【悲報】気がつけば目の前に知らない遺跡があるんですが…【なにこれ】   作:絆蛙

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さて、ゆゆゆネクサス輝きの章最終章、始まります。
ウルトラマンでよく言われるラスト三部作…今までしなかったゆゆゆ式予告を出そうかなと思ってますが、まだ先なので未来に託します。
この話から伏線回収というか答え発表というか、まあ駆け抜けていくかな、と。
無事輝きの章は終われそうでなによりです。飽き性なのによく失踪しなかったね、俺!(気が早い)





「-延長戦-アディショナル」

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 第 38 話 

 

 

-延長戦-アディショナル 

 

 

シルフィウム

手引き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紡絆がウルトラマンになり、勇者部のみんなが勇者になり、もう一学期も終わって二学期。

9月へと入り、まだまだ暑い日が多いが、秋に入ったのもあってこれから少しずつ気温が下がっていくだろう。

長くも短くも、あの激戦の日々は所詮数ヶ月でしかなく、紡絆は学校では包帯を取ってるので特に見た目も中身も変わることなく授業をほぼ全て睡眠時間に注ぎ込み、目を覚ましては欠伸をしていた。

前世の記憶を持つ故の余裕なのだが、悲しきかな。

彼の持つ記憶はこの世界からすると昔に分類される時代の物であり、同じものが出るとは限らないのである。

そのため、実はテストでは知っている範囲は余裕だがこの世界特有の問題は授業を聞いてないため、全問間違いするレベルにまで悲惨になってきている。

一年の頃はギリギリ赤点回避、または赤点だったのだが最近は赤点を取る方が多い。

しかしそれも仕方ないといえば仕方ない。

紡絆の肉体は人間の知能を遥かに超え、宇宙から来訪してきた宇宙人であるメフィラス星人のイレイズからも限界を超えていると言われている。

ウルトラマンによって生かして貰ってるだけで、本来なら紡絆はもうこの教室どころか世界から居なくなっていても不思議では無いのだから。

何はともあれ授業も終えて残る終礼は流石に聞き、起立、礼の後に続く神樹様に拝というこの世界特有の作法を行うとそれぞれ解散していくが、紡絆は友奈と東郷と合流して一緒に部室へ向かうために移動を始める。

 

「バーテックス、全然来ないねぇ…」

 

廊下を歩きながら、車椅子を押す友奈がそんなことを口から零す。

それを聞いて、紡絆は隣で歩きながら思い出していた。

あれから数日は経ち、黄道十二星座に関しては一ヶ月。

遺跡の結界が壊されたのもあって出現が増えるかと思われたのだが、一度も来ることはなかった。

バーテックスだけなら分かる。しかしスペースビーストも現れないのだ。

 

(結界のことは報告したけど、イレイズは未だに侵略者やウルトラ戦士が干渉できないようになってるって言ってた。多分、みんなが言ってた神の力……)

 

ウルトラマンが宇宙に出られると困るのか、それとも宇宙人や別のウルトラマンが来訪されると困るのか、地球を覆うナニカは強くなっているらしい。

それとも、あの時夢見たザギというウルトラマンに似た見た目を持つ者が何らかの干渉を起こしたのか。

それは分からないが、紡絆はスマホを取り出してあるニュースサイトを見る。

 

(……嫌な予感がする。でも反応はないしなあ)

 

そこのニュースサイトには、()()()()()()()()()()というニュースがあり、この数日間で既に数百単位で消えている。

てっきり結界が壊された影響でスペースビーストが現れてるのかと思われたが、それならウルトラマンが感知出来ているはずなのだ。

もしかしたらそういったことに特化したスペースビーストがいるかと予想したが、そんな存在はいないとのこと。

というか、可能性のあるパンピーラが倒されてるというのが正確か。

残る可能性は、ネオ融合型昇華獣だろう。

けれども考えたって仕方がないことなのだ。

紡絆はあっさりと思考を投げ捨てた。

 

「確かにこの前はネオ融合型昇華獣の方は現れたけど、気にしすぎるのはよくないわ、友奈ちゃん」

「そうだぞ、気にしたって分からないしな」

「二人とも落ち着いてるなぁ。その秘訣は?」

 

バーテックスを話題に出した友奈に東郷と思考放棄の紡絆が答える。

どうやらその姿を見て落ち着いてると思ったらしいが、前者はともかく後者は考えるのをやめてるだけなのだが。

 

「かつて国を守り戦った英霊たちの活動記録。うちで映像見る?」

「で…できればわかりやすくアニメになってるのがいいな〜」

「大丈夫、あるわ」

「あるんだっ!? ち、ちなみに紡絆くんは?」

「え?それはあれだ、気合い!そもそも考えても俺には分からん」

「気合いかぁ……」

 

やはり頼りにならない答えを紡絆は提示したが、どうやら友奈は納得し、気合を入れるように両拳でガッツポーズしていた。

こっちの方が分かりやすいというのもあるかもしれない。

 

「あでっ」

 

そんなふうに話していると、突如として紡絆が声を挙げる。

何かあったのかと友奈と東郷が紡絆を見てみれば、そこには紡絆の頭の上に火炎を纏った猫のような姿をしている精霊と牛鬼が乗っていた。

 

「ありゃ…火車まで出てきちゃった。もう、急に出てきて、紡絆くんに迷惑かけちゃだめだよ」

「いいよ。もう慣れたし」

「噛まれながら言われると説得力あるわね…」

 

慌てて消せそうとする友奈を静止した紡絆だが、牛鬼には頭を咥えられ、火車は紡絆の両肩で跳んだりしたかと思えば、首にくっついていた。

もはや恒例行事となりつつある状態に紡絆は慣れてしまったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちはー。結城友奈、入りまーす」

「こんにちは」

「ちはー」

 

牛鬼に噛まれたまま、ついに火車にも首筋を噛まれた状態で入ってくる紡絆と敬礼しながら入ってくる友奈と東郷。

 

「ウィーッス!」

『ウィースです』

 

紡絆だけは二文字しか言ってないが、ノリノリな犬吠埼姉妹と挨拶を交わす。

部室を見れば、既に全員揃っているようだ。

 

「すっかりそのキャラ定着しましたね」

「いや~こんなに眼帯が似合うとはね」

「風先輩の見た目ならば何でも似合うでしょ。美人ですし」

「んな……」

「兄さん……」

 

不意打ちに褒める紡絆に一瞬固まる風とため息が零れる小都音だが、その空気を紡絆の目の前に現れた精霊、鼬のような見た目をした鎌鼬が紡絆の頬へ擦り寄ることで変わる。

 

「あっ、察し」

 

その瞬間、これから訪れる未来を察した紡絆は、一斉に現れた全ての精霊に顔面を覆われて後ろへ倒れた。

 

「ちょっ……紡絆!?あんたらの精霊どうなってんの!?」

「いや夏凜の精霊も行ってるわよ」

「義輝ーッ!?」

『諸行無常…』

むぐぐぐ…(苦しい)

 

どちらかと言えば諸行無常と言いたいのは紡絆のはずだが、全員分の精霊を受け止めるのは今の紡絆にはキツく、仰向けに倒れたまま固まっていた。

 

「いっそのこと文化祭、紡絆くんが演劇やる時はこれで出たらいいんじゃ…」

「一般の方には精霊は見えませんから、ただただ兄さんが何も見えない状態になるだけかと…あとそれは私が許しません」

「てかこれ生きてる?」

「流石に紡絆くんが大変なので戻しましょう」

 

色んな要素のあるキメラのような被り物を着た変な人と化した紡絆がチーン、といった効果音が鳴りそうな状態からピクリとも動かないため、流石にスマホを取り出して精霊を消すと、牛鬼だけ残して消えた。

 

「たすかった……」

「ほんと、どうなってんのよあんた」

「俺が聞きたいんだが…?」

 

呼吸ができるようになった紡絆は息を吸い込んでは吐き出すと、残った牛鬼を両手で掴んでは見つめる。

牛鬼は満足そうな顔をしていた。

紡絆はジト目で少し見つめるが、諦めたように自ら頭に乗せ、夏凜の疑問には困惑した表情で返していた。

 

『紡絆先輩は優しいですから』

「まぁ、でも絵面がなかなかに凄いけど…いつものことだし、さっきの方がアホ面がマシになるならいいんじゃない?」

「おい、なんか俺の扱いだんだんと酷くなってない?というか俺はアホでは無いぞ」

「いやまあ、だって指示聞かないんだもん。むしろ紡絆に何らかの非があるんじゃないかしら…」

「なんで俺が悪いみたいな展開に!?」

「流石にそれはないかと…。ですが私の精霊まで聞きませんからね…これはまた躾なければ…」

「そうだよ。紡絆くんは悪くないよ。その…うん、アレ!」

「フォローになってないです、結城さん」

「でも真面目な話。端末がアップデートされたからかしらね」

「確かに一番近いかもしれないわねそれ」

「はへぇ…」

 

ふざけてたのから一点して、真面目な考えを大赦と関わりのある風と夏凜が有り得そうな可能性を述べる。

あくまで可能性だが、確かに牛鬼はともかく他の精霊がここまで懐くようになったのは端末が返ってきてからだ。

人を惹きつける何かがある紡絆に、精霊も作用したのかもしれない。

 

「ま、平和なのは良いことか。精霊も元気なら元気でヨシ!なあ、牛鬼」

『多分、そういうところかと』

「へ?」

 

ポジティブに考えた紡絆ら自身の頭の上にいる牛鬼を撫でるが、樹の文字を見て首を傾げる。

 

「しっかし紡絆のことはいつもだからいいとして」

「え」

「バーテックスの方は来ないわねぇ。神樹様も予知のミスくらいするのかもしれないわね」

「ですね、気のせいならそれはそれでいいですし!」

「私の勘では来週辺りが危ないと見たわ」

『もしかしたらこのまま来ないかもしれませんね』

「来る気配は確かにないものね、そうなのかも。紡絆くんもスペースビーストは出てきてないのでしょう?」

「ああ、あれ以降一度も来る気配すらない。ウルトラマンも感知してないし」

「あの…皆さん。ひとつ良いですか?」

 

ふと話題に出たバーテックスのことになるとそれぞれ感じてることを言葉にし、スペースビーストの出現が今もないことを証明するようにエボルトラスターを取り出した紡絆は無反応の状態であることを見せる。

そんなことをしていたら、小都音が何か言いたげな表情をしていたので、全員の視線が向けられた。

 

「どうしたの?」

「何か分かったことでもあったり?」

「いえ、その…そういった発言は控えた方がいいんじゃないかなあ、と…」

「ああ、確かに。フラグだしな」

「フラグ?何を言うかと思えば、そんなのフィクションでもないんだからあるはずが---」

 

友奈と風が代表してか小都音に聞くが、紡絆は理解したように数回頷いていた。

確かに明らかなフラグ発言であり、まるで召喚の義みたいなものだ。

それを現実的に考えて否定する夏凜だが、夏凜が言い終える前に勇者部の部室から一斉に音が鳴り響く。

 

「…………」

『来ましたね……』

 

思わず固まった勇者部の中で、樹のスケッチブックだけが真実を語っていた。

スマホには、樹海化警報とある。

 

「噂をすれば…ってことですね」

「あんたたちが変な話をするから…」

「うっさいわね。夏凜も勘を外してるじゃない」

「ちなみに夏凜もフラグ発言してるぞ」

「あ、あはは……」

「なんでそんなことは覚えてんのよ!いつも忘れてるでしょうが!つーか忘れてなさいよ!」

「覚えてたら覚えてたらでそんなこと言われるっておかしくないか!?」

『あの、もう時間が』

「ええい、このまま行くわよ!」

 

世界が止まり、明らかに樹海化の兆しが出ているのに呑気に言い合ってる夏凜と紡絆を見て、慌てた様子で樹がスケッチブックを見せるが、収まる気配がない。

もう時間はなく、風の締めるような発言と共に、紡絆たちは樹海化に巻き込まれた---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

20:名無しの転生者 ID:Rhe8jW4yc

ついに来たか…やっぱり、このままじゃ終わってくれないんだな…

 

 

21:名無しの転生者 ID:czF+hYGPq

おいイッチがフラグ建てるからだぞ。どうするんだ、これ。お前もう変身回数ねぇだろ

 

 

22:名無しの転生者 ID:MENMKMOOl

初見なんだけど、なんでこの世界こんなやべぇの?

 

 

23:名無しの転生者 ID:Kab18FFdR

まぁザギさんがいるからなあ

 

 

24:名無しの転生者 ID:GputBKiSy

ザギさんいることがほぼ(姿は見てないからいるかわからんが色々干渉してるしイッチも夢で見たからほぼというより既に存在が)確定してるからな。

あとバーテックスの存在とそいつらと融合したり他の怪獣を取り込む存在になったりとか、他のウルトラマンが来れない状況だったりと色々と酷い。

何よりも酷いのはイッチの傷が癒えない、疲労が消えない、連戦続き、限界ということ。

てか予想に過ぎんが相手も神だと思われるので、ふつーにやばい

 

 

25:名無しの転生者 ID:Omu0ZsdUr

いうて原作基準なら残るスペースビーストは片手で数えれる程度だし…

 

 

26:名無しの転生者 ID:tNela5wfX

逆を言えばいくら勇者がいるとはいえ、イッチは継承することなくほとんどのスペースビーストとウルティノイド一人をたったの一人で倒したのか…変態かな?

 

 

27:名無しの転生者 ID:8EkKeX7iv

イッチはデザイナーベビーみたいな感じの敵に備えるために創られた化け物説ある…?

 

 

28:名無しの転生者 ID:VMz8+/Ou9

アンファンスでスペースビースト倒してる変態に何を今更

 

 

29:名無しの転生者 ID:K+xOqn6YK

なんか静かですねぇ

 

 

30:光と絆継ぎし転生者 ID:NEXU_ultra

限界は迎えてる。

でも、大丈夫だ。それでも死ぬ訳には行かないんだ、俺が得た光の意味を俺は必ず探し出す

俺はやれることをやる!

 

 

31:名無しの転生者 ID:bZY1F6tUf

そうだな、タカキも頑張ってるし

 

 

32:名無しの転生者 ID:51dt8O00N

なんか不穏になってきたな?

 

 

33:名無しの転生者 ID:jbYfQhYir

イッチの発言がフラグに変えられてないか、これ。お前ら実は敵だろ

 

 

34:名無しの転生者 ID:1243nDuA6

イッチの味方なんて(日常的な場面ではいつも)最初からいねーだろ

 

 

35:名無しの転生者 ID:RF+q3q/CU

イッチは愛すべきバカだからな

 

 

36:名無しの転生者 ID:RlPwJ5LOr

むしろ俺らにとっては愛のあるムチだし

 

 

37:名無しの転生者 ID:0fMyq2EPU

飴はありますか?

 

 

38:名無しの転生者 ID:L+epA9dma

そもそもイッチが他の転生者と違って知識を貸すことしか出来ないくらいに迷いがないからねぇ。覚悟ガンギマリ過ぎる。

>>30こいつ二週目だろレベルのメンタルだぞこれ。自己完結してんだもん

 

 

39:名無しの転生者 ID:niEA+jHC6

イッチは割と最初からこんな感じやったで。でも一回だけ一人で抱えまくって精神やられかけるクソアホバカゴミナメクジう○ちムーブしてた

 

 

40:名無しの転生者 ID:5fKOfsjBl

当時見てた民からはいつもボロクソ言われるの面白すぎるだろ

 

 

41:名無しの転生者 ID:D8uxBFO1J

そりゃ今もだけど聞かれなかったから言わなかった理論で情報出してくるやつだし出す時は最初から言えよクソがばかりだったからな……あの時の恨みは深い

 

 

42:名無しの転生者 ID:JjUP3XtDh

あれー?イッチ、めっちゃやばいというかほぼ詰み状態なのにおかしいな…スレがいつもと変わらないぞ?

 

 

43:名無しの転生者 ID:g/nWi59cS

イッチの扱いはこれがちょうどいい。あとちょうどよくラノベorエロゲ主人公ムーブしてくれたらいいよ。サービス待ってるわ

 

 

44:名無しの転生者 ID:1AynF5fYa

もう草

 

 

45:名無しの転生者 ID:vT3eicwqO

アニメなら最終回レベルの状況なのにこれでいいんですかね

 

 

46:名無しの転生者 ID:2xDKnRGEv

もしかして俺ら(バーテックスとの)最終決戦これで迎える気か…?マジかよ、正気の沙汰じゃねー…いつもだわ

 

 

47:光と絆継ぎし転生者 ID:NEXU_ultra

いいでしょ、変なこと言われる方がなんかきもい

 

 

48:名無しの転生者 ID:Da9uHBazw

当事者がそれを言うのか…イッチらしくていいよ

 

 

49:名無しの転生者 ID:IoNzY/RCS

>>47

なんだかんだ寛大だしスレ民にはたまに容赦のない発言するイッチ俺は好きだよ。だから生きろよ、アホ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界が変化を遂げ、延長戦が始まる。

勇者部のみんなは既に変身しており、紡絆だけは変身後は喋れないのでまだ変身せず、エボルトラスターを握りながらバーテックスの居る方向を見て捉えていた。

 

「敵は一体、あと数分で森を抜けます」

「あの速度ならまだ時間はかかるな…見た感じスペースビーストの気配もなければ、アンノウンハンドが干渉してくる気配もない。メフィストが居ないのが気がかりだが……前回のダメージが残ってるのかもしれないです」

 

紡絆の目視とスマホの情報には、双子座のマークが一つだけあり、これまで複数体来ることもあれば単体で来ることもあったが、今回は後者…というか残りが一体しか居ないからだろう。

空に関しては暗雲があるわけでもなく、スペースビーストの気配はエボルトラスターも反応がないので存在しない。

つまり、バーテックス一体だけを寄越してきた。

相手ももう戦力がないということだろうか。

メフィストに関しては、前回の傷が響いているのかもしれない。

 

「一体だけなら何とかなりそうだね」

「…ああ、だからって油断は出来ないけどな」

 

一応注意を出す紡絆だが、一瞬だけ友奈が自身の満開ゲージが描かれている腕を見てるの見て、エボルトラスターを少し強く握り締めた。

そして見渡すようにして、透視能力を使用する。

それぞれの満開ゲージがどれほど貯まっているのか。

攻撃をしたり受けるだけでも貯まるゲージ。

まだMAXになっているものは居ないが、前回の戦いの影響でほとんどの勇者のゲージはかなり貯まっている。

特に満開を一度も使用していない夏凜が一番危ういか。

それを確認した紡絆は一度目を伏せ、自身の状態を理解しつつ唇を噛み締めながら目を開ける。

 

「紡絆の言う通り、油断は出来ないけどこれで延長戦は終わり。スペースビーストの反応もないみたいだし、向こうもネタ切れなのかもしれないわ。

とにかく今はまたアレやろうか!」

 

この場でわざわざ言うアレなんて、以前樹海でやったことしかないだろう。

なお紡絆は首を傾げていたが、他のみんなが次々と肩を組んでいき、紡絆は慌てて気づいたように近寄って入っていく。

ちなみに、紡絆、夏凜、樹、友奈、風、東郷といった感じで紡絆は夏凜と樹の間に入って円陣を組んでいた。

 

「ホントに好きね、こういうの」

「風先輩が体育会系気質だからね」

「この方が気合い入るだろうしな」

「そゆこと。

さぁ、敵さんをきっちり昇天させてあげましょう! 勇者部ファイトォー!!」

「「「「オーーーッ!!!!」」」

 

喋れない樹を除き、皆が参加していた。

声の出せない樹もその顔にやる気を漲らせていて、円陣が終わると紡絆は一人、前に出た。

 

「さて、それじゃあ俺も…行きますか…!」

「紡絆くん、まだ治ってないんだから無理しちゃダメよ」

「出来たらそうする!」

「そこは嘘でもしないって言って欲しいんだけど…言うわけないか」

「こいつに何言っても無駄でしょ」

「やっぱり俺の扱い酷くね?」

 

もうすぐ戦いだって話なのに、不思議と紡絆という存在が緊張を和らげる中和剤のような役目を果たしていて、この場には緊張が存在してなかった。

無論、これが延長戦初めての戦いではなく、前回戦った影響もあるのだろうが。

何はともあれ、紡絆は気を取り直したように深呼吸をする。

 

「行こう、ウルトラマン!」

 

そして自身に宿る存在にいつものように声を掛け、紡絆は両足を大きく開いて腰を入れ、横向きにしたエボルトラスターの鞘を一気に外すと、空に向けて掲げる。

エボルトラスターから光が発生し、紡絆の体を包み込むと、その体は---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シェアッ!……へエッ!?』

 

2()4().()5()()()()()という普段のネクサスの半分な上に、既にエナジーコアが早鐘を鳴らしていた。

いつもと違う視線の高さに違和感を覚えたネクサスが慌てて自身の体を触るが、原因が不明だった。

 

「…なんか小さくない?」

「…小さいわね」

「い、いつもより小さくなってるかなー…たぶん」

「それにエナジーコアが鳴ってるということは…短期決戦になりますね」

『……ハァ』

 

流石にみんなも違和感をすぐに覚えたようで次々と言葉を投げかけ、ネクサスはため息を零すように俯いたが、気がついたように顔を挙げる。

そこには、ほかのバーテックスたちと違って、小さな影が高速で走ってきていた。

 

「あっちも小さい!」

『!?』

「あれって樹が倒さなかったっけ?」

「……!」

「双子座という名前の通り、元々2体のバーテックスなのかもしれませんね」

「双子ってこと?」

『でぇアァ』

「紡絆くんもそうかもしれないと言ってるわ。双子座はギリシャ神話では仲の良い兄弟を現した星座…で語られてる、だって」

「そーゆーのは無駄に詳しいのよね、あんた」

『?』

 

何気に叫んだ友奈の言葉に思わぬダメージをネクサスは受けたが、安定で何故か通じる東郷が紡絆の言葉を代弁する。

すると無駄な知識を披露したことにか夏凜からは呆れたような目をネクサスに向けられていたが。

 

「いずれにせよやることは今までと同じッ!」

『シュワッ!』

 

いくら半分ほどの体長や体重しかないとはいえ、スペックはさほど変わらない。

夏凜が先に飛び出し、続いて友奈と風、樹も跳んで向かっていくが、ネクサスは走りながら飛行態勢へと入る。

若干体がぐらついていたが、ネクサスは誰よりも早く倒すべく一気に加速---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ウゥ……ぐぁああ!?』

 

したところで、地面に頭をぶつけながら物凄い速さで転がっていく。

しかも運が悪いことに、斜面だった。

 

「つ、紡絆くーん!?」

「……あのバカ、なにやってんの?」

「さぁ…?まるでボウリングね」

 

ぐるぐると転がされたボールのように回転し、勢いが留まることを知らず、そのまま真っ直ぐに転がり、時に浮きながらも加速を続ける。

その速度は、走ってくるバーデックス以上の速さになっていた。

 

「あっ……」

「あ」

「えぇ……?」

 

そして転がって行ったネクサスは、見事ピン(ジェミニ)を上空に吹っ飛ばした。

流石のバーテックスも予想外の攻撃で、何よりジェミニは素早く機動力は高いが、急に止まることなど出来ない。

跳躍して回避はしようとしたようだが、他のバーデックスと違って3mしかないジェミニはいくら丸まっているとはいえ、全長24.5mはあるネクサスは十分巨大だ。

それが自身を超える速度で向かってきたのだから、反応しただけでも頑張っただろう。

ちなみに転がって行ったネクサスは顔面から巨木にぶつかって昼白光の瞳が暗転し、身動きひとつすらせず完全に伏していた。

 

「え、こんなのでいいの…?」

 

思わず戦場だというのにこの場にいる四人が呆然と固まっていると、上空に吹っ飛ばされたジェミニがきりもみ状に回転しながら落ちてくるが、無惨にも長距離から放たれた銃弾がジェミニの頭を吹っ飛ばし、ジェミニは何も出来ないまま落ちた。

 

「と、とにかく封印しちゃいましょう!」

「そうね、とっとと終わらせましょう」

「よ、よし!それじゃあ事故はあったけど封印開始!」

 

最後の割には呆気ない戦いでもなく交通事故で終わってしまったが、バーデックスを囲む東郷を除く四人は封印の儀を開始する。

桜、黄、赤、白の色とりどりの光の花びらが舞い、バーテックスの足元に封印の文様が浮かび上がると御魂が出現した。

 

「出た!」

「な……なにこの数!?」

 

確かに出現した。

それはいいが、問題は量だ。

一体そんな小さな体に取り込んでいたのか、大きさとしては小さいが御魂が洪水のように絶えることなく湧き出続けてくる。

そんな想像以上の量に驚いてる勇者たちに、容赦な樹海の侵食が始まる。

 

『……ハッ!? シュアッ!』

 

意識を取り戻したネクサスの瞳に光が灯され、頭を抑えながら首を振り、即座に気づいたようにバーデックスの元へ跳躍した。

四人の元へひとっ飛びし、空中で回転しながら着地しようとして、失敗して御魂の近くで転ける。

急激な衝撃で四人が若干浮くが、それによって復活したことに気づく。

 

「紡絆くん!」

『ぐっ……フッ!』

 

痛みに悶絶する暇もなく、起き上がったネクサスは皆に引くようにジェスチャーし、次にアームドネクサスをエナジーコアに翳すと一気に振り抜く。

 

『シュ……ッ!?』

 

いつものように水のような波がネクサスの身に振りかかり、ネクサスの体が赤く輝くと、その姿は()()()()()()()()()だった。

変化してないことに気づいたネクサスは慌てたように再びアームドネクサスを翳し、振り下ろす。

今度も頭上に光が降り注ぎ、青い光が発せられるが、弾けるように光は飛散し、ネクサスは片膝を着いた。

 

「紡絆!?」

「もしかしてエネルギーが…?」

「だったらエネルギーがないやつは引っ込んでなさい!私がやるわ!」

『!? シェッ!ハァァァ……』

 

ネクサスの様子がおかしいことに勇者たちも気づいたが、夏凜が刀を構えたのを見えたネクサスはすぐさま起き上がり、ジュネッスにタイプチェンジ出来ないならば別の手段を取ればいいと、右腕を勢いよく斜めに振り下ろし、抜刀するような構えを取った。

すると右手と左手を行き来するように不安定な青い稲妻のようなエネルギーが迸る。

 

『ハアァァァ…シュワッ!』

 

エネルギーが光に変わり、その光がネクサスの手のひらに纏われると、ネクサスは光を保ったまま両腕を今度は右胸付近に持ってきて、腕を十字に構えた。

クロスレイ・シュトローム。

アンファンスでも放つことの出来る光線技。ジュネッスよりかは威力は圧倒的に劣るが、耐久値は間違いなくないであろうジェミニの御魂程度なら十分な威力を誇るそれは、ネクサスの両手から放たれる前にポスン、という音と共に、不発に終わる。

 

『!!?』

 

驚愕のあまりネクサスは両手を見て固まるが、すぐにクロスレイ・シュトロームの構えをもう一度取り、不発に終わる。

 

「このままじゃ被害が……!」

「だから私がやるって……」

「ダメよ、夏凜。その役目は部長であるあたしが……!」

「私は元々助っ人よ。そんなの関係ないわ!」

「今は勇者部でしょうが!部員なら部長の言葉には従いなさいよ!」

 

徐々に侵食も酷くなっていき、攻撃に巻き込まれたら溜まったものでは無いので誰も攻撃出来ないが、ネクサスが何も出来ないと見ると何故か言い合いになっていた。

 

『ハアッ、ハァ……デェ---ッ!?』

「そうは言うけれど早くしなきゃ影響が大きくなるじゃない……って、紡絆!?」

「…紡絆!?」

 

エナジーコアの点滅が加速しだし、ネクサスは言い合っている内に行おうと最後の手段としてアームドネクサスを輝かせて横薙ぎするが、放とうとしたパーティクルフェザーすら飛ばすことが出来ず、ネクサスの体がふらついては薄らぎ、幻のように消失する。

 

(っ…!

また誰かが満開すれば身体機能を失うかもしれない。皆前回の戦いでかなり溜めてる。紡絆も消耗してたみたいで変身が解けたみたいだし、ここはあたしが絶対にやらないと……)

「やっぱり私が---」

「夏凜!それはあたしの---」

「はああああああ!!」

「なっ!?」

 

話を聞かずに壊そうとする夏凜と皆の代わりに自分がやろうと止める風だが、いきなり大きな掛け声が聞こえたかと思うと、そこには既に宙に飛び上がり、足に炎を纏いながら降下してくる友奈の姿があった。

 

「勇者……キーーーック!!!」

 

友奈の蹴りが炸裂すると炎が広範囲に巻き起こり、1つ残らず御霊を焼き尽くし、消滅させた。

さっきまでの圧巻の光景はもうなく、バーデックスの死体は()()()()()()消失していた。

しかし御魂は壊したのだから、生き残りのバーテックスは勇者達に大敗したといっていいだろう。

 

「何事もない…うん、思ったより簡単だったね、みんな〜!」

「ちょっと友奈。なんで勝手に……」

「えへへ、ごめんね。前回は使えなかったから新しい精霊の力使いたくなっちゃって」

 

バーデックスの反応が消えてるのを見て、夏凜の文句に対して謝りながらそんなことを言うが、友奈の拳に描かれている花弁の満開ゲージは残るひとつで貯まるほどになっている。

皆がそれを見てるのに気づいた友奈はサッと隠していた。

 

「友奈ちゃん…体は平気?」

「………!」

「大丈夫大丈夫、凄く元気だし!」

 

心配と言った様子で近づく東郷は友奈の手を取り、近づいた樹は喋れないので目で訴えていたが、友奈は安心させるように樹の頭を撫でていた。

それから何かを探るように見渡す。

 

「それより紡絆くんは?」

「…ってそうだ、あのバカ!」

「やばっ、バーデックス居たから探すの後回しにしてた…!」

「私も探して見たけど、少なくとも私が来た方には居なかったわ。だから別の方向にいるかも……」

 

友奈の言葉で紡絆の存在を思い出した夏凜と風と樹だが、東郷はここに来るまで探していたらしく見つからなかったようで別の場所に居るのではと予想をつけるが---

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい!」

 

探す必要はなく、紡絆は手を振りながら駆け寄ってくる。

見た感じでは特に怪我を負ったわけではなさそうなので、姿を見た一同は安心したように息を吐いた。

 

「ちょっと、どこ行ってたのよ」

「ごめんごめん。あの後普通に気絶してた!あはは、何の役にも立てなかったなぁ」

「そんなことないよ、紡絆くんと東郷さんの連携で倒したようなものだし!」

「ああ、そうだ。ありがとう東郷。追撃は無理だったからあの射撃に助けられた」

「ううん、それは別に。でも紡絆くんも何ともないの?」

「!」

「大丈夫大丈夫、めっちゃ元気!」

「あんたら二人とも、どうして同じようなこと言うのかしら…」

「ん?どゆことです?」

 

心配してくれる二人に笑いかけながら答えると、風が頭を抑えて呆れたように言っていた。

しかし紡絆はさっきの会話は聞いてなかったようで、なんの事か分からずに首を傾げる。

 

「私もさっき同じようなこと言ったんだ」

「ああ、それでか。元気なのは元気としか言いようがないからなあ。まあ終わり良ければ全てヨシ!」

「うんうん!」

 

そこで友奈の説明を聞いて納得したようだが、紡絆の言葉には同感らしく、友奈は頷いて二人仲良くいえーいとハイタッチしていたが、勇者の力は保たれたままなので、紡絆は痛みに手を抑えて蹲り、友奈が謝りながら心配する。

そんなふたりを見ていたからか、緊張感はすっかりと薄れ、普段の勇者部らしい和やかな空気が生まれ始めていた。

そうしていると時間が訪れたようで、樹海化が解けていく。

大きな揺れと共に極彩色の吹雪が舞い、世界がもとに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ〜…何はともあれ終わったわねぇ」

『お疲れ様です!』

「それを書くのはまだ早いわよ樹。紡絆と友奈にはしっかりと説教する必要があるんだから。いい?今日は二人とも泊まりなさ---」

「っあの…兄さんたちは?」

 

現実世界のいつもの讃州中学校の屋上に戻ってきた風たちはそれぞれの思いを口にしていくが、急いで登ってきたであろう小都音がドアを開ける音とともに周囲を見渡し、そう呟く。

 

「何言ってんの?紡絆たちも一緒に…って、あれ?紡絆と友奈は?」

「それに東郷もいないじゃない…。紡絆、東郷、友奈ーッ!?

一体何がどうなって……」

『間違った…とか?』

「……兄さん」

 

小都音のお陰で気づいた夏凜と風、樹も周りを見渡して居ないことを理解すると呼びかけるが、返事はなく。

この場に帰って来たのは、三人しか居なかった。

その事実を知ったとして、何もしない訳には行かない。

不安を隠せない表情で何処かを見る小都音を樹が手を握り、彼女らはひとまず出来る手段を取る事にした---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして屋上へ居なかった当人たる紡絆と友奈、東郷はそれぞれ同じ場所に居た。

 

「戻ったけど……」

「学校の屋上じゃないよねここ……みんなは?」

「っ…いない。それと……どうやら大橋のところまで飛ばされたらしいな」

 

一人座っていた紡絆は膝に手をやりながら力を込めて起き上がると、何とか声や表情に出さずに立ち上がることができ、その際に目印となるものが見えたので友奈の言葉に答える感じになっていた。

瀬戸大橋。

橋としての役目はもう果たしておらず、無惨な姿として残っているが、どうやったらそんな曲がりかたをするのかと思うくらいに天に向かって伸びるような歪な形に曲がっている。

 

「本当だ…結構離れたところに来ちゃったね」

「戻す場所を間違えたのかしら……?」

「どうだろうか…でも場所が分かったなら帰ることは出来るから、問題ないな」

「そうだね、じゃあ風先輩たちに連絡入れて---あれ?」

 

冷静に状況を分析し、この場に居るということを伝えるためにそれぞれスマホを取り出すと、友奈がスマホを手に首を傾げていた。

 

「電波入ってない…紡絆くんと東郷さんは?」

「ううん、私の改造版もダメ」

「うげっ……俺のは壊れてるからまず無理だ」

 

起動すらせず、スマホの部品すら見えてる紡絆はそれを見せてからポケットに仕舞う。

こうなると、連絡手段が途絶えたことになる。

一応紡絆にはウルトラマンだからこそ使える連絡手段というのがあるが、それを使ってもまず残ってる面々は理解できないだろう。

ひとまず何か動くべきだろうと紡絆は考えて動こうとして、人の気配を感じ取り、同時に---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ずっと呼んでいたよ~、わっしー。会いたかった~」

 

そんな声が、聞こえてきた。

のびのびとした、少女と思われる声。

驚いた三人が顔を見合わせ、声がした方向へと向かう。

声がしたのはお社の奥、海を臨むその場所にはおよそこんな場所には似つかわしくないベッド。

その上に体を横たえながら僅かに身を起こす一人の金髪の少女と、更にもうひとつあるベットには銀髪の少女が居た。

そんな少女たちの視線は東郷に向けられており、親しみと懐旧の込められた眼差しで、何より嬉しそうな、寂しそうな目で見つめていた。

見知らぬ二人の少女、そして---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと、やっとまた会えたね……。ずっと、ずっと長い時間、このときを待ってたんだ……はるるん」

「陽灯……」

 

二人の少女は今にも泣き出してしまいそうなほどに目に涙を貯め、深く感情の籠った声で名前を呼びながらその視線は確かに、()()()()()()()()いた---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





○継受紡絆/はるるん、陽灯?/ウルトラマンネクサス
不完全なウルトラマン。
ベータリベラシオンカプセルが切れた後も無茶した影響と長きに渡った戦闘でもはや戦うことが出来ない状態へ至る。
今の彼は、飛行すらまともに出来ず、変身することしか出来ない。
やっぱりお前じゃないか…((みんな)知ってた&二次創作特有&いつもの)

○ウルトラマンネクサス
半分の状態で実体化をしたちょっとちびトラマン。
(紡絆が)ジュネッス、ブルーになるのが不可能になり、光線や牽制技すら使えなくなってしまった。
49mの実体化は紡絆の体が持たないため、ウルトラマンが実体化出来るサイズへと調整したことにより変身は出来たが、思っていたより紡絆の体が酷く、調整しても持たなかった。

○結城友奈
紡絆が変身解けたのを見て、自分が早く終わらせばいいと御魂を破壊。
だがそのせいで、満開ゲージは誰よりも……

○東郷美森/わっしー
金髪の少女からわっしーと呼ばれる。
だが、彼女自身は……

○金髪の少女
東郷をわっしー、紡絆をはるるんと呼んだ少女。
一体誰なんだっ!

○銀髪の少女
紡絆を陽灯と呼んだ少女。
一体だ以下略

○ジェミニ・バーテックス
可哀想な倒され方をしたやつ。
交通事故に遭うとこうなるから気をつけようねというジェミニさんからの子供に対する教え

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