白いウサギは人肌に溶ける(全年齢版)   作:37級建築士

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ピンク髪はエロい。歴史がそう語ってきた

マイナーヒロインにスポットライトを当てたいどうも建築士です。


(10)友人の彼をつまみ食いした話 ミィシャ・フロット

 

 同僚に彼氏ができた。これは、見過ごせない事態である。まあ厳密にいえば彼氏であるかどうかは未定、しかし最近のあの娘はずっとベルベルベル……そう、相手は担当の冒険者君だ

 

 担当の冒険者を持ってから妙にあの娘ったら色気づいて、というか最近は私に対して惚気話ダラダラ。、飲み会でも宅飲みでも、エイナったら自慢自慢でやれベル君が可愛い、甘える声がキュンキュンする、かっこいい活躍しても撫でれば甘えん坊んなっちゃう所なんかもう!……ああもう、耳にタコ。いい加減にしてよあの母性ハーフエルフ!

 

 

「もう、脳がおかしくなるぐらいにさ、聞かされて。でも、現場見てないからどこか信じ切れなくてね……でも……まあ、こっそり望いたらさ、見ちゃったのね」

 

 あのエイナに恋愛なんて高尚なものが身につくはずが、そんな淡い期待は一瞬で崩壊

 

 あの子が嘘で着飾るはずがないから、決まりきったことの確認だったんだけど、実際に見てしまうとそこには、あぁ、やらしぃ

 

 

「見ちゃったんだなぁ、あのエイナが……男の子にキスしてた。しかも、唇じゃなくて首筋、鎖骨ちょい外側ぐらいの所、キスマーク付けてたのッ……あのエイナが!」

 

 

 

 すごい光景だった。エイナがまるで淫魔に見えてしまうぐらいに、というか見ているこっちがむらむらしてきた。花を摘みに行った際に、ちょっとだけシちゃったのは秘密

 

 でも、あてられたのは仕方ない。自分だって、そんなハレンチなのは妄想だけ。意中の相手を拘束したいがための女の必殺。そんな大技をやってのけるエイナは、どこか遠い所に離れたように感じちゃった。

 

 その上、それをされているのは母性刺激する年下の可愛い男の子。つまり、エイナは目覚めた。おねショタ恋愛に

 

 

「そりゃ、友人の春は喜ぶよ。でも、惚気聞かされるこっちはたまったものじゃないよ! しかも質が悪いことに、それがうらやましいからなお悔しい!!」

 

 叫ぶミィシャ、その声の大きさにはさすがに

 

 

 

 

 

 向かい合って話を聞くベルも、静止せずにはいられない。

 

 

 

 

 

「あの、ミィシャさん落ち着いて……声聞こえちゃいます。その、僕とエイナさんのことあまり広められると」

 

「へ? そんなのギルド職員の女はみんな知っているよ!」

 

「へ?」

 

「女の職場で秘め事なんてできると思う? というか、この待合室をカップル部屋にしている君に言われたくないよ」

 

「……ぅ」

 

 一蹴、身長差はさほどないが妙にベルのほうだけ小さく見えてくる。

 

 親しくしてくれるエイナ、相手はその友人とのこと

 

 

……ミィシャさん、ほぼ初対面なのに、すごくグイグイ来る

 

 

 応接間という密室で、いつも行う勉強会の相手がどうしてかこの人。部屋に入れば待ち構えていて、開始一番から愚痴のような、モノローグというか、一人語り調でつらつらと話だしたと思えばハイテンションな抗議文

 

 エイナさんと比較すればなんとも対照的で、元気があってそれが逆にとっつきにくいような。でも、綺麗な人だし、制服越しに見るスタイルも魅惑的。さすが、エイナさんのご友人

 

「……ッ」

 

 悪い人ではないのは確か。だけど、今までの恥ずかしいコミュニケーションを熟知されている上、声高に指摘されてしまえばなんとも面はゆい。気づけば手は痒くもない顔をかいて、目線もおぼつかない所をうろついている。

 

「……あの、もしかしてその……良く、思っていない感じですか? ぼくの、こと」

 

「え?」

 

「……ごめんなさい、なんだかその……すみません」

 

「いやっ……ストップストップ!」

 

「……ぇ」

 

 ミィシャさんが慌ただしく取り乱す。

 

 つい卑下して、謝罪の流れを持ち出して、すると驚くほどに取り乱してしまった。表情をころころ変えて、ああでもないこうでもないと一人言葉を並べて、最後はいっぱいうなって

 

「?」

 

「ごめん、ちょっと調子に乗りすぎた。反省」

 

 しょんぼりと、肩を下ろした

 

 

「あの、謝る必要は……」

 

「いいの、いい……う~んごめんね、ちょっと調子乗りすぎたから。君は気にしないで」

 

「……」

 

「あ、そう言えば講義……時間もったいないよね。さ、始めよっか」

 

「……はい」

 

「心配しないで、エイナからは色々聞いているし……私、年下の弟欲しかったからさ、嫌じゃないよ。」

 

「え、そうなのですか?」

 

「え、そこに反応するんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「風邪でお休み、ですか?」

 

 ギルドに訪問して、エイナさんの場所にいた職員さんから聞かされた不在通告。

 

 午前中に探索を終えて今日もまた講義の時間、けどエイナさんはいない。事情は聞けば、今日は別の仕事で合間が無い。

 

 エイナさんのご褒美が貰えないのは切ない。でも仕方ないから、踵を返して去ろうとした時。

 

「あ、ベル・クラネルさん……貴方に言伝です」

 

「へ?」

 

「エイナ嬢はいませんが、エイナ嬢のご友人があなたをお呼びです。エイナから、講義は彼女から受けてとのことです。」

 

 

 

 

   ×   ×   ×

 

 

 

 

 と、そんなこともあって今僕はミィシャさんと面と向かう機会を得て、その上二人密接な時間が訪れてしまった。

 

 悪い人じゃない。繰り返しになるけど、エイナさんの友人だしそこはかとなく感じる人柄も悪い印象はない。

 

 

 

……でも、なんだろう

 

 

 

「えっと、ここは違うね……ここを踏破するならリスクの質も変わるから。ホーネットの遠隔攻撃が挟撃になるから、対応が出来る出来ないで事故につながるんだ。」

 

「……えっと、ならこのルートは」

 

「うん、それが正解だね。エイナからも言われてると思うけど、リスクは割けないとね。よし、ここは満点」

 

「はぁ、ありがとうござい……わっ」

 

 くしゃりと、髪の毛に触れた手。エイナさんと違って少し雑……でも、嫌いじゃない?

 

「……あの、これは」

 

「ん、いつもこうしてるんでしょ……エイナも好きだね。でも」

 

「え、あぁ……あの」

 

「ほほぅ、ここはこんな……男の子っていうか、小動物?」

 

「ひっ……ミィシャさん」

 

 向かい合っていたはずが、間の机を回り込んで詰め寄ってきた。

 

 なんだか、近い。というかミィシャさん、目が

 

「……ベル君、でいいよね」

 

「あ、はい……あの、撫でてくれるのは嬉しいですけど……その、ぅ」

 

 両の手で髪を撫で、というか弄られている。シャワーで洗い、自然に乾かした髪がミィシャさんの手でかき回されていく。元のくせっけがよりうねって爆発頭に

 遊ばれている。淡々してしまう僕を見てなんとも楽し気だ

 

 

……なんで、なのかな

 

 

 初対面と変わらない面識。でも妙に親しすぎて、というか

 

「う……あの、ミィシャさん」

 

「う~ん、整った顔立ちだよね……幼いけど目元はキリってしてるし。君、モテるでしょ。年上の女性全般」

 

「え、あの……ぁ」

 

「肌すべすべ。男の子なのに……なんかずっと触ってられる」

 

「ひゃ、やめて……恥ずかしいッ」 

 

「……あぁ、ごめん」

 

 

 やっと手が離れる。頬に触れた手のぬくもりが冷めると、少し切ない。

 

 

……切ない? なんで、僕

 

 

「……今、あぁもう終わっちゃったって顔してるね」

 

 にやけづく顔、見透かされているようでなんとも恥ずかしい。

 

「……ミィシャさん、攻めすぎです。色々と」 

 

「あはは……うん、そうだよね。君年下だし……年上の異性に詰め寄られたら、ちょっと困るよね……うん、反省」

 

「……ッ」 

 

 軽い接し方。スキンシップは止まらない、反省と繰り返しながらも手の平は僕の顔を撫でている。

 

 顎の下あたり、耳の裏、頬、手つきが雑なのがどんどん優しくなってくる。手慣れてきている、のかな

 

「……ここ、気持ちいの?」

 

「んッ」

 

「そっかそっか……あぁもう、君いいよね。エイナがうらやましい」

 

「……エイナ、さんが」

 

「うん、うらやましいね……だから嫉妬した。でも」

 

 

 

……すっ

 

 

 

「へ?」

 

「よっと……んへへ、今はこうして触れるから、エイナにも負けないよ。」

 

「あ、隣」

 

「気にしない気にしない。エイナだって同じことしてるでしょ」

 

「……ッ」

 

 さりげなく、向かいの席に帰るのではなく、そのまま僕の隣に座った。足と足がくっつく距離で、ぴったりと 

 

「……」

 

 

……ミィシャさん、エイナさんと同じこと、しているのかな?

 

 

 

 

 

   ×   ×   ×

 

 

 

 

 

 横に座って、近くで見てみるとやっぱり

 

 

「君、甘やかされるの……慣れてるよね」

 

「!」

 

 表情がわかりやすい。少年の照れ顔は何度見ても飽きがこないものだ。

 

 

……エイナがハマる理由、わかるなぁ

 

 

「ま、人間関係にとやかくは言わないけど……で、エイナとはどんな感じ?いつもお姉ちゃんと弟の関係?」

 

 率直に聞く。膝の上に乗せた手はベルの鼓動を確かめるセンサー。そして、触れられたベルは嘘を吐けない、そんな気分になっている。

 

「……否定、しないです」

 

「だよね。君、甘やかしたくなるもん。だから……」

 

 

……つまみ食い、したくなっちゃった

 

 

 

「は? へぶッ」

 

「嘘、冗談」

 

 振り向いたベルの頬をつつく。崩れた表情を見て、また和やかに笑って、そして次は両の手でベルの頬に触れた。

 

 顔と顔の距離が近い。赤らめて、若干涙目なベルを、じっとミィシャは見続けて

 

 

 

「ベル君。君さ、中々可愛いね……エイナに嫉妬しちゃうぐらいに、ね」

 

 

 

 

「……ッ」

 

 ドキッとした。あどけなさが見えるその尊顔が、今和やかな眼で僕に語り掛けている様子は

 

「ん、どうかしたの?」

 

「……いえ」

 

 年の差を意識してしまうしっかりとしたお姉さんだった。

 

 

……そうだ、思い出した。ミィシャさん、この人

 

 

 ギルド職員は美形が多い。特に、アドバイザーを務める女性職員は、それぞれ著名なアイドルのように信望者が集まるのもザラだ。エイナさんも、そのうちの一人に入るし、そしてそこには、この彼女の名もあるのだ

 

 隠れがちだが、ミィシャ・フロットは人気の高い女性だ。冒険者をはじめ、異性や年配の方からも好感度を集めるヒューマン。丁寧な所作を持ちながら、根っこの陽気さ、無邪気さを程よく魅せる彼女は好かれやすい。

 

 恋愛対象というよりは、常に一緒にいてもいい気の置けない友人。友人として求むる素養をさりげなく満たしている彼女は、掘り下げれば掘り下げるほどに魅力を見せてくれる。

 

「……」

 

 魅力的な人、でも

 

 今の彼女は、世間は知ってるのだろうか?

 

「あ、今おっぱい見た?」

 

「……い、いえ……すみません」

 

 逸れた視線がつい行ってしまった。

 

 指摘されてしまえば余計に意識してしまう。エイナさんにも負けないサイズ。体躯にあった、バランスのいい膨らみ。

 

「……見たい?」

 

「い、いえ……見ません、から」

 

 強がって、そんな言葉を吐くも笑われて一蹴

 

 ミィシャさん、親しい友達のような気軽さに年上の色香を合わせて、僕に攻め寄ってくる。どことなく、エイナさんのご褒美と同じ、僕の内面にメスを入れて、揺さぶってくる感じ。

 

 ギルド職員の女の人、みんなSよりな人かな

 

 

「エイナから言わているんだ。私の代わりによしよししてあげてって」

 

「……エイナさん」

 

「でも、これは違うかな……君可愛いから、私情で可愛がってあげるね」

 

「……お世辞」

 

「だったらもっと盛るよ。ベル君、ほらほら……おいで~」

 

「……」

 

 膝枕の誘いか、手をポンポンと叩いていざなおうと

 

 エイナさん以外の相手に、しかもまだ面識の浅い人なのに。

 

 

 

……でも

 

 

 

 

「エイナさん、頼まれたんですよね」

 

「うんうん、だから遠慮せずおいで~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エイナから言われたのは、あくまで講義の代行。そこには決して、こんなスキンシップは入っていない。

 

 

 

……でも、やるなとは言われてないんだよね

 

 

 

「……ふふ、癒されるなぁ」

 

「ぁ、ミィシャさん……その、講義は」

 

「あぁ、もちろん続けるよ……でもでも、休憩も大事だから……ほら、お姉さんが耳かきしてあげようか?」

 

「……いえ、大丈夫です」

 

「そ、じゃあ頭のマッサージしてあげるね……私、そう言うの詳しいんだ」

 

「……ぁ、うぅ」

 

 側頭部を起点に、ベルの髪をミィシャは漉いてやる。時折伸びる指先が顔をなぞって、頬をフニフニとつつく。

 

「ぁ……首は、その」

 

「よしよしよし……ごろごろしちゃえ~」

 

「それ、猫です……ぁ」

 

 

 

……ゴロゴロゴロ

 

 

 

「ふふ、可愛い」

 

 表情がにやけて戻らない。恥ずかしながらも、ミィシャの甘やかしを受け入れてしまっているベルはスキンシップに反応してしまっている。

 

 その腰に尻尾があれば、ゆっくりと尾を揺らして興奮を隠しきれない様が晒されていたことだろう。

 

 

 

……何この子。うるうるして、ふわふわして……目が合うだけでもじもじ

 

 

 

「うわ、どこ触っても柔らかい。反応が新鮮、これは毒だね」

 

「……あの、講義」

 

「うん、わかってるわかってる。もう少し、ね……そう言えば君年は?」

 

「……14、です」

 

「グッド!」

 

「?」

 

 

……14、14歳の男の子……たまらない、エイナずるい!

 

 

「ベル君……ちょっと起きて」

 

「……はい」

 

 

 言われるままに体を起こす。蕩けかけた意識を元に戻すようい、その場でかぶりを振り頭をはっきりさせんと

 

「……うぅ、あの……これ以上は、はぶッ!?」

 

 

 

 

……むぎゅぎゅ、ぎゅうぅ

 

 

 

 

「ずるい!エイナずるい! 君なんで私の担当にならなかったの? エルフだからでしょ、エルフだからエイナを選んだでしょ!絶対そうだ!!」

 

「!!」

 

 興奮飽和気味のミィシャはベルの頭をロック、つまりは抱擁、というか

 

 

 

……なんで、なんでパフパフ!?

 

 

 

「あ、もうくすぐったい……いやらしい子だね。でも、なんかそれでもいい!」

 

「……ぁ、あふぁって、みひははんッ……ふへ、あはっへ」

 

「そうだよ、あててるの! ああもう、なんで君が私の担当じゃなかったの!?」

 

 声を荒げて、妙な怒りで爆発するミィシャ

 

 力づくで離そうにも、そうするにはその両手は体に触れざるを得ない。スタイルの良いくびれた腰、肉付きは十分な臀部、触れてしまえばきっと……喜ぶのかな

 

 

 

 

「抱き心地もいいなぁ……君、姉がいたらダメだよ、絶対一線超えちゃうもん。アタシだったら我慢できない!」

 

「――――――――ッ」

 

 抵抗は、意味がないかもしれない。そう、悟らざるを得ない。

 

 ミィシャ・フロットは夢中。自分からそう声高に言えないけど、この人はもう、僕に夢中、なのだろう

 

 

 

……慣れない、恥ずかしい。積極的な人、多分弱点なのかな?

 

 

 

 抱擁されながら、谷間に埋めたままで視線をちらほら。見えた時計の針から見て講義の時間はまだ十分ある。だけど、このままだと何もしないままに終わりそう

 

 大事な講義の時間。講師がいなければどうにもならないのだから、今はもうどうにもできない。

 

 ミィシャ先生が満足するまで、今は無抵抗に、受け入れるしかない。

 

 

 

「可愛いなぁ、君……私のおっぱい、そんなに落ち着くんだ」

 

「……うぅ」

 

「おっぱい、結構あるでしょ。これでもDはあるんだよね、まあ使い道がないおっぱいだけど」

 

「……あの、うぶっ!」

 

「ん、おっぱいは恥ずかしい? もう、初心だねえ。ま、そこがいいんだろうね……ほらほら、役得だぞ。でも匂いは嗅がないでね。感触だけ、服越しにね」

 

 

 押し付ける腕の力が増していく。ブラの硬い感触の先、鼻先が乳房の柔らかさを捉えている。

 

 

「――――ッ!?」

 

 理性と本能の戦い。エイナさんとはまた違った意味での強敵を相手に、僕はこのまま一時間ほど苦戦を強いられるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

―時刻、夕方―

 

 

 

「ごめんなさい! その、暴走して」

 

「……」

 

「怒ってるよね、いやあ……すみませぬ」

 

「……ッ」

 

 

……悪気、ではないし

 

 

 時刻は過ぎて、もう講義は終わっていた。結局、ミィシャさんが満足するまで、僕は胸に抱かれて撫でられて、そのまま寝落ち。ついでにミィシャさんも

 

 目を覚ませばすでに黄昏。そして今、低く頭を下げて

 

 

 

「……もう、構いません。嫌では、無かったですし」  

 

「え、そう?」

 

「……」

 

 うなずく。異性として、ミィシャさんは魅力的なお姉さんで、正直たまらない。

 

「……怒れません。僕、嬉しかったですし」

 

「!」

 

 

……がバッ

 

 

「へ、また!」

 

「あぁもう、君はいい子だなぁ……エイナ、分けて欲しいな」

 

 人目を気にせず抱擁。あわあわと取り乱すぼくを周囲の女性は生暖かい目で見つめる。

 

 集める視線。でも、その中に

 

 

 

 

「!」

 

「えへへ…………あっ」

 

 視線が一点。僕とミィシャさんを冷ややかに見つめてほほ笑む。とっても美しくもおっかない女性だ。

 

「ベル君、ミィシャ……何してるの?」

 

「……ッ」

 

「あちゃぁ……めんご、エイナ」

 

 平謝り、しかしエイナさんは歩みを止めない。

 

 ただ歩いているだけなのに地面を砕くような音が聞こえる。ゴゴゴと、背景に威圧的な音が見えるほど

 

 

……怒られる、エイナさんにッ!

 

 

「……ベル君」

 

「へ……ぁ」

 

 冷ややかに、しかし猛烈に怒っているエイナさんは

 

 

 

……むにゅん

 

 

 

「――――ッ!!」

 

 ミィシャさんから僕を奪うように、割って入って抱きしめた。

 

 またも抱擁、でもこの感触は良く知っている。エイナさんの胸の感触、嫌でも感じてしまう。

 

「ベ~ルくん。どういうこと、かな?」

 

「……ッ!」

 

 逃げ場がない。息の根を押さえられた今、僕は悲しげにうなるしかできない。

 

「あぁ、ごめんねベル君……エイナも怒らないでさ」

 

「ミィシャ、あなた」

 

「いいじゃん、いつも自慢してるんだし……ちょっとぐらい、つまんでもね」

 

「ミィシャ!」

 

「はいはい……じゃあお二人でお好きに」

 

 面倒ごとから逃げた。ミィシャさんは僕を置いて行く

 

「……あの」

 

「ベル君、ちょっと時間良いかな?」

 

「ひっ」

 

 笑顔で怒っている。そして少し口を開き、舌なめずり

 

 指先が首元に忍ぶ。鎖骨辺りを、服をずらして

 

 

「!」

 

「お仕置き、もっと強く刻まないといけないみたいね……すぅ、はむ、んじゅるうぅッ!!」

 

 

「ひゃ、らめ……えいなしゃ、ぁああぁあァアアアアアアアッッ!!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ちょっと悪い事、したかな?

 

 

 

……でも、ミィシャお姉ちゃんが欲しくなったら、いつでも呼んでよね。ベル君 

 

 

 

……今度はエイナも一緒に、君が泣くまで甘やかし続けてあげるんだから

 

 

 

 

 




以上、ミィシャのたわわ甘やかし定食です。エッチなお姉さんの友人もまたエッチなお姉さん、ピンク髪は可能性の性獣



感想・評価など頂ければ幸いです。捗りますので、ではまた次回に
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