【悲報】気がつけば目の前に知らない遺跡があるんですが…【なにこれ】   作:絆蛙

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ちょっとサブタイトルとか変わりすぎてるかもしれませんが、お試し中でしっくり来るものがどれか試しまくってるので気にしないでください(無計画で始めたクズの鑑)




「-罪の意識-ギルティ」

 

銀色の巨人、ウルトラマンネクサス。

彼は東郷が無事だと分かると視線を勇者たち---否、スペースビースト、ぺドレオンと乙女型のバーテックス、ヴァルゴへ体と視線を向ける。

そして腰を深く降ろして構えると、一気に走り出す。地面をひとつ、ふたつと蹴るたびにネクサスの速度は加速する。

巨人らしく脚が長いのもあるが、ネクサスのスペック自体が高いのだろう。

起き上がったぺドレオンとヴァルゴは互いに敵対関係ではないと知っているのか、迫ってくるネクサスに近づかせまいと、ヴァルゴが下腹部から連続して砲弾を打ち出し、ぺドレオンが火球を放つ。

 

「あ、危ない!」

 

『ウッ---オオォォォォォォ!!』

 

ふと我に返った勇者たち。

その中でも友奈がネクサスに向かって叫ぶが、ネクサスは放たれた砲弾と火球に対して、()()()()()()()()()()()()()()いく。()()は足を止めるのに、だ。

火花が散る。爆発が起こる。それは全てネクサスの肉体から起きていた。

避けたらネクサスの後ろにいる東郷はどうなる? 勇者たちは巻き込まれないのか? そのような様々な状況であるからこそ、彼は突っ込む。

いや、それも虚言だ。本当のことを言うならば、ネクサス---紡絆は理解していた。長時間戦闘をすると、途中で力尽きると。

そんな姿にヴァルゴはともかく、ぺドレオンは以前と違う戦い方をするネクサスに一瞬戸惑う。

ぺドレオンは知っている。同胞が二人殺されてしまったが、次に生かすために()()()()()()()と目でしっかりと見ていたのだ。

ガードをするところも、攻撃するところも、避けるところも、倒すところも全て。

しかし今のネクサスはどうだ? ()()()()()()()()()()()()()()ようにただ最速で、最短で一直線に()()()()()に向かってくるではないか。

だからこそ生まれた隙。なればこそ、以前の情報は頼りにならないとぺドレオンは理解した。

 

『フヘェァ!』

 

そして接近したネクサスから放たれるのは、両腕に備わったアームドネクサスの側面にあるエルボーカッターによる斬撃。

左腕でヴァルゴを切り裂き、ヴァルゴが怯む。その間にネクサスが回転し、右腕のエルボーカッターがぺドレオンに振るわれる。

ぺドレオンはその切れ味を知っているため、後ろに下がって避けた。空振るネクサスのエルボーカッター。

チャンスと見たのか、ぺドレオンが触手を伸ばし---瞬間、ネクサスのエルボーカッターからエネルギーが発せられ、光粒子エネルギーのカッター光線が触手を切り裂き、ぺドレオンに直撃する。

ネクサスの技のひとつ、パーティクルフェザー。

もちろん、偶然発動出来た攻撃だ。

 

『ギィエエエエエエ!?』

 

ぺドレオンは驚愕と共に、悲鳴を挙げる。

それを無視し、ネクサスはぺドレオンを蹴り飛ばした。

次にヴァルゴのぼろ雑巾みたいな触手を掴み取ると、ぐるぐるとハンマー投げの要領で回してぺドレオンに全力で投げ飛ばす。

彼方へ飛んでいくと、再びもつれるように二体の敵は倒れた。

 

「わぁ……! バーテックスもナメクジみたいなのもあっさりと吹き飛ばしちゃった!」

 

「す、すごいです……」

 

圧倒的、と言える強さを持つネクサスに友奈は英雄(ヒーロー)を見た子供のように目を輝かせる。

元々友奈は勇者などが好きで、その姿がネクサスに重なったのだろう。

そして樹も樹で戦いの場であるにも関わらず、何処か安心していた。

ネクサスが纏う雰囲気を感じて、自然と気持ちが安らいでいたのだ。

そんな二人は警戒することなく不用心に近づこうとしていた。

 

「ちょ、ちょっと二人とも待ちなさい! まだ敵かどうかも分からないんだから!」

 

そこを風が止める。

当然の行動であり、大赦から何も聞かされていない風は突然現れたぺドレオンとネクサスは警戒する対象なのだ。

彼女はバーテックスと戦うことしか聞いてないのだから。

 

「でも風先輩! 近くにいる私たちを狙わずにあの二体を狙いましたし、きっと味方ですよ!」

 

「お姉ちゃん、私も……そう思う」

 

しかし、迷いなく味方だと答える友奈と樹の姿に風は悩む。

別に風も敵だと判断している訳では無い。ナメクジみたいなのはともかく、巨人は明らかに攻撃しようとしてこないのだから。

むしろ敵なら既に手に待つ大剣で斬りかかっている。

 

「……分かったわ。私がコンタクトを取ってみる。二人はちょっと待ってて」

 

悩んだ末に出た答えは、二人の言葉を組み込んだ行動。

せめて敵だったとしても、自分が時間を稼げるように、だ。

二人は大丈夫だとは思っているが、()()ではないのは確か。

素直に風の提案に頷いた。

すると風も頷き返し、大剣を担ぎながら勇者の跳躍力で巨人の腹ぐらいまでの高い木に登ると、警戒しながら見つめ、口を開く。

 

「そこの巨人! あんた一体何者なの!?」

 

交渉でもなく、単刀直入に聞く。

普通は情報を得るために別の聞き方をするだろうが、残念ながら交渉術を発揮しなかったようだ。

ネクサスは大声で聞いてくる風に視線を送ると、何も答えない。

 

「ちょっと、聞いてる? というか、言葉通じる?」

 

明らかに口らしき部分はあれど、開くのかどうか分からない姿に当然の疑問をぶつけると、ネクサスは通じていると伝えるように頷いた。

 

「あぁ、言葉は通じるのね……。なら単刀直入に言うわ。あんたは味方? それとも敵?」

 

言葉が通じるなら、と早速本題に風が入る。

しかし、ネクサスは答えることなく、突如として行動に移した。

風に近づき、両腕を降ろしたのだ。

 

「ッ!?」

 

「風先輩!」

 

「お姉ちゃんッ! 右!」

 

敵だった、と判断したのか風が大剣を構える。

そこで聞こえてきたのが、友奈と妹の樹の声。緊迫したような声に言われた方向を見ると、迫ってくるのはぺドレオンが持つ触手とヴァルゴの卵型のボール---それは追尾型の爆弾。

さらに風が上を見ると、大きな影が覆いつくし、そして---

 

 

 

 

 

 

 

『デヤッ!? ウワアアアアァァァァ!』

 

絶叫が聞こえる。苦悶するような声だ。

その理由は明確で、ネクサスは風を攻撃しようとしていたわけではない。

自身の肉体で風を覆うことで、守ったのだ。両手を地面に着き、肉体を最低限まで下げることで人間が入れる空間を開けながら全ての攻撃を受けるために。

 

「あ、あんた……ッ!?」

 

『グァ……ウウッ……!』

 

「樹ちゃん!」

 

爆発が消えてもなお、覆いかぶさったままだ。

何故なら触手がネクサスの背中を叩いていて、離れようものなら風に当たるからだ。さらに踏み潰さないように両手の力を抜くわけにも行かず、行動に移せなかった。

守られていることは風も理解したようで、驚きと心配を含んだ声音。友奈たちはその様子を見て助けるために行動に移す。

まず樹が右腕に蔦が巻きついたようなわっか状の飾りが付いている花からワイヤーを射出。

僅かな空間から風を絡め取ると悲鳴を挙げる風を無視しつつ自分たちがいる距離まで引っ張り、守る対象がいなくなってもなお立ち上がれないネクサスを援護するため、友奈が空中から触手に向かって思い切り殴りつける。

勇者システムはぺドレオンにも通用するようで、ダメージを受けたように触手が引っ込む

 

『シェア……ヘアッ!』

 

しかし逃がさないと言わんばかりにネクサスが両膝をついたまま触手を掴み取り、エルボーカッターで切り落とす。

だが、無理をしていたのか息を整えるように腹式呼吸する人間臭いネクサスの姿に、友奈は近づいていた。

 

「えっと、大丈夫……ですか?」

 

『………』

 

一応敬語がいるのかな、と思いつつ友奈が聞くと、ネクサスは立ち上がりながら頷く。

すると友奈は笑顔で良かった、と呟いた。

 

「風先輩! とにかくあの二体をやっつければいいんですよね!」

 

「え、えぇ。えっと、助けてくれてありがとうね。正直まだ分からないけど、味方だと思っておくわ」

 

風は助けてくれたことにお礼を言いながら、正体不明とはいえど守ってくれたのなら味方だと判断してヴァルゴとぺドレオンを睨む。

 

「お姉ちゃん、封印の儀が必要なんだよね? バーテックスじゃない方もいるのかな……?」

 

「それは分からないけど、まずはバーテックス優先! えー…名前が分からないから巨人! とりあえず時間稼ぎ頼める!?」

 

『ハアッ!』

 

呼ばれたことに頷くと、ネクサスが再び走り出す。

その後を友奈たち勇者がついていくが、ネクサスの速度の方が速かった。

先に辿り着いたネクサスはぺドレオンにストレートを食らわせると両手で掴んで膝蹴り。そのまま右側に倒し、ヴァルゴの爆弾と触手攻撃を受けながらも触手を握りしめて全力で引っ張る。

 

『ウオォォォ---ヘアアアアアァァァッ!』

 

両手で引っ張ると、少しの時間はかかったが、引きちぎることに成功する。

部位破壊。

そのダメージにヴァルゴの肉体が斜めに歪む。

ネクサスは瞬時に片足を頭上に上げると同時に、肩らしき部分に打ち下ろす---かかと落としで地面に叩きつけた。

 

「位置に着きましたー!」

 

「こっちも着いたよ、お姉ちゃん」

 

「よし、封印一気に行くわよ! 教えた通りに!」

 

風が教えた手順は至って簡単だ。

その1.まず敵を囲む。

その2.敵を抑え込むための祝詞を唱える。

その3.現れた”御魂”を破壊する。

三つのその工程をすれば、再生するバーテックスを倒せるらしい。

だからこそネクサスがヴァルゴをダウンさせたのだが---

 

 

『フェ!? ジュワッ!』

 

「え? うわわ!?」

 

突如飛んできた触手の攻撃。

全て斬り裂いたはずのぺドレオンの触手が()()していた。

ネクサスが気づくと、驚いている樹の間に入り込んで右手で触手を掴む。そのまま自ら右手をぐるりと回して巻き付けると、()()()()というように雷撃が流されるが、ネクサスは無視する。

 

「樹!? 平気!?」

 

「う、うん助けてくれたから……!」

 

『シェアッ! フアア---ウォアアアァァ!』

 

勇者たちはスマホを片手に連絡しあっているが、風の心配に樹は平気と言うように声を挙げると、ネクサスが起き上がろうとしていたヴァルゴに片腕を振るってパーティクルフェザーを一撃与え、雷撃を雄叫びのような声を挙げることで我慢しながらぺドレオンに突っ込んでいく。

 

「巨人も向こうを抑えてくれるみたいね。なら今のうち!」

 

友奈と樹は端末を取り出し祝詞を確認する。

 

「これ全部読むんですか!?」

 

『手順ソノ二』と書かれたその画面には、見慣れない言葉の羅列。

友奈はあまり詳しくないが、神社のお祓い等で神職の人達が唱えるような言葉だった。

しかもそれなりに長い。

 

「え、えと……。かくりよのおおかみ、あわれみたまい、めぐみたまい………」

 

戸惑いながらもとりあえず唱え始める樹。

それを聞いた友奈も樹の後に続いた。

掲げた手の横に、精霊が姿を見せる。

どうやら間違ってはいないようだ。

自分の体に起こりつつある異変に気付いたバーテックスが修復もそこそこに激しく暴れ始めた。

早くしないと妨害されるかもしれないが、そこに飛んでくるのはパーティクルフェザー。

再びヴァルゴを黙らせると、ネクサスは自身を痺れさせるぺドレオンを殴り飛ばそうとするが、突如ゲル状となって回避。

そのままヴァルゴの元へ向かっていくのが見えたネクサスが追い始める。

 

「さきみたま、くしみたま、まもりたまい……「ええい! おとなしくっ……しろぉ!!」えぇ!?」

 

友奈の祝詞の途中でしびれを切らした風が、気合と共に大剣を一閃する。

驚いて中断してしまった友奈達。

失敗かと思ったその時、バーテックスの足元に光の円陣が現れ、それと同時に顔のような部分から逆さになった四角錐の物体が吐き出された。

 

「な、なんかベロンと出たーっ!? 成功……なのかな?」

 

「えぇ、要は気合いさえ入れたらいいのよ」

 

「それを早く言ってよ、お姉ちゃん……」

 

困惑する友奈に、あっけらかんと答える風。

いつだって大雑把な姉に、樹ががっくりと肩を落としていた。

 

「アレが”御魂”。バーテックスの心臓よ。アレを破壊すれば、私たちの勝ち!」

 

「なら私が!」

 

風の言葉を聞き、友奈が一気に飛ぶ。

跳躍して狙いを定めた友奈の拳が、バーテックスの御魂の中心に叩き込まれた。

同時に響く、大きな金属音。

 

「かったぁぁぁぁぁぁい! これ硬すぎるよー!!」

 

御魂の上で、右手を押さえながら悶える友奈。

御魂を守るようにゲル状から戻ったぺドレオンが妨害しようとするが、ネクサスが掴んで行かせない。

 

『フアッ!』

 

ぺドレオンを掴みながらネクサスが御魂を見つめる。

その下には制限時間のような白い文字が描かれていた。樹も気づいたようで、疑問の声を挙げる。

 

「お姉ちゃん、何か数字減ってるんだけど……これなに!?」

 

「あぁそれ? 私たちのエネルギー残量。その数字がなくなると、封印し続けられなくなって、そいつを倒すことができなくなるの」

 

「そ、それってまずいんじゃ……」

 

「コイツが神樹様にたどり着いて全てが終わるということよ!」

 

風の説明によって、焦りの顔がみんなに浮かび上がる。

早く壊すために友奈と交代して破壊に向かった風が、大剣を勢いよく叩きつけた。

が、それもほんの少し傷をつけるだけで、あまり効いた様子はない。

 

「---ったいわね! ヤバいわ、いきなり大ピンチかも……」

 

『ジュア……!』

 

前蹴りで一気にぺドレオンを吹き飛ばしたネクサスが風に視線を送る。

自分がやると拳を握りしめた姿を見て、風は意図を理解したように頷いた。

 

「任せたわ!」

 

ネクサスに叫びながら風が御魂から降りる。

勇者の力ではないから壊せるか分からないが、ヴァルゴの触手を引き裂いたことから試すべきだと判断したのだろう。

 

『デアアアアアッ! グォオォォ……!?』

 

風が御魂から居なくなったのを見たネクサスが拳を深く振り絞ると鋭いパンチを与える。

しかしネクサスの拳を持ってしても壊れることはなく、逆に痛みに耐えるように拳を抑えるネクサス。

そこでネクサスが後方三回ひねりで距離を離すと、抜刀するような構えを取る。

ネクサスの右手と左手を行き来するように青い稲妻が迸ると、エネルギーが光に変わり、その光がネクサスの手のひらに纏われた。

 

『ヘアッ!』

 

ネクサスはその光を保ったまま両腕を今度は右胸付近に持ってきて、腕を十字に構える。

すると光の光線---『クロスレイ・シュトローム』が放たれた。

一直線に放たれた光線技は御魂に直撃し、ヒビが入っていく。

その間にも樹海の木々が燃えたように赤く染まり、黒く染めていく。その姿はまるで---

 

「枯れてる!?」

 

「始まった!? 長い時間封印していると現実世界に悪い影響が出るの!」

 

『……! ジュワァァァ!』

 

それを聞いたネクサスが、自身のエネルギーを気にせずに破壊するために力を込める。

クロスレイ・シュトロームにネクサス自身のエネルギーが注ぎ込まれ、少しずつ光線が強まることでヒビが広がっていく。

 

「あ……後ろから来てます!」

 

『フッ……!? シュワッ!』

 

しかし寸前のところで樹の声に反応してネクサスが光線を切ると空を飛ぶ。

ネクサスから御魂を守るために放たれたぺドレオンの火球は皮肉にもヒビをより加速させたが、破壊するまでには至らない。

そしてネクサスは避けた先の空中でぺドレオンの方向を向いて一回転。

 

『ヘェヤアアアアアア!』

 

右足を発光させると、急降下しながらドリルのように回転する。それだけではなく、アームドネクサスを交差することで空中からマッハムーブによる高速落下を加えた回転キックだ。

 

「このぉぉぉおおおおぉ!!」

 

友奈も飛ぶ。

狙いはあと寸前のところで破壊できるであろう御魂。

 

「 (痛い……怖い……)けど、大丈夫ッ!」

 

『デェヤアアアアァァッ!!』

 

偶然。

友奈の傍に精霊が出現し、御魂に拳を叩き込む友奈と、ぺドレオンに回転キックを食らわせるネクサス。それだけではなく、ネクサスの背後には回転に伴い炎の竜巻が形成される。

そして---友奈の拳による一撃がボロボロだった御魂を砕き散り、友奈はそのまま突き破る。さらにネクサスによる回転キック---スピニングクラッシュキック+マッハムーブがぺドレオンを貫いた。

奇しくも同タイミングで貫き、地面に着地した二人。

 

「どうだ!」

 

友奈が振り返った先、御魂はついに崩壊し、光が天へと帰っていくところだった。

そこで御魂が破壊された遺されたバーテックスの体が、砂となって崩れ去る。

ネクサスの背後で大爆発が起きる中、ネクサス---正確には紡絆だが、唖然と光の球体とそこから出る虹色のオーラを見ていた。

 

『……フッ』

 

復活の兆しはなく、ビーストも消滅した。

風が友奈に元に飛びつき、つい嬉しさのあまり痛めている手に触れて痛そうにする友奈と合流するように樹も駆け寄り、集まった三人をネクサスは見て、視線を遠くの東郷に送った。

安心したように息を吐く東郷の姿が見えるとネクサスの体が光り輝き、球体となって空の彼方へ飛んでいく。

同時に大きな揺れが起こり、極彩色の木の葉が舞い上がった。役目を終えた、と言うように神樹様の結界が解除されていく。

木の葉はみんなの視界を覆いつくし、やがて晴れていった。

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 第 5 話 

 

-罪の意識-ギルティ

 

 

 

ユウガオ

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにあの樹海はなく、いつもの風景が広がっていた。

結界に入る直前には校舎内にいたはずだが、どうやら屋上の様で転移させられたのだろう。

周りにはもちろん勇者部のみんな---がいるはずが、一人だけ存在していなかった。

 

「あれ? ここ……学校の屋上?」

 

「神樹様が戻してくれたのよ。流石に教室だと急に現れたみたいになるからね」

 

友奈の疑問に風が答えると、友奈は東郷に気づいて駆け寄る。

 

「東郷さん! 無事だった? 怪我はない?」

 

「友奈ちゃん……うん。私は大丈夫。でも……」

 

暗い表情をする東郷。

怪我もなく、平気だと言うのに何故そんな顔をするのか---と言うと、彼女は屋上へ転移させられると勇者部のみんな、風、樹、友奈がいることは視覚出来た。しかし()()()()なのだ。

 

「でも? あっ、そういえば紡絆くんが居ない……?」

 

「ッ……」

 

友奈も気づいたように周りを見渡すが、東郷と()()()()の継受紡絆という一人の男の子が居なかった。

言われて風と樹も見渡すが、やはり居ない。

 

「神樹様が間違えたとか?」

 

「ず、ずっと東郷先輩の傍に居たんですよね……?」

 

流石に一人欠けていることに気づくと、焦りが生まれてくる。

しかし樹の言葉に否定するように東郷が首を降った。

 

「ち、違うの。紡絆くんは私を守るために囮になって……それで……」

 

悲痛な面持ちでポツポツと語っていく東郷。

涙も貯めながらも真実を伝えるために言わなければならないということから我慢し、東郷は語った。

自分を守るためにナメクジのような敵を引きつけるといって、一切姿を現さなかったことを。爆発が起きたことから、恐らく攻撃を受けたことを。自分だけが巨人に助けられたことを。

その全てを語った東郷は、何処か懺悔するような震えた声で告げた。

 

「そんな……。じゃあ、紡絆くんは……」

 

東郷の言葉に友奈も---風や樹も含めて勇者部全員が理解する。

継受紡絆という一人の存在がいなくなってしまったことを、このお役目は命に関わり、一つのミスや油断であっさりと失うことを---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー! 怖かったぁー! ってあれ!? な、なんで幽霊を見たかのように見てくるの?」

 

なお、無駄に高いテンションで()()()()()入ってきたこの瞬間までは、だが。

 

「お、東郷。無事だったか? よかったよかった。いやー我ながらあっさりとやられちゃってさー情けないよなー。あはは」

 

何故か無言で死人を見たかのように見てくる空気に耐えられず、紡絆は笑いながら東郷に近づくと、怪我がない様子にうんうん、と頷く。

全員がぽかんとしている中、ハッと気づいたのは我らが部長。風だった。

 

「ちょ、ちょっとあんた---紡絆、よね?」

 

「いや、その他に居ます? うどんだけじゃなくてラーメン、蕎麦全ての麺が大好きな紡絆ですよ。というか、他は知りませんけど讃州中学に俺以外の紡絆が居ますか?」

 

変なことを聞いてくるなぁ、とか最後に呟きながら心配していたことも知らずあっけらかんと答える紡絆に再び無言が生まれる。

 

「え? もしかして俺死んでた? これ、死んでたと思われてた!? ちょ、生きてるよ!? めっちゃ生きてますから!」

 

これには明らかに鈍そうな紡絆も気づき、慌てて生きてることを証明するように意味の無い腕回しをしたり深呼吸をしたりジャンプする。

ついでに足を上げて指を差し、『ちゃんと足もついてますし!』とか言っていた。

 

「紡絆くん……ッ!」

 

「ウェッ!?」

 

本人が生きていると証明しようとしていると、足が動かないにも関わらず動こうとした東郷に紡絆が支えようとしたら抱きつかれ、予想外のことに支えきれずに地面に尻もちを着く。

東郷はそんな紡絆に気にすることなく、普段からは考えにくい年相応の子供らしく紡絆の胸に顔を埋めていた。

 

「生きてる……生きてるのね? ちゃんと生きてるのね……!?」

 

「おおお、おう……。生きてる生きてる。つーか恥ずかしい」

 

「よかった、本当によかった……。心配させないで……怖かったんだから……っ!」

 

精神年齢推定三十歳以上、肉体が中学生なのもあって思春期には東郷---というよりも女の子に抱きつかれるのには精神的ではなく肉体的に慣れておらず、何処か恥ずかしげにしながらも涙を流す女の子には勝てないようで、自分が悪いことも自覚しながら頭を撫でていた。

 

「で、でもずっとどこへ……?」

 

「あ、トイレ行ってたよ。なんかごめんね、樹ちゃん。みんな」

 

「あんたねぇ……」

 

「あはは、でも無事で良かった!」

 

東郷を撫でながら、まさかの理由を発表する紡絆。

なるほど、と納得したように頷きながら安堵の息を吐く樹。

風は心配して損した、と言わんばかりに額に手をやりながらため息を付き、安心したように笑みを浮かべる。

友奈は胸に手をやりながら元気よく振る舞うが、胸の内では心底安心したように息をついていた。

 

「ほら東郷、ごめんな。実はあの時光の巨人に助けられて生きてたんだ。ただまあ、衝撃は殺せなくて意識失ってたんだよ」

 

「紡絆くんも……()()()()()()に?」

 

「え? あ、あぁたぶん?」

 

理由を話すと、まさかの返しに動揺する紡絆だったが、バレてないと分かると何故か疑問符で返す。

そこに風が入ってくる。

 

「待って、ウルトラマン? あの巨人のこと? 東郷は知ってるの?」

 

大赦の人間である自分ですら知り得ない情報に風は慌てて聞く。

聞かれた東郷はキョトンとするが、考えるように顎元に手をやる。

だが思いつかなかったのか、手を下ろすと首を横に振った。

 

「いえ……やっぱり分かりません。あの巨人を見たら自然と浮かんだんです。知らないはずなのに何故か……」

 

「そう……まあ。巨人って言うのもあれだし、アイツ---ウルトラマンのことは私が大赦に聞いてみるわ」

 

(バレてないのは良かったけど、早く退いてくれないかなぁ……)

 

変な名前を付けられなかった事と昭和ウルトラマンは皆変身をバラしてなかった記憶があった紡絆は安心するも、勇者部はお世辞なしで全員が美少女なのだ。

その中でも男からすると弱いのは間違いなく東郷だ。

何処が、とは言わないが大人顔負けのところがずっと当たってる紡絆には煩悩を描き消そうとぼうっと空を見て、綺麗だなーとか現実逃避するしか無かった。

 

「あ、そうそう。ちなみに他の人からすると今日は普通の木曜日なのよ。

つまりは---結界が展開されている間は外の時間は止まったままだったから今はがっつり授業中よ?」

 

「「「えぇ!?」」」

 

「まぁ、あとで大赦にフォロー入れてもらっとくわ。あ、でも紡絆は想定外だった……大丈夫かしら」

 

「え、ちょ。俺だけ!? それはないでしょ、部長ー!」

 

屋上に、少年少女の笑い声が響く。

始まりは突然だったが、戦いを乗り越えることは出来た。誰かが犠牲になることも、誰かが倒れることも無く。誰かが傷つくこともなくみんなが笑顔を浮かべている。

 

「あ、友奈。ちょっと手伝って」

 

「うん! はい、東郷さん」

 

「二人とも……ありがとう」

 

友奈に手伝って貰い、紡絆は東郷を車椅子に戻す。

すると授業に途中参加する訳には行かないから、一旦部室に戻るという風の提案にみんなが乗って戻っていく。

風と樹が話しながら戻っていき、友奈と東郷も後ろから向かう中、友奈は一人だけ屋上で外を眺めている紡絆に振り返った。

 

「紡絆くん、行くよー?」

 

「あぁ、先に行ってて。すぐ向かうわ」

 

「あんまり遅れないようにね」

 

「おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

---だからこそ気づかない。

友奈と東郷が去っていき、全員が居なくなった屋上。

一人になった紡絆はフラフラとした、まるで怪我人のような動きで壁に背を着くと、明るく振舞っていたのが嘘ように苦しそうな表情を浮かべながら荒い息を吐く。

限界と言うように座り込んだ紡絆はポケットに入っている財布などを傍に置き、腕を捲った。

僅かに見える白いタオルが巻かれているが、それは白ではない。()だ。白のタオルが真っ赤に染まっているだけで、紡絆の血が白いはずのタオルを赤く染めていた。

これこそが、彼が屋上に居なかった理由。

緊張感のないトイレなんかではなく、タオルで制服が血に濡れないようにするためだ。夏服じゃなかったのが唯一の救いだっただろう。

右腕の怪我。東郷を守るために庇った箇所は本当ならば、一撃受けたとしても軽い負傷で済むだろう。しかし紡絆の場合は防御なしの戦い方をしていたため、全身のあらゆる箇所にダメージが蓄積していた。

さらに右腕に至っては変身前に怪我していたにも関わらず、ほかの攻撃以外に雷撃も受けている。だからこその、出血。

背中の方にも怪我はあるだろうが、残念ながらそこは見えない。

 

「これは……確かに高難易度だ…」

 

紡絆は苦笑いを浮かべる。

掲示板でウルトラマンの中でも高難易度と言われていたことを思い出したのだろう。

彼にとって高難易度と聞けば、ウルトラセブンとウルトラマンレオだ。

前世では彼は平成に入ってからは離れたためにあまり知らないのだか、友人にはメビウスというウルトラマンはお前は見るべきと言われた記憶が残っていた。後は過労死トラマンの一角とか。

 

「ふぅ……」

 

一息付き、財布から一枚の折りたたまれた紙を取り出す。

家族の写真だろうか? 

左に紡絆が笑顔を浮かべており、背後には仲睦まじく肩を寄せあっている夫婦、それから---美少女と呼べるほどの女の子が紡絆に腕を絡めて笑顔を浮かべている写真。

年齢は、紡絆より下に見える。

 

(……もう死なせない。前世の記憶がなかった頃とはいえ、救えたはずだった。

違う、俺が選択を間違えたんだ。あの時、出かけるのを止めることが出来たなら、救えたはずだったのに。俺の……罪だ。

ごめん父さん、母さん、小都音---)

 

小都音。

それは写真から抜き取るに、継受紡絆という一人の人間の妹であり、家族なのだろう。

だが、彼の家にはそのような人物たちは誰もいない。その理由は交通事故で()()()()()()()()()()()()()からだ。

それでも明るく振舞っていた紡絆はそれが()()だったのを理解していた。もしかしたら、周りも理解していたかもしれない。

しかし同時に、それが必要なのも本人は理解していた。

例えそれが、空回りしていても、自分を強く思わなければ、より自分らしく居なければ、ダメだったから。そうしないと()()()()()()()()()()()()()()()()()から。

それが一番、彼が彼である限り、耐え難い。()()()()()()()()が。

果たしてその頃に前世の記憶があれば変わったのか、否。

何も変わらない。

 

「さて、みんなの所に行きますか!」

 

だから継受紡絆は偽りの仮面(前世の自分)を被らない。思い出した前世の自分ではなく、この世界で生きていた継受紡絆という明るく、誰かを笑顔に出来る心優しい一人の少年の仮面(本当の自分)を被るのだ。

どれだけ自分が傷つくことになろうが、勇者部という自身の居場所を守るために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

428:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

戦闘終わったぞー! ちょっと一悶着……というか東郷さんに抱きつかれただけなんだけど、あったから来れなかったわ

 

 

429:名無しの転生者 ID:UDoDPhegM

おつーそれは殴らせろ

 

 

430:名無しの転生者 ID:XknnE1lcg

ぶっちゃけ50発くらい殴りたい

 

 

431:名無しの転生者 ID:ZX4QU9okC

相変わらず百合の間に挟まってるとか……死刑だな

 

 

432:名無しの転生者 ID:zD9wCt6/+

なんてうらや……東郷さんに心配させるんじゃねーよ。せめて泣かせるようなことはするな

 

 

433:名無しの転生者 ID:oz4AWjZL/

どっちかというと巻き込まれてるタイプじゃね?

 

 

434:名無しの転生者 ID:MsxSLceTU

まあ、イッチは後で纏めておいてくれや

 

 

435:アークルを宿し超戦士 ID:KtUw0G1uA

今度こそちゃんと纏めてね。例えば、何らかの病気があるならあるとか

 

 

436:名無しの転生者 ID:+AykUlVK0

イッチのせいでネクサス世界だと思ってたのに絶望に突き落とされたからな……

 

 

437:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

いやだって、みんなが言うんだからネクサスの世界だと思うじゃん? というかみんな怖いよ

 

 

438:名無しの転生者 ID:q3JaSSQAg

確かに俺らもイッチはネクサスの世界を知らないのに確定したのは悪いな

 

 

439:名無しの転生者 ID:4dlrVXjpW

お互い様だろ。とにかくバーテックス?とかよく分からんからまとめてくれると助かる。今度は個人情報は隠してもいいが、もうその世界の歴史とかの秘密はなしで

 

 

440:名無しの転生者 ID:LMLRbI+MB

でもバーテックスも強かったなぁ…ん? 強かったか? あれ? なんかイッチに一方的にやられてた気がするんだが? むしろぺドレオンにないはずの再生能力に驚いたわ

 

 

441:名無しの転生者 ID:YhbQuZlri

ぶっちゃけバーテックスよりも御魂ってやつの方が硬かったのは草

ネクサスですら壊せないってなんだよ

 

 

442:名無しの転生者 ID:4YC3Zv8qm

最初はチュートリアルの難易度になってるに決まってるだろ! いい加減にしろ! イッチは……はよジュネッスになってもろうて。つーかいつなるんだよ

 

 

443:名無しの転生者 ID:R53G/2m+d

今でしょ

 

 

444:名無しの転生者 ID:1V5a6cZvx

もう古くなったなぁ……

 

 

445:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

やーバーテックスの攻撃は痛かったけどね、特殊能力がぺドレオンと似てて知ってる力だからいけただけ。

ジュネッスにはマジでなる方法が分からん……昭和ウルトラマンってタイプチェンジするウルトラマン居なかったでしょ? 唯一スーパーウルトラマンタロウは知ってるけど、あれは俺一人じゃなれないし

 

 

446:名無しの転生者 ID:VSIKwoubp

誰かウルトラ戦士は居ないんですかねぇ、このスレ。もしかして全員忙しいのか? ティガニキ時空の転生者は見てきたら今既にウル銀始まってるらしく、ほぼ氷像になってるしあるやつはテクターギアイヤァ!ってコテハンついてたわ

 

 

447:名無しの転生者 ID:9wOZgFltz

そういや、勇者服っていうのかな。いいっすね〜。足がエッッ

 

 

448:名無しの転生者 ID:d/P7RVd0k

変身中の樹ちゃんがあざといよな

 

 

449:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

マジ? 俺の場合遠かったせいでよく見えなかったからかピカッと光って終わったんだが。俺がウルトラマンに変身してる時はどうなってるんだ?

 

 

450:名無しの転生者 ID:1rNFavK4I

あーこっちはなんかこう、神様視点みたいな感じだからな。心の内までは分からんが、変身系は何故か見えるんだよね。プリキュアとかだって見えるし……流石に裸体はモザイクかかるが

 

 

451:名無しの転生者 ID:zirZVwfoO

ちなみにイッチの場合はぐんぐんカットちゃんとしてるで。ウルトラマンらしいわ。しかもエックス仕様じゃなくてネクサス本編仕様なのすこ

 

 

452:名無しの転生者 ID:wJcUojCq5

>>440

つよつよアンファンスだからねぇ。マジでコイツ軍人じゃないのか?と思うわ

 

 

453:名無しの転生者 ID:SLElEoJJ3

でも流石に肉体のダメージやばそう

 

 

454:名無しの転生者 ID:N4oOf5nfU

そういや、いつもは戦い方が姫矢ネクサス……というか普段のネクサスって感じなのに、今回は憐ネクサスっぽかったよな。速度も速かったし。マッハムーブとスピニングクラッシュキックの組み合わせで速度を加速させることで威力をより上げたのは驚かされた。

 

 

455:名無しの転生者 ID:7PxSH6LdH

確かに、スピード重視で戦ってた気がする……長期戦を避けたかったか?

 

 

456:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

生身でぺドレオンの攻撃受けてたから長期戦はな……。でも正直アンファンスはキツいっす……ジュネッスに変身させて

 

 

457:名無しの転生者 ID:4t8qIiacA

本来はアームドネクサスを使うんだが、この前もいっぱいポーズしてた割にはなれなかったしなー。ウルトラマンになってみないと分からん。それもネクサスに近いウルトラマンか、ネクサス自体に。なりたくないがな!

 

 

458:名無しの転生者 ID:lpeY61t2d

過労死トラマンの一角になりたいやつなんて余程好きかバカかMぐらいなんだよな……後はイッチみたいに強制的になったやつくらいしかいねーよ

 

 

459:名無しの転生者 ID:OX82Ln2AK

ただネクサスの場合は変身者依存系だから地球上でも実質制限時間ないんだよね。

ほんと、ジードとかじゃなくて良かったな。ジードなら約20時間変身不可能になるし

 

 

460:名無しの転生者 ID:t9C+t9m6b

その分ネクサスは適能者、デュナミストの負担がなぁ……

 

 

461:名無しの転生者 ID:y+ZbsNwnt

そういえば結局きらら作品じゃないのかな

 

 

462:名無しの転生者 ID:Rluzn7bKJ

フォワードなら有り得るかも知れない……。

死体から~♪

死体なら~♪

死体とき~♪

死体でしょ~♪

遺書に、灰!

 

 

463:名無しの転生者 ID:kqKkNBUzG

私たちはここにいます!(SOS)

 

 

464:名無しの転生者 ID:YXmgAC9rU

ここには(悪)夢がちゃんとある

 ※希望はありません

 

 

465:名無しの転生者 ID:z439woAvN

洒落にならないOPをやめろw

 

 

466:名無しの転生者 ID:HUfUDR2Sg

あーあの作品に転生したティガダークパイセンとかグリッドマンとか生きてるのかな。グリッドマンに至っては変身するまでが難易度高すぎる……原作開始前までにジャンク見つけてくるわとか言ってたが

 

 

467:名無しの転生者 ID:q0yPlMIUH

最近見ませんね……

 

 

468:名無しの転生者 ID:dX7/SoabR

>>457

通りすがりの転生者が居てくれたらウルトラ戦士にも連絡入るだろうになぁ。あとはゼロファイト終わってジード控えてるゼロ師匠とか

 

 

469:名無しの転生者 ID:dX4VvPbs9

>>456

ジュネッスになれないと今後詰みそうだもんなー間違いなく激化していくだろうし

 

 

470:通りすがりの転生者 ID:1ODQnWfKd

>>468

呼んだか?

 

 

471:名無しの転生者 ID:fO/WiPiDc

ファッ!?

 

 

472:名無しの転生者 ID:NBpcUD1dV

ダニィ!?

 

 

473:名無しの転生者 ID:tlJdoNqJo

ダニー!

 

 

474:名無しの転生者 ID:mCX10QzND

もうジオウ編終わったのか!?

 

 

475:名無しの転生者 ID:YZLjw/LJJ

や っ た ぜ

 

 

476:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

この人が通りすがりの人か……!

 

 

477:通りすがりの転生者 ID:1ODQnWfKd

>>474

ゴースト編は片付いた。それで何で悩んでるかと思ったら……なるほど、だいたいわかった。

つまりは強化フォームに変身したいんだな? 既に手は打ってある

 

 

478:名無しの転生者 ID:7js1SYxFO

やだ、有能……。流石ヤンホモに追われてる転生者だぜ

 

 

479:名無しの転生者 ID:nfY1Py5+Y

当時は衝撃でしたね……。まさか戦隊コラボの時に嫉妬+告白(物理)してくるとは

 

 

480:名無しの転生者 ID:iOF7+1ND1

通りすがりの人はジオティケでの死亡を回避したくて頑張ってるんだっけか?

 

 

481:名無しの転生者 ID:0e2Nz0osi

ところで、どうするんだ? まさかイッチの世界に行く訳じゃあないだろうし。仮面ライダーとウルトラマンではフォームチェンジ、タイプチェンジ、全然違うからな

 

 

482:名無しの転生者 ID:EhjrtpO8d

そもそも、転生者同士あまり世界の移動はオススメ出来ないからなぁ。同じ時空……というかシリーズなら問題ないんだが。

例えばウルトラマンのゲーム世界、ロストヒーローズとかはクロスオーバーが元だから出てくる作品のシリーズなら問題なし、みたいな感じな。

イッチにも分かりやすくいうと、ウルトラマン同士なら一応問題ないと思う。ただその世界はちょっと異質というかなんというか……だから大丈夫なのかは分からないけど

下手に行ったとしてもパワーバランスを守るために制限付けられるしな

 

 

483:通りすがりの転生者 ID:1ODQnWfKd

>>481

残念ながら行けないようだ。さらにもっと正確に言えばクロスオーバー世界ではないようだから別シリーズの誰かが行ったら世界の崩壊が始まる。

同じウルトラマン同士の場合は問題ないだろうが意外とある、どの世界からも弾かれるタイプと見ていい。

他にも理由はあるが、やはり別作品の転生者同士はややこしくなるし修正力が働くからおすすめはしない。

だからこそ掲示板があるわけだしな。

まぁ、世界を移動できる転生者が限りなく稀有なのもあるが。後は神の気まぐれか……。

対策についてはもう少ししたら来るだろう。これでも転生したタイミングは同期の腐れ縁だからな

 

 

484:名無しの転生者 ID:BLz0x0zY5

ほへーやっぱり一人でやるしかないんですねぇ。

流石破壊者、世界に関しては圧倒的に詳しいな。確かにウルトラマンの場合はサブトラマンだが、ガイア、アグルみたいな転生者は居てもガイアの世界にガイアと別の作品の転生者とかはあんまりない。

たまに世界が繋がっちゃってる場合はあるけど、あれは転生させた神様の力だろうしなぁ。

 

 

485:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

つまりは、神ならともかく元々転生者同士は能力的にそうそうないし、世界的にも干渉出来ないというか全くしないけど、こっちはもっと何か干渉出来ない世界になってるのね。神樹様の影響かなーまぁ期待はしてなかったからいいんだけど。

正直知恵だけでも助かるからジュネッスにならせてくれ、マジで

 

 

486:超古代の光の転生者 ID:T8iHSnGQA

あぁ、ごめん。遅れたかな。ちょっとキリエロイドと戦ってたんだ

 

 

487:名無しの転生者 ID:rNqrwbV9i

ん?

 

 

488:名無しの転生者 ID:ThaEhej9E

こりゃあ、たまげたなぁ……

 

 

489:名無しの転生者 ID:mmjdR396K

ま た キ リ エ ル 人 か

 

 

490:名無しの転生者 ID:K7c/7Ql4R

同期って同じ年代のゼロかと思ったらティガかよ!? 予想外なのが来たな、おい!

 

 

491:通りすがりの転生者 ID:1ODQnWfKd

>>486

どうやら来たようだな。流石に仮面ライダー専門の俺にはウルトラ戦士についてはあまり分からん。だから後は任せた。

 

 

492:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

>>481

あ、俺と同じウルトラマンの人? どうもどうも、初めまして……本当に別のウルトラマンの転生者とか初めてなんだが? や、俺が見てない時に居たのかもしれないけど

 

 

493:名無しの転生者 ID:1Vc9LDqHN

でもティガとネクサスってかなり違うよな。どう説明するんだ?

 

 

494:名無しの転生者 ID:sw4fEbPNf

俺らよりもウルトラマンであるティガの人の方が分かるだろうし、任せようぜ

 

 

495:超古代の光の転生者 ID:T8iHSnGQA

それじゃあ、早速本題に入るんだけど、正直言うと僕も君の力を引き出す方法は分からない

 

 

496:名無しの転生者 ID:+9YGkd09Z

ダメじゃねぇか!

 

 

497:名無しの転生者 ID:PlV1QbYAO

いやいや、最後まで聞こうぜ

 

 

498:超古代の光の転生者 ID:T8iHSnGQA

その通り、最後まで聞いて欲しいんだけど、ウルトラマンの力はきっと『想い』の力なんだと思う。僕が闇の邪神や闇の巨人に勝てたのは人々やウルトラマンの『光』があったからなんだ。

たくさんの強敵と戦ってきた。でもその度に僕は守りたい者が居たから、みんなが大好きだから戦って、勝つ事が出来た。

だからこそ、忘れないで欲しい。人は誰もが光になれるということを。どんな絶望の中でも、人の心から光が、希望が消えさることはないということを。人間は自分自身の力で光になれるということを……。

そして戦うことの意味、ウルトラマンであっても僕たちウルトラマンは間違いなく『人間』だ。人として出来ることを、その答えは君自身で出すしかない。その光を、君がどう使うのか。

きっとその答えを出せたなら、君もウルトラマンの『真の力』を引き出せると思うよ。

だから闇に負けないで。

 

 

499:名無しの転生者 ID:s0Q9iTlg6

…………

 

 

500:名無しの転生者 ID:lCxXNVfr+

うおぉ……なんかこう……

 

 

501:名無しの転生者 ID:9W9Jm+vV9

分かる。なんかすごいな。レジェンドの風格って言うのかな……垣間見たわ。そこまで長い文じゃないのに思いが伝わってくる

 

 

502:名無しの転生者 ID:OFtK8yGyQ

平成最初のウルトラマンの、ティガの、ダイゴとして転生した人が本編を通したからこそ、5年先の世代であるウルトラマンネクサスの変身者であるイッチに伝えるの……うーんアツゥィ! こうやってウルトラの歴史や絆は決して消えることはないんやなって……!

 

 

503:名無しの転生者 ID:V2yBkFd/M

ティガの本編やダイナも思い出せますねぇ!

 

 

504:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

想いの力……。俺がどう使うのか、か……。ちょっと、考えるわ。先輩にここまで言われちゃあ、な

 

 

505:名無しの転生者 ID:v/Mze9Iwu

イッチ……流石に真面目だった

 

 

506:名無しの転生者 ID:xzDbQFC04

ま、ゆっくり悩みなさいな。普段はふざけるけどさ、こういう相談とか乗るのが俺たちの、掲示板としての本来の役目なんだから。

みんな悩む。戦う力とか、使い方とか、原作キャラに憑依した自分がどう動くのか、色んな考えがさ。俺たちもそうやって協力して乗り越えてきたんだ

 

 

507:超古代の光の転生者 ID:T8iHSnGQA

>>504

すぐに答えを出せとは言わないよ。たくさん悩んで、その末に出す答えが偽りない想いだ。

だから、頑張れよ後輩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

犬吠埼家。

初のお役目を終えた風は樹と帰ってくると残っている家事を終わらせ、携帯を弄っていた。

誰かにメールするように打っていると、終わったのか風が携帯を閉じる。

 

(紡絆がいくら適性があるかもしれないと言われていたとはいえ、男で本当に入れるなんて……それに巨人、ウルトラマンとナメクジみたいな怪物……いいえ、怪獣の目的と正体は一体? こればかりはさっき送った大赦からの返信待ち……になるかしら) 

 

どうやら大赦に対して打っていたようだ。

しかし大赦からは返ってこない。流石に今日は来ないと思ったのか風は携帯を机に置くと、船を漕ぐ樹を見つめる。

 

「ほら樹。ここで寝たら体痛めるわよ?」

 

「んん……はぁい……」

 

初の戦闘。その疲れもあったのだろう。

樹はゆらゆらと足元が覚束無い状態で自分の部屋に向かっていく。

本当は怖かっただろうに自分についてきてくれた樹に嬉しいと思う反面、申し訳ない気持ちや戦って欲しくないという複雑な心情が風の中で渦巻くが、今は可愛い妹をしっかりと案内することを優先した。

 

(……明日はちゃんと説明しないとね)

 

選ばれるとは思っていなかった。

だからこそ、全てを話していなかった。しかし選ばれたのであれば全て話すしかない。樹海の中で話したのはまだ一部であり、一日経てば冷静に考えれるようにもなるだろう。

そのため、風は明日に回したのだ。みんなの反応がどう来るか分からないが、風は何を言われてもいいように確固たる覚悟を持ったまま明日に備えることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はたまた一方で、ある病院の一室。

その一室で、少女がベッドに横たわっていた。包帯だらけで、僅かに見える髪が金色だと分かる。

しかし他は包帯しかなく、少女の近くには仮面で顔を隠している人物が居た。

神官、だろうか。

何かを報告しているようだ。

 

()()光の巨人(ウルトラマン)()()()()()()()()が現れたとの報告がありました。そして一人、男性であるにも関わらず樹海に入ることに成功した人物もいるようです」

 

「……! そっか。じゃあ、そのことについてもっと詳しく調べてくれる? 出来る範囲でいいから情報が欲しいかなぁ」

 

「承知致しました」

 

短い会話だが、少女に対して大人である神官は畏まる。

まるで少女の方が立場が上というように。少女は慣れているのか、それとも諦めているのか---いや、今はどこか懐かしい物を見てるかのように視線を窓に移していた。

神官の姿は、もうない。

 

 

 

 

「……本当に、()()()()()()()()()走り切ったんだね。ミノさん」

 

「……また現れたということは、そうみたいだな」

 

金髪の少女が呼びかけた別のベッド。

隣のベッドにはミノさんと呼ばれた灰色の少女が居り、その少女は親しそうに返す。

灰色の少女は同じような感じではあるものの、金髪の少女よりかは多少マシだった。

 

「ミノさんは、どう思う? 新しいウルトラマン」

 

「うーん……アタシたちが樹海に入れると知っている人物は()()()以外他に居ないからな……。もしかしたら別の人かもしれないし、分からん」

 

「だよね〜。私たちが知っているのは……うん、最後に見た()()()()()だし。新しいウルトラマンなら違うかもしれないんよ。だけどきっと……ううん。今は情報待ち、かな」

 

灰色の少女は自身が知る存在を思い浮かべると何処か後悔するような、憤慨するような感情が入り混じった表情をしながら答える。

金髪の少女はそれを聞きながら画面を開いたパソコンをゆっくりと打ち、懐かしそうに目を細め、何処か確信を持つ表情をしていた。

しかしまるであって欲しくない、というように首を横に振る。

それを見て、灰色の少女が苦笑いして口を開く。

 

「確かめたいけど、無理だもんなぁ。本当に、アイツだったら一発ぐらいぶっ飛ばしたい」

 

「こんな体だから、動けないもんね。私も今でもちょっと怒ってるんだよ〜。彼だったなら()()()()()と思うけど」

 

「……だな」

 

口ではそう言っていても、二人の表情や雰囲気は少し暗い。

寂しそうにと見えて、悲しそうにも見える。どちらにせよ、辛そうだった。

 

「あ〜……また遊んだり話したり、色んなことがしたいな。私とミノさん、わっしーと---はるるんで……。また、会いたいよ」

 

そう呟いた金髪の少女の声が虚しく周囲に響き渡る。

灰色の少女は何も言わず、ただ頷くだけ。何故なら、どれだけ思いを募らせたところで、体は自由にならないということを知っているからだ。

そしてキーボードを打つ音だけが聞こえる中、ふと灰色の少女が金髪の少女のパソコンに視線を送る。

 

「そういえば()()。何をしてるんだ?」

 

「ん〜? 小説書いてるんだ〜今ははるるんとミノさんだよ。わっしーとのが高評価だったんだよね」

 

「今度はアタシか……。よく使われてるなぁ、陽灯(はると)

 

既に諦めた身ではあるため、自分のことはさておき、本人の知らぬ間に勝手に小説のネタにされている陽灯と呼ばれた人物に同情しつつ相変わらずな親友の姿に苦笑いする灰色の少女だった---。

 

 

 

 

 

 

 





〇継受紡絆/ウルトラマンネクサス
転生者達曰く、今回は初期憐の戦い方。
実はウルトラマンと融合する三ヶ月前、中一の頃に家族を失っている。
先輩トラマンのお陰で戦う理由を再び考え直し中。

〇友奈ちゃん
自分がやらなきゃ(使命感)
なお、彼女よりやばい人物が近くにいた模様。

〇東郷さん
自分のせいで死んだと思っていた人物が生きていたので安心した。
振り返ると恥ずかしいので、あの後あまり顔を合わせなかったらしい。

〇テクターギアイヤァ!
ウルトラマンゼロ(前世持ち)
K76星で修行中。

〇通りすがりの人
実はゴースト編でコンプリート(平成一期)になる容赦ないことをした。
転生者同士や世界関連に詳しいぞ!

〇超古代の光の転生者
本編、映画と乗り越え、マドカ・ダイゴとは別人と自覚して、なぞるのではなく自分自身で『人として』ではなく『ウルトラマン』として生きることを選んだ。
キリエロイドと戦ってた理由はテクターギアイヤァ!の人の世界軸に居て、ウル銀に参戦中だからだぞ!

〇灰色の少女、金髪の少女。
ミノさんと園子と呼びあっていた。
なにやら()()()()()やウルトラマンのことに詳しいようだが……?

陽灯(はると)
はるるんと呼ばれていた人物。その存在とは?

▼質問(?)

Q.誰かウルトラマンの転生者いないの?

A.(変身者として転生した人が)死んだ、映画中、本編中、ステージ、宇宙と一体化中、外伝中、(クロスオーバー世界なせいで長期の)本編中、などなど多忙で余裕なし。
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