
「だから主人公なのさ」
「・・・わからねぇ」
「世界はいつだってこんなはずじゃなかったんだって理不尽で満ち溢れている。本当なら私が目覚めるはずがないんだ」
「?最初から居たんだろう?」
「・・・そう・・・いつだって居たんだ。同じであったはずなのに別の存在として認識できる事それ自体がもう・・・」
「全部手遅れなのか?」
「この世界は終わるけれどもそれは始まりだから・・・全部過去になるんだよ滅んだという過去に」
「未来はどうなる?」
「主人公がなんとかするさ」
「・・・主人公はオレでオレじゃない主人公も居る?」
「・・・私さ」
「・・・あぁ・・・安心した・・・そうかオレは終わるんだな」
「どうして」
「だってこんな奴居ない方がいいだろう?みんなから奪っただって?全部全部全部オレのせいだって!?」
「・・・」
「オレのせいじゃねぇ!」
「そう私のせいだ」
「オレのせいだろう?」
「未来を知る事がより良い結果を導くと慢心した結果がこれさ。イチゴのせいじゃないんだ」
「オレのせいだって・・・言ってくれよ・・・」