【悲報】気がつけば目の前に知らない遺跡があるんですが…【なにこれ】   作:絆蛙

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「-孤独-ソリチュード」

 

◆◆◆

 第 29 話 

 

-孤独-ソリチュード

 

 

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

元気(生命力)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわー、凄いご馳走!」

 

「あの、部屋間違えてませんか? あたし達には少し豪華過ぎるような……」

 

「いえいえ、とんでもございません。どうぞ、ごゆっくり」

 

宛がわれた部屋に戻り、浴衣に着替えた友奈たちの部屋に持ってこられたのはお刺身や大きな丸ごと一杯のカニ等の海の幸だらけのご馳走。

大赦が用意した宿泊先とはいえ、ここまで豪勢なのは予想外だったのだろう。

ちなみに紡絆だけは私服だった。

 

「私達、好待遇みたいね」

 

「ここ大赦絡みの旅館だし、お役目を果たしたご褒美ってことなんじゃない?」

 

「つまり、食べちゃってもいいと…!? こんな美味しそうな………あ」

 

『でも友奈さんが……』

 

「うん、味分からないんですよね…?」

 

飢えた獣のような目で涎を出しながら御馳走を凝視していた風だったが、樹のスケッチブックと小都音の言葉を聞いてふと友奈に心配そうな目線を向ける。

 

「んーこのお刺身のコリコリとした歯応え……たまりませんねぇ! うん、つるつるとした喉越しもいいね! 美味しい~」

 

「……もう、友奈ちゃん。いただきます、が最初でしょ?」

 

「そうだった。ごめんなさ~い」

 

風たちの思いとは裏腹に友奈自身は既に座布団に座り、料理を口に感想を言っていた。味は分からなくともあらゆる方法で料理を楽しもうとするのは友奈らしいだろう。

 

「まぁ俺たちも食べましょうか。いつまで残しててもダメでしょうし」

 

「そうね……友奈には敵わないわ、まったく」

 

あまり喋ってなかった紡絆の言葉を皮切りに、勇者部は用意されたご馳走に写真を撮ったりしてから、ありつくことにした。

その日の夜食は騒がしくも楽しく、笑顔が溢れる食事で、そんな和やかな雰囲気で、時間は過ぎていった。

特に以前まではうどん2杯でやられていた紡絆も平均以上に食べたという---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして一同は温泉に入るために脱衣場前で分かれる。

一人で温泉を入ることになるが、当の本人は気にした様子もなく、紡絆は男性の専用の脱衣場に入る前に声をかけられた。

 

「紡絆、いくらあたしたちが魅力的だからって覗かないでよ?」

 

からかうような風の言葉だが、風と紡絆を除く者たちはさっきやられたばかりだというのに、また似たような態度で紡絆に言葉を告げる風の姿に心の中で苦笑する。

 

「みんなが魅力的なのは否定しませんけど、覗きませんよ。なので逆上せない程度にゆっくりと浸かっててください。女の子なんですから、お体は大切にしてくださいね。みんな綺麗な肌や髪をしてるんですし。

じゃあ、また後で」

 

きょとんと一瞬首を傾げた紡絆は、肯定はしつつも至って普通に返すとそのまま入っていくが、残された者たちは若干頬を赤めていた。

小都音はそんな中、ため息を零し、夏凛は呆れたような視線を風に向けていた。

 

「どうして学ばないのよ……」

 

「う、うるさーい!」

 

正論を述べられ、何も言い返せなかった風はその場から逃げるように脱衣場へと走って入っていく---が、この後普通に会うので正直無意味な抵抗だった。

それはさておき、紡絆を除いた勇者部の女子メンバーは服を脱ぐと、旅館らしい広いお湯に浸かっていた。

 

「良いお湯だねー」

 

「そうね、友奈ちゃん」

 

「気持ちいいね〜」

 

「あ゛あ゛~……疲れが吹き飛ぶわ~……」

 

「確かに、生き返るわね……」

 

友奈に車椅子を後ろから押して貰って運ばれる東郷。

樹の傍に寄り添って話しかけ、小都音の言葉に頷く樹や普通にリラックスする風と少し離れた夏凛と言った感じで、各々温泉に浸かっていた。

 

「で、なんでそんなに離れてるの?」

 

「っ! ぐ、偶然よ偶然」

 

「……はっは~ん? 紡絆が居る訳でもないし、女同士でなぁに照れてんだか」

 

「別に照れてなんかないし!」

 

離れたところにいる夏凛に対して、立ち上がった風は体を見せつけるようにポーズを取っているが、夏凛は顔を逸らしながら言っていたので説得力は皆無だった。

 

「こう広いと泳ぎたくなるねー」

 

「ダメよ友奈ちゃん」

 

「わぷ。はーい」

 

すすーいと泳いでいた友奈に東郷がお湯をかけながら注意すると、友奈はぶくぶくと沈んでいく。

すると東郷は何だか変な視線を感じ、その先---風と普通に視線を向けてくる樹を見つめた。

 

「どうしました?」

 

「いやぁ……へっへっへ。何をどうして食べたら、そこまでのメガロポリスなボディになるのか……コツとか教えて頂けませんかねぇ?」

 

「……ふ、普通に生活しているだけです」

 

明らかな不審者のようなニマニマとした笑みと口調で聞いてきた風に一瞬疑問を浮かべるが、凝視されていたのが胸であることから、その言葉を理解した東郷は苦笑しながら答えるしかない。

そもそも風も羨ましがられるほどのを持っていたりするのだが。

それに大きければ良いという訳ではなく、東郷は何度も異性からは嫌な視線を向けられたこともあるし、肩が痛くなったりすることもある。

---まぁ、嫌な視線については紡絆が居る時は自然と遮ってくれていたので、東郷は不快感よりも喜びの感情の方が強かった。

 

(それに紡絆くんからは嫌な視線を感じないし…… ただ、あんまりに普通に接されるから、それはそれで私に魅力がないのかと時々思ってしまうけれど……。

行動の節々から考えるに意識はしてくれてるんだろうけど、少しくらい照れてくれても……)

 

今日だって二人っきりになった際に手を繋いだが、紡絆は全く照れることはなかった。

それを思い出したのか、東郷は我ながら面倒な性格をしてると思いつつ、溜息に近い息を吐いた。

 

「まぁ、それ言ったら水着でも思ったけど、中学一年生の割に小都音もなかなかあるわね」

 

「え、私ですか? 私は風先輩や東郷さんのようなものは持ってませんけど……」

 

自身の胸を抑えて首を傾げる小都音は何処かからぐさり、と刺さったような音が聞こえたため、目を瞬きした。

彼女は中学一年生にしては、ちゃんとした膨らみはあるのだ。

それを見て風はそう言ったのだろう。

しかし近くに居た同年代の樹は友人と自分の胸を比べ、ぶくぶくと落ち込んだように沈んでいく。

 

「………」

 

「羨ましい? だ、大丈夫だよ。樹ちゃんも育ち盛りなんだから!」

 

何も喋ってないはずなのだが、何故か理解したようでフォローするように言葉を掛ける。

が、樹は口元まで沈んだままだった。

 

「今のうちに……」

 

「お背中流しまーす!」

 

「ひゃああああっ!?」

 

いつの間にか湯船から出ていた夏凜だが、友奈もまたいつの間にか出ていたようで、友奈が夏凛の背中を流そうと手を触れたところで彼女から可愛らしい悲鳴が上がる。

そのせいか、またしても風にからかわれたり友奈に振り回されたり、妙な威圧にビビったりする夏凛が居るのだが---まぁ、楽しそうなので良いのだろう。

ちなみに小都音は必死に樹を慰めようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子は女子らしく楽しそうにはしゃぎながら温泉に入っているようだが、此方は逆に妙に静かだった。

その湯船には紡絆しか居らず、誰もいない。

一人孤独に無駄に広い温泉に浸かる紡絆は、空を見上げていた。

 

「楽しそうだなぁ……」

 

静かな会話は聞こえないが、あそこまで騒いでいたらウルトラマンによって強化された聴力ではなく、平常通りの聴力にしている紡絆でも聞こえる。

今でも大声で怒鳴ったりする夏凛の声が聞こえるが、本気で怒ってるわけではないのだろう。

 

「あ〜染みる」

 

怪我に風呂の水が染みるが、最初に入った時に比べてお湯に慣れてきたのかマシになっていた。

いくら紡絆でも、この状況では騒げない。一人しか居ないのに騒ぐ意味もないだろう。

そもそも肉体が限界なので、騒ごうものなら力尽きて逆上せてしまう。

それでもまぁ、入る前は広い温泉を見て飛び込んだりしたのだが。

 

「ウルトラマンは……大丈夫かな」

 

桶にタオルを敷き、そこに置いてあるのはエボルトラスター。

ブラストショットはともかく、エボルトラスターだけは手元に無ければ落ち着かず、紡絆は持ってきていた。

ただ思い浮かべるのは自分自身ではなく、エナジーコアが鳴るほどに消耗してしまっているウルトラマン。

本来ならば適能者ではある紡絆がボロボロで死にかけてるからこそ、エナジーコアが鳴るはずでウルトラマン自身は問題ないはずなのだが、流石のウルトラマンもダメージを負うレベルまで追い詰められているのか---それは紡絆にも分からないが、やはり彼は自分ではなくて、ウルトラマンの心配をしていた。

 

「んー……メフィストやクロウのことを考えなきゃダメ、か。まぁまぁ、大丈夫だって。深く考えたって何も変わらないんだからさ」

 

何処か誰かと喋ってるように口に出しているが、ここは紡絆しかいない。

普段は脳裏で繰り広げる会話を、誰もいないことをいいことに喋っていた。

 

「いや、覗きはしないって。まったく……相変わらずだな」

 

苦笑し、ただ独り言を呟いているようにしか見えない紡絆は目を細めて空を見ていた。

空はどんなことがあっても変わらず、うっすらとした明るさがあった。

月が見えたなら、どれだけよかったか。

 

「ふぅ…いいお湯。一人ってのも悪くないものだ」

 

肉体はボロボロ。

回復の兆しは一切なく、敵はまた現れ、脅威が去ることはない。

しかし過去の紡絆ならともかく、導かれた紡絆はもう気負うことも無く背負い続けることもなく、ただ気軽に今を楽しんでいた。戦う理由だって、以前と変わらず純粋に守るため。

彼の表情には---いつなん時も一切の曇りもなく絶望も無く、ただ明るく照らす。

周囲に誰もいないというのに、紡絆の纏う雰囲気だけで明るく思え、静まっていたエボルトラスターは薄く光っていた。

 

「---まだまだ終わってない。俺も、まだ戦える。

だからさ、頑張ろう、ウルトラマン」

 

『………!』

 

それに気づいたのか定かではないが、紡絆は自分自身が、過去の自分が好きだったであろう星々を透視能力で雲を透過させて見つめながらウルトラマンに向かって言っていた。

そして紡絆は星を眺めながら入る温泉に満たされる。

戦いでも誰かのためでもなく、純粋に安らかに休める、そんな一人---いや、二人の少しの時間を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

293:光と絆継ぎし転生者 ID:NEX3_ultra

うーん風呂上がりのラムネは格別だな! みんなの言ってた通りだった!

いやー夜空を眺められる温泉って風情があっていいなー前世でも経験出来なかったし、というかそんな暇なかったし、みんなと来れて良かった!

またこういうふうに宿泊に行くのもありかもしれないし、風先輩に相談しようかな?

 

 

294:名無しの転生者 ID:xWJRdNfda

結局、覗かなかった……ッ!

 

 

295:名無しの転生者 ID:dLexNLOxX

イッチらしいわ。くそっ、普通ならここでハプニングイベント発生ってのがド定番なのに何も無いなんてどういうことだ!?

 

 

296:名無しの転生者 ID:wmXHPW4s6

まさか覗くことも動作すらも見せず、普通に温泉入って普通に体洗って普通に上がって、普通にラムネ飲んで合流するとはな……ただのラムネのお兄さんやんけ

 

 

297:名無しの転生者 ID:hqDmAafqz

それにしてもイッチのショタボディがえっちすぎる。

性癖拗れそう…案外イッチかわいい、可愛くない?

流石周りから笑顔が似合うと言われてるだけある

 

 

298:名無しの転生者 ID:9Rgszxubr

でもえっちぃが傷が酷すぎて痛々しい……

 

 

299:名無しの転生者 ID:Rt2uGjAFq

そこら中に怪我負っていて肩の皮膚は焼けてるし、傷口が多すぎる……。

中学生とは思えないハードな怪我だぞ。本当に大丈夫なのか、これ……。

誰もそこ(ウルトラマンがピンチ)なのは原作再現しなくていいから…むしろ原典の方がマシレベルってなんだよ

 

 

300:名無しの転生者 ID:VxknDgwMQ

>>293

しかも当の本人がこれ

 

 

301:名無しの転生者 ID:KpE0vJlkk

>>293

知ってるか、これ。

痩せ我慢でもなんでもなく、本当にただ素で満喫してるんだぜ? 脅威があることは分かってるのに、自分の体がボロボロなのにこんな楽観的に過ごせるんやで。

ダメだ、イッチは強い(ダダ271号感)

 

 

302:名無しの転生者 ID:4ehXfdjtf

普通に日常を過ごすイッチと頭を抱えまくる俺たち…バランスは取れてるな! バランスは取らなくっちゃあなぁ?

 

 

303:名無しの転生者 ID:Xo20U6OWk

もういいよ…ほんと、俺らが考えるからお前はそのまま居てくれ…出来るなら勇者部ではしゃいどけ。

転生者の中でもこの世界だけ異質すぎんだろ…しかもネクサスってのがなぁ…。

変身すれば開幕エナジーコア点滅状態なのがえぐい……。

こんなピンチが多いの本当にネクサスらしい。もっと諸々の大人の事情がなければこれくらいになってたんかな……

 

 

304:名無しの転生者 ID:zWemq0xs3

果たしてここまで酷い転生者が他にいるのか…だいたいのところには仲間が居たりするんだけどな……。

そもそもダメージ還元だけでもやばいのに、イッチはエナジーコア鳴ってる状態でジュネッスになってメタフィールド貼ろうとするし

 

 

305:名無しの転生者 ID:Mw7v67f9L

居なくてもだいたい現地の人たちが強かったりまあまあ戦えたり転生者が他に居たりはするからね。こっちは戦える人も全然居ないし他の転生者もいない。

他の宇宙の時間軸が違う世界から来ても地球には入れなくて、四国以外死のウイルスで滅んでるっぽいしイッチみたいな性格じゃなければ絶ッ対精神的にも肉体的にも殺られて詰んでる

 

 

306:名無しの転生者 ID:d2Nph+sFC

うーんクソすぎる。これアニメ化とかしたら絶対深夜番組なやつ。

……やっぱりイッチもこの世界も頭おかしい

 

 

307:名無しの転生者 ID:8pBph++bj

俺達もこんなやばい世界とは思ってなかったが、イッチが頭おかしいのは最初からやぞ、初見か???

 

 

308:名無しの転生者 ID:B62iTG8iy

初戦でガルベロスをアンファンスで倒したりウルトラマンと会う前から記憶喪失で人助けしてたり生身で火球を避けたりしてたやつだからな……うん、思い返してもおかしかった

 

 

309:名無しの転生者 ID:18G174A2t

イッチらしいというか、なんというか……まったく。

幸せでなによりだわ

 

 

310:名無しの転生者 ID:CnXgrbP8N

だんだんと可愛く見えてきた。ショタだし笑顔が似合うからなあ……主人公の器というか、なんというか…うん王の器ではないけどそんな器を感じさせる。

周りを引っ張るような存在…それこそ太陽みたいな存在だな、イッチは

 

 

311:名無しの転生者 ID:bpt1fPTDo

こいつが王になったら管理出来なくて滅びそうというか、多分慕われはするけど住民最優先にするから住民が逆に心配して気が気でなくなるやつ

 

 

312:名無しの転生者 ID:ssVjpBsLh

確かに底なしの明るさもあれば、バカだしな。

それでも芯の通った心の光を持っていて、誰かを、闇を照らすような存在にここでも現実でもなってる

 

 

313:名無しの転生者 ID:zKSnm82xB

>>311

完全に今の俺らじゃん。

嫉妬心どこいった、同情や心配、不安といった感情しか沸かねぇよ…マジでこの先不安すぎるし不穏すぎて気が気ではないんだが

 

 

314:名無しの転生者 ID:zZixujSel

しかし何が怖いかと言うと、母親がファウストならメフィストは父親の可能性が高いこと。

それにしてはザギさんの目的がやはりはっきりしないな……復讐だとは思うけど、なんか力取り戻してそうではあるよな…?

 

 

315:名無しの転生者 ID:cJm34rhGg

ノアの結界が少しずつ弱まってるってことはザギさんが原因だろ?

で、ティガニキたちが言っていたバーテックス側の黒幕と手を組んでいて、何か別の目的があるような…もしかして母親をイッチに殺せたことにも意味があるのでは?

ネクサス本編の場合のファウストの死因はスペースビーストだし、わざわざイッチに殺させる必要はない。

制御を奪われた時点でファウストはもういらない存在とみなしても不思議ではないし

 

 

316:名無しの転生者 ID:Bt+zMsEg9

そもそも本編ネクサスのザギさんは孤門の恋人の死を利用して孤門にビーストを憎しむ感情で心を闇に堕とし、操り人形にすることで、凪や姫矢に溝呂木を介して闇の力に対する憎悪を増させつつネクサスの復活の為の光の力を強化させるための暗躍をしてたわけだ

 

 

317:名無しの転生者 ID:q4PGlODIU

ザギさんはイッチが継承者ってのは知ってるだろうから……わざわざ母親をファウストにして殺させて、イッチを追い詰め続けてるのは……もしメフィストが父親なら……?

 

 

318:名無しの転生者 ID:0v5m6C8bt

純粋に精神的にイッチを追い詰めてウルトラマンを殺すため、それかイッチを闇に堕とすため、か……?

 

 

319:名無しの転生者 ID:WSsXxdKI8

ザギさんがどんな時間軸の存在かは知らんが、もしかしたらイッチを仲間にしようとしてる可能性も……なくはないな。

闇に堕とすことで、ウルトラマンの光を闇に変換して、自分はさらなる力を手に入れながら仲間を増やし、光の存在を一人消す

 

 

320:名無しの転生者 ID:9pcy1wgYn

まあ、それはそれでザギさんがノアに復讐出来たってことにも確かになるっちゃなるな。

だって、光の力に負けた存在が闇に堕とすことが出来たら勝利みたいなもんやろ

 

 

321:名無しの転生者 ID:2mF3hJyf4

理には適ってるんだが……その場合ザギさんはやらかしたな。

どうあれ、ザギさんの目的は間違いなくノアだ。

イッチはあくまで器だが、その器が戦闘センス的にもメンタル的にも強すぎた

 

 

322:名無しの転生者 ID:uToVT1+N+

イッチの世界を守るためにも、出来ることは俺たちがやってやらないとな。少なくとも痛々しくて見てられん。

頼むから自分のことを大事にして欲しいが……まあ無理だろうな。

はぁ、ほんとイッチを見てると妹ちゃんや勇者部の苦悩や気持ちも理解できそうだわ……

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜。

誰もが寝静まっている中、流石に近くで寝る訳にはいかないと配慮した紡絆はベランダの近くで目を醒ました。

リビングの方ではみんなが集まって寝ており、寝相が悪くて夏凜を抱き枕にしている風と抱き枕にされて苦しそうな夏凜。

仲睦まじく眠っている小都音と樹に、寝相よく眠っている友奈と東郷の姿があった。

 

「行かないと」

 

それを一瞬だけ見た紡絆は布団を畳み、エボルトラスターを手に取ると一言誰もいないのに()()()告げるように呟く。

そしてベランダの扉を開け、閉じてから飛び降りた。

両足を曲げて着地し、紡絆は海に向かって走っていく。

エボルトラスターの導きに従うように駆けていき、紡絆の肉体が光に覆われる。

もはや慣れた光景。

慣れた様子。

慣れた遺跡を見て特に動揺することもなく、紡絆は前を見据える。

 

 

 

 

 

 

703:名無しの転生者 ID:fRHnoAxgl

行くなって言ったのによぉ……

 

 

704:名無しの転生者 ID:zTa2gRO9C

いいか、油断するな。お前の体は本来ならもう限界を迎えているんだ

 

 

705:名無しの転生者 ID:o/wovP8Fo

必ず現れるのは メフィストとクロウだ。

まずは翼を壊せ!

 

706:名無しの転生者 ID:D1HSe3iqV

それと、もしジュネッスブルーになれるならなれ!

イッチの場合は原典とスペックが同じかは分からないが、少なくともスピードが上がる形態だ。

ダメージを少しでも回避しろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ誰かの言葉に頷くようにこくりと顎を引いた紡絆はエボルトラスターを引き抜き、同時に暗雲からパンピーラ・クロウが翼を展開しながら紡絆に向かって()()()()()()を放った。

 

『ジュワッ!』

 

エボルトラスターを天へと翳し、一瞬で継受紡絆という人間から遥か彼方の宇宙からやってきた光の巨人、ウルトラマンネクサスへと姿を変えた彼は電気を纏う糸をエルボーカッターで打ち消し、ネクサスはコアゲージに左手のアームドネクサスを添えると、一気に振り下ろした。

水面に流れる波紋のように青白い光がウェーブのようにネクサスを覆い、その体を青く染めた。

右腕のアームドネクサスはアローアームドネクサスへ変化し、ジュネッスブルーにタイプチェンジしたネクサスは左腕を上にし、右腕のアローアームドネクサスを添えるように十字を作る。

 

『シュッ、ハァァアアア………』

 

右手には青い輝きが纏われ、ネクサスは両拳を作ると真横から前に動かして両脇に両腕を固定していた。

 

『ハアッ!』

 

そうしてネクサスは、光を纏う右拳を天へ突き上げた。

黄金色の光がクロウの頭上を覆い尽くし、世界を神秘の世界へと作り替える。

全てを隔離する世界、メタフィールドの展開。

ジュネッスより展開の速いジュネッスブルーのフェーズシフトウェーブ。

 

『シェアァ!』

 

遥か上空にいるクロウに向かって、ネクサスが跳躍する。

同時にコアゲージの点滅が始まり、クロウはそんなネクサスを迎撃するように電気を纏っている白く発光する糸を吐き出す。

ネクサスはそれらを避け、クロウから霧が発生した。

 

『シュ……デアッ!』

 

一瞬迷うように止まりかけたが、ネクサスは移動される前にくるりと上下を反転させて足を突き出すことで霧の中に突撃して攻撃を狙う。

 

『……!?』

 

しかし既にクロウの姿はなく、通り抜けたネクサスが振り返ると、霧は晴れたが何も居なかった。

周囲を見渡しても気配がなく、ネクサスは地面に着地した。

地面に着地したネクサスは油断なく見渡し、何かに気づいたように再び振り返って上空を見る。

 

『フッ!? シュアッ!』

 

そこには空中から低高度飛行へ移行し、ネクサスに突撃しようとしている姿があった。

ネクサスはすぐに左腕のエルボーカッターを輝かせ、パーティクルフェザーで速度を落とそうと放つが、クロウはそれを()()()()で相殺する。

さらに加速し出したクロウにタイミングを計って斬りつけようとするが、低高度飛行によって発せられた衝撃波に妨害され、堪らずネクサスは横に転がった。

 

『---グッ!?』

 

通り過ぎるクロウを見送るが、ネクサス左腕を抑える。

そこには光が漏れており、斬られた跡があった。

つまりあの一瞬でクロウはネクサスの腕を斬り裂いたのだ。

もし横に転がってなければ、ネクサスは大ダメージを受けていただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

777:名無しの転生者 ID:BL9n6JHOp

ば、馬鹿な……こんなの有り得ない!

 

 

778:名無しの転生者 ID:CVZVwpBjR

ちょっと待て!

こいつ、本当にスペースビーストと星座型バーテックスの融合型か!?

超音波、追尾型光弾、電気を纏う糸、スパイクのついた翼、低高度飛行……!

バンピーラは確かに一話でやられるほどに強さはそこまでないが、だからといってほぼ見た目だけじゃねぇか!

ふざけんなよ! こいつ、完全にアリゲラじゃん……!

まさか、メビウスの地球から回収したであろう遺伝子情報を組み込まれた……? 

ということは、こいつは新たな脅威を生み出すための実験体か!? ザギさんならマルチバースに干渉できたって不思議じゃない…実験して何を作り出そうとしてやがる!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---かつて、別次元、別時空の宇宙には怪獣頻出期と呼ばれ、ウルトラ兄弟と呼ばれるウルトラマンたちが地球を守っていた宇宙が存在していた。

そんな彼らの時代の終幕から25年。

新たな光の巨人、無限大の名を持つ若きウルトラマンが現れた時代。

そこにはGuards(ガーズ) for(フォー) UtilitY(ユーティリティー) Situation(シチュエーション)---GUYSという名前の組織があった。

ガンウィンガー、ガンローダーともうひとつの機体を持ち、地球を『ウルトラマンメビウス』と共に守った隊のひとつ。

そのGUYSが持ち得る技術の結晶とも言える戦闘機だが、かつてそんな彼らを上回る機動力とスピードを持ち、謎の時空波に導かれて地球に来訪した宇宙怪獣が存在していたのだ。

その怪獣には頭部に目玉がなく、肩の付け根のジェットエンジンの吸入口を彷彿とさせるパルス坑から超音波を放ってコウモリのように目標や高度を確認して飛行するという特徴があった。

さらに武器はパルス坑から発射する電磁ビームと尻尾から出す追尾能力のある追尾光弾。

スパイクの付いた翼で相手を切り裂き、低高度飛行で衝撃波を発生させるという力を持っていた。

特に追尾光弾は、驚異的な力でウルトラマンを何度も救い、助けてきた宇宙人用超絶科学技術として研究、応用されている超兵器、地球外生物起源的超絶科学技術を意味する『Much(マッチ) Extrem(エクストリーム) Technology(テクノロジー) of(オブ) Extraterrestrial(エクストラテッレストリアル) ORigin(オリジン)』---通称メテオールの力を持っても振り切れなかったほどの力があった。

その怪獣の名を、宇宙有翼怪獣アリゲラ。

かつてウルトラマンメビウスと戦い、敗退した相手。

クロウはそれに類似する力を、有していたのだ。

 

『ウッ……グァアァアア!』

 

低高度飛行を繰り返すクロウにネクサスは攻撃を受けては怯み、連続攻撃に反撃する隙を見つけられなかった。

ただ攻撃のタイミングで防御することしか出来ない。

そしてクロウが鋭い腕を振るって来るのが見え、ネクサスはすぐに両腕を胸元で交差させる。

 

『フェ…アッ!』

 

腕ではなくアームドネクサスで防御したため、ダメージを最小限にしたネクサスは旋回して返ってくるクロウを素早いバク転で距離を離すと飛行スピードを上回り、一定の距離が空く。

その間に拳を握りしめ、頭を向けて突撃してくるクロウを殴り飛ばした。

 

『シュワッ!』

 

即座に駆け、低空飛行で飛ぶネクサスはクロウに掴みかかり、手刀を打ち付けていく。

嫌がるように頭を振ったり空中で回転するクロウだが、ネクサスはその回転を利用して投げ飛ばした。

 

『シェアァ!』

 

投げられたクロウは翼をはためかせ、地面に落ちる寸前で保つ。

しかしネクサスは前転ですぐに起き上がっており、既に迫っていた。

そうして右腕の拳を突き出しながらクロウを通り過ぎる。

すると時間差でクロウが地面に落ち、ネクサスはそのまま回し蹴りで再び蹴り飛ばした。

それだけで終わらず、速度を活かして次へと繋げようと低空飛行で左拳を突きだし---

 

 

 

 

 

 

 

 

『ハアッ!』

 

クロウがそれを受ける前に、ネクサスの拳と何者かの拳がぶつかり合い、発生した衝撃波に双方ともに吹き飛ぶ。

ネクサスは後方に僅かに飛ばされ、妨害したであろう者は派手に吹き飛びながら後転で抵抗力を減らして起き上がる。

 

『ッ……!』

 

『……フッ』

 

既にメタフィールドを展開しているからか両手で握り拳を作りながら腰を落として肩で息をするネクサスと、余裕を感じさせる佇まいで妨害した黒い巨人---メフィストは笑う。

 

『さぁ、始めようぜ…!』

 

『ヘェアッ!?』

 

右腕のアームドメフィストにはかぎ爪状のメフィストクローを装備したメフィストはそれを地面に突き刺す。

すると神秘に満ちるメタフィールドの世界を自らダークフィールドを展開することで世界の塗り替えを行う---ダークシフトウェーブ。

神秘の世界は、暗黒の破滅の世界へ。

突然現れてはダークフィールドを展開したメフィストは、瞬時に近づいてクローをネクサスに向かって振り下ろす。

ネクサスは反応して両腕で受け止めるが、メフィストはネクサスの両腕を蹴り上げ、仰け反った瞬間には腹を蹴っ飛ばしていた。

 

『ぐあっ……!アアッ!?』

 

お腹を抑えながらネクサスが顔を上げると、目の前には光弾があった。

反応しても避けることは出来ず、モロに受けては一気に吹っ飛ばされた。

岩を何度か破壊し、背中で地面を削りながらようやく止まったネクサスは悶える時間もなく、すぐに顔を上げて跳躍した。

その瞬間、さっきまでいた位置に紫かかった暗黒色の三日月形の光線---ダークレイフェザーが地面に当たり、爆発を起こしていた。

 

『シュワァァ……デェアッ!』

 

『フン……デアァ!』

 

反撃の一撃として、ネクサスはクロスレイ・シュトロームを一瞬の動作で放つが、なんとメフィストはクローを下方から打ち上げるように振り上げただけで光線技を消して見せた。

 

『……!?』

 

自身の最強とは言えないが、必殺技として存在する光線をあっさりと打ち消した存在にネクサスは固まり、その隙を逃さない敵ではなかった。

クロウが翼を広げては接近し、ネクサスに腕を振るう。

 

『シェアッ。デアッ、デヤァ!』

 

ハッ、と意識を変えたネクサスはクロウの腕を片腕で防ぎ、腹を力強く殴る。

それで僅かに怯むと、ネクサスはエルボーカッターを輝かせ、明らかに避けられない距離で振い---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ウ……グォッ…! アアアアアァァ!?』

 

ネクサスの腹が()()()()()()()()

すぐに正体不明のソレを何発も殴り、その度に強くなる力にネクサスはパーティクルフェザーをクロウの顔面に当てて落ちていく。

 

『グハッ……う、ぐぅっ……』

 

受け身を取ることすら出来ず、落ちたネクサスは光が空気に霧散していく中、腹を片腕で抑えて上空を見上げる。

そうして驚愕した。

()()はバンピーラではなく、もはや原型を留めていなかった。

()()からは腹と思わしき場所が開き、グロテスクな音と中身の見た目を露見させつつもそこからナニカが続々と出てくる。

虫が脱皮して幼虫から蛹に、蛹から成虫になるように三度目の進化---バンピーラという殻を破るように、装甲を外すように地上へと落ちてきた。

クロウとしての特徴であった翼はそのままに。

黒から青の混じった色へと変化し、バンピーラの両脚に両腕による四足歩行。

見た目だけなら普通の四足歩行の怪獣だったが、頭部が異常すぎた。

その頭部は()()

ドラゴンのようにも見え、ヘビのようにも見える頭部が三つも体から繋がっている。

さらに星のようなマークが所々にあり、これこそがクロウが隠していた()()()姿()

それはまさしく魔神テュポーンと半人半蛇の女神エキドナとの間に生まれた怪物、『水蛇』を意味する神話生物---ヒドラ、またはヒュドラそのものだった。

バンピーラ・サーペントクロウとも言うべきか。

 

(うみへび座!?)

 

うみへび座の上に乗っているのが、からす座。

予想はしていたとはいえ、急激に力が抜ける感覚にネクサスは膝を着く。

神話上として存在するヒュドラの体内には『猛毒』が存在する。

バーテックスとスペースビーストの力によって成長させられたそれは、ウルトラマンの体すらも容易に蝕み、脅かすのだ。

 

『テヤッ!』

 

『デェヤッ……ウワッ!?』

 

変身を保つだけでメタフィールドの消費、数々の消耗、毒の影響、ジュネッスを保つ力、古傷---それら全てを含め、ネクサスは地面に両手を着いてしまうが、そこへメフィストがクローを振り下ろすことで、ネクサスの体が完全に地面に着いてしまう。

 

『フンッ!』

 

『ッ!』

 

そんなネクサスに容赦なく攻撃を仕掛けるメフィストだが、ネクサスは転がって避け、腹を抑えながら片手でクローを逸らす。

 

『ハッ!? デェア!』

 

『シュアッ!デェアァ!』

 

驚くメフィストは再びクローを勢いよく突き出すが、ネクサスは左腕で防ぎ、右腕を突き出すことでメフィストを殴ると左脚を上げて蹴り飛ばす。

 

『……フッ!?』

 

休む暇もなく、メフィストを蹴り飛ばしたネクサスに入れ替わるように三つの首が向かってくる。

噛み付こうとしてくるサーペントクロウの頭を次々と避けていき、エルボーカッターでひとつの首を斬り落とした。

一瞬サーペントクロウの動きが止まり、斬り落とした首が()()()()()()()

 

『ウッ!?』

 

四本に増えた首に驚き、ネクサスは今度は増えた数を含めて三本ともに斬り落としたが、真ん中の首にだけは避けられる。

しかし三本斬り落とした先からは、その倍---七本へと増える。

 

『!!? ファアア!』

 

ならば、と同時に向かってきた三つの首を斬り落とすのと同時にパーティクルフェザーを放つことで傷口を燃やす。

---神話通り行くならば、それは素晴らしく正解といえる答えだった。

次々と生えてくる首に対し、英雄ヘラクレスは甥のイオラオスにたいまつを持たせ,斬り口を焼かせたという逸話がある。

それでも相手はバーテックスやスペースビーストの融合型。

そんな神話通りの弱点を残してるはずもなく、首が九本へと増え、それ以上は増えることは無かったが、再生していた。

 

『ハッ! シェアッ!』

 

最大上限数となったのはいいが、相手の手数が増えたことには変わりなく、手で叩き落として捌いているが時々横腹や腕、脚を掠り、やけに避けていく真ん中の首を高速で他の首の攻撃を避けながら一直線に斬り落とす。

その瞬間、サーペントクロウの動きが止まった。

 

『……! ハァァアアア---!?』

 

明らかな弱点。

チャンス。

そう見たネクサスは腕に以前放った技と同じくアームドネクサスを十字に交差し、左手で右腕を上から下に撫でるように添えると、炎のエネルギーを纏った右腕を引き絞る。

その一撃を叩き込もうとしたところで、()()()()()()()()()()

つまり、ブラフ。

ネクサスにあえて技を使わせようとする罠。

 

『---デェアアアアァ!』

 

だが動いてしまったネクサスは止まることは出来ず、迷いなく振るうネクサスだったが、サーペントクロウは九つの首から白く発光する糸を炎を纏う右腕に吐き出し、ネクサスの動きが僅かに止まる。

糸は炎ですぐに溶けたが、ネクサスが僅かに止まったその間に九つの首からは凄まじい熱量が集まり、それを一気に吐き出していた。

 

『シュオァァァアア!?』

 

いわゆる火炎放射と呼ばれるものが破壊のエネルギーと化してネクサスに襲い掛かり、ネクサスは瞬時に炎を放つことでひとつの首を燃やし尽くすが、あまりにもの威力に一気に吹き飛ぶ。

しかも首は簡単に再生し、ネクサスは小さな廃れた工場のようなものを壊しながら背中を打ち付ける。

 

『ア……ハァァァ…。シュァ……ウグゥ!?』

 

手を伸ばしながら何とか立ち上がるネクサスへ、翼を広げたサーペントクロウが物凄い速度で突っ込み、両腕に分類される鋭い爪で真正面から切り裂き、旋回して帰ってくるとネクサスの背中に突進する。

 

『デュオァ!』

 

『グァ、ウォァッ!?』

 

サーペントクロウの重量となると、強制的に前へ動いてしまい、そこに飛び込んできたメフィストがクローを振り下ろし、さらに突き出していた。

当然ネクサスは回避の行動を取れるはずもなく、振り下ろされたクローの一撃に怯み、胸に突き出されたクローの一撃に再び吹き飛んでしまう。

そして地面に背中を預け、力を失ったように手は地面へと落ちた。

仰向けに倒れたネクサスのコアゲージの点滅が速まり、立ち上がる行動すら取れていない。

 

『ぐ……ァァ……』

 

『……終わりだ』

 

ピクリ、と指を動かし、何がなんでも立ち上がろうとするものの、その瞳は消え、それをメフィストはつまらそうに呟きながら見つめると、ネクサスの光はついに失われた。

その身に纏われた、青い力は失った。

失われて、しまった。

そう、ネクサスはジュネッスの力を失い、アンファンスへと戻ってしまう---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

988:名無しの転生者 ID:fYiYMZXex

あのイッチがあっさり…!!

おい、しっかりしろ! ここでやられたら終わりだろ!?

 

 

989:名無しの転生者 ID:ZxSz9ekT1

くそっ!誰か他には居ないのかよ……!

イッチの肉体がボロボロなのとエネルギーの消耗のし過ぎて本来の戦闘力もセンスも出てねぇ!

多少戦えてるのはネクサスのスペック上昇とイッチのセンスだ……恐らく今はジュネッスでアンファンスクラスのスペックしか出てないぞ、これ……!

 

 

990:名無しの転生者 ID:qeJVPzWgc

サーペントクロウが仮に神話とバーテックスの特性を持っているならば、ふたつ一気に消さなきゃならない。

つまり首の全てを一気に壊す一撃と本体を撃ち抜く一撃があれば倒せるず……でもこいつにアローレイは当たるのか!?

 

 

991:名無しの転生者 ID:t8eLoUl6j

立て、イッチ!

頼む、立ってくれ! お前が負けたら終わりなんだ、みんな死ぬ。お前も、世界も!

 

 

992:名無しの転生者 ID:yTwoRRR+Q

んでっ!他のウルトラマンが居ないんだよ、クソがッ……!!

頑張ってくれ、イッチ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰の応援も届かず。

誰の光も届かず。

なんの光も届かず。

神樹様も存在しなければ。

太陽すら閉ざされる世界。

そうして光を失ったネクサスが保つメタフィールドは不可能へとなり、メフィストも維持する気がないのか、いや全てを終わらせるために遺跡へと戦いの場は戻る。

勝てない、元から不可能なのだ。

サーペントクロウの強さは、あの黄道十二星座との相性が良い組み合わせを超えるそれ以上の強さ。

メビウスの宇宙から回収されたアリゲラの特性という情報遺伝子があるという予想が正しければ、サーペントクロウの強さはバンピーラ×バーテックス二体×怪獣の計算となる。

さらにビースト振動波によって強化され、限界まで強化されているようなもの。

しかも相手のメフィストはファウストよりも強かった。

すなわち、初めから勝てるはずもなかった。

間違いなく、ボロボロでエネルギーも少ないウルトラマンでは勝てるはずもなく、殺すための人選だったといえる。

特にこの場には勇者もいない。

紡絆という人間は、守るべき者が傍にいればどんな脅威をも乗り越えるほどの力を発揮出来るタイプの存在。

いなくとも力を発揮出来たとしても、居た方が誰であって力を発揮出来るのだ。

結局は、過ぎたこと。

メフィストとサーペントクロウは遺跡のオブジェクトを壊すように接近しており、ウルトラマンの敗北は、この世界の全ての終わりを意味する---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

否。

 

『………ハアァ……』

 

メフィストやサーペントクロウの背後では、ネクサスが立っていた。

あれほどのダメージを受け、エネルギーを失い、それでもその瞳は輝いていて、エナジーコアを中心に全身が輝くと命の灯火が宿る。

 

『……デヤッ、ダアッ!』

 

『……ッ!? バカな---ぐああっ!?』

 

気配に気づいたメフィストは振り向き、驚愕を顕にする。

そんなメフィストを無視し、右腕の肘を曲げ腕を上に、開いた左手で左腕を水平に伸ばして構える。

その後に左右逆にすることで再び構えを取ったネクサスがメフィストへ接近。

アッパーカットで上空へ打ち上げ、落ちてきたメフィストの横腹を横蹴りで吹き飛ばす。

それを見てネクサスに反応したサーペントクロウは九つのうち四つを向かわせ、残りは火球と追尾型の光球、発光する糸を吐き出していた。

 

『ゥン…! ハッ、シュワッ!』

 

しかしその攻撃をネクサスは四つ全ての頭をアームドネクサスで捌くと、糸をしゃがむことで避けた。

そして回転しながらエルボーカッターで火球と光球を斬り裂く。

斬り裂かれた火球と光球は真っ二つに分かれ、地面が爆発する。

その後に同時に放たれたであろうパーティクルフェザーがサーペントクロウへ直撃。

怯む姿を気にせず、エルボーカッターで四本の首を落とし、追い討ちとして両腕を交差してボードレイ・フェザーを体に連発してサーペントクロウへダメージを与えながら一気に後退させた。

 

『…………』

 

それを見据え、限界を迎えたかのように再びネクサスが膝を着いて俯くが、すぐに気がついたように顔を上げた。

 

『ハッ!?……シュア?』

 

蝕んでいたはずの毒も消え、ネクサスは立ち上がる。

しかし困惑しているような様子で両手を握ったり開いたりするが、エナジーコアの点滅が再び始まった。

それを見てすぐに胸のコアゲージに左腕を添え、振り下ろすことで青く輝き、再びジュネッスブルーへと変化を遂げる。

 

(よく分からないが……こいつを倒すには、まとめて!)

 

回復したということは理解した紡絆は、マッハムーブによる急加速を行う。

体に与えられたボードレイ・フェザーの影響で切り口から御魂が僅かに露出しており、それはヒュドラとしての特性があろうとも、融合した時点でバーテックスなのには変わりなく、バンピーラ・サーペントクロウという存在を作り出している核。

敵もそれは理解しているようで、攻撃させないと首だけは完全に再生させたサーペントクロウが攻撃を仕掛ける。

だがネクサスは冷静にそれを見極めて捌き、サーペントクロウの体を斜め上へ蹴ることで距離を離す。

空中に飛ばされたサーペントクロウは翼を広げて滑空し、再び向かってきた。

 

『シェッ!』

 

既に見た技であるからか、ネクサスは自ら前に出てスライディングの要領で滑ることで真下を通り過ぎることで避け、帰ってきたサーペントクロウの攻撃を横に転がって避ける。

そうするとまた旋回し、向かってきたのを跳躍して避け、地面に着地するのと同時にネクサスの体がブレる。

超音波ですら、場所を確認出来ないほどの高速スピード。本来のジュネッスブルーの神速。

狙いが定められず、サーペントクロウは上空で待機する。

 

『デアッ、デェアッ! ハッ! シュワ、シュアッ!』

 

一体何をしているのか、マッハムーブにて次々とネクサスが周辺を回るように高速移動していた。

高速移動される度に地面は砕かれ、ほんの数秒間回っていたネクサスが地面を削りながらマッハムーブを解除し、止まった後にサーペントクロウを見上げる。

 

『デア、シュアァァァ……』

 

そして抜刀するような構えを取ると稲妻のようなエネルギーが行き来していた。

それを見てサーペントクロウは一直線ではなく、狙いを定めさせないように低高度飛行をしながらネクサスの周りをぐるぐると回り、ネクサスは何もせずにただエネルギーを貯めていた。

 

『…………』

 

ネクサスは何も動かず、エネルギーを貯めながらただ待機する。

その力が暴発しないように保つだけで、目で追うことすらしていなかった。

サーペントクロウは警戒するようにネクサスの周りを飛行し続ける。

お互い決め手を探すように隙を探すように待機し、動くだけ。

ただ分かるのは、先に動いた方が不利。

ほんの数秒の読み合い。

待ちきれなくなったのか、それともエネルギーを貯めすぎた影響か僅かにネクサスの体が傾く---時が来た。

大きく上昇し、距離を一気に引き離しながら今まで以上の速度、それこそ本来の通常時のジュネッスブルーに匹敵する超加速で超音波を放ち、気配すら感じさせないほどに()()()()()()()()()()()()()()()襲いかかる。

ネクサスは超音波の影響を受け、飛行の際の風の音は聞こえてないのか前を向いたまま気づいてない様子で背後へ振り返ることはなく、九つの首とサーペントクロウの体がネクサスへと突き刺さり---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()

サーペントクロウの攻撃はネクサスに当たる寸前で、体ごと全て巻き上がり、ネクサスの周囲をウルトラマンの身長を超えるほどの()()()()()()()()()()()()()()

まさしく、黄金の竜巻()

この技の名は、『ネクサスハリケーン』。

かつて一度使用したことのある技であり、サーペントクロウの動きを捉えることは出来ても反撃する前に直撃、または掠る可能性が高い。

さらに紡絆はまだ上の段階があると予測し、それは避けることすら難しく、反撃はより難しいと理解していた。

しかしただ純粋にネクサスハリケーンを放ったところでサーペントクロウならば回避する姿が目に見えている---ならば、()()()()()()()()と考えたのだ。

ネクサスの光線技はどれも強力であり、エネルギーを貯めたクロスレイならばバーテックスやビーストより硬い装甲を持つ融合型に御魂を露出させる程度の威力はある。

わざわざ正面から突撃してきて受けるほど融合型はバカな知能を持っているわけではなく、もし正面から来たらネクサスは放てば良いだけ。

となると選択肢は五個しかなく、頭上、左右、背後、下のみ。

そしてネクサスが警戒するのは頭上だけでよかったからこそ、ただエネルギーを保つだけでよかったのだ。

何故ならば---そのネクサスハリケーンはネクサスがマッハムーブで地面を砕いた際に、全て()()()()()()()()()()

地中から来ていればネクサスハリケーンに打ち上げられ、この時点で地中はない。

じゃあ残るは左右と背後ということになるが、周囲全体に設置したとはいえ、それでも遅れれば意味は無いし三分の一で外れる。

一撃でも受ければアウトだ。

であるならば、あとは()()()()()()()()()調()()して()()()()()()()()()()()()を借りることで距離とタイミングを伝えてもらい、起爆することでサーペントクロウは予測もしない攻撃に巻き上げられることになる。

それが、この竜巻のタネ。

マジックだった。

 

 

『ハァァァアアアァァ……!』

 

ネクサスが胸のコアゲージの前で握り拳を作った両腕を交差する。

光がエナジーコアを中心に両腕へ伝わり、両腕を左右に広げると大きく両腕を頭上で回しながら、アローアームドネクサスとアームドネクサス---左腕のアームドネクサスが上になるように交差する。

そうして右腰付近で両腕に輝く光を固定すると、左手の光は右手に集まり、ネクサスの右手からは冷気が漏れ、その右拳は()に覆われた。

 

『デェアッ!!』

 

竜巻に巻き上げられているサーペントクロウは脱出出来ておらず、ネクサスは氷に纏われた右手を大きく引き絞る。

そして左拳の甲が下になるように左腰に固定すると、大きく右足を一歩踏み出しながら同時に右拳を真っ直ぐ竜巻に突き出した。

その瞬間、ネクサスの拳からは冷気を纏う氷のエネルギー光線が発射され、ネクサスハリケーンが凄まじい低体温の氷を纏う。

そうなると氷嵐となったネクサスハリケーンは九つの首だけではなく、サーペントクロウに全身を氷漬けにし、役目を終えたかのように全ての氷の竜巻は消滅した。

 

『シュワ、ハッ! ハァァァァァ……』

 

氷像と化したサーペントクロウを見上げ、ネクサスのエナジーコアが光り輝く。

すぐにネクサスは右腕のアローアームドネクサスをコアゲージの前に翳し、アローモードと呼ばれるエナジーコアの形を彩る弓を投影する。

右手の甲が外側に、手のひらが内側になるように横にしながら手ひらの親指が上になるよう腕を真っ直ぐ突き出す。

そして開いた左手の手のひらを下にしながら人間で言う尺骨当たりに添えるように、弓そのもの形をした光のエネルギーの弦に添えるように、弓を引くように自身の体の方へと右手を引き絞ると、虹色の光がネクサスに掛かっていた。

 

『シュアァッ!』

 

その状態から引き絞った弓を射るように、ネクサスがエネルギーを一気に解き放った。

これこそ、ジュネッスブルーを象徴とする必殺技---『アローレイ・シュトローム』

斬撃や衝撃波というべき縦長なショットである超高速の光の矢は氷像となったサーペントクロウのいる上空へ斜め上へ向かっていき、その体を貫いて見せた。

氷が崩れ、脱出するようにしぶとく体を捨てた御魂が、最後の足掻きとしてネクサスへ小さな翼を広げながら衝撃波を発生させて突撃してくる。

 

『シュワ』

 

それに対してネクサスは形成したアローモードを収納するように右腕のアローアームドネクサスを翳し、アローモードはエナジーコアの中へと戻るようにエナジーコアが光り輝き、収納される。

そして向かってくる御魂に対してネクサスは手刀の形を作った右手を下方の前の方へ、左手を上の後ろの方へといったファイティングポーズを取れば、待機する。

御魂が近づいてくる。

動かない。

攻撃範囲に入り、動かない。

徐々に迫ってきていても、ネクサスは攻撃しなかった。

目前にまで迫り、そうなると御魂がネクサスにぶつかることになるが、ネクサスは一瞬でも遅れたら御魂の攻撃を喰らうギリギリまでに来た瞬間、ついに動き出した。

 

『シュワッ!』

 

右腕のアローアームドネクサスをエナジーコア付近に翳し、一瞬で光の剣---ソードモードである『シュトロームソード』を形成。

それを振るうのではなく、シュトロームソードを真っ直ぐに突き立てて左手のひらで支えると御魂を待ち受け、御魂を一刀両断した。

御魂が真っ二つに分かれ、分子分解する中、武士が血を拭うように斜め下に振り下ろしたネクサスのシュトロームソードは徐々に小さくなり、背後の爆発と共にアローアームドネクサスに収納された。

 

『…………』

 

ゆっくりと首だけを動かして背後を見たネクサスの視線の先には、横腹を抑えたメフィストが腹で息をしながら見ていた。

 

『---面白いやつだ……。だが、実験は成功だ。楽しませてもらったぞ、さすがは光の戦士と褒めておこうか。次に戦うのが楽しみだ』

 

『…………』

 

何が良いのか、面白そうに愉快だと笑うメフィストにネクサスは何も返さず、メフィストが緑色の光に包まれ、その場から姿を消した。

それを見届け、ネクサスは空を見上げる。

 

『…………シュア』

 

その体は青く輝き、徐々に小さくなっていく中、暗く夜の遺跡だった世界は役目を終えたかのように人際強い光を解き放つ---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界が元へと戻り、ネクサスとしてではなく、継受紡絆としてエボルトラスターを握りながら海辺に近い場所に両手と膝を着いた状態で戻ってきていた。

 

「うぐっ……!? はぁ、はぁ………」

 

ぽたぽたと血の雫が紡絆のお腹から落ち、私服が真っ赤に染まっていた。

一番酷いのは腹だが、背中には切り傷があり、色んな箇所から少量の血を流していた。

今までのダメージ、さっきのダメージ、それらが全て紡絆に襲いかかっているのだ。

 

「げほ、げほっ……」

 

流石に腹を食われたとなるとやばいようで、内蔵にでも傷が入ったのか、口から吐血しながら紡絆はブラストショットを探り、置いて来たことに気づいた。

持っておかねばならなかったはずなのに、察知した時に飛び出したため、手元になかったのだ。

 

「ぁ……や、ば……」

 

後先考えないとはこのこと---いや、以前までなら間違いなく持っていたはずだった。

普通に考えて飛び出す前に手に取るべきだったのだ。

今更後悔しても遅く。

力が抜けたのかエボルトラスターを砂浜に落とし、紡絆は完全に倒れる。

 

「げほっ、はぁはぁ……。ご、ごめん……また、君を……うると---」

 

またしても自分のことよりも、誰よりも、遥か上の存在に対して謝罪し、心配する紡絆だったが流石に血の流しすぎもあって意識を失ってしまう。

するとエボルトラスターがひとりでに輝き、アンファンスとしてのネクサスがエナジーコアを鳴らしながらうっすらと実体化した。

 

『………』

 

相当な無茶をし、もはや本当に生きているのか、何故生きているのか不思議になるほどにボロボロな姿を、ネクサスは見つめていた。

そんな彼は常に生と死の狭間に居る紡絆に対して何か言いたげな、申し訳なさそうな、心配するような、そんな雰囲気を纏っていた。

それでもこのまま放置すれば紡絆は間違いなく死んでしまう。

だからこそネクサスはすぐに紡絆に対して手を翳し、アームドネクサスを交差する。

するとネクサスはアームドネクサスを胸元で引き離すのと同時に光に包まれ、紡絆と共に姿を消す---テレポーテーションを実行した。

テレポーテーションした先は人気のない山で、ネクサスは僅かに紡絆を見て、限界が訪れたようにエボルトラスターへと戻ると紡絆の懐へと入っていく。

さらにブラストショットが紡絆の手元にワープし、ストーンフリューゲルがまたしても紡絆を勝手に回収して、誰にもバレないようにステルス化しながら元通りの場所へと戻すべく、高速の割には負担を感じさせない中で追いつかないとわかっていても紡絆をほんの少しでも、僅かにでも回復させようと活動していた---

 

 

 

 

 

 

 





○継受紡絆/ウルトラマンネクサス
ショタボディえろい!けど痛々しい!
あまりにもの本人が化け物強メンタル過ぎて周りが頭抱えてるやつ。
なんかまた新しい技使った。
あかんしぬぅ!

○ウルトラマンネクサス
最近自らの意志で実体化しては紡絆を見てる神秘の巨人。
紡絆に何か言いたげ。でも申し訳ない。
戦いに適能者を巻き込んだの自分だからね仕方がないね。
ちなみに氷光線は元ネタあるし動作に至ってはガイアのガイアブリザードの反対版(両腕広げてからの交差ではなく、交差してから両腕広げる)→メビウスのライトニングカウンター(貯め)→コスモスのコズミューム光線、またはクロスパーフェクション(どっちかというと後者で、真っ直ぐ片腕突き出しと足踏み出し)のイメージ(最後打ち出す時が左腰に左拳を添えているかどうかと右足を出すかどうか)

○融合型(???)バンピーラ・サーペントクロウ
バンピーラやからす座だけでなく、アリゲラの特性をも持つ(申し訳程度の鳥型スペースビースト要素)融合型かどうか怪しいやつで、強さは黄道十二星座との融合以上の強さ。
神話の弱点を消されたヒュドラの特性を持つが、バーテックスなのには変わらないので御魂はある。
普通なら負けイベント。
掲示板曰く、『メビウスの世界の情報遺伝子から作り出されたのでは?』

○メフィスト
追い打ちやめろ

(あの二人が出るの遅くなるけど)日常編第二弾いる?

  • いる
  • いらない
  • 全員分の回書くんだよ
  • 妹ちゃんとイチャつけ
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