IS×Devil May Cry (仮)   作:伊丹

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二話目になります

今回、うまくできたか正直不安です。


STAGE-00 プロローグ2

数日後 市の多目的ホール

 

「ふぅ、やっと着いたぜ」

 

一夏は目的地に着いた事に安堵する。

 

「まったく、入試をするのにこんな遠くまで来なきゃいけないんだよ」

 

彼がここに着た目的は受験をするためだ。いくらデビルハンターとして活動しているとはいえ本来は中学三年生、受験シーズン真っ只中なのである。

 

「ま、そんな事言っても仕方がないか・・・・会場は何処かな?」

 

一夏は自分が受ける高校の試験会場を探すためホールに入った。

 

だが、入ってすぐに思わぬ事態になった。迷子になったのだ。この建物の構造が複雑で分かりにくい、案内板も見当たらない。

 

「・・・はぁ~、まいったなこれ」

 

一夏は頭を掻きながら携帯の時計で時間を確認する。

 

「時間は・・・・そんなにないか。ったく、何処にあるんだよ」

 

そう愚痴りながらその場を移動した。

 

そして、しばらく歩き回っている内にある部屋のドアの前にいた。そこには[関係者以外立ち入り禁止]の看板が掛けてあった。

 

「・・・誰かいるかな?」

 

一夏は誰かいるかどうかドアを開けようとドアノブに手を掛けようとする。しかし、手を掛ける寸前で手が止まる。

 

(・・・・何だがイヤな予感がする)

 

とは言うものの、時間が差し迫っているのでその不安を振り切ってドアを開けた。

 

 

この後、一夏が感じたイヤな予感が的中する事になる。

 

 

 

 

IS学園 生徒会室

 

黒いスーツ姿で鋭い吊り目の女性は織斑千冬。

 

青と白のワンピースを着てウサミミのカチューシャを付けた女性は篠ノ乃束。

 

鮮やかな金髪でブルーのカジュアルスーツを着た女性はナターシャ・ファイルス。

 

IS学園の制服を着て水色の髪で外側に跳ねている女性は更識楯無

 

おなじくIS学園の制服を着て髪を三つ編みにしヘアバンドに眼鏡を掛けた女性は布仏虚

 

そして、スーツ姿のスコールとオータムがこの部屋に集まってある話をしていた。

 

なお、千冬・束・ナターシャ・楯無・虚も一夏の彼女である。

 

 

「束、アイツがISを動かせたのはお前が原因じゃないんだな?」

 

「疑い深いな~ちーちゃん。私がアイツのこと嫌いなの知っているでしょ」

 

束はそう言って千冬が手に持っている書類の上に張ってある写真の人物に指を差す。

 

その人物の名は"倉持秋斗"最近発見された世界唯一の男性IS操縦者である。そして、かつて千冬の実の弟"織斑秋斗"である。

 

なぜ"かつて"かと言うと、三年前のある事件を切っ掛けに彼は千冬が現役IS操縦者時代のスポンサーだった倉持技研の社長に養子縁組を持ちかけ千冬達の前から去った経歴がある。

 

「・・・・彼がこの学園に来るなんて、最悪ね」

 

「お嬢様、私もそうですけど、また簪お嬢様と本音がイジメられないか心配です」

 

「・・・・そうね」

 

二人の表情が暗くなる。理由は二人の妹の簪と本音が小学校時代に秋斗からイジメを受けていたのである。刀奈と虚も止めに入ったのだが逆にイジメの標的にされた過去がある。

 

「それにしても彼の経歴・・・・酷いわね」

 

ナターシャは更識家が調べた"倉持秋斗に関する報告書"を見てそう言う。

 

特に目を引いたのが"各国で開発もしくは開発中のISのデータを盗んだ"経歴があった。だが、これは倉持技研が日本政府に圧力をかけ揉み消しをさせたと報告書に書いてあった。

 

「本当ならこんな奴は学園には受け入れたくないのだが、IS委員会と政府の圧力で入学させるハメになった。・・・・全く腹立たしい!」

 

千冬の声には若干怒りの感情がこもっていた。

 

・・・部屋に重苦しい空気が漂っている。すると千冬の携帯に電話が掛かってきた。

 

「私だ。・・・ああ真耶か、どうしたんだ?・・・・・・何?どういう事だ!」

 

話の内容に千冬は驚きを隠せなかった。

 

「・・・ああ、わかった」

 

「どうかしたの千冬?」

 

スコールは携帯を切って千冬に尋ねた。

 

「・・・・・一夏が・・・」

 

「一夏がどうかしたのかよ?」

 

「・・・まさか、いっくんの身に何か!?」

 

束の言葉に千冬以外の皆は表情が険しくなる。まさか一夏の身に何かあったのではと、もしかしたらと最悪の事態を覚悟した。が、その予想は外れる事になる。

 

 

「一夏がISを動かしたと・・・・」

 

「えっ?」

 

予想していた事と全く持って違う答えに刀奈は唖然とした。

 

「千冬、もう一度言ってもらえないかしら」

 

「一夏がISを動かしてしまったんだ!!」

 

「「「「「「ええーーーーーーーーー!!??」」」」」」

 

千冬以外の六人は事態をようやく理解をしたのか、思わず大声を上げてしまった。

 

 

 

 

 

 

翌日

 

とあるスラム街にある便利屋「Devil May Cry」

 

 

ここの主である銀髪で赤いロングコートを羽織っている男"ダンテ"は相変わらず椅子に腰掛け、長い両足を机の上に行儀悪く投げ出しながらピザ食いながら雑誌を読んでいた。

 

「ここのところ碌な依頼もなしで退屈だ」

 

ダンテは投げやりに言う。

 

ここのところ悪魔絡みの依頼がめっきり減り、週休六日から週休七日の日々が続いている。

 

たまに悪魔絡みの依頼があっても見掛け倒しの雑魚悪魔ばかり、さらに退治する際に余計な物まで壊して仕事料が弁償で消える始末で借金も増える一方、たまに人探しや落し物探しで仕事料を得ても大抵が好物のピザとストロベリーサンデーに化ける。大きなヤマで大金を得ても仕事仲間の"レディ"に嗅ぎつけられほとんどが彼女への借金返済で消える。

 

そしてここに来てある問題が浮上した。それは今ダンテが住んでいる自宅兼事務所が老朽化によるガタが来ていつ崩れてもおかしくない状況になっているのである。建て替えるにしろ、移転するにしろ金がかかるのでどうする事もできないのだ。

 

とまあ、そんな問題だらけの便利屋「Devil May Cry」にある男がやってきた。

 

「おーいダンテ、居るか?」

 

来たのは背の高い中年の男性で名前はモリソン。ダンテに金になる仕事(うまくいけば)を持ってくる情報屋だ。

 

「モリソンか。悪いが今俺は忙しいんだ」

 

「ピザ食いながら雑誌読んでいる奴がよく言うな」

 

モリソンは呆れながら言う。

 

「折角、お前好みの良い仕事を持ってきたんだがな」

 

「話を聞こうか?」

 

「受けてくれるのか?」

 

「それは内容次第だ」

 

「その前にこれを読んでみろ」

 

モリソンは手に持っていた新聞をダンテに投げ渡す。ダンテは新聞に目を向けると一面にあることがでかでかと書かれていた。

 

 

『世界で二番目の男性IS操縦者発見!彼の名は"織斑一夏"』

 

 

「はは、一夏の奴も災難だな」

 

「まったくだな。だが、これと仕事がどう関係するんだ?」

 

「最近日本で魔剣教団の残党が活動をしているって噂があってな。一夏が教団で使役していた悪魔とやり合ってな」

 

「それで?」

 

「でもあいつはIS操縦者としてIS学園に入る事になるから身動きが取れなくなりそうでな、そこでお前さんに白羽の矢が立ったってわけだ」

 

「このことはあの坊やにも言ったのか?」

 

「ネロの事か?奴さんならすぐに飛びついたぜ」

 

「なら今回は坊やに任せようか。そろそろストロベリーサンデーが来るんでな、帰ってくれ」

 

「サンデーなら来ないぜ」

 

「何?」

 

「フレディに言ってお前さんがツケを全部支払うまでダンテに届けるなって」

 

「てめえ、何の権限で」

 

「だったらこれで決めるか?」

 

モリソンはポケットからコインを出した。

 

「・・・またかよ」

 

「お前さんの勝ちならツケ全部払ってやる。ついでに建て替え費用も出してやる。負けたら」

 

「ああ、わかったよ。・・・表」

 

モリソンはコインをトスしてキャッチする。そしてコインの向きは・・・・・裏。

 

「・・・わかった、引き受ける」

 

ダンテは机に置いてあったエボニー&アイボリーを腰のホルスターに収め、壁に立て掛けてあったリベリオンを抜き取って外に出ようとする。

 

「おい、ダンテ」

 

モリソンに呼び止められる。

 

「なんだ?」

 

「お前、旅費あるのか?」

 

「・・・・・」

 

ダンテの動きが止まった。

 

「旅費を稼げる仕事があるんだが、受けるか?」

 

どうやらダンテが日本に来るのはまだ先のようだ。

 

 

 

 

 

 




如何だったでしょうか?


次の話で原作突入になります。

感想又はアドバイスがあればお願いします。(ただし、批判するだけはやめて下さい)

それと、活動報告でタイトル案を募集しています。


   See you again
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