【悲報】気がつけば目の前に知らない遺跡があるんですが…【なにこれ】   作:絆蛙

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誤字報告助かりました、ありがとうございます。
たまに作者もこの小説全話読み直してるんですけど見逃しもあるので、たまにとんでもない誤字してますし本当に助かります(気づいたら修正してる) なんならキャラ設定資料がないせいで所々容姿とかミスしてる時ありますからね、こっそり修正してますが。
それはそうとこの世界って婚約制度どうなってるんだろう。ゆゆゆいにおいても男って出ないからなぁ。
あ、今回ちょっと長いおまけあります。








「将来」

 

 

 

◆◆◆

 

 第 19 話 

 

将来

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---次の日。

訓練を終えたばかりというのと神託に寄るとしばらく襲撃がないとのことで休養期間が与えられた。

陽灯だけは怪我を完治させるためにも今日は休むように安芸に釘を刺されていたのだが、普通に玄関から外に出ていた。

やることは変わらず、困っている誰かが居ないか探すこと。

これは陽灯の日課であり、範囲を広げるための行動でもある。

自分の手が届く範囲でしか力になれないなら、その範囲を広げてどこまでも手を差し伸べられたらいいんじゃないか、といった考えから生まれたもの。

まだ朝だが、その分より多く動けるだろう。

早速準備体操をし、体をほぐしてしっかりと終えると早速と言わんばかりに走ろうとして。

 

「おわっ!?」

 

車の音が聞こえたかと思えば、目の前に止まった。

思わず全力が籠って危うく車を吹っ飛ばす可能性もあったため、走ろうとしていた体勢から強引に体を後ろに戻して踏み止まる。

止まった車は明らかに高級そうなもの。

陽灯の知識は宇宙や星関連に偏りに偏りまくってるため知らないが、リムジンといったものだ。

誰にでも分かるように言うならば、よく創作では出番の多い黒い高級車。

ドアが開かれると、陽灯の視界に最初に入ってきたのはお嬢様のような紫色の服装だった。

 

「はるるん〜!」

 

次に紫のリボンが着いた白い帽子を被っている園子が映り、陽灯はすぐに動いた。

止まっているとはいえ、園子は車から飛んできたのだ。

お役目なら相手をするので手一杯なので仕方がないが、日常において自分が目の前にいるところで怪我なんてさせられるはずがない。

ちゃんと正面から止められる位置に着き、落ちる前に抱きとめる。

 

「おっ…と。園ちゃんは朝から元気だなあ。でも危ないからあまり良くないよ?」

 

ゆっくりと地面に降ろしながら思いっきり自分のことを棚にあげて軽く注意をする。

陽灯の胸に顔を埋めてぐりぐりと擦り付けていた園子は見上げる。

 

「はるるんなら受け止めてくれるって信じてたから」

「そりゃ、どんな時だって受け止めるけど…うーん、まぁ俺以外だと危ないかもしれないから気をつけてね?」

「はるるんにしかしないよ〜……」

「園ちゃん?」

「なんでもない〜」

「?」

 

超人的な聴力を持っていようとも常時そんな状態で聞いているわけではない陽灯はものの見事に小声を聞き逃した。

ただ仮に聞こえていてもどうせ理解はできないだろう。

 

「それより〜はるるん。どう、かな?」

 

パッ、と離れた園子は軽く体を動かしてスカートをはためかしながら窺う。

一瞬何を言いたいのか分からなかったが、何となく分かった陽灯はいつも通り反射的に本心だけを口にする。

 

「すごく可愛いよ! あまり服とかよく分からないけど、ふりる…?だったかな、付いてるデザインでいつもとはまた違った良さがあるというか、より可愛らしさが際立っててお嬢様って感じで素敵だと思うな。その帽子もあくせんと…?が効いてていいね!」

「にへへ〜」

 

陽灯が嘘を言ってないことは分かっているため、園子は頬を赤らめて照れながら心から嬉しそうに笑うと、強く抱きつく。

どうすべきか分からず、とりあえず帽子越しに頭を撫でていると、そういえばと思い出す。

 

「そうだ、園ちゃんはどうしてここに?」

「うん、今日は訓練もなくてせっかくの休日だから一緒に過ごせないかな〜って。わっしーとミノさんのところにも行くけど………」

「けど…?」

 

珍しくしおらしい姿を見せる園子に、陽灯はチラチラと見てくることが気になるくらいにしか感じていない。

 

「この姿は…誰よりも早く、はるるんに一番見て欲しかったから…」

「そうなんだ…。それって……」

 

言って恥ずかしくなったのか、園子は俯いてまた胸に顔を埋めると、察したような反応を見せる陽灯に園子は僅かに心臓が跳ねる感覚があった。

そして陽灯の口が動いて---

 

「女の子同士はファッションも気にするらしいし…不安だったんだね!大丈夫、安心して自信持っていいと思う。園ちゃんとーっても似合ってるからね!」

「………」

 

的外れな陽灯の発言に、園子は何処か安堵と落胆の二つの思いを感じていた。

ちょっとした意義返しに、背中に回す腕の力を強める。

当然、全く効いていない。

 

「あれ? 園ちゃん?」

「…そうじゃないんだけどな〜」

「え? 違うって…」

「んーん、それよりはるるん。一緒にいこ〜?」

「そっか、うーん…まぁ今日は予定は無いし、園ちゃんの誘いだからいいよー。どうせ今日は外をぶらぶらするだけだったからね」

「やった〜!」

 

人助けをしたいとは心の底から思っているが、陽灯にとって知り合いと過ごす時間も大切なものだ。

分身でも出来たらいいのに、とは思うものの、無いものを願っても仕方がない。

見知らぬ誰かを助けることも大切だが、それで友人を悲しませるのは本末転倒というもの。なぜなら『誰かの笑顔』の中にはその友人たちも入っているからだ。

 

「じゃあ乗って乗って〜」

「ああ、うん」

 

早速手を引いてくる園子に従って、大人しく車に乗車すると、陽灯は運転手の人に”また“よろしくお願いします、と一言だけ伝えると片手を挙げて返事が返ってきた。

後部席に座り、シートベルトを装着して準備完了すると、園子が肩と肩が触れ合う距離まで寄ってきた。

 

「一応二人にも連絡しておくね」

「うん」

 

いつの間にか画面が割れまくっていたスマホを操作し、反応の悪い画面をタップして文字を打って送信する。

そろそろ修理にでも出すべきなのだろうが、残念ながら激しい動きしかしない彼にとって修理してもすぐ割れるので無意味だったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで。

鷲尾家に着く前にサングラスを装着してやけにハイテンションで須美に声を掛ける園子を見守り、左右で挟まれる形になった陽灯が音楽を聴いた須美まで似たハイテンションになり、ついていけず困惑する珍しい陽灯の姿があったものの、銀を拾って辿り着いた場所は---

 

 

 

 

 

 

 

 

他の家とは一線を凌駕する家と土地を持つ場所。

言うまでもなく、乃木家だった。

途中から見覚えのある場所だったので陽灯は察していたが、やはりというべきだった。

園子の案内で部屋に向かった先は、様々な服が保管されている衣装部屋だった。

 

「あ、あたしにこれは似合わないんじゃ……」

 

そこで行われたのが銀のファッションショーである。

もっと銀を可愛くしたい園子とたまには女の子らしい格好をした姿がみたい須美が手を組んだ結果、渋る銀が押し切られた形になる。

なお陽灯はよく分からないので何も言ってないし何もしてない。なんなら自分が必要な意味が分からないので肩身が狭かった。

ちなみに当然だが着替えるところを見る訳にはいかず、衣装部屋に仕切りがあり、その向こうにもう一部屋存在しているため着替えている間は陽灯はそこで待機となっている。

ただ自分の存在意味は分からないが、一番付き合いの長い陽灯も興味はあった。普段の銀は園子や須美のような服や他の女の子と違ってどちらかというと男寄りの動きやすい服装を着ているところしか彼ですら見たことがなかったのだ。

だからこそ、今の銀は新鮮だった。

今銀が着ているのは、清楚感漂う黒と白のワンピースのような服。頭には花の髪飾り。本人はこういった服が着慣れていないのが見て分かるくらい落ち着かない様子で似合わないのではと言っていたが、周りの評価は違っていた。

 

「そんなことないよ~。すっごく可愛いよ~? ねっ? わっしー」

「ぷはーっ!」

「おお~、そんな風に吹き出す人初めて見た」

「え、須美ちゃん!? 大丈夫!?」

 

誉める園子が須美の方を見れば、そこには上を向いて噴水の如く鼻血を吹き出している須美の姿。その両手にはスマホを持ち、上を向いているにも関わらず正確に銀の方へと向けてパシャパシャと写真を撮っている。

そんな彼女の姿に陽灯は心配しつつも、既視感が蘇る。

 

(あれ、これどこかで見たような……)

 

濃い日々を過ごしていたため似たようなことを思い出すのに数秒掛かったが、思い出す。

あっ、これ自分と澪さんを見る鈴さんと同じだ、と。

彼女もまた鼻血を噴き出していたし、未だによく分かってないが”尊い“というやつだったかなぁ、などと考えている。

ただこの数分だけで見たことがない須美の姿に引く---ことはなく、これはまた新鮮な気持ちで見守っていた。

 

「はるるんはどう?」

「え、俺? そうだなぁ、似合ってると思うよ〜。銀がこんな服を着るのは初めて見たけど、そっちで居ても全然いいくらい。普段の姿も良いけど、こっちはこっちで可愛いって印象が抱けて俺はいいと思うな。そう、あれ、ぎゃっぷもえってやつ!」

 

何故か話を振られたので、油断していた陽灯はちょっと驚くがすぐに思ったことを口にする。

なお、言っておいてギャップ萌えの意味は分かってない。前聞いた事ある言葉をそのまんま伝えただけで、褒め言葉だと認識している。

 

「そ、そう…かな。へへ……」

 

変な格好でもなく女の子らしい格好を似合うと言われて悪い気持ちはしなかったらしく、陽灯が褒めると銀は照れ臭そうに頬を掻く。

その姿にまた須美のスマホがパシャパシャと音を鳴らし、果てにはどこから出したのか本格的なカメラを手に残像を生みながら高速で移動して様々な角度から銀を撮っていた。

どこからそんなスピードが出たのか分からずに陽灯は驚く。間違いなく、この時に限っては陽灯の速度を超えていた。

そしてここで更に須美と園子が暴走する。

落ち着いた服装だったり、派手なドレスだったり、かつらにミニスカにキャラクターTシャツだったりと色々着せては写真を撮り---。

 

「………」

「怒っちゃった」

「良かったわ…銀!」

「何がだよ!?」

「あ、あはは……」

 

最初に着替えた服装が気に入られたみたいで、それを着せられたまま陽灯の後ろに隠れながらむっすー、と涙目で膨れっ面になって怒りを示す銀。グッと親指を立てた須美に威嚇する動物の如く吠える銀の頭を、陽灯は苦笑いしながら落ち着かせるように撫でる。

陽灯だけは対象外なのは元々ファッションのフの字すらなく着れるなら何でもいい精神の陽灯は一切参加してなかったからだ。

彼がしたことと言えば、何故か感想を振られるので応えただけである。

 

「じゃ、次はわっしーの番ね」

「………え゛っ゛」

「これなんか似合うと思うな〜」

「い、いや私はそういうのは……」

「いやぁ! そんなことないと思うぞ! 着てみないと分からないよなぁ?」

 

油断していた須美は園子がドレスを見せると拒否していたが、やり返しと言わんばかりに乗った銀と着せたい園子に近づかれ、見えない圧力を感じていた。

ごくり、と息を飲み、助けを求めるように陽灯に視線を送り---

 

「は、陽灯くん……」

「え? 俺も似合うと思うよ?」

 

無慈悲に肯定された。

それが最後の判決となったようで、陽灯はそそくさと退出する。

陽灯は本心でしか喋らないため、こういう場において助けを求める相手ではなかった。

 

 

 

 

 

「おおっ、いーじゃん!」

「かわいいよ、わっしー!」

 

どこかの姫が着るような派手かつ豪華なドレスを着せられている須美。

最初は“こんな非国民の洋服……”と言葉では拒絶していた彼女だったが、目をキラキラとさせて心を揺り動かさせられているのは丸分かりであり、そんな彼女を園子と銀はニヤニヤして見ており、陽灯は楽しそうな三人の姿に微笑ましそうに眺めていた。

 

「どうだ、陽灯!」

「うんうん、いいんじゃないかな〜。須美ちゃんは可愛いけど、今度は可愛いだけじゃなくて綺麗だと思うし見惚れちゃうくらい素敵だと思う」

「あ…あぅぅぅ……」

 

何故か銀が胸を張っていたが、振られたからには素直に答える陽灯に須美は顔を真っ赤にして両手で覆っていた。

そんな彼女を陽灯は不思議そうに見つめていると、笑い声が背後から聞こえる。

 

「ふっふっふーお楽しみはこれからなんよ〜」

「園ちゃん?」

 

いつの間に背後に回っていたのだろう、と思いつつ園子に肩を掴まれた陽灯は言葉の意味が分からなかった。

 

「はるるんも着てみない?」

「俺も? えっと…着るものなかったような…うん、ないよね?」

 

ファッションショーが始まる前に中を見たが、陽灯の覚えている限り女物以外の服はなかった。

確認するように再び目を向けるが、陽灯の視界上には女物しかなく、見えないだけであるのかな、と思って園子に目を向ける。

 

「そうだね。男物の服は無いけど……着る服なら沢山あるよ~?」

「……ん?」

 

園子が指を指す方向へと陽灯が目を向ければ、そこにあるのはさっき確認したばかりの場所。

3人が入って銀を着せ替え人形にしていた衣装部屋だ。

理解が及ばず数秒視線が固定されるが、はっ、と気づいた陽灯はバーテックスやザ・ワンの攻撃を受けたり対峙する時とはまた別の危険を感じ取り、冷や汗を流しながら園子へと視線を向ける。

そこにはニコニコとしている園子。更にいつの間にか移動してたのか園子の後ろにはイイ笑顔でカメラを構えた須美とニヤニヤとしている銀が居て。

 

「お、俺…用事があっ」

「今日用事ないって言ってたよね?」

「…………」

「じゃあ、お願いしま〜す!」

「なんでぇええええ!?」

 

間違いなく待機していたであろう二人の黒服の男性が入ってくると、陽灯はあっという間に連行される。

無論陽灯の超人的な力なら抜け出せはするのだが、怪我してしまうかもしれないので出来ず陽灯は大人しく従うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うー…すーすーする……」

 

黒のオフショルダーと赤と黒のチェック柄のスカートに黒ニーソ。

陽灯の体が細いと肌が白いのもあって割と似合っているのもあるが、メイクの影響もあって男の子ではなく、完全な男の娘とも言うべき状態で出来上がった。

本人が珍しく赤面してしおらしくなっているのもあるだろう。

 

「………」

「ふぉおおお! 可愛い! 可愛いよ〜はるるん!」

「う、うぉお……こ、これは……破壊力やばいな……!」

 

物凄い勢いで鼻血を出していたが、一心不乱に写真を無言で撮り続ける須美とあまりの出来に興奮する園子と、想像以上の破壊力を持つ陽灯に驚きながらも興奮を抑えきれない銀。

対する陽灯は違和感があるからか普通にスカートを握ってぱたぱたと揺らしている。

スカートが短いのもあって、何処がとは言わないがちょっと危ない。それがより興奮を促進させているとは気づいてなかった。

 

「これ! 次はこれ着て!」

「まだやるの!? あっちょっ---!?」

 

終わりと思っていた陽灯がまた連行され、次に着せられたのは黒いケープを羽織った白いドレスに黒いスカート。

もう少しの辛抱だと耐えていると、今度は白いワンピースを着せられ、園子だけでなく銀までも参加し、まだまだ終わらなかった。

長さを補強するためにか被せられたであろう黒い髪は肩にかかるくらいまであって、リボン付きのピンク色の地雷系ブラウスに黒いレースアップのジャンスカと今までにない方向性。

さらにドレス風のワンピース、姫袖のボレロ、ボンネットタイプのヘッドドレス、キュートな柄がプリントされたタイツにチョコレート色のぺたんこ靴に白色のロングヘアのカツラ。

次は白い服にフードの調整用の紐がついている水色のパーカーを閉じずに羽織り、下は黒いズボン。

これに関しては女物だが比較的マシで、何故かハーフツインの肌色のカツラをセットされ、徐々に完全に見た目に女の子に変化していたこと以外は陽灯は思うことはなかったが---

 

「私はるるんが女の子でもいいよ!」

「男だからね!?」

「陽灯くん!次はこっちを!」

「ちょっと待てって須美! それはさすがに…いや合うな!」

「ま、まだ続くの!? 誰かぁー!巨人さん!巨人さん助けてええええ!」

 

3対1どころかメイクなど担当の女性の使用人やら黒服の人を含めると複数対1になっており、味方のいない状況で唯一味方になってくれるはずの巨人さんに助けを求めるが、輝石はちょっと光ると、陽灯の脳裏に『すまない…』と一言だけ返ってきて静かになった。

残念ながら、誰も助けてくれなかった。

ちなみにこの後、何故か銀や須美の時よりもさらに盛り上がって陽灯が着せられた服はチアリーディングにチャイナ服、メイド服や神樹館の服、サンタ服だったり体操着やジャージ、トドメと言わんばかりになにかのコスプレらしきアイドル服。茶色のツインテールのカツラ、ラビットスタイルのシュリンプといった髪型で、何よりもスカートの丈が今まで以上に短く---

 

「もうお嫁にいけない……!!」

「大丈夫だよはるるん!この可愛さなら貰い手はいっぱいいるから! それに私が貰ってあげるよ〜!」

「一見男だとは思えないからな……てかお婿じゃね?」

「最高よ、素晴らしすぎるわ陽灯くん!ここまで似合うとは……! 次はこれを---」

「もう嫌だっ! もう二度とやらない!やりたくないぃぃー!!」

 

カツラを投げ---捨てるのはせず丁寧にその場に置き、靴を脱ぐと次にニーソをそそくさと脱いで---何故か撮るのではなくその場面を録画されたのは気になったが、陽灯はアイドル服のまま逃走を計った。

今回ばかりは陽灯も完全に限界を迎えて本気らしく、その速度は樹海で発揮する速度。

服を回収しては()()()()()()()()()()()()()()()迷いなくトイレに逃げ込み、鍵を閉める始末。

場所は園子によってあっさり特定されたものの、陽灯は十分ほど声を掛けても出てこなかったらしい。

本人曰く、女装は二度とやりたくない。この事はもう二度と思い出したくないから忘れる、と陽灯らしくないことを言ったとか。トラウマほどではないが、蓋をしたい記憶になったらしい。

尚、逃げている最中に偶然出会った園子の母親にも目撃され、()()()()()()()をするより早く陽灯は誤解を解こうとして『お婿じゃなくてお嫁に来る?』と誘われた時が一番ダメージを受けたらしく、トイレの中に引きこもったあとに心の中で涙をちょっと流したのは誰も知らなかったりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神樹館での休み時間。

須美は黒板にチョークでやたらリアルな軍艦を描いていた。それを見ていた園子と銀がおおーと感嘆の息を吐く。

 

「須美のその絵、なに?」

「翔鶴型航空母艦の二番艦“瑞鶴”よ! 旧世紀……昭和の時代に数々の戦いで活躍した我が国の空母よ! 囮になって最後の最後まで頑張ったの……っ!!」

「色々ガチ過ぎるだろ……で、陽灯は…」

「これって、巨人さん?」

「うん!巨人さんのことを思って書いてみた!」

「「「かわいい!」」」

 

ドヤ顔をしながら熱弁に語る須美だが、最後には涙を流しながら敬礼していた。銀が称賛と呆れ混じりに呟き、次に見たのは瑞鶴の近くに書かれたのはデフォルメ化されたザ・ネクスト。

すなわち、陽灯の中に宿る巨人である。デフォルメされてるのでオリジナルの特撮ヒーローという説明をしたらいいのでバレることもない。

あまりの可愛さに三人同じ反応で写真を撮る姿を自分のことのように嬉しそうに見ている陽灯は、胸が仄かに暖かくなる。

どうやら喜んでくれたらしい、と心の中で安心する。

 

「意外な特技だな。陽灯は絵ってそんなに上手くないかと思ってたけど…そういえば前書いてた流星の絵も上手かったっけ」

「こんなに可愛らしく描けるなんて凄いわ」

「それを言うなら須美ちゃんもだよ。昭和だなんてそんな昔のこと知ってるのもすごいし!」

 

絵が上手ということに関して以前見た時にこの場の三人は知っていたが、ここまで上手いのは銀も予想外だったのだろう。

須美も褒めていたが、陽灯は先程の須美の熱弁を思い出しながら逆に感心していた。

 

「えぇ! 夢は歴史学者さんだから!」

 

陽灯の言葉に反応した須美がグッと手に力を入れて夢を語る。

旧世紀。神世紀よりも以前の元号である平成や昭和等の時代の呼び名である。神世紀となって298年、旧世紀の情報は決して多くはない。須美の夢はその旧世紀の歴史を研究、解明することらしい。

 

「3人は何か夢はあるの?」

「私はね~、小説家とかいいな~って思ってて。時々サイトとかに投稿したりしてるんよ」

「あー……なんか納得」

「独特の感性だものね……」

「どんなの書いてるの?」

 

園子の夢に納得を示す二人だが、陽灯は純粋に好奇心に従ってどんなのを書いてるのか参考程度に聞く。

基本天文学系かゲームの本くらいしか読まない陽灯だが、知り合いが書いてるとなると気になるのだろう。

陽灯がこの発言を後悔するのは、3秒後だった。

 

「えっとね〜先日はるるんが女装したときの」

「そんなの誰も得しないよ!?」

「それがね〜見て!高評価なんだ〜!」

「なんで!?」

「えーとなになに、知り合いに似た人物が居ます。同じ男ですが、何度女であって欲しいと思ったことか…って書いている人がいるわね」

「これ絶対うちの学校の誰かだよ! 特定されてるよな!? まぁでもあの時の陽灯はどこに出しても恥ずかしくないくらい美少女だったからな、仕方がないか。うんうん」

「俺男なんだけど」

「男の子同士でも女の子同士でも恋愛は出来ると思うんよ〜。だからはるるん、もし女の子になったって私は---」

「なれないからね?」

 

せっかく封印したのに蒸し返され、陽灯は聞かなければよかった、と頭を抱えた。

ちなみに見せられた評価は高評価ばかりな上に、文章力がいいのもあってかなり人気出ている。

園子が書いてる作品の中でも上位で、いつの間にか自分の醜態が四国中に届いている可能性が出た陽灯は考えるのをやめた。

 

「三人も登場人物として登場して欲しいな〜優しく頼れるミノさんに真面目で時々面白いわっしー!」

「時々おもしろい……」

「つまんなよりいーじゃん。でも陽灯はもう出演してないか?」

「あくまで参考にした程度だからね〜はるるんらしさが全然足りてないもん」

 

銀と違う評価にちょっと落ち込む須美を銀がフォローしつつ女装している小説で出てたんじゃないかと聞けば、女装バージョンは出したが、園子的には満足していないらしい。

まだまだ、はるるんの魅力が足りないとのこと。

 

「俺らしさ…?まぁ俺は全然いいけど。園ちゃんの力になれるなら嬉しいし!」

「えへへ、はるるんならそう言ってくれると思ってた〜」

「ところで陽灯くんはどんな感じなの、そのっち」

「それはね〜星のようにキラキラしてて優しく包み込んでくれるような太陽みたいな光って感じかな?」

「どういうこと?」

「あー…言いたいこと分かる」

「そうね、陽灯くんは”光“って感じだもの」

「ええ……?」

 

皆の評価に陽灯自身は全く共感出来てないが、三人の中では伝わっているらしい。

ただ悪いものでは無いというのは分かったようで、まぁいっかとやっぱり考えるのをすぐにやめた。

 

「銀の夢は?」

「幼稚園の頃は家族を守る美少女戦士になりたかったな」

「分かるわ!! お国を守る正義の味方……それは少女の憧れよね!!」

 

2人のトーンの差に強烈な温度差と勢いの差があり、考えている正義の味方像が異なることを園子は気づき、陽灯もうっすら違和感を感じていた。

実際銀は家族だが、須美は国と言っているので規模と対象の違いだろう。

 

「ミノさんの今の夢は?」

「え」

 

幼稚園の頃と言っていた発言を見逃してなく、園子の問いかけに銀は恥ずかしそうに頬を掻きだした。

何故照れているのかと園子が疑問を問うと---

 

「いや〜…家族って、いいもんだからさ。普通に家庭を持つのとかありかなって……だから今の夢は……“お嫁さん”……かな? なんて……」

 

それはきっと、女の子なら1度は見るであろう夢。

素敵な旦那さんとの幸せな結婚。愛する人との間に産まれる子供をその手に抱き、家族で笑い合う幸せな日々。大切な人と共に生き、生涯を共にするという素敵な夢。

それを普段男の子張りに活発な銀の口から出るというギャップが須美と園子は即座に魅了し、二人は銀に抱き付いていた。

 

「ミノさんなら絶対すぐ叶うよー!」

「白無垢が今から楽しみね! とても似合うと思うわ!」

「な、なんだよ〜くっつくなよ。って何か変かよ、陽灯」

 

じゃれつく三人を後方保護者面している陽灯に気づいた銀が可笑しいかと聞くと、陽灯は口元を緩めながら優しい目を向けつつ首を横に振る。

 

「ごめんごめん。銀ならいい家庭を築けそうだし素敵なお嫁さんになれるだろうなーって。子供のこと大切にするだろうし家事も出来るから、いつか見てみたいな、白無垢?に身を包んだ銀を」

「っ〜!」

「えっ、痛い痛い! 俺何か悪いこと言った!?」

「陽灯くんが悪いわ」

「はるるんが悪いね〜」

「なんで!?」

 

脱出した銀が顔を真っ赤にしてポコポコと叩くと、ダメージはないが気持ち的に痛い陽灯は理解出来ず、須美だけでなく園子ですら敵に回ってますます分からなかった。

 

「でも今の二人を見てると小説のネタにしたくなるね〜」

「やめろ!?」

「???」

「そういえば陽灯くんはどうなの?」

 

小説のネタにしようとする園子に全力で止めに行く銀に対し、別に良くないかとしか思ってない陽灯は首を傾げていたが、須美が唯一まだ聞けてない陽灯に話を振る。

 

「俺? うーん夢かぁ……。今の俺には……」

 

興味があるようで三人から視線が集まる。

その視線を受けながら陽灯は考えると、思い浮かんだものは三つあった。

しかしすぐさま”あの日の夜“が脳裏を過ぎる。

多くの人を守れず、死なせてしまった記憶。自分が()()()()と見られていた記憶。

 

「………」

「陽灯くん?」

「あ、ううん。そうだな……俺がこの力を手に入るまでは天文学者だったよ。星や宇宙のことが大好きだったから、目指すものだと思ってた。もちろん今も目指してはいるけどなんだろうな…昔から思ってたことだけど夢とは違うんだよね。それは趣味みたいなものかな」

 

天文学者。

天体や天文現象、地球外で起きる自然現象などを調べる研究者のこと。

ただそれは陽灯にとって『趣味』のひとつだ。

だからそれの延長線に過ぎない。

 

「じゃあ夢は違うってこと?」

「どんな夢なの? 気になるな〜」

「確かにちょっと予想出来るけど予想出来ないって感じだ」

「俺の夢は……」

 

思い出すのは遡月陽灯でなかった頃、意識が芽生えた時からずっと抱いていた温もり。抱いた想い。

それは昔からずっとずっと廃れることなく、むしろより強くなっていた。普通ならば現実を見て、理想を諦めてしまうもの。しかし陽灯はその真逆だった。

だからこそずっとそのために動いて、そのためにやってきた。

それは今も変わらない。

陽灯が陽灯である限り、決して死んでも変わらない願いと夢。

 

「ヒーローになりたいんだ。

この地球(ほし)を守りたい。みんなを守りたい。みんなの笑顔を守りたい。誰もが幸せになれるような、素敵な世界を作りたい」

「俺は---宇宙にも、もっともっと広大な部分までこの手が届くくらい、たくさんを守れるかっこいいヒーローになりたいんだ」

 

そう語る陽灯の言葉には深い感情が込められていて、開かれた両手を強く握りしめていた。

いつだって変わらない。陽灯が動くのは”誰かのため“で、何かを守るためだ。

陽灯の始まり(ビギニング)であり、起源(ルーツ)であり、原点(オリジン)

故に、何があったって根本にあるそれだけは揺らぐことはなかった。

 

「…陽灯くんらしい夢ね」

「ああ、陽灯って感じだわ」

「うん、これこそはるるんって感じだよね」

 

とてつもなく大きく、人の身では不可能だと分かる夢でも馬鹿にするわけでも否定するわけでもなく、ただただ彼女たちが見てきた一番”彼らしい夢“にむしろ安心していた。

須美も銀も園子も、そんな彼に助けられて、そんな彼だからこそ友達としてずっと居たいと願っているのだから。

 

「そうかな…あとはね、実はもう一個あるんだ」

 

もう一個、と言う発言にこればかりは三人とも思いつかないようで首を傾げると、陽灯はさっきと打って変わって真剣なものではなく昔を懐かしむような、そんな遠い目をしていた。

 

「俺、空を飛んでみたいんだよね」

「空を…飛ぶ?」

「それって…あの空だよな? 大空の」

「確かに飛べたらどんな感じなんだろう? 気になるな〜」

「でも、どうして空を? 旧世紀の頃には人を乗せて空を飛ぶ乗り物があったけど、そういうわけではないのよね?」

 

夢を語った時と違って、今度は想像の斜め上を行くものに呆気に取られる須美と銀だった。

園子は興味を持ったようだが、知識として旧暦の関するものを持っている須美は乗り物のことでは無いと分かりつつも念の為に聞くと、陽灯は頷く。

 

「うん…俺が8歳くらいの頃かな。夏休みの地元の夏祭りの日にね、夢で見たことがあるんだ。真っ直ぐ宇宙を駆け抜ける光がとてもキラキラって眩く輝いてた。全てを抜き去って、空気を切り裂いて飛ぶような、どこまでも真っ直ぐに突き進むような輝き。まるで…()()()()()みたいに。あの時見た光景が忘れられなくて、その時からずっと思い続けてるんだ。俺もそんなふうに飛んでみたいって。こればかりは誰にも話したことないから、ちょっと恥ずかしいけどね」

 

口ではそう言っているが、恥ずかしがってはいなかった。

その目はどちらかといえば、子供らしい目。いわゆる、『憧憬』というやつ。憧れの目だった。

 

「銀色の流星……素敵ね」

「その時は私も一緒に飛んでみたい」

「あたしもあたしも!」

「あはは、うん。もし叶ったらその時は連れていくよ、須美ちゃんもね」

「わ、私も? まぁ興味はあるけど……でも陽灯くんなら叶えてしまいそうな予感が不思議とするわ」

「あ、分かる〜はるるんは最後まで諦めないからね〜『不可能なことだって可能に』するまで、きっと」

「普通なら無理だって思うんだけどなあ…不思議なもんだ」

「それは売り被りだよー」

「それを言うなら買い被りよ、陽灯くん」

「あれ?」

 

人が人である限り、飛ぶことなんて出来ない。

勇者ですら跳ぶことしか出来ないというのに、どんな夢だろうと無理だと思えない不思議な力、魅力とも言うべきものが確かに陽灯にはあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を語り合った翌日。

もうすぐオリエンテーションと言う事もあり、安芸から六年生としての自覚をしっかり持つようにと注意を受け、陽灯たちは集まっていた。

陽灯は転校生なのもあって知らなかったが、どうやら神樹館小学校では六年生が一年生にレクリエーションを行う慣習があるらしい。

 

「オリエンテーションって何をするんだっけ?」

「一年生と一緒に楽しく遊ぼうってことじゃない?」

「あ、それなら得意だよ」

 

年下の子供と遊ぶのは慣れているため、問題なさそうなことに安堵する陽灯だったが、今まで黙っていた須美が突如口を開く。

 

「相手は真っ白な一年生……であるならば……」

「須美ちゃん?」

「将来を見越して愛国心の強い子供達を育成することも私達の任務の一環と言えるわね!」

「言えるか?」

「そうなの?」

「なんだか楽しそう。じゃあさ、計画を立てようよ……あれあれ〜?」

 

ノートを取り出そうと机の中に手を入れていた園子は違和感を感じたようで取り出してみると、封筒が入っていた。

 

「引き出しに手紙が入ってたよ、なんだろ?」

「果たし状か!?」

「不幸の手紙かもしれないわ、気をつけて!」

「絶対違うのは俺でも分かるなぁ」

 

いつもなら常識があるのは二人の方なのだが、今回は真逆で陽灯の方が普通だった。

三人の反応を見つつ、園子は手紙の内容を読み上げる。

 

「えーっとね……『最近、気が付けば貴女を見ています』」

「やっぱり決闘か! 場所は何処だ!?」

「きっと呪いよ! 浄めが必要かもしれないわ!」

「お、落ち着いて二人とも」

「お役目で大変だと思いますが、だからこそ支えになりたいです...だって」

 

手紙の内容を聞いていくうちにどんどん赤くなっていった銀は内容を聞き終えると、あたふたしながら話を始めた。

 

「も…もももしや、これって…あれじゃないか!? あ、頭にラのつく」

「ら…? はっ!? 羅漢像!?」

「ライオン?」

「ラブレターだろ! なんで二人とも違うものを思い浮かべてんだよ!」

「なぁんだ、ラブレター……ラブレター!?」

 

恋愛に疎い陽灯はあまりよくわかってないが、須美はしばしのフリーズの後、顔が真っ赤になって慌て始める。そんな中園子はいつも調子で特に照れた様子はない。

 

「そっかぁ。私ラブレター貰っちゃったんだぁ、嬉しいな~」

「何でそんなに冷静なの!? こっここ恋文を貰ったのよ!?」

「そ、そうだぞ園子! ラブレターだぞ!?」

「字とか封筒とかよく見れば分かるよ? 出した人、女の子だよ」

「なぁんだ、女の子か…」

 

その言葉を聞くと、銀は安心したような表情に変わり須美の方はそれはそれでも問題なのではと思っているような表情をしていたが、特に変化のない陽灯に園子は目を向けた。

 

「はるるんは普通だったね〜」

「そ、そういえばそうだ。知ってたのか?」

「ううん、知らなかったよ。でもさ、相手が女の子でも男の子でも園ちゃんを見てくれる相手がいるって分かるだけで俺も嬉しいから。もしその人のお陰で幸せになれるならいいんじゃないかなーって」

 

今となっては園子の周りには須美や銀以外にも居るが、陽灯が来る前は園子は一人で居る方が多かった。

須美も銀も今は園子の微々たる変化にも気づけるが、陽灯が来た時---例えば園子が寝言で苦しそうにしてたら今の銀なら心配するのによく寝てる、と言っていたし須美は心理的な距離が遠かったり今と違って園子が見ている夢に突っ込まなかったりと。

今と前では全然理解度が違ったのだ。

陽灯はまあ、普段は鈍いくせしてそういった部分だけは人助けに必須なスキルなのもあって無駄に鋭いので本当の意味で園子に寄り添い、理解していたのは彼くらいだった。

だからこそ、園子のことを知ってくれる人が増えて彼女が幸せになれるなら陽灯にとっては嬉しいことなのである。

 

「なんていうか……」

「完全に親目線ね…陽灯くん」

「むー…」

 

子の成長を願う親、といったところか。

冷静だった理由に目星がついたようで須美と銀は苦笑いを浮かべると、園子は不満そうだった。

 

「じゃあ例えば私が……私たちが幸せになれなかったらどうする?」

「へ?」

「はるるんはどうする?」

 

少し、言葉を濁しつつもその表情は園子にしては珍しい、どこか緊張した面持ちで問いかけていた。

その中には不安が見え隠れしていて、目を見張った陽灯は僅かに考え込むように顎に手をやると慈愛に満ちた柔らかい目で園子を見つめる。

 

「そうだな…その時は、須美ちゃんや銀---園ちゃんが嫌じゃなければ、俺が幸せにするよ。俺が責任を持って幸せにする。出来ることなんて限られてるけど、俺の全部を捧げてでも、一生をかけて幸せにする。それじゃあ、ダメかな?」

「いっ……!?」

「お、おまっ…」

「………」

 

その言葉を聞いた瞬間、須美は一瞬にして顔を真っ赤にし、銀も顔を赤くしながら狼狽するが、陽灯の意志も言葉も冗談なんかじゃなく本気だということを三人は悟る。

そこまで言われるとは思わなかったのか園子は無言で陽灯を見つめて首を横に振ったあとに、こくりと頷く。

ダメじゃない、と言いたいのだろう。

現に園子は笑顔を浮かべて---この場に似つわしくない電子音が響く。

 

「え?」

「言質、取ったからね?はるるん」

 

何の音かと耳がいい陽灯が反応すると、そういうや否や、園子は取り出したスマホをタップしていた。

すると。

 

『---そうだな…その時は、須美ちゃんや銀---園ちゃんが嫌じゃなければ、俺が幸せにするよ。俺が責任を持って幸せにする。出来ることなんて限られてるけど、俺の全部を捧げてでも、一生をかけて幸せにする。それじゃあ、ダメかな?』

 

再びタップして止めたらしく、そこで終わっていたがさっきの言葉がまんま流れた。

どうやら録音されていたらしい。完全に逃げ道を塞がれたわけだが、そのようなことまでする園子に陽灯は---

 

「ははは…うん、二言は無いよ。園ちゃんたちが幸せになれないなら、俺が幸せにしてみせるから。約束っ!」

 

慌てることも否定することも無く、自らそう笑顔で宣言して、小指を突き出していた。

いつかの未来、幸せになれるかなんて分からない。いつかは少女から大人になり、勇者になれなくなる。夢を追うか、家を継ぐか、そのまんま大赦に入ることになるか。

特に園子に関しては、家柄的にも自由なんてないだろう。この世界でトップの家。

当然他の人たちとは違って、結婚。それも政略結婚というものをさせられる。

そういう立場の人間だからこそ録音なんて真似をしたのだろうが、杞憂だったと分かるほど清々しい宣言に、園子は胸の中がいつも以上に高鳴っていることを自覚すると、ある意味彼には敵わないと思いながら小指をゆっくりと絡めた。

---ちなみに巻き込まれた二人はますます本気だと分かってちょっとの間陽灯と話せなくなっていた。

理由が分からない陽灯は話してくれないことにちょっぴり落ち込んでいたが。

 

 

 







〜おまけ〜
掲示板の反応と現状。










---無数の星屑と呼ばれるバーテックスが蠢く中を安全確保した後、見上げながら紡絆は軽く息を整えていた。
結界の外、神樹の力が及ばない領域なのもあり危険はたくさんある。
普通の人間であるならば、まず生身で居るだけで体が持たないだろう。
そんな彼は脳裏で流し続けていた過去の自分の記憶を慌てて止めると、文句が飛んでくるのでアクセスする。











302:名無しの転生者
は? 何止めてんの?

 
303:名無しの転生者
おい、どうしたイッチ。なんかあったんか

 
304:名無しの転生者
ガルベロスもどきとバーテックスとの戦闘は終わったのか…アンファンスで黄道十二星座クラスじゃないとはいえ圧勝とは相変わらずとんでもスペックしてますねぇ

 
305:名無しの転生者
というかなんで俺らも知らないスペースビーストが普通に現れてるんですかね…?

 
306:名無しの転生者
まぁ見た感じ陽灯くんの時からやべぇ強さしてるみたいだし

 
307:名無しの転生者
ザ・ネクストのアンファンスでここまで戦えてるのが異常すぎるんだよなぁ

 
308:名無しの転生者
しかも明らか強化されてるザ・ワンな。
こいつ出てきた時から第四形態だし色が白だしなんかバーテックスの力取り込んでるし

 
309:名無しの転生者
色が白い理由絶対バーテックスだろこれ。最近よくイッチが戦ってる星屑を取り込んだ影響だろうな。そのせいか原作よりも高い再生能力やら硬くなってんのやべぇよやべぇよ…え?陽灯くんってこれに勝ったんですか!!
普通にネクサスでも苦戦すると思うんですけど?

 
310:名無しの転生者
それはそうとマジでどないした? 心眼を獲得して無事に倒して、裕香さんが大赦に入ることになった…で、ここで切ったってことは今のイッチがバーテックスとの戦闘があったわけでも何かあったわけでもないしまだ迷子してんだろ?

 
311:名無しの転生者
なんでまだ迷子なんだよ、お前どこやねん

 
312:名無しの転生者
あの年齢で心眼会得してるって何気にすごくね? これ、もしゴルゴレムやファルドンの能力じゃなかったら対応出来てたのか…

 
313:光の継承者
ごめん。いや、本当ごめん。
>>311
ちょっと待って。透視した感じ……どこかで見たような。
あっ、思い出した。これ前世の記憶にあった。たしか、フランスだ! ノートルダム大聖堂っぽいのあるし、ストラスブールだな!

 
314:名無しの転生者
どこいってんだよ!?

 
315:名無しの転生者
帰る気ないだろ!何をしたらそうなる!?

 
316:名無しの転生者
四国とフランスって離れすぎてるからな!? いくら変身して移動しながら戦ってるとはいえさぁ!! しかも観光名地残ってんのかよ!? あとフランス行ったことあるって何、お前の前世なんなん???

 
317:名無しの転生者
これ、いつ帰れるんですかね…?

 
318:名無しの転生者
いくら四国以外が滅んだんじゃなくてイッチの透視能力のお陰(透視能力ってなんだよ)で結界に覆われているだけってわかったとはいえさあ…。それでも結構ボロボロみたいだが。
このペースだと完全に秋になるまでに帰れたら、いいね…


 
319:名無しの転生者
けど俺らも過去気になるしな。ほら、養子先の家なら澪さんや夜霧さんの仕事とか陽灯くんと仲がいい鈴やゆかりとの関係とか
特にゆかりって人結構知ってそうだし、なんかあれ、よくある本気出したら凄いタイプとみた

 
320:名無しの転生者
陽灯くんってもしかして受けでは?

 
321:名無しの転生者
純情だからなぁ…責めに転じることはなさそう。
ただ別に陽灯くんは性欲ないってわけじゃないみたいだし、ワンチャン展開によりそう。ぶっちゃけた話、我慢してるだけよねあれ
俺らが何度いけー!いけー!と叫んだことか…

 
322:名無しの転生者
喜ぶ顔が好き!って感じだからねぇ。欲求的には三大欲求なら食欲=睡眠>>>>>>性欲って感じ。え?一番前はなんだって?人助けだろどうせ

 
323:名無しの転生者
だろうなあ。ただ実際陽灯くんは理解してなかったみたいだけど、澪さんはかなり大赦の中で偉い立場らしいな。明らか資料がそうだったし。
夜霧さんは…なんか陽灯くんのこと調べてるっぽい。ゆかりさんはマジで分からん。あの人なんなんだ?
裕香さんは陽灯くんのために動いてくれるみたいだから安心出来る。ただこう、百合オーラを感じるぜ

 
324:光の継承者
えー…なんか話逸れてる気がするけど、止めた理由はですね…別に何かあるってわけじゃなくってですね…ただ単に思い出したくないというか二度と思い出したくなったというか、誰得なんだというか……とにかく出来るなら封印したい記憶といいますか

 
325:名無しの転生者
ほう

 
326:名無しの転生者
イッチがそこまで言うレベルだと…!?

 
327:名無しの転生者
何それ気になる

 
328:名無しの転生者
トラウマってこと? そんなやばい…訳では無いわな、話し方的に

 
329:名無しの転生者
関係ない、見せろ

 
330:名無しの転生者
そんなこと言われたら気になるだろ!

 
331:光の継承者
いやいや! 誰も得しない!マジで!!
俺が恥ずかしい思いをするだけだから!! 頼むから飛ばさせてくれ!

 
332:名無しの転生者
そんなこと言われていいよなんて言うと思ったか!!

 
333:名無しの転生者
断る! 見せろ!!

 
334:名無しの転生者
いやね、見たいわけじゃないよ? あのイッチが恥ずかしいと思うレベルのことがあったってみたいわけじゃないよ?
でもさ、そこを飛ばしたら話の繋がりが理解できないかもだけど知らないしイッチには気づけない部分が出てるかもしれない

 
335:名無しの転生者
情報共有って大事だと思うんですよね

 
336:名無しの転生者
お前それのせいでどんだけ迷惑かけたか覚えてる?

 
337:名無しの転生者
得しないかどうかは俺たちが決めることだろ!

 
338:名無しの転生者
早く見せるんだよ!

 
339:光の継承者
本音は?

 
340:名無しの転生者
イッチをいじりたい

 
341:名無しの転生者
イッチが恥ずかしがってる姿とかレアすぎる

 
342:名無しの転生者
みたいに決まってる

 
343:名無しの転生者
見せないと爆撃するからな

 
344:名無しの転生者
見せてくれないと騒ぎまくっちゃうぞ☆

 
345:名無しの転生者
俺らって結構イッチにアドバイスしたと思うんだけど、その報酬もらってもよくない?

 
346:名無しの転生者
知識貸してなかったらスペースビーストや融合型に負けてたと思うんですけど?

 
347:名無しの転生者
それどころか妹ちゃんを殺してた可能性もあるわけで、あの時止めなかったら光線技撃ってた可能性、ありますよね

 
348:名無しの転生者
恩返しって大事だと思わん? 持ちつつ持たれつつだと思うぞ!

 
349:光の継承者
今まで以上に手を組むのなんで!?
わかった…わかったよ、言っとくけどほんっっと後悔しても知らないからな! 得なんてしないからな! 俺これ見せたくなかったし! 出来るなら封印しておきたかったし!! 俺思い出さないように遮断するからな!!

 
350:名無しの転生者
やったぜ

 
351:名無しの転生者
あれ、イッチがバーテックスに突っ込んでいった

 
352:名無しの転生者
こいつ、無心になる気だ!!

 
353:名無しの転生者
えぇ……イッチがそこまでなるレベルってなによ

 
354:名無しの転生者
まぁまぁ流れ始めたし見ていこーぜ

 

















702:名無しの転生者
言ってた割には普通なんだな。休日に園子ちゃんの家で着せ替えパーリーか

 
703:名無しの転生者
うわ、普段男勝りなスポーティーな子が可愛らしい衣装に身を包むとか分かってんなぁ。破壊力が高いぜ

 
704:名無しの転生者
園子ちゃんとは俺らといい話が出来そうだぜ

 
705:名無しの転生者
けど、期待以上だけどある意味期待外れだな。イッチが言ってた割に全然恥ずかしい要素ねーじゃん

 
706:名無しの転生者
それどころか陽灯くんが強い!強すぎる…! 前世入る前からこれとかとんだ天然たらしだ!!

 
707:名無しの転生者
須美ちゃんやばくて草
もうこの頃から既に東郷さんが持ってた部分あるやんけ!

 
708:名無しの転生者
なんて速さだ! ザ・ネクストを宿す陽灯くんすら驚いてるぞ!

 
709:名無しの転生者
おー色んな衣装いいっすねー! 最高だぜ、イッチ…!

 
710:名無しの転生者
東郷さんは二度…三度か。
陽灯くんと友奈ちゃんと紡絆くんに脳焼かれたからしゃあない…。
須美ちゃんも普段着なさそうな服でいいっすねぇ!

 
711:名無しの転生者
ちなみにもうすぐイッチが戦闘終えるぞ。あいつ言ってたくせに普通なんだけど帰ってきたら文句言うか……

 
712:名無しの転生者
……ん?

 
713:名無しの転生者
流れ変わったな

 
714:名無しの転生者
お、おい…まさか……

 
715:名無しの転生者
おいおい、これってそう来るのか!そう来るってことだよな!?(期待)

 
716:名無しの転生者
マジか! ここで伏線回収は熱い! いや伏線回収というか過去だから伏線って言っていいかわからんけど!

 
717:名無しの転生者
うぉおおおおおお!!

 
718:名無しの転生者
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 
719:名無しの転生者
園子ちゃんナイスぅ!!

 
720:名無しの転生者
イッチの女装! 陽灯くんの女装だと!!

 
721:名無しの転生者
いやぁ、まさか本当になるとは…そういうことかぁ!

 
722:名無しの転生者
イッチってこの記憶まだ封印したいレベルで引き摺ってんの面白すぎるでしょ

 
723:名無しの転生者
もう俺園子ちゃん応援しとくわ…有能すぎる!!

 
724:名無しの転生者
イッチ連行されてて草

 
725:名無しの転生者
陽灯くん抵抗しないというか出来ないの悲しいね…これがウルトラマンの力を持つが故の弊害か…(違う)

 
726:名無しの転生者
抵抗したら黒服の人達飛んでいくからね、仕方がないね…

 
727:名無しの転生者
う……ぉおおおおおお!!きたああああああ!!

 
728:名無しの転生者
念願の女装!女装だ!
美少女にしか見えん!!

 
740:名無しの転生者
やばい、スレが今までにない速度!!

 
780:名無しの転生者
お前ら落ち着け!!! 叫んでるやつばっかだ! とりあえず900くらいで次のスレ作るぞ!!

 
820:名無しの転生者
こっっの衣装のセンスよ!
エッッッッ!!

 
832:名無しの転生者
イッチもだけど陽灯くんって身長低いし体細いからなぁ。メイクしたら完璧に女の子なのよ

 
838:名無しの転生者
この格好で赤面顔は反則すぎる。
くっ! みえ…みえ……!

 
840:名無しの転生者
見えそうで見えない! なんてことだ、陽灯くんフェチリズムを分かってやがる…!

 
841:名無しの転生者
時折見える太ももがえちちすぎる…

 
842:名無しの転生者
今日はこれでいいや……

 
843:名無しの転生者
ダメだ!変態しかいねぇ!! そりゃあイッチも嫌がるわ! これは封印したくなるわ! しかも最も知られたくないスレ民だもんな!!

 
845:名無しの転生者
陽灯くん可愛すぎてやばすぎ問題。三人の気持ちがわかるぜ!!

 
846:名無しの転生者
女装ラッシュキター!!

 










565:名無しの転生者
ふぅ……

 
566:名無しの転生者
いやぁ、最高だった

 
567:名無しの転生者
歴代最高速度じゃないか、この速度。でもまあ、マジで女の子にしか見えないのすげぇよ

 
568:光の継承者
殺せ……!!

 
580:名無しの転生者
イッチ大ダメージ受けてて草。これのせいでバーテックスとの戦いに集中出来ずにちょっと追い詰められて現最強形態になるの草しか生えない

 
582:名無しの転生者
なんでイッチは女の子じゃないんだ…

 
585:名無しの転生者
バッキャロー!付いてるからお得なんだろ!!

 
587:名無しの転生者
なんか有名なエロゲーにも女の子より女の子のキャラいたなぁ。〇〇湊くんって言うんですけど

 
590:名無しの転生者
人のためなら何でもするあのイッチ(陽灯くん)が嫌で逃げ出すレベル。しかも二度とやりたくないっていうというね

 
591:光の継承者
気を取り直して続きでも見てくれ……この後は別に問題ないから流しとくけど俺もう休むわ……

 
599:名無しの転生者
ゆっくり休め…イッチ……!














 
200:名無しの転生者
なんだかんだいい話ばっかしてたやん。
この時からイッチに託した夢持ってたんだな…陽灯くん。いやイッチも本人だけど

 
201:名無しの転生者
女装イッチが頭から離れなくてな……

 
202:名無しの転生者
何気に告白まがいのこと言ってるのえぐいぞ

 
203:名無しの転生者
須美ちゃんや銀ちゃんは分からないけどさ、今まで見てきた感じ園子ちゃん絶対惚れてるよねこれ。無自覚みたいだけど

 
204:名無しの転生者
嘘だろ、お前今まで何見てきたんだ

 
205:名無しの転生者
ここにも鈍感なやつがいたか

 
206:名無しの転生者
いやぁ、普通分かるだろ。
だって園子ちゃんの立場とか過去見てた感じ、友達も居なくて話しても壁があって虐められてるわけじゃないけど孤立してたのに転校生がめちゃくちゃ構ってくれるわ嫌な顔ひとつしないわめちゃ笑顔で眩しいわ優しいわ壁はないわ理解しようとして歩み寄ってくれるわ本心を隠してまで遠慮してもそんなの必要ないと言わんばかりに引っ張って表に出させてくれるわ……その他諸々で? なおかつ家のことを知って?普通なら態度変わるのにまっったく変化するどころか家なんて関係ないとか言って? 彼女自身を肯定して友達になろうだなんて脳が焼かれても仕方がないというか

 
207:名無しの転生者
そもそもイッチって過去も今も裏表がないから全部本心なのよ…こいつの光属性っぷりは純度100%だからな

 
208:名無しの転生者
なおイッチは女装のダメージでスレを完全にシャットダウンしてる模様。ダメージ受けすぎだろ…いや、あれはスレ民も悪いか
でも実際美少女だったからなぁ…てっきり妹ちゃんに似るかと思ったけど、そういえばイッチって妹ちゃんどころか家族と共通してる部分あんまりねえしな 他人と言われても納得出来るレベル

 
209:名無しの転生者
しかも陽灯くん園子ちゃんに言ってること全部有言実行してるからね。これはしゃあない。しかも見てた感じ…あの時が完全に決め手になってるよね

 
210:名無しの転生者
あんな正面切っては流石に男でも惚れる。
友達になった時は本当に友達が出来て嬉しかっただけで恋心ってわけじゃなかったみたいだけどな。ただあの時から完全になってると思われ。
園子ちゃんは鋭いからお役目がなければ気づいてたんだろうが、そんな余裕ないって感じだしねぇ 多分考えないようにしてるんちゃうん?

 
211:名無しの転生者
こんなガン攻めでも気づかないイッチぇ

 
212:名無しの転生者
紡絆くん時代は海に行ってた時からウルトラマンと同化しかけてたから、勇者部に対しては人類に向ける感情になりつつあるって分かってたけどこの頃はそういうのなかったしな

 
213:名無しの転生者
いうてイッチ(陽灯くん)は嫌な思いをさせないように異性として意識しないように頑張って我慢してるだけっぽいけどね。嫌な思いなんて誰もしないのにね!!

それはそうと普通に薄いだけでちゃんとしてるのは安心。それにしても人としてぶっ壊れてるのは間違いないけど。ザ・ワンとザ・ネクストが地球に降り立った時の出来事がより加速させただろうし…。
ただ今のイッチは神樹様に再構築されたって言ってたからわからんな…また機会があれば聞いとくか

 
214:名無しの転生者
ぶっちゃけイッチがゴールインしたら解決なんだけど全員娶るのが解決だと思う


216:名無しの転生者
それはイッチが別の意味で死ぬからNG
それにこの時はザ・ネクストと一体化する前の時にあった事件で、ザ・ワンに命を奪われた人たちのことを引き摺ってるみたいだしな…どうせ自分は幸せになる権利はないと思ってそう

 
220:名無しの転生者
でもさ、正直園子ちゃん居なかったらイッチの貞操危うかった可能性高いよね。中学校よく大丈夫だったなと思ったけど、あっちは基本友奈ちゃんと東郷さん居たしね…あれ、このイッチって一人にして女性と関わらせたらやばいのでは?

 
223:名無しの転生者
天然だから阻止することも出来んし自覚もないからな。ぶっちゃけ男女関係なく脳焼くぞイッチは。
しかも今回で女装したイッチを見たら男子が危ないの確定したからな…()

 
225:名無しの転生者
>>210
どっちかというと無意識に気づかないようにしてるって感じ 仮に気づいたらお役目に支障出るかもだし、うっすら気づきつつ考えないようにしてるんだろうな。ただイッチと最後に会った園子ちゃんと銀ちゃんの状態を見るに…いい終わりは迎えてなさそうなのがなぁ

 
230:名無しの転生者
あくまで陽灯くんの記憶だから陽灯くんの心情は聞けても勇者三人の心の中とか他人の心の声は聞こえないからねぇ

 
232:名無しの転生者
だからこそ、マジで本心やんって分かるのが凄いのよ。ザ・ワンやザ・ネクストとの出会いや自分の過去は上手く隠してるけど、人と接する時は本心と行動が一致してるからな

 
234:名無しの転生者
誰も過去を聞こうとしてないのもあるだろうね。まぁわざわざ踏み込むことでもないし

 
235:名無しの転生者
>>220
イッチはグリージョちゃんと会わせたら絶対ファルコン1案件になりそう

 
237:名無しの転生者
誤解は招くかもしれんが、いい関係にはなりそうだけどね。恋愛的な意味じゃなく。
てか何気に共通点多いし
改めて思うと陽灯くんといいネクサスといい、ルーブとは結構繋がり感じられる部分多いな。絆だったり名前だったり養母の母とアサヒちゃん(湊家)の母の名前が一緒だったりとその他諸々

 
240:名無しの転生者
まぁこの次元ではまだニュージェネ始まってないんで…今頃列伝しつつゼロファイト一部か二部してるゾ

 
242:名無しの転生者
イッチもなんだかんだシスコンだからなー

 
243:名無しの転生者
ルーブ世界に入ったらオダブツのイッチに対する評価どうなるかちょっと気になるわ

 
244:名無しの転生者
イッチはシスコンってよりも家族を失って残った妹ちゃんを大切にしてるだけでは…?

 
245:名無しの転生者
見てみたい気持ちは分かるが、まだまだ未来の話をしてもな。それにイッチがザギと天の神を倒さねばイッチたちがいる世界がやばいわけで

 
248:名無しの転生者
どっちにしても陽灯くんはイッチの過去だからなーどんな感じだったのか知ることしか出来ん

 
250:名無しの転生者
ま、あれだけ望んでた女装が見れてヨシ!って話よ

 
251:名無しの転生者
とりあえずイッチは責任をどう取るか決めるべきだと思いまーす。こいつのせいで深く関わった人たち絶対恋愛できないよ

 
252:名無しの転生者
それはそう

 
253:名無しの転生者
本人は恋愛感情がなくて人助けの一環ってのがなんともね…

 
254:名無しの転生者
もう誰か陽灯くんかイッチ襲ってどうぞ

 
256:名無しの転生者
バーテックスとザ・ワンが襲ってるだろ!!

 
260:名無しの転生者
>>256
そう言う意味じゃねーよ!

 
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