白いウサギは人肌に溶ける(全年齢版)   作:37級建築士

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勢いで執筆、続くかどうかは正直気分次第


(1)まどろみのたわわ 神ヘスティア

 お爺ちゃんは言っていた。オラリオには何でもあると、とくに大きいことに関してはなおさらだと、よく口癖のように言っていた。

 

 月曜日になると特にあれはたまらない。男として生まれた以上、あれなしに人生は語れないと、本当にお爺ちゃんは熱く僕に語ってくれた。

 

 

……ベル、オラリオはすごいんじゃ!なんせ、オラリオのおなごは皆、たわわなんじゃからな!!

 

 

 たわわ、とにもかくにもたわわがすごいと、お爺ちゃんは特にそれが何かを語らずに僕に熱弁していて、幼い僕にはたわわという言葉が擬音であることも理解していなかった。

 

 そう、その言葉の意味を、たわわの実態を知らずままに僕はオラリオに来た。そして、僕はついに知った、たわわとはなにか、何がお爺ちゃんをそんなに熱くさせたのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……たわわ」

 

 無意識に、その言葉を口にした。

 

「……寝ぼけてる、かな」

 

 独り言つる自問自答、今日はたまの休みの日、でも時間はまだ早朝。神様と二人で暮らすこのホームの部屋では日の光を感じない。体内時計と置時計で今の時間をようやく実感して、そして中途半端に早く起きたこともまた実感する。

 

 

……夢、お爺ちゃんの夢、懐かしいなぁ

 

 

 まだうつろぐ意識、残滓のようにどこかこびりつく夢の映像を僕はまだみている。 そうだ、たわわだ。お爺ちゃんが熱心に語ったたわわ、その意味も僕はとうに知っている。というか、開始早々に知らされたのだ。

 

 

……うん、だってもう、本当に

 

 

「オラリオの女の人、なんでみんな……胸が大きいんだろう」

 

 

 そう、大きい。どういう原理か、この街には大きい女性しかいない。仮に今は小さくても女性は皆大きくなる宿命でもあるのかというぐらいに、なぜかたわわな、そうたわわなお胸をお持ちでいらっしゃるのだ。

 

 平均バストIカップ、誰が調べたのか、それがこの街での統計が示した確かな数字らしい。なんというか、でもそうであることは確かだ。

 

 

「……はぁ」

 

 

 なんだろう、ちょっとあれだよね

 

 

……こんな朝からこんなこと考えて、うん、よくない、よくないよね

 

 

 

「顔、洗おう」

 

 

 ベッド代わりのソファーから起き上がり、ベルは水場の方へと一直線に

 

 

「……んッ、ぁ」

 

 

「!」

 

 

 艶のある声、とっさに振り返りベルはベッドの方を見てしまった。

 

 声の主、それはもちろんというべきか。彼女、神ヘスティアの声であった。連日のバイト、確か昨夜は夜遅くまで用事があったとか、そうとなれば起こすのは失礼に当たる。

 

「……神様」 

 

「んぅ……べる、くぅん……おしょうゆ、とっておくれ………すぴぃ」

 

 わかりやすい寝言、寝間着姿を少しはだけさせて、布団も蹴飛ばしていらっしゃる。

 

「……もう、風邪ひきますよ」

 

 気を使い、床に傾き堕ちた布団を手に、ベルはそっとヘスティアの体にかける。

 

 その際、仕方ないのだけれど、ベルはヘスティアの体を見てしまう。はだけた服、ボタンが掛け違っていたせいか、その奥の肌色が見えてしまっている。ふくらみ、仰向けで寝てなお主張のはげしい、そう

 

 

……神様の、たわわ

 

 

 大きい。その小さな体躯にはあまりにも不釣り合いな果実。面と接ればどうあっても裂けることのできないその部位。わかってはいても、視線は自然とそのふくらみを捉えて逃がさない。

 

 

「……うぅ」

 

 

 恥ずかしさで視線を顔ごと横へ。寝ている女性に対する背徳感、僕はそっと乱雑に布団を直した。胸は隠れて、もうこれで「うぅ、暑いッ」

 

 

……ばさり

 

 

「……」

 

 再びどける布団、寝返りを横に、今度は重力に逆らわない形でたわわを拝む。

 

 

……バチンッ

 

 

「!」

 

 と、その時だ。神さまの第三ボタンが今外れた。そのせいか、胸元の隙間が開いて、内容物が外にはみ出てしまった。

 

 見えてしまっているのだ。神様のたわわの、その隙間。二つのふくらみが作る、どこまでも蠱惑的な深淵が

 

 

「か、神様……ど、どうしよう」

 

 よくよく観察をしてみると気づく、服のボタン、元々上四つだけしか締めてないけど、残りの三つもすでに限界が見えている。今にもパーンしそうなのだ

 

「と、とにかく、布団で隠して……それで「うぅ、さむいよぉ」……ヘッ?」

 

 

 

……ガシッ

 

 

 

「お布団を、取らないでおくれよ……ヘファイストス……むにゃ」

 

 

 

 

 

「――――――ッ!!?!?!!?」

 

 

 

 

  

 

 

 

 

   ×   ×   ×

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 教会のぼろい地下室のベッド、いつもは神様が寝るために使うベッド、でも僕はいったいどうしてか

 

 

 

……むぎゅぅ、むにゅにゅ……ぱふ、むぎゅぅ

 

 

「もう、ベルくんってば……こういうことをするなんて中々やるね。僕、そういうの嫌いじゃないぜ」

 

「――――」

 

 語るに語れない、今僕は表情筋の一本たりとも動かすことは出来ない。

 

 

……かみさまの、胸に……顔、埋まるッ!!

 

 

 なぜか、ベッドに引き込まれたうえこうして添い寝を継続して、なんだったら頭を撫でられている。

 

 神様のたわわで、僕は意識がいつ昇天してもおかしくない。でも、それは駄目なんじゃないかって、頭の奥の理性が踏みとどまってどうにか意識が保たれている。現状、それが僕の現状である。

 

「えへへ、ベルくんと添い寝だぁ…………うん、このまま二度寝しちゃおっか、お互い、今日は休みだからさ」

 

「…………ッ!!」

 

「こらこら、暴れない暴れない……観念して、甘えて寝ちゃっておくれ。僕も、今はそうしたいよ」

 

「――――ッ」

 

 一層深く、後頭部を撫でる手の動きで僕の顔はより埋まっていく。

 

 横向き、頭を抱きかかえる態勢、確実に神様のたわわは僕の頭をジャストフィット受け入れてしまっている。

 

 神ヘスティア、ロリ巨乳と称されるその胸、実に脅威は100㎝越え。柔らかさはもちろんのこと弾力としなやかな肌質が顔を優しく包み込む。その上直に感じるボディーソープのいい匂い、ほとんど直に感じる暖かさは郷愁を感じさせ、それは転じて母性という二文字へと変わって脳内にしみ込んでくる。それはきっと、どんなに手良くしようと避けられようがない。

 

 

……気持ちいい、駄目なのに…………恥ずかしいこと、なのに

 

 

「……ベルくん、良い子良い子。うん、たまにはいいじゃないか……ぼくのおっぱい、君になら構わないよ」

 

「…………ッ」

 

「子守唄はいるかい?抱き締める力は?…………いいよ、甘えん坊のベルくんも、僕は大好きだよ」

 

 とろかしてくる。誘惑を思わせるような、堕落へと誘い込む甘い言葉。けど、そこに悪意は一切なく、神様は本心から、僕をそのたわわな果実で甘やかそうとしてくるのだ。

 

 いけない、これ以上は駄目だと、もはや頼りない独り言を脳内で叫んで、でも実際今僕は神さまの豊満に顔を預けるという不敬を働いていて

 

 

 僕は、僕はもう

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、ベルくん君、なんだか眠そうになってないかい?」

 

「…………」

 

 頷いた、というか力が抜ける。

 神様の胸の中、ただそれだけで、少し息苦しくもあるはずなのに、どうしてか体は言うことを聞いてくれない。

 

 最上のクッションに鼻先をうずめたまま、肩の力は抜け落ちて体は柔らかく、柔らかく

 

 

「……ベル君、べーるくん……もう、限界なのかい」

 

 

「……ッ」

 

 神様に抱き着いて、そのまま眠ろうだなんて、絶対ダメなのに

 

 

……だめ、これもう……ほんとに

 

 

 

「…………すぅ」

 

 小さな寝息、それは次第に等間隔に

 

「……うん、いい子だね。じゃあ、はあぁ……んっ、僕も、眠いから、おやすみ」

 

 

……もぞ、むにに……きゅ、むぎゅぅ

 

 

 抱き寄せるヘスティアの手、ベルの吐息を胸に感じながら、静かに自身もまた呼吸を静かに

 

 休みの朝、まどろみに落ちて二人は寝入る。共にベッドで、二人密着して、離れずに

 

 

 

 

 

「「…………」」 

 

 

 

 

 

 穏やかな休日の二度寝、片や最高に贅沢なクッションで惰眠を貪っている。目覚めたのち、羞恥と罪悪感で悶え叫び散らすか、それとも何か別の進展があるのか

 

 それはまた、別の話で

 

 

 

 

 




月曜日のたわわの娘は前髪の子と妹が推し


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