【悲報】気がつけば目の前に知らない遺跡があるんですが…【なにこれ】   作:絆蛙

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ブレーザー良かったです。
最後に光線持ってくるのいいね、こっちはまだまだ原作入らないんだけどどうなってんの…。
予定だとあと2話後かな。ゆゆゆい発売したら多分もっとやる気出るでしょう。やってたMMOやめたし。
余談はこれだけにしておいて、短めです。これからは切れそうなところは切って、無理そうなのは長くなるかと。
だいたいは15000字で収めます。あとタグ弄りました





「別離」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 第 5 話 

 

別離

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

203:名無しの転生者

えっ、なにこれ……(ドン引き)

 

 

204:名無しの転生者

これマジかよ……

 

 

205:光の継承者

何って、俺の過去だけど

 

 

206:名無しの転生者

いやいや!予想外だわ!

 

 

207:名無しの転生者

イッチ死んでんじゃん!やばいことになってたじゃん!

 

 

208:名無しの転生者

なんか大したことなさそうな感じで言ってたくせに、普通にグロすぎるんだが……

 

 

209:名無しの転生者

ええ、イッチこんなやべーことしてたの?

 

 

210:名無しの転生者

そもそも、この世界においてこんなことあったら人々は忘れなくないか?過去に怪獣と巨人が戦っていた記録なんてイッチから聞いたことも見たこともないぞ

 

 

211:名無しの転生者

確かに、見た感じスペースビーストの襲来を予知して対策してたとも思えん。つまり、ここに来訪者は存在していなかった。

ネクサス本編がズレたってわけでもなく、やっぱり本編後か…一体どういう経由で蘇ったんだ?

それに何故人々は忘れた?

 

 

212:名無しの転生者

正直情報多すぎてやばいんだけど、何がやばいってイッチの行動がやばすぎる

 

 

213:名無しの転生者

いくら対話不可とはいえ、立ち向かえるか?いやむりだろ速攻で逃げるわ

 

 

214:名無しの転生者

これで8歳とか信じられねーよ、人生二度目かよ

 

 

215:名無しの転生者

二度目でも無理だわ

 

 

216:名無しの転生者

つか、イッチってこの後どうなるんだ?間違いなく死んだよな?

ウルトラマンが何かしようとしてたみたいだけど

 

 

217:名無しの転生者

その辺は見れば分かるが……これ、さては本編より強化されてるだろ。既に見た目は第四形態に該当するレプティリアになってたし

 

 

218:名無しの転生者

しかもデカかった

 

 

219:名無しの転生者

なんというか…以前まではイッチだけが深夜番組の住人だったのに、全部が深夜番組に変わったみたいなグロさになったな。

あんな臓器とか目玉とか死体とか見ること普通ねーよ

 

 

220:名無しの転生者

流石のイッチ…というか、この頃は前世の記憶あるわけでもないもんな。

吐いてたもん

 

 

221:名無しの転生者

むしろトラウマになってないのか、あれ…

 

 

222:名無しの転生者

妹ちゃんが過保護になるのも分かるわ。イッチが心臓刺されたところ見てたじゃん

 

 

223:名無しの転生者

もうあれだ、ただのウルトラマンネクサスだわ、これ

 

 

224:名無しの転生者

本編と違って一切カットされてないからより酷いんだよなあ

 

 

225:名無しの転生者

まぁ、あくまでイッチの記憶だしモザイク掛けられないからな。やれるなら絶対裸とかモザイク掛けてくるぞ

 

 

226:名無しの転生者

それは困る

 

 

227:光の継承者

ロリコンは良くないぞ

 

 

228:名無しの転生者

は?見たいのはイッチなんだが?

 

 

229:名無しの転生者

 

 

230:名無しの転生者

そっちかよ!

 

 

231:名無しの転生者

ショタコンじゃねーか!

 

 

232:名無しの転生者

うーんいつもの如く話が脱線する

 

 

233:名無しの転生者

と言うよりは勢いがない…グロ耐性ないやつら退場したろ

 

 

234:名無しの転生者

吐くだけですぐに動けたイッチがおかしいんだよなぁ

 

 

235:名無しの転生者

イッチの人生ハードモード過ぎないか?ただでさえ死にかけて、その上死んだというか消滅したのに過去でも死ぬ+トラウマ不可避の出来事起きるとか……

 

 

 

236:名無しの転生者

本来はウルトラマンと同じく10mなはずなのに20mくらいあったしな……これでウルトラマン一人しかいないってマ?

 

 

237:名無しの転生者

それもこれも天の神とザギってやつの仕業なんだ…

 

 

238:名無しの転生者

ちゃんと対策してる辺り流石って感じ

 

 

239:名無しの転生者

少なくともここにいるヤツらはイッチの悲惨な過去にドン引きしてるよ。なんならイッチにもドン引きしてるよ

 

 

240:名無しの転生者

正直ここまで凄惨な過去を持ってるとは思いませんでした

 

 

241:名無しの転生者

イッチが言ってた、これの三年後に…小学6年になったら起きる事件って、絶対こいつとの決戦やんけ

 

 

242:名無しの転生者

逃げられてたもんなぁ。ここまでウルトラマンが消耗してたのは、間違いなくイッチが見た例の戦いの影響だろうけど…あの前から他の怪獣とも戦ってたんだろうな。割と残骸残ってたし

 

 

243:名無しの転生者

で、ネクサス→ネクストに戻されたってわけか

 

 

244:名無しの転生者

どちらにせよ、イッチが生きてるってことは勝ったというネタバレにもなってるんだよね…えっ、どう勝ったの()

それにこれよりも酷いこと起きんの?

 

 

245:名無しの転生者

本編ですらギリギリ(適能者が真木さんじゃなければ負けてる)だったのにあれ以上強化されてたらもうネクサスじゃなきゃ絶対無理でしょ……いやでも、イッチ曰く陽灯くんは自分のせいでスペースビーストが増えた言ってたらしいし…まさか普通に勝ったの?

 

 

246:名無しの転生者

まあ見たら分かるでしょ

 

 

247:名無しの転生者

見た結果想像以上にやばい過去を持ってたことが判明したんですがそれは

 

 

248:名無しの転生者

ほんと、こうやって見ると痩せ我慢で作ってるわけでもなくて、素で明るく前向きに生きているイッチの凄さが分かる

 

 

249:名無しの転生者

こりゃあザギさんも無理ですわ、こんなやつ闇堕ちとかどうさせるんだよ、思いつかねーわ

 

 

250:名無しの転生者

普通なら今の事件の影響で多少なりとも心に傷が出来てつけ入る隙が生まれるんだけどね…

 

 

251:名無しの転生者

やっぱりイッチは普通じゃなかったんやな!

 

 

252:名無しの転生者

あの場で逃げずに向かう時点で手遅れでしょ

 

 

253:名無しの転生者

けど、今のイッチとは違うよな。なんというか、悩んでたり怖がってたりとか、子供らしい一面はあったし

 

 

254:名無しの転生者

今のイッチはほら、前世の記憶+経験×さっき見た過去の経験が合わさってるから多少はね?

 

 

255:名無しの転生者

そもそも異星人とか居た世界で生きてたらしいんで、前世のイッチは頭は相当イってたと思うよ

 

 

256:名無しの転生者

なぜこうなったんだ……

 

 

257:名無しの転生者

この事件がきっかけだろうねぇ

 

 

258:名無しの転生者

もう既に怖くて足が竦むくらいなら無視して動け、とか誰かが危ないなら関係ないって感じだったもんな…そしてだいたい気合と根性で何とかしてた

あっ、それは今もか

 

259:名無しの転生者

過去のイッチは見た感じ無理しない程度の人助け(当社比)だったけど、今は無理どころか命に関わることでも関係なくやるからね

 

 

260:名無しの転生者

無理しない程度(割と痛そうな怪我)

 

 

261:名無しの転生者

今に比べたらマシだから(震え声)

 

 

262:光の継承者

え、なんかバカにされてる?

 

 

263:名無しの転生者

自覚があるようでなにより

 

 

264:名無しの転生者

お前のようなバカはあんま居ないぞ

 

 

265:名無しの転生者

良い意味でバカだからな

 

 

266:名無しの転生者

救いようはないけど

 

 

267:名無しの転生者

てか、治せる人いたらびっくりだわ。イッチは洗脳とか普通に跳ね除けそうだもん

 

 

268:名無しの転生者

そういえば、あの目が金色になるやつ。この時から発現してたのね

 

 

269:名無しの転生者

見た感じ無自覚に使ってたみたいだけど、あれなかったら死んでたくね?そもそもなんなんだよ、あの力って感じだが

 

 

270:名無しの転生者

以前使ってたのと合わせて確認出来た能力は身体能力の強化がメインっぽいね。あとは衝撃波みたいなの出す

 

 

271:名無しの転生者

力持ちだったもんな…

 

 

272:名無しの転生者

100トンは優に超えてただろうな…お前ウルトラマンかよ

 

 

273:名無しの転生者

今はウルトラマンというか、イッチの命を救うためにウルトラマンが一体化したっぽいけどね。赤い球体になって入ってたし

 

 

274:名無しの転生者

むしろあの場面でそれもなく起き上がったら怖いわ。ゾンビか、それとも人間じゃないナニカだよ

 

 

275:名無しの転生者

流石のイッチでも心臓をやられれば死ぬわな

 

 

276:名無しの転生者

現代の方を見てきたから生きてても驚くくらいで済みそう。腹貫通しても普通に戦ってたもん(+毒)

 

 

277:名無しの転生者

今更だけど、過去イッチって言い方はおかしくない?この頃ってイッチになる前の存在なわけで、イッチがイッチじゃないときなわけ…ゲシュタルト崩壊起こしそう

 

 

278:光の継承者

あくまで俺の一部でしかないからなぁ。普通に陽灯くんでいいんじゃない?この後、実際その名前になるわけだし。

この頃は前世の記憶も、俺の中に前世の存在も居ないからね

 

 

279:名無しの転生者

じゃ、それで

 

 

280:名無しの転生者

確かに分けた方がいいか

 

 

281:名無しの転生者

あっ始まった

 

 

282:名無しの転生者

何も言わずにやるんかい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()の落下から約二年。

数千人にも及ぶ死者が出るほどの大きな被害を出した事件は四国中へ広まり、決して消えることの無い災害の事件となった。

生き延びた人、亡くなったもの。

怪我をした人。後遺症が残るほどの大怪我をした人。

多くの人がいる。

それでも二年近く経った今は、記憶の奥底に眠ったまま人々は忘れていく。

しかし、それほど月日が経ってもなお目覚めない者が一人---

 

 

 

 

 

 

 

 

ある病室の一室。

痛々しいほどに包帯に巻かれ、眠ったままの少年が一人いる。

そんな病室へノックする音が響き、ゆっくりとドアが開かれた。

青い髪に、まだ小学生くらいの女の子。

 

「お兄ちゃん……」

 

未だ目覚めることのない少年を見て、少女は悲しそうな表情を浮かべる。

あの事件において、()()()()()()中心部に倒れていたのが二人。

無事に救助された後に病院に運ばれ、途中で意識を取り戻した小都音は身動きひとつ取らない紡絆に泣きついた。

両親は避難出来ていたらしく合流が遅れたものの、その状態を目撃すると涙を流した。

家族だけではない。

今まで彼が、紡絆が助けて関わって来た人がやってきて悲しんでくれた。

悲しむ姿を見るのが好きじゃない紡絆は、自ら悲しませてしまった。

それでも目覚めることは無い。奇跡なんて起きるはずもない。

 

「お兄ちゃん…わたし、ちょっと成長したよ。二年近く経ったんだから当然だよね」

 

一年というだけで、一体どれだけの時間があるのか。

どれほど、色んなことが出来たか。

それがもう二年目に到達しようとしている。

 

「……お兄ちゃん。私ね、あれからたくさん頑張ったんだよ。お兄ちゃんの後ろに隠れてばかりで、何も出来なかった私。お兄ちゃんの後ろにいたら、お兄ちゃんの近くにいたらお兄ちゃんがずっと守ってくれた。大切にされてるってわかって…嬉しかった」

 

あの事件でも、そうだった。

どんな時も、何があっても、小都音はずっと紡絆の後ろにいた。ついて行った。

一緒にいることが、幸せだったから。

 

「最初は泣いてた…お兄ちゃんが起きなくて、声を掛けても触れても反応がなくって、毎日毎日泣いてた」

 

意識不明の重体。

それが告げられた状態であり、治療の仕様がなく、ここから先は紡絆次第とも。

 

「それで気づいたんだ……私、強くならないとって。あのとき、私がお兄ちゃんの足を引っ張ったからこうなった…だからもう、お兄ちゃんを傷つけさせないために強くなろうって……今だと、普通に話せるようになっちゃった」

 

ずっと目の前に居てくれた人物が二年近くも居なくなった。

だからこそ、いつまでもそのままでいる訳には行かないというのもあっただろう。

 

「でも……でもね…ずっとずっと…寂しいの。ここが空いたように虚しくて、悲しくて、寂しくて……お母さんやお父さんが居ても、一緒。ううん…二人とも、いつも私が居ないところで辛そうな顔をしてる」

 

胸を抑えて、今にも泣きそうで。それでも泣くことを我慢しているような顔。

紡絆はずっと眠ったままで、生きているのか死んでいるのかすら分からない。

何か一声や反応があれば別だろうが、それもない。

病院の先生が診断しても分からない。機械でも分からない。

 

「それにね。いっぱい、大勢の人が来たよ…お兄ちゃんの行動で助けられた人。申し訳なさそうにしながら、それでも感謝してた」

 

あの場で、あの被災地で、誰かのために動けるものなんているだろうか。

しかもまだ子供で、何の訓練もしていないのだ。

訓練を重ねても厳しいであろう環境で彼は失われるはずだった命を、少し救った。

 

「お兄ちゃんが褒められて嬉しかった。だけど、目覚めないお兄ちゃんを思うと胸が痛くて……喜ぶことは出来なかった、かな…」

 

当時のことを思い出しながら小都音は伝えていく。

聞こえてなくてもいい。意識がなくてもいい。ただ口に出したくて、話した。

 

「……私、覚えてるから。絶対帰ってくるって…言ってくれたもん。だから、またすぐに…来るから」

 

毎日毎日、小都音は足を運んだ。

今日もまた運んで、明日もきっと来るだろう。

それをずっと繰り返して繰り返して、けれども。

紡絆が目覚めることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ歩く。

一体どれだけの時間を使ったか、時間の感覚はない。

自分という存在が生きているのか死んでいるのすら曖昧で、紡絆は黄金色の光によって包まれた世界を歩み続けた。

 

(俺は………生きてるのかな)

 

紡絆の記憶に残っている最期の場面は、心臓を貫かれたという自覚をしたところのみ。

それ以上先の記憶はなかった。

 

(巨人さんは無事かな。他の人たちは…小都音は大丈夫なのかな)

 

やはり他者のことを考えるが、考えたって何かあるわけでもなく。

周りを見渡しても同じ景色で、どこにも何もなかった。

 

(どこに行けばいいんだろう)

 

止まっていても仕方がないから歩いているが、紡絆は行く宛てがなかった。

このまま歩いていたって、変化が訪れるとは思えない。

 

(懐かしいな……)

 

けれど、同時に思った。

以前。もうだいぶ昔のこと。

夢で見続けた世界を歩いて歩いて、歩き続けた。

そうして辿り着いたのが、神樹様が存在していた世界。

どこがその感覚と似ていて、紡絆は無意識に笑みが溢れる。

 

『---』

「……えっ?」

 

昔の記憶を思い出しながら歩いていると、何かが聞こえた。

何か、人の言葉とは思えない言語で何を言っているのかは分からなかった。

 

「誰かいるの?」

 

言葉は返ってこない。

気のせいだったのかと首を傾げながら、音に集中する。

 

『---』

「気のせいじゃない…!」

 

また何かが聞こえて、紡絆は聞こえた方向に向けて走り出した。

例えそれが罠だったとしても、唯一見つける事のできた変化。

もし逃せば、この世界に居たまま何も出来ないかもしれない。

だからこそ走って走り続けて、世界が黄金色から虹色に変化する。

虹色の光のトンネルを潜り抜けた先。

大きな樹木が聳え立っているのが見えた紡絆は、旧友に会うような嬉しそうな表情を浮かべて駆け寄る。

それは何度も何度も見て、話して関わってきた存在。

 

「神樹様…!」

 

辿り着いて、満面の笑みを浮かべた。

いつも通り、何も変わらない純粋な笑顔。

でも、いつものような反応はなくて、神樹はどこか悲しげだった。

 

「神樹様…?」

 

不思議に思って再び声を掛けてみるも、紡絆が笑顔を浮かべると、声を掛けると。

神樹は悲しげに、申し訳なさそうになる。

 

「どう、したの…?」

 

紡絆は神樹の声が聞こえる訳では無い。

神樹が紡絆の言葉に返事代わりに反応するだけで、二人はそうやってやり取りしてきた。

 

『………』

「言ってくれないと…分からない。俺は、声が聞けるわけじゃないから」

 

何もなければ、何を考えているのかも分からない。

何故悲しんでいるのか。どうして申し訳なさそうにしているのか。

 

『---』

「…!な、なんのこと---ッ!?」

 

引っ張られる。

肉体ではなく、魂が。

この世界に居ることを神樹が()()しているかのように、紡絆の存在が引っ張られてしまう。

 

(ダメだ…!ここに留まらなきゃ、俺はもう神樹様に会えない気がする…!)

 

その予感が合っているかどうかは分からない。

どちらにせよ紡絆は必死に抵抗して、留まろうとした。

その姿を見た神樹は木の枝を動かしてそっと紡絆を浮かせた。

 

「…!?」

 

保つための足場を失った紡絆は、一気に引っ張られる。

抵抗は無意味であり、それはもうこの世界に居られなくなるということを意味する。

せっかく出来た話し相手に。友達に。

お別れを言えずに離れるのは嫌で、紡絆は手を伸ばした。

 

『---』

「え………」

 

しかしその手は、悲しげに弾かれる。

行動と内容が一致してなくて、理解が出来なかった。

自身を離れさせようとして、どうしてそれほど悲しそうなのか。

ただ分かったのは、言葉が通じなくとも分かったことは、ひとつ。

神樹は、謝っていた。

何に対してかは不明だか、確かに謝罪していた。

だが取れる手段はなくて、紡絆の存在は容赦なくこの世界から弾かれる。

最期に目に映る神樹の姿はやはり悲しそうで、申し訳なさそうで。

()()()()に対して悲観しているかのようだった。

()()()()に対して、辛そうで。罪悪感を感じているようだった。

 

(---ごめん。俺は、神樹様にも笑顔になって欲しかった。幸せな思いをして欲しかったのに)

 

何も出来ない。

もう声を出すことは叶わず、紡絆の存在は神樹の存在する樹海から完全に消滅する---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流れる。

自身の体が落ちていくように、肉体が流れていく。

まるで優しい波に攫われているかのような緩やかさ。

オーロラのような神秘な光の奔流の中で身体を委ねる。

 

(やっぱり俺は…死んだのか。いや、生きてるはずがないもんな)

 

人が生きる上で最も必要なのは脳だが、心臓も同じだ。

他にも重要な役割を持つ臓器はあるが、今大事なのはそこではない。

怪獣が持っていた鋭く太い尾は紡絆の心臓どころか、左胸全体に穴が開けられるほどだった。

それほどの傷を受けて生きているはずもなく、この光景も夢の続きか、死後の世界なのだろう、と納得する。

 

(……やり残したこと、いっぱいあるな。神樹様のこと、巨人さんのこと、怪獣のこと、両親のこと、小都音のこと。俺が知り合って友達になってくれた子たち。もっともっと、みんなを笑顔にしたかった…)

 

目を閉じて思い浮かべる。

短い人生の中で出会ってきた人々のこと。

齢八歳。たったの八年間の人生で濃い生き方をしたのは、間違いないだろう。

 

(もし、もしまた次があったら俺は……もっと多くの人の力に、もっと多くの人を救いたいな)

 

ちょっとした後悔もあったけれど、次があったとしてもやはりその中に自分のことはなくて、他人のことだけを想う紡絆はふとやってきた眩い光にうっすらと目を開くと---

 

(え……?)

 

橙色の光がY字を描くように形成され、そこから徐々に腕や脚、首や頭といったパーツを形成し、瞬く間に光は()()の姿を形作った。

その姿を、見たことがある。

最後まで強く記憶にこびりついている姿。

 

(光の、巨人……)

 

そう、あの時怪獣と戦った巨人。

目を見開いて驚いていると、巨人がゆっくりと首を下方に向けて、紡絆を見た。

紡絆もまた巨人を見上げて、見つめ合う。

何かが聞こえるわけでも伝わるわけでもない。

ただ見つめ合って、光に流されて動く紡絆は巨人に近づいていったところで意識が途切れる。

その肉体が、巨人と触れ合って---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨大隕石の落下からちょうど二年。

これからの世界で、あのような事件が忘れられることはないであろう。

それほど誰もが知っている事件になるほどまで広がっていた。

 

(---みんな、同じだ)

 

小都音はいつものように、冷めた目で目的の病室に向かって歩いていた。

時折聞こえる声は巨大隕石の事件のことばかりだが、二年経っても話題に尽きない。

それも当然か。隕石が堕ちてくるなんて滅多にあることでもないし、あれほどの被害を出しておいて忘れられるわけもない。

事件に巻き込まれた人へ鎮魂の儀を意味する行事が新しく出来るくらいだ。

それほどまでに大きく、仮に次同じことが起きればより多くの命が失われるだろう。

こういってはあれだが、中心となる場所ではなくあの場でよかったともいえる。

まだ他の街から比較的離れた場所だったからこそ、数千人程度で済んだ。もっと近いところならば一万人以上だったかもしれない。

 

(誰も知らないんだ。誰も分かってないんだ……。ねえ、お兄ちゃん。お兄ちゃんはあのとき、たくさんの人を助けてた。逃げて来る人がたくさんいたから。

どうしてお兄ちゃんは、そうしたのかな…)

 

人助けをよくしていたのは小都音もよく知っている。

その姿が好きで、眩しくて、かっこよくて、ずっとずっと後ろで見てきた。

だけど、あのような危険すぎる場所へ飛び込む姿は初めてだった。

いつも大怪我をするような危険には飛び込んでいたが、死ぬようなところへ行くほど自殺志願者と言うわけでもない。

それこそ()()()()()()ようだった。

 

(お兄ちゃんはどれだけ痛かったのかな。どれだけ苦しかったのかな。どれだけ辛かったのかな…私があの時、何か出来るくらい強かったら…お兄ちゃんの力になれたのに。そうすれば、きっと……)

 

こんなことにはならなかったのだろう。

二年。もう二年経って、ずっと意識が回復しない。

二年間の間、小都音だけは何があっても毎日通っている。

お陰で病院の看護師や医師とは顔見知りになっている。

両親は仕事があるから仕方がないといえば仕方がないが、空き時間を作っては来ていることからどれだけ大切に思っているのかは分かるし、確かな愛情がある。

 

(ダメだよね…お兄ちゃんなら、受け入れて前を向く。過ぎたことを言っても仕方がないもんね……私には、祈ることしか出来ないけれど。それでもまた、お兄ちゃんと一緒に……)

 

扉の前でいつものように一度深呼吸する。

何が待ってるか分からず、もしかしたら気が付くと亡くなってるかもしれない。

そんな恐怖から一歩踏み出すための覚悟を決めて、小都音は扉を開ける。

 

「お兄ちゃん---」

 

まだ眠ってる人物に、今日も今日とていつもと変わらない言葉を掛け---

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ん?小都音…か?」

「…え」

 

()()()()()()()()()()()()体を起こしていた紡絆がこちらを見て、小都音は思わず固まった。

 

「どうした?」

 

変わらない。

依然と優しい声音で、穏やかな表情で、相手を思いやる目。

心配するような目を向けてくる紡絆に小都音は自身の頬に手をやって、軽く抓る。

 

「いたい……」

「ほ、本当にどうした!?」

 

紡絆からすれば謎の行動にしか見えず、小都音にとっては痛みが夢でないということの証明になって、眦に涙が溜まってくる。

 

「おにぃちゃん……お兄ちゃんッ!」

「うおっ!?」

 

小都音が紡絆に泣きつくように抱きつくと、紡絆はよく分かってないまま小都音の頭を優しく撫でていた。

温もりも手つきも少しも変わらなくて、それが小都音をより安心させて、より涙が出てきて、小都音はしばしその温もりに浸かっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しして小都音は自ら紡絆から離れると、椅子を持ってきてベッドの横に陣取る。

泣いた影響で眦が赤くはなっているが、落ち着きはしたのだろう。

 

「落ち着いたか?」

「うん…」

 

確認のために聞いてくる紡絆に小都音は小さく頷く。

というのも小都音の反応は仕方がないだろう。

二年間も眠っていたのに、それを感じさせないくらい普通に起きていて、普通に声を掛けてきたのだから。

 

「なんか、ごめんな」

「う、ううん…お兄ちゃんが戻ってきてくれたから…今はいい。それよりも!いつ起きたの!?」

「あーついさっき…かな」

「そう…なんだ」

 

もっと前から起きてたのではなく、目覚めたばかりだったらしい。

実際に嘘をついてる様子は見られないため、納得した小都音は紡絆から見られているのを感じて首を傾げる。

 

「お兄ちゃん?」

「いや……なんか、記憶にある小都音と違うな、と。もうちょっと小さかったような……?」

「……もう。当然でしょ」

 

まだ寝惚けているのかといった視線を向けるが、紡絆は分かってなさそうだった。

 

「二年。もう二年経ってるんだよ、お兄ちゃん」

「へえ、二年…ん?二年!?ああ、道理で……」

 

体が重たく感じていた理由が分かって、紡絆は色々と納得した。

二年間も眠ってた割には体は()()()()()()()()が、以前と比べるとまだ体が慣れていない。

しばらくはリハビリをしなければまともに動くことは出来ないだろう。

それはともかく、小都音と雑談していると回ってきた看護師さんが慌てて医師を呼びに行くというちょっとした騒ぎは起きたが、紡絆は無事に意識を取り戻すことが出来た---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単な検査を受けて()()()()()()()りはしたが、急いで仕事から抜け出してきた両親と紡絆は再会した。

無事であることに安心して、母親は泣きながら抱きしめて父親は褒めてくれて、紡絆はいつものように笑顔で返していた。

といっても、流石に動けないので車椅子に乗っての再会になったのだが。

けれどリハビリをすればまた動けるとのことで、その辺は多少我慢すれば問題なくなるはずだ。

 

(二年かぁ……俺、なんで生きてるんだろう?元通りになってるし…)

 

死ななかったのは良かったが、紡絆は分からなかった。

心臓を貫かれたのは間違いないはずなのだが、左胸に手をやれば小さく脈打っている。

まるで()()()()()したように。

 

「…お兄ちゃん?」

「…ん?」

 

今は病室に帰っている途中で、両親は医者から話があるとのことで別れている。

その帰り道で小都音がなにかを言っていたらしいが、紡絆は全く頭に内容が入ってなかった。

 

「あ…もう。聞いてなかったでしょ」

「ごめん…それで?」

「だからね、お兄ちゃんのために食べれそうなの作ってきたの。まだ習ってる途中だけど…でも病院食は食べちゃダメだよ」

「え、それは嬉しいけど…良くないか?」

「だめ」

「でも出されたら」

「ダメ」

「いy」

「ダメだよ?」

「あっハイ……」

 

紡絆の記憶の中にはたまに強引な時はあったが、ここまで圧を出すような記憶はなかった。

逆らえないような、そんな圧にあっさり屈してしまうが、そもそも病人のために出される病院食がなぜダメなのだろうか…と疑問を抱く。

 

(…まあいいや)

 

が、元々の頭がアレな紡絆は考えるのをやめた。

別に小都音に悪意があるわけでもなく、純粋に想ってのことだということ。二年間も眠ったまま心配させ続けてしまったという理由もあったが。

 

(今はそれよりも気になることがあるし…俺が意識を失って、眠っている間に何があった?巨大隕石?そんなの知らないぞ……怪獣や巨人さんは?小都音も俺も、どうやって助かった?何があったんだ?聞いてみた方が、早いか…)

 

紡絆が目覚めたということは病院内に行き渡ってしまい、その中で()()()()()()()から二年経って目覚めた男の子、といった会話が聞こえてしまった。

おかしいのは、そこだ。

紡絆は隕石でこうなったわけじゃない。()()()()()のに、誰も怪獣や巨人のことは挙げない。

足が使えたら調べることが出来るが、残念ながら立つだけで精一杯だ。

となると唯一聞ける相手は小都音しかなく、紡絆は悩んでいた。

 

(思い出させちゃう、もんな……俺は途中から()()()()()()()けど)

 

紡絆ですら一度は足が竦んで動けなかった。

怖くて、逃げたくて、色んな理由をつけていた。

いつからか、必死に動いてる間にそのようなものは一切感じ無くなっていたが。

聞くということは、あの時のことを再び思い出させる。

二年も経って、記憶から薄れたかもしれないのに。

 

「お兄ちゃん、着いたよ」

「ああ、ありがとう」

 

聞こえてきた声に、思考をやめると病室に入って手を貸して貰いながらベッドに戻る。

今日はもう夜も近いのもあるし、目が覚めていきなりリハビリなんてするわけにもいかない。

紡絆的には血液もちょっと多めに取られて割と力が入らなかったりするので、良かったと言えば良かったと思っていた。

 

「ねぇ…お兄ちゃん」

「どうした?ごめんだけど()は動けないから、前のように何かをしてあげることは今は出来ないぞ?」

「……!」

 

何に反応したのか、小都音は僅かに驚くとすぐに元の顔に戻って首を横に振る。

違う、ということ。

 

「ん、じゃあ何か別の話か?」

「えっと…そう、なんだけど……そうなんだけどね……」

 

どこが歯切れが悪く、紡絆は疑問符で埋め尽くすことしか出来ない。

言いづらい何かがあるような、そんな感じで。

 

「お…にぃちゃんは大丈夫?」

「あ、うん。傷は寝てる時に治ったみたいだし」

「そ、そうじゃなくって…!そ、その……ね。覚えて、る?お祭りの、あと……」

 

自分のことも、家族のことも、今まで何をしてきたのかも。

別に記憶を失った訳では無い紡絆は当然全部覚えてるわけで、何が聞きたいのか分からなかった。

でも小都音の表情は真剣で、意図が読めない。

あのような濃い一日というか、自分が死にかける原因となった出来事を忘れるわけがなくて。

 

「ああ、それって---ッ?」

「……お兄ちゃん?」

 

言葉にしようとして、紡絆が口を閉じた。

突如訝しげな表情を作る紡絆に小都音は不思議そうに見つめると、紡絆はハッとして困ったような笑みを浮かべる。

 

「…ごめん、その時の記憶ないみたいだ」

「……そっか。うん、()()()()が近くに落ちたもんね…それも仕方がないよ」

 

今にも胸が張り裂けそうだと言うほどに辛そうな表情を浮かべて告げる紡絆に小都音は何かを悟ったような様子で頷くとフォローするように付け足す。

 

「お兄ちゃん、そろそろ時間だし私もう行くね。絶対に外に行こうだなんて考えちゃダメだからね?」

「あ、ああ…うん」

「じゃあ、また来るから」

 

念を押すようにそれだけ言い残すと、小都音は病室から出ていく。

足音が遠のいていくのを待つと、自分以外誰も居なくなった病室の中で紡絆は周囲を見渡した。

何かがある訳でもなく、至って普通の病室。せいぜい持ってきたであろう荷物と何かが入ってるであろうバックがあるだけ。

ますますと、紡絆は困惑していた。

 

「そこに…誰かいるの?」

 

どこを見ても、見渡しても、人の気配は何一つない。

逆に言えば、人の気配がないだけ。

何らかの生物か、何者かがいるのかもしれないと声に出して聞いてみる…が、返ってくるのは静寂のみ。

 

「……居ない?じゃあ、なんで…」

 

何もなくて、何もいなくて、ならば一体どういうことなのか。

紡絆にはもう分からないことだらけだ。

だから聞くしかない。ここにいる誰かに、いるはずのナニカに。

 

「どうして、止めたの?小都音にあの時の…()()()()()()()が居た時のことを。確かに情報はどこにもなかったけど、俺は覚えてる」

 

巨大隕石が落ちてきた、という事件。

紡絆自身の記憶とは全く異なる処理のされ方をしており、その事件は日付も場所も時間も同じなのに、記憶の中にあるものとは違う。

世間では巨大隕石の衝突とされているが、紡絆の記憶では怪獣と巨人が戦った影響だ。

なのにも関わらず、()()()()()()()()

だからこそ、紡絆はそれを言おうとして、真実を伝えようとして、ナニカに止められた。

 

「……え?伝えたら、巻き込むかもしれない…?それだけじゃなくて、利用される?何に?そもそもこの声はどこから…君は、一体…?」

 

あまり期待はしていなかったのに、声は返ってきた。

相変わらず姿も形も見当たらないが、何者かは何かを懸念しているらしい。

しかしそれっきり、紡絆の言葉に何者かは答えることはなく、紡絆も無駄だと思ったのか渋々と納得だけして体を休めるために横になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院内を歩きながら、小都音は考え込むように口元に手をやりながら俯いていた。

思考しつつも前方や横など人が飛び出してきたりやってきたりしないように注意しながら、その顔は険しい。

 

(どうして…嘘をついたの?お兄ちゃんは、覚えてる…あの時のことを。お兄ちゃんはきっと、嘘をつきたくてついたわけじゃない。あんな苦しそうに話すお兄ちゃんは見た事がなかった。でもおかげで、お兄ちゃんが本当の出来事を覚えてるのは分かった…)

 

考える。

元々紡絆とは違って勘も良ければ理解力も高い彼女はちょっとした情報から整理し、まとめていく。

小学生とは思えないくらいだが、紡絆がアレなのでその影響力もあるだろう。

 

(じゃあなんで、なんで誰も覚えてないの?私だけなら気のせいかと思ってた…でもお兄ちゃんは覚えてる。だけど、テレビでも新聞でも他の人からも、誰からも()()()()()の存在すら出てこない……まるで、そこだけが記憶が消されたみたいで、変えられたみたいで、ちょっと不気味…)

 

そう、誰も覚えてない。

巨人が居たということを。怪獣が居たということを。

誰も覚えていない。

例外を除いて。

 

(覚えてるのは私とお兄ちゃんだけ…なんで私たちだけ?当事者だったから?近くにいたから?そもそも私は巨大隕石なんて知らない…そんなの、見たことないのに……それが普通になってる…。おかしいよ、こんなの…なによりお兄ちゃんが隠そうとしてたのがよく分からない…)

 

その唯一の例外が、紡絆と小都音だった。

紡絆は間違いなく知っていた。嘘が苦手すぎてバレバレだったが、紡絆なりに隠し通そうとしていた。

 

(……でもきっと、私が弱いから。だからお兄ちゃんは抱え込もうとしてるんだ…お兄ちゃんがどこまで知ってて何を知ってるかまでは分からなかったけど、お兄ちゃんが私のためを思ってたってことは分かったから…)

 

隠そうとした理由は推測の域を出ないが、小都音は間違いなく確信していた。

少なくとも紡絆は小都音のことを思っていたので、間違ってはない。

 

(もっともっと。せめて、お兄ちゃんを支えるくらい強くなる…お兄ちゃんの世話をできるくらい、私が面倒見てあげられるくらい色んなことを知って勉強して学習して…そのためにも、分からないことを考えてる暇はないよね…待ってて、お兄ちゃん。私はお兄ちゃんのためにお兄ちゃんのためだけにいっぱいいっぱい、お兄ちゃんが何もしなくて済むように、お兄ちゃんの傍にいられる女の子になるからね…もう二度とあんな目には遭せないから…!)

 

紡絆が決断したように、小都音もまた覚悟を決めていた。

ずっと見てることしか、守られることしか出来なかった。そうして紡絆が二年間という長い時間を眠って過ごすことになってしまった。

あの場で、あの時間で、あの日に起きた怪獣と巨人の戦いは少し歪な方向へと導いてしまった。

一人は天秤の中に自分という存在を失い、他の誰かを。

一人は最も大切な存在へ深い愛慕を。

奇しくも相反する方向へ行ってしまったが、そうなるということは遅かれ早かれなっていたということ。

元々その一人はいつ自分が死ぬか分からない危険へ飛び込むか分からなかったのだから。

前兆はずっとあって、偶然にも引き金となる事件が起きただけ。

結局のところ、そうなったら連鎖的に同じ運命を辿る。

ただちょっとだけ、早まっただけなのだろう。

そんな各々の変化に両者は気づかないまま日は過ぎていく---

 





○継受紡絆(過去)
実は二年間眠ってた(イッチがしばらく何も無いと言ってたのは殆ど寝てたため)
しかしその割には体は至って健康体で痩せ細ってるどころか、変わってない。
まだ起きたばかりで上手く動けないが、なぜかめっちゃ血取られたのでどちらにせよ動けない。
ちなみに心臓どころか左胸の穴は完全に再生している。

○妹ちゃん
ちょっと歪んできたが、紡絆くんがアレなので遅かれ早かれなってたと思われる。というか二年間も辛い思いさせた紡絆くんは反省すべき。
真相を誰も知らない中、唯一彼女だけは真実を知っている。
実は輝きの章でもそれっぽい描写はしてたり

○巨大隕石の衝突
世間に浸透した()()()の事件。現代からは五年前。
甚大な被害を出し、まだ復興は済んでいないとか。
ちなみにだが、()()()()()の存在は現代含めてほぼ誰も知らず、そのようなものは確認されていない。
現代で知っているのは妹ちゃんと記憶を取り戻したイッチ、園子と銀、そして…お察しの組織。
この頃は妹ちゃんと過去紡絆くん、ある組織のみ。

○掲示板
陽灯くんの過去にドン引きした。なんなら行動にもドン引きした。
耐性ない人は割とグロすぎて異世界や現実でゲロ吐いてたりする

黄金色のジュネッスの名称

  • ジュネッス・オーア(紋章学で金色)
  • ジュネッス・トリニティ
  • ジュネッス・ブリエ(輝き)
  • ジュネッス・ルフレ(光沢、反射)
  • ジュネッス・ルクス(光)
  • ジュネッス・ルミナス(光り輝く)
  • ジュネッス・ゴールド(金色)
  • ジュネッス・オール(金、全部)
  • ジュネッス・グロウ(発光)
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