『勇者』になんて、なりたくなかった   作:セーブポイントの泉

1 / 1
息抜きなので初投稿です。

のわゆ編がアニメで始まったので書きました。
のんびり書きます


日記1

2015年 △月 〇日

 

こんな事になって、多分初めて書く日記だ。

日記自体を書くのは夏休みの課題以来だと思う。

 

何を書くか迷ってしまうけど、やっぱり……これを書くまでに起きた出来事を

軽く書き記しておくことにした。

 

2015年のある日、天から怪物が降ってきた。白い怪物だ。

そいつは、現代兵器……拳銃とか戦車とかそういうのが一切効かなかったらしい。

そして人類は、為す術なく多くの犠牲者を生んで敗北を喫した。

 

書いてるとなんだかSFモノみたいだ。現実感がなくなってしまう。

だけどこれは実際に起きた事で、今現在も続いてる出来事。現実なのだ。

 

 

夢ならどれほど幸せだったのだろうか

 

 

いけない。変な事書きそうになってた。

消しゴムやペンすらもう貴重なんだから抑えないと。

 

まあ、そんなわけで……そういう世界になってしまった。

そして不思議なことに……そんな怪物共を倒せる人がでてきた。

年端も行かない女の子だ。そしてそれは私だった。

 

最初からこの、梅田にいた訳じゃない。

ただひたすらに逃げて、逃げた先にあった何の変哲もない刀。

というには有名すぎる二振り。それを握って、私は怪物を斬った。

斬れたと書くべきか? まあ、そんなわけで……私はその二本の刀を使って、

奴らを斬って、ここに来るまでに結構な人を助けれた。と思う。

 

そしてその助けた人達と息を潜める。というか救援が来るまで待つところとして

選ばれたのが梅田の地下街だった。幸いにも地下街には食料や衣類も沢山あるし

奴らはデカいからなかなか地下街には入って来れない。立てこもるには丁度良かった。

 

なんで正直私が奴らを斬れたのかも分かんないし、

なんであの怪物が来るって分かったのかも私は分からない。

ただ、ここには友達もいるし……私だって死にたくないけど、

1人で逃げて生き残るのは目覚めが悪くなる。だから、ちょっとだけ頑張ろうと思う。

 

戦うのは怖いし、怪我をするのは嫌だし、死にたくない。本当に死にたくないけど。

私以外に戦えないんだから……私がやるしかないんだ。……頑張ろう。

 

 

2015年 △月△日

 

奴ら本っ当にめんどくさい。タフだしデカいしすばしっこいし数も多い。

私がなんか刀を持ってから身体能力めちゃくちゃ上がったっていっても限度があると思う。

 

あいつら増殖するGかなにかなの?……やめよう。想像して気持ち悪くなった。

ビジュアルも気持ち悪いし本当に最悪だ。もっと可愛らしいデザインだったらいいのに。

……いや、それはそれで斬りにくいからダメかな。

もうちょっとゴジラとかそういう感じのデザインになってくれないかなぁ……

実は数の猛攻に押されて実はちょっと怪我をしたのは内緒だ。

幸いなことに、骨は折ってない。骨折ったら刀振るえなくなって困るし。

その怪我に気付いてくれた医者のおじいさんが手当をしてくれた。

そのおじいさんは道中で私が助けた人だったみたい。

だからそのお礼らしい。怪我したらいつでも訪ねてくれていいって言ってくれた。

うん、やっぱり良い事ってしておくべきだ。

 

 

2015年 △月□日

 

大所帯になってきた。随分と遠くから逃げてきた人とかも増えてきた。

今の所食料とかは大丈夫。だと思うけど、

外の様子を調べる為に私が護衛を行いながら調査をするチームが組まれた。

 

確かに、今救援とかってどうなってるのか気になるもんね。

それに私しか戦える人がいないのがちょっと不安。

全員を守れるって保証ができない。

違う。守るんだ。今、私しかできないんだから。

 

そういえばちょっと歳上のお兄さんに、私の刀を持ってもらってみた。

けど、私みたいに不思議と力が湧いてくることはなかったらしい。

なんでだろ。やっぱり私だけしか使えないのかなぁ。

 

気になるし調べたいけど、今は後回しだ。

明日の調査、頑張らなきゃ。

 

 

2015年 △月 ◎日

 

ごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

わたし、まもれなかった。

 

 

2015年 △月 ✕日

 

気分は正直に言って最悪だった。

目の前で人が死ぬのを久しぶりに見た。私のせいだ。

私が弱かったから……死んだんだ。

みんな、私のせいじゃないって言ってくれた。

けど、私のせいなのは変わらないんだ。

 

もっと私が、しっかりしてたら。あの人は死ななかったはずだから。

それで、彼奴ら……嗤ってたんだ。人を喰って、ぐちゃぐちゃにして、

私たちが怯える姿を見て、嗤ってたんだ。ゆるさない。絶対に 殺してやる。

 

 

2015年 △月 ☆日

 

なんか頭の中に声が聞こえた。■■■■■とか何とか言ってた。

幻聴にしてはやたらとはっきり聞こえた気がする。

幻聴曰く、私は 勇者 らしい。神に選ばれたとかなんとか。

正直そういう肩書きはどうでもいい。守れなかった命がある時点で私は勇者なんて柄じゃない。

 

あと、精霊?とかいう力もあるとか。

どうして早く言ってくれなかったんだろう。

そしたらあの人だって、救えたかもしれないのに。

 

 

2015年 △月 ◇日

 

しんどい きもちわるい いたい きょうはこれだけにしとく

 

 

2015年 △月 卍日

 

昨日は初めて 精霊の力って言うのを使ってみた。

凄い力だったけど、なんかどっと疲れたし、吐き気とか激痛もした。

アレ、多分全力で使ったらダメなやつだ。

どこかの錬金術師みたいに身体を持っていかれるかもしれない。

なるべく使わないで済むようにしたい。

 

そういえば私の精霊の名前ってなんなんだろうと思って幻聴さんに聞いてみた。

██████って言うらしい。それ妖怪の名前じゃなかったっけ??




勇者ちゃん

名前はまだない。
大阪にて偶然勇者に選ばれて戦った少女。
原作において、大阪府には勇者は居なかったが果たして……?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。