【悲報】気がつけば目の前に知らない遺跡があるんですが…【なにこれ】   作:絆蛙

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新年、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!
今年はギャラファイも夏にありますし、トリガー映画もあるので楽しみですね。

そして遅くなりましたが、2021年12月17日ゆゆゆ、完結おめでとうございます!寂しく思うのと感動と同時にロスが凄まじいですが、お陰でゆゆゆい始めました(データ消えた)
皆さんもぜひ、代わりと言うには恐れ多いですがこの小説読んでロスを少しでも癒してください(内容が癒されるとは言っていない)
今年の抱負はこの作品の一期とわすゆ(やるかは不明)を終わること……ですかね?
今の悩みは花言葉がなかなか難しいことです()
もしかしたら思いつかない回はないかもです。

そしてアンケートはヒロインっぽかった東郷さんはともかく友奈ちゃん(僅差)とにぼ…ゲフンゲフン(三位)に意外と入ってるのは意外でした。
それじゃあ、板野サーカス再現しようと足掻いたほんへをどうぞ!
修行足らんなって




「-闇の空間-ダークフィールドG」

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 第 8 話 

 

-闇の空間-ダークフィールドG

 

 

 

ブルースター

信じ合う心

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サジタリウス、キャンサー、スコーピオン三体のバーテックスとダークファウスト、グランテラと対峙するのは、勇者となった友奈、東郷、風、樹。そして()を継ぎ、その身に赫焉(かくえん)を思わせる赤き輝きを纏ったウルトラマンネクサス・ジュネッス。

自身に有利なメタフィールド空間を掻き消され、闇の力とスペースビーストを強化する空間、ダークフィールドGに書き換えられたが、誰も絶望の表情をすることも、戦意が削がれている者は居なかった。

 

「闇雲に戦っても負けるだけです。やはり一番厄介なのは……」

 

『ジュワ』

 

ネクサスがグランテラとサジタリウスに視線を送る。

キャンサーの反射板が厄介な理由は、サジタリウスの矢が反射すること。だからこそ、サジタリウスさえ倒せばキャンサーはそこまで脅威になり得ない。そしてグランテラの驚異的な防御力の前では、勇者の攻撃は全て防がれてしまう。

 

 

882:名無しの転生者 ID:S1XsP1zSs

そういえばイッチ。ネクサスはその空間だと三分間以上の変身は体が持たない。メタフィールドを貼ってる時から感じてはいると思うが、三分間が限界だ。気をつけろ。

それ以上過ぎたら死ぬからな

 

 

883:名無しの転生者 ID:oxrhbOu6D

組み合わせが厄介な分、一体でもバーテックスを封印すればこちらに戦況傾く。問題はファウストとグランテラを抑えられるかどうかだ。いけるか?

 

 

 

 

『フッ』

 

こくりと小さく頷いたネクサスは勇者部のメンバーにピースサイン---2を表す指を見せ、グランテラとダークファウストに視線を送った。

 

「ピース?」

 

「流石に違うでしょ」

 

『シュ、ジュアッ』

 

ネクサスが友奈の言葉に首を横に振り、自身のエナジーコアについている青いコアゲージを指差す。

 

「ピースサイン……二分間ということ?」

 

『フン』

 

東郷に正解というようにこくこくと頷くと、ネクサスが構えた。

グランテラとダークファウストに対して。

 

「抑える……ということでしょうか」

 

「なら話は早いわね。あたしらがやることは……」

 

「バーテックスの封印! ですね!」

 

「紡絆くんの負担がでかいけど、大丈夫?」

 

『へアッ! デェアアアアッ!』

 

平気というように頷いたネクサスは、今にも攻撃しようとしているサジタリウスとグランテラの攻撃を妨害のためにアームドネクサスで作り出したセービングビュートでダークフィールド内の地面を鞭で叩くように凄まじい威力で叩き、砂塵を発生させる。

それは、目眩し。

その間に勇者たちも動き始めることにする。

 

「さっきと同じように、遠くの敵は私がやります!」

 

「OK。なら私と樹と友奈でサソリかカニみたいなやつを封印するわよ!」

 

「うん!」

 

「そっちは頼んだよ! 紡絆くん!」

 

『ハアァァァ---デヤッ!』

 

やることは決まったと砂埃が舞う中、東郷は離れ、友奈と風、樹は直線上から消える。

そしてネクサスが空を飛ぶと、砂埃があるにも関わらずサジタリウスとグランテラによる矢と火球群が飛んでいくが、残念ながら既に誰もいない。

 

『ふん、そのようなものに引っかかると思っていたのか?』

 

『ヘェ!?』

 

しかしネクサスの方は驚愕する。

空を飛んだものの、いつの間にかファウストがネクサスの上を取っていたのだ。

 

『ハアッ!』

 

『グッ……! ヘァ!』

 

一秒。

かかと落としによって空中から落とされるネクサスが空中で両手両足を広げることで空気抵抗を減らして勢いを殺し、ブレーキすると即座に掴みかかる。

二秒。

グランテラの火球群が飛んでくるが、ネクサスはファウストの腹を蹴り、それを軸にして蹴り飛ばしながら空中でバック回転。

追尾してくる火球群に向かってパーティクルフェザーを連発することで消し去り、残った火球を凄まじい速度でジグザグに避けていく。

三秒、四秒。

追尾するように円を描いて背後から迫ってくる火球群と、殴りかかってくるファウスト。

ネクサスはファウストの攻撃に耐えるように腕を構えたかと思うと、突如反転。

 

『なんだと!?』

 

予想外の行動にファウストが驚く中、両腕を真っ直ぐ縦に振り払うことでパーティクルフェザーを二発を発射して火球群をひとつに減らし、なんとネクサスが残ったグランテラの一つだけしかない火球群を()()()()()()()ファウストに向かって()()()

想像もしていなかった事態にまともに受けたファウストが怯み、ネクサスの仕返しと言わんばかりのかかと落としがファウストを突き落とす。

次々と放たれる火球に対し、ネクサスは冷静に両腕のアームドネクサスで斬るように全て消しながら空中を蹴るように加速。

迫る火球群に対し、音速を超える速さで落下しながら両腕のアームドネクサスの部分で火球群を集め、集めた火球を左手で鷲掴みしながら一気にグランテラへと叩き込んでみせ、距離を離して地面に着地する。

この間、たったの十秒。

ネクサスとファウストのスペックとグランテラによる(まさ)しく人智を超えた戦い。

二対一であるにも関わらず、ネクサスは優位に戦えていた。

そして、グランテラは自身の攻撃に倒れてしまう。

 

一方で、地面に着地したネクサスに迫る脅威。

スコーピオンの復活した毒針の尾が再びネクサスを突き刺さんと迫るが、ネクサスは気づいてる様子はない。

いくらパワーアップしたネクサスとはいえど、再び毒を受けてしまえば戦闘不能になることは間違いないだろう。

そして凄まじい速度でスコーピオンの尾が迫り---

 

「させないってぇの!」

 

ネクサスとスコーピオンの間に割り込んだのは、幅広の大剣を盾のように構えた風だ。

硬い物同士がぶつかり合う甲高い音が、ダークフィールド内に大きく響きわたる。

 

「これがッ! 私の女子力よおおぉぉ---ッ!」

 

それを目にすることなく、ネクサスが走り出す。

何故なら紫色の闇から暗雲が広がり、紫色のエネルギーがグランテラに降り注ぐとエネルギー補給によって蘇生させられたからだ。

ネクサスの後方で、スコーピオンが凄まじい音を立てる。あの凄まじい威力に対し、風が大剣の腹を背中で支えにし、全身のバネを利用することで無理矢理跳ね返したのだ。

走り出すネクサスに対し、狙うものがまた一体。

 

「好き勝手にはさせない……!」

 

抗のような矢が放たれる。

そして、ネクサスの目の前で爆発が起きるが、ネクサスは爆風の中を突っ込んで通り抜けた。

明らかに厄介な存在だと狙われた一撃だが、東郷の射撃が攻撃を相殺し、さらに二発放たれていたのか、サジタリウスに直撃して傾かせてみせた。

今度は妨害するようにキャンサーが迫る。

 

「樹ちゃん!」

 

「友奈さん、行きますッ!」

 

反射板を構えるキャンサーに対し、友奈にワイヤーを引っかけた樹はゴムのようにワイヤーを弾かせ、友奈の肉体が凄まじい速度で向かっていく。

人間砲弾、と言うべきだろうか。

戦車から放たれる砲撃の如き速度から放たれる友奈は掛かるGに耐えつつ歯を食いしばる。

そうして速度を落とさないまま放たれた拳はキャンサーの反射板すら貫き、肉体を吹き飛ばしてみせた。

ネクサスは気にせず、目的に向かって一直線に走る。

それは()()()()

前までのネクサスならば、敵が現れた瞬間戦っていただろう。それこそ、自分一人で戦うように。

実際にパワーアップする前はネクサスは何も言うこともジェスチャーすることも無く四体を引き受けていた。

しかし、今のネクサスは一人で戦っているわけではないのだ。仲間がいると、共に戦うと決めた紡絆にとって、彼女たちならやってくれると信じて、ただ一直線に走り続け、妨害を乗り越えた末に辿り着いたファウストに向かって跳び蹴りを放った。

 

『ジュアッ!』

 

『テヤッ!』

 

ファウストが自ら倒れることで避け、着地するネクサスに対して拳を突き出し、ネクサスは即座に肘打ちで対抗する。

両者の力は同等なのか、どちらかが負ける事もなく、均衡していた。

 

『フッ! シュア!』

 

『デェエエエ!』

 

回転して正面を向いたネクサスがファウストの首を狙うようにジャンプと同時にハイキックを放つ。

立ち上がったファウストも同じくしてジャンピング・ハイキックを繰り出し、ぶつかり合う。

すぐに脚を戻した両者が拳を握りしめ、同タイミングで真っ直ぐ繰り出した。

瞬間、起こるのは火花。

高威力な巨人同士の一撃と装甲故に起こったもので、その火花は両者から出ていた。

交差するように放たれたクロスカウンターが互いの人間でいう頬の部分に直撃し、互いに威力で離される。

 

『グゥゥ……デェアヤッ!』

 

『グオォ……』

 

『キィィィィ!』

 

怯む両者。

しかしネクサスは怯んでる隙を与えないと言わんばかりに手の鋏を振り下ろしてきたグランテラの攻撃を、片腕で防ぐが、完全に防ぐことは叶わずに地面に膝を着いてしまう。

 

『ヘアァァァ!』

 

『グアッ!?』

 

そこに飛んでくる、ファウストの回し蹴り。

ネクサスが火花を散らせて転がり、さらにグランテラがもう一発蹴りを加えることでネクサスがより吹き飛ばされてしまう。

 

『ハァァァァ---フアアアァァァ!』

 

両腕をクロスしたファウストが両腕を上に広げると上空へ闇の球体が飛んでいく。

さらに六門の気門からチャージし始めたグランテラ。

 

『ピャァァァァァ!』

 

『ハッ!?』

 

グランテラはともかく、闇の球体が一体何か分からないネクサスが膝立ちから起き上がろうとするが、闇の球体がネクサスの頭上で分裂してダークエネルギーの弾雨を降り注ぐ---ダーククラスター。

それだけではなく、グランテラの火球群がネクサスへ襲いかかる。

正面と頭上からの同時攻撃。

 

『ウワッ!? グアアアアアアッ!』

 

両方からの攻撃となると防ぐ術はなく、降り注ぐダークエネルギーはネクサスの肉体と周囲の地面に落下し、爆発ごとネクサスを傷つけ、グランテラの火球群が胸に直撃して倒れてしまう。

 

『ァァ……シュワッ!』

 

ダメージによって倒れたネクサスだが、即座に横へ転がるのと同時に片手のアームドネクサスから一発のパーティクルフェザーが放たれる。

ファウストはそれを軽く避けると、嘲笑う。

 

『フハハハ---馬鹿め。一体どこを狙っている?』

 

『……フッ』

 

馬鹿にするように笑うファウストに対して、ネクサスも何処か笑ったようなググもり声を出す。

その理由は---

 

 

 

 

 

 

「よっし友奈! 封印ーッ!」

 

「いきます! やぁああああああ!!」

 

先ほど放ったパーティクルフェザー。

それが風と友奈の同時攻撃によって大きく肉体を傾かせたスコーピオンに直撃し、完全に地面に倒れさせることに成功した。

そこに、友奈が封印するための拳を叩き込むと、程なくして一つの御魂が姿を現した。

 

『バカな……いつの間に見極めていたという---グアアッ!?』

 

『デェアッ! ジュ……ヘェヤアアアアァァァ!』

 

気づいていなかったファウストが動揺するが、ネクサスは容赦なくファウストの腹を殴り、足を引っかけて浮かすのと同時に、横へ投げ飛ばした。

さらにグランテラに対して跳躍と同時に頭らしき部分に蹴りを入れると飛び越える。

そこから着地して後ろ回し蹴りからの横蹴りでダメージを与え、怯んだところに掴みかかると顔を殴る。

それだけでなく、アームドネクサスを輝かせ、光刃で下段から上段へ振り上げるように斬り裂いた後にドロップキックを加えることでファウストの上に吹き飛ばした。

 

『グゥウウウゥ!?』

 

『キィィィィ……!』

 

グランテラはネクサスによる連続攻撃を受け、ファウストはグランテラの体重+吹き飛ばされた時の落下速度が加わったことで凄まじいダメージを受ける。

 

「えい! このっ! はっ! あ、あれ!?」

 

その間にも友奈が現れた逆四角錐型の御魂を破壊しようと殴りにかかるが、御魂は当たる寸前で素早く動いて躱す。

偶然かと思って友奈が地面を蹴り、再び拳を繰り出して破壊しようとすると、やはり避けてひょいひょいと柳のように何度も躱していた。

 

「こ、この御魂絶妙に避けてくるよ〜!」

 

予想外の状況に、焦った友奈が声を上げる。

そんな友奈の肩を叩き、頼れる部長が進み出た。

 

「友奈、紡絆! あんたたち二人とも球技の応援を頼まれていたでしょ?」

 

『ヘッ?』

 

「えっ? た、確かに私はソフトボール、紡絆くんは野球とドッチボールで頼まれてますけど……」

 

突然な風の質問に何か関係あるのかと言うように困惑しながら答える友奈と、何故自分も?と言うように首を傾げるネクサス。

 

「それじゃあ、練習って大事だと思わない?」

 

大剣を両手に握りなおし、()()()()()()のように肩に担いだ風が友奈に向かっていたずらっぽくウインクする。

意図がわからず、目を白黒させていた友奈だったが、風のその仕草をみて彼女が何をしようとしているのかを理解した。

 

「あっ……お願いします! 紡絆くん、ちょっと力貸して!」

 

「よぉし、構えておきなさい! 今から見せるのは勇者部の部長が誇る必殺打法よ!」

 

『シュ……(それって結局風先輩のでは?)』

 

グランテラという重りに苦戦してるせいで起き上がれないファウストがいるため、友奈の言葉に頷きつつ思わず心の中で風に突っ込む紡絆だが、残念ながらネクサスの姿なので声は聞こえていない。

 

「行くわよ! これこそが私の全てが籠った打法---」

 

そう叫びながら友奈の横から跳躍した風が、御魂の上空を通り過ぎて、背後に着地する。

振り向きざま、標的を捉えた風の目がギラリと光った。

 

「点がだめなら、面の攻撃でぇぇぇええええ!! 食らいなさい! 女子力打法おぉおおおおおぉぉおお!」

 

そしてそのまま、肩に担いだ大剣を()()()()渾身の力でフルスイング。

意志を持っているように慌て始め、回避を試みようとするが、行動が遅すぎたのもあって間に合わない。

風の大剣がスイングの途中で肥大化し、大剣の腹が逃げようとする御魂を遂に真芯で捉えた。

快音を響かせ、御魂が斜め上に弾き飛ばされる。

十分に乗った慣性は、御魂に飛ばされる以外の行動を許さず、野球やソフトボールで行けば、ホームランのコースだ。

 

「紡絆!」

 

しかしこれは野球でもソフトボールでもない。

ホームランをして何処かへ飛んでいっては困るので、風が呼びかけるが---その前に、既にネクサスがアームドネクサスをクロスさせ、高速移動で空中に浮く。

風の巨大化した大剣により、弾き飛ばされたことで凄まじい回転をしながら放っておくと何処までも飛んでいきそうな御魂にマッハムーブで飛んでいくコースへ割り込んだのだ。

ネクサスが右手で握り拳を作り、左手で手を包み込むと、背中を大きく仰け反らせながら振り上げる。

 

『デヤァァアアア!!』

 

そして---御魂が攻撃可能範囲へと入った瞬間、回転を止めるためにも、地面へ叩き落とすように両手を振り下ろした。 ダブルスレッジハンマー(オルテガハンマー)と呼ばれる技である。

ネクサスによる強烈な一撃は斜め上に飛んでいくはずの御魂を一直線に降下させ、風による一撃で回転と速度がかなりあったのもあって、ヒビを入れた。

さらにヒビが入った状態で降下する御魂のその先。

そこには、どっしりと腰を落として拳を構えた友奈の姿があった。

 

「勇者ァァァァァァァッ! パァァァァァンチッ!!」

 

腕を振り絞り、真っ直ぐ落ちてくる御魂に対して友奈はタイミングを見極め、思い切り突き出す。

友奈の拳が御魂に直撃すると、そこから一気にヒビが広がっていき、友奈は足に力を入れ、一気に吹き飛ばす。

 

「もう---いっぱあああああぁぁぁあああつ!」

 

飛んできた御魂に対し、風が叩き壊すように巨大化した大剣を叩きつけ、ただでさえネクサスと友奈の一撃でボロボロとなっていた回避型の御魂に耐えきれるはずもなく、御魂は間もなく砕け散り、光となって天へと帰った。

つまり、スコーピオン・バーテックスの撃破である。

残る敵は、四体。

結局野球など関係あるかどうかとは疑わしいが、飛んでくるボール(御魂)を正確に見極める点、では関係あるのかもしれない。

 

『ええい! 退け!』

 

『キィィ!?』

 

そんな中、ついにファウストがイラついたようにグランテラを投げるように退かし、起き上がる。

グランテラは転がるが、お陰で起き上がることに成功した。

 

『……へアッ!』

 

ネクサスがそれに気づくと、本来の仕事に戻るように空中で構える。

---ネクサスが言った残り時間は、あと一分。

それ以上となると、流石に抑え切るのが無理になるだろう。バーテックスとファウストかグランテラ。どれかを撃破、または動けなくさせない限り、ネクサスは光線技を使う隙がないからだ。だからこそ、倒せない。

 

「友奈、確かに心配だけど、あたしたちは……」

 

「分かってます! 樹ちゃんの援護!」

 

気持ちを切り替えるように、背を向けてキャンサーを相手しているであろう樹の元へ急ぐ友奈と風。

紡絆が抑えるといった以上、必ず抑えてくれると信じているからだ。負けることは無い、と。

 

『デアッ! ヘェアアアアァァァ!』

 

『デヤッ! フゥゥゥンンンンン!』

 

そして、上空にいるネクサスに対し、ファウストが向かいながら拳を突き出す。合わせるようにネクサスが拳を突き出すと、互いの拳から発せられる凄まじい衝撃波が空中で巻き起こる。

空気中に伝播する衝撃に思わず勇者部の面々は顔を守るが、過ぎ去ると即座に行動に移し、上空では光速の戦いが繰り広げられていた。

最初に動き出したのはネクサスで突き出した拳を戻すのと同時に一回転しながら腕を横にして叩きつけようとする。

それをファウストが下に下がることで避け、がら空きとなったネクサスの足を掴んで投げ飛ばす。

ネクサスは即座に回転しながら空気を蹴り、片足を真っ直ぐに上空へキックの体勢へ入りながらファウストに向かうが、ファウストはそれを避ける。

 

『デュアッ!』

 

『フン……!』

 

避けられたと判断したネクサスが大きく旋回し、ファウストの背後から接近すると、右腕を振り絞りながら殴りかかる。

それを見ずに回避し、懐へ入ったファウストがネクサスの腹を蹴ることで打ち上げた。

 

『ガハッ!?』

 

『ハアッ!』

 

ファウストが加速し、頭上を取るとネクサスの背中に対して叩き落とすように片腕を振り下ろすが、ネクサスが吹き飛ばされながらも瞬時に、片足で腕に対抗する。

そこからもう片方の足で横蹴りを放ち、ファウストが片手で弾く。

足による攻撃を弾かれて隙が出来たネクサスに対して、ファウストが対抗されていた片足を両手で掴み、ネクサスを凄まじい速度でハンマー投げの要領で地面に投げつける。

そこを狙ったかのように素早く撃てるからか、グランテラが尾からの火球をネクサスにぶつけ、直撃を受けたネクサスは岩らしき部分へ背中を強打する。

 

『グアアァァ……フェ!?』

 

『キィィィィ!』

 

背中をぶつけたネクサスが起き上がろうとすると、鋏が迫ってることに慌てて斜め横に転がることで避けると、グランテラの鋏の腕が岩を破壊する。

ネクサスは気にせずに地面に両手を着いて両足後ろ蹴りでグランテラを蹴り飛ばすと、大きく跳躍。

 

『デェヤッ!』

 

『キィェェェェ!?』

 

くるりと後方宙返りしながら、片足を伸ばすこと(ボレーキック)で脳天へ叩きつける。

思わぬ痛みを感じてか、グランテラが脳天を抑えながら数歩下がり、その間にネクサスが周囲を見渡すが、ファウストの姿がどこにもなかった。

ふと反対側の方に居たはずの樹の方へ向くと、ちょうど封印したところ。

そこで上空の方でファウストが手を突き出し、そこから破壊光弾が放たれたのが見えたネクサスが、迫ってきたグランテラに肘打ちを食らわしてから迷うことなく走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、樹一人では封印出来ないため、樹はひたすらキャンサーを引き付けていた。

キャンサー単体ではそこまで脅威というレベルにはならず、せいぜい叩きつけてくる反射板とキャンサーの持つ鋏だけに気をつければいい。

しかし友奈や風と違い、樹の武器はワイヤーである。

小さい敵ならば優位に戦えるだろうが、いくら勇者の力で強化されていてもバーテックスほどの巨体を引っ張ることなど隙が多くて一人では出来ない。

 

『樹ちゃん、矢に気をつけて!』

 

そこで、樹に対して東郷からの警告が入る。

見れば、サジタリウスの大量の矢が此方---というよりはキャンサーへ向かっているではないか。

当然、キャンサーはそれを反射するために板を構える。

反射板で矢を跳ね返されてしまうと、待っているのは再び逃げることしか出来ずに戦うのが難しい状況と、頑張って二体抑えているネクサス---紡絆への負担の増加。

 

「さっきと同じように---ッ!」

 

少なくとも、ネクサスは何度かダメージを貰っている。

これ以上負担を増やす訳には行かないと、樹は構えたキャンサーの反射板にワイヤーを巻き付ける。

 

「ええぇぇぇぇい!!」

 

破壊する必要はない。

それを理解している樹は、ワイヤーを力の限り思いっきり引っ張り、サジタリウスの矢が反射板にたどり着く前にズラすことに成功する。

徐々に反射板がズレていき、そうなればどうなる?

当然---

 

 

 

 

 

 

大量の矢が、反射板ではなく、キャンサーを傷つける。

反射板があるからこそ防げるだけであり、それがなくなってしまえば的の大きい存在なのだ。

そうして何度も苦戦させ、武器としていたサジタリウスの矢を報いのように幾多の数を受けたキャンサーの肉体が後ろに倒れ、力を失ったように反射板があっさりと地面に落ちた。

 

「ナイスよ樹!」

 

「わっ、樹ちゃん凄いよ!」

 

終わったのか、辿り着いた風と友奈が樹に声を掛ける。

二人が来てくれたことに安堵しつつ、失敗していたら自分がああなっていたのだと樹は嫌な汗を掻いていた。

 

「そ、そうだ……封印!」

 

「こっちはおっけー!」

 

「樹、やっちゃいなさい!」

 

「うん!」

 

キャンサーが復活しない内にしなければならないと行動に移すが、友奈と風は既に位置に付いていて、樹は封印の儀を執り行う。

以前と同じくして御魂が排出されるが、動きまくって苦戦させたスコーピオンの御魂とは違い、一つの逆四角錐型の御魂がぽつんと置かれているだけ。

 

「あれ? 普通だ」

 

「まぁ、その方がいいでしょ」

 

「ま、待ってください。何か震えてるような……?」

 

予想もしてなかった呆気なく終わりそうな御魂に友奈が思わず零してしまうが、樹の言う通り、御魂が震えている。それも激しく震え出したのだ。

突然のことに驚くが、何か起こるかもしれないと友奈と風と樹は警戒の色を濃くした。

しかし警戒する三人に対して、御魂は徐々に震えが止まる。何も起きていないことに疑問と警戒の二つを浮かべるが、唐突に動き始めた。

なんと御魂が二つに分身したのである。

 

「双子ぉ!?」

 

「いやいや、ただの分身でしょ!」

 

果たして『双子』と呼べるのか分からないが、友奈の言葉に風のツッコミが炸裂する。

だが、それでは終わらない。二つかと思えば、三つ。

 

「三つ子なのぉ!?」

 

「それだけじゃないわ!」

 

三つかと思えば、四つ。

そのように御魂の数が徐々に増えていき、数えるのが面倒な量にまで増殖していた。

 

「た、大量に増えたッ!?」

 

「ええい、面倒なことを! 本物はどれよ? それとも全部!?」

 

「わ…私がやります……!」

 

仮に全て本物ならば、一個破壊したところで無限に増えるのだろう。

逆に偽物ばかりならば、破壊している間に増え続けてどれか分からなくなり、封印の時間が無くなってしまう。

ならどうするか、と言われると思いついたのか樹が自ら志願した。

 

「そうね、じゃあ樹---」

 

「あっ……! 樹ちゃん避けて!」

 

樹の表情を見た風は家族である彼女を信じて任せようとしたところで、友奈が気づいたように大声で叫ぶ。

 

「えっ? ッ……!?」

 

思わず止まってしまい、何かが飛来するような音が聞こえた樹が振り向くと、上空から紫色の闇の光弾、と表現するべき破壊光弾が迫ってくるのが見えた。

精霊によるバリアは発動するだろうが、不意打ちの一撃。樹は衝撃は来るということは知っているため、痛みに堪えようと---

 

 

 

 

 

『シュアッ!』

 

する必要などなかった。

その理由はネクサスが光弾に追いついてみせ、腕を横振りにすることでアームドネクサスで弾いたからだ。

ファウストが放った破壊光弾は横の方へ飛んでいき、ネクサスが首だけ後ろに向けると、樹に向かって頷いた。

よくやった、というように。

 

『シュワ………へアッ!』

 

それだけなのか握り拳を作り、体を捻りながらネクサスが大きく跳躍してファウストに組み付きながら落下していく。

その先は、グランテラがいる場所。自ら不利な状況となる場に向かったことになるが、グランテラが強力な遠距離攻撃を何個も所持していることから正しい判断といえよう。

だが---1分45秒。

もう制限時間の方が半分以上になってしまったが、それでもネクサスは立ち向かう。

引きつける役目はあと、15秒は残っているのだから。

 

「樹! 平気!?」

 

「あ……う、うん! 今度こそ!」

 

ネクサスの姿を見て、表情など分からないはずなのに()()()()()()()()()()()()姿()を樹は幻視してぼんやりと見ていたが、風の声にハッと気を取り直した樹は封印の残り時間と今も益々増え続ける大量の御魂に対して手にあるワイヤーを構える。

 

「数が多くて無理なら---まとめてぇえぇぇえええええ!」

 

射出されたワイヤーは増え続ける御魂を纏めて縛りあげる。

御魂はその状態でも尚、増え続けようとするがガチガチに縛られてしまうと増えれないようで、これ以上増加しない。

分裂することすら出来なくなった御魂など脅威になるはずもなく---

 

「ええええい!」

 

力を入れ、樹が一気に大量の御魂を斬り裂いていく。

一回り、二回りと砕け、小さくなっていった御魂は残るひとつになる。

 

「もう一回---やぁああ!」

 

それを見た樹は行動に移し、ついに残りの御魂を斬り裂いてみせた。

瞬間、七色の光が天に昇っていく光景を樹は唖然と見つめていた。

 

「やった……の?」

 

封印は一人ではできないとはいえ、バーテックス相手に一人で戦えた。どうにか勝つことが出来た。

それ故に、実感が湧いて来なかったのだろう。

それでも、その手には御魂を斬り裂いた感覚はしっかりと残っていた。

 

「流石あたしの妹ね、やったじゃない!」

 

「ちょ、ちょっと。お姉ちゃん……」

 

まだ戦いの場であるにも関わらず、風が樹を抱きしめて頭を撫で回す。

その姿をニコニコと見守る友奈がいるが、少し照れくさそうにするだけで満更でもなく、風の言葉でより自分がやったのだと樹は現実を理解していく。

 

「さて、それじゃあ残るひとつよ!」

 

「行きましょう!」

 

「うん!」

 

流石にまだ終わってないからか、風は程々にすると樹から離れ、厄介だったサジタリウスの方へ向く---のだが、何故か凄くボロボロになっていた。

それはもう、矢が放てるのかどうかすら分からなくなるほど。

 

『風先輩。こちらは後は封印するだけです。そっちはどうですか?』

 

「え、あ……う、うん。終わったけど……えっと……ほんと、秘密にしててごめんなさい」

 

『え?』

 

通信越しから聞こえてくる東郷に思わず謝る風。

さっき聞いたのに再び謝ってきた風に東郷は少し困惑気味だった。

そんなこんなで、勇者たちは残る一体の封印のために遠くの方へ向かった。

厄介な反射も、凶悪な横槍もなく、既に矢を発射することも出来ない敵など取るに足らない相手なのである。

 

 

 

 

 

 

 

980:名無しの転生者 ID:NEFkugVSK

イッチ! バーテックスは残り一体だ!

スレはこっちで建てるから気にせずに戦え!

 

 

981:名無しの転生者 ID:dQc++ad7E

板野サーカスをもっと見たい気持ちはあるが、そろそろ片付けるぞ! 光線技をどうにかして撃て! つーかそれ以上強化されちゃまずい!

明らかにファウストより強くなってんぞおい!

 

 

982:名無しの転生者 ID:11F+9/PX9

メタフィールドの限界時間も近い! ここまで抑えてた時点で頭おかしいが、何とかしないと負けるぞ……!

 

 

 

 

1分58秒。

本来、ネクサスのメタフィールド展開時間は3分が限度であり、残り1分になればコアゲージが鳴るのが特徴的だ。

しかし、ネクサスのコアゲージは少し前から既に点滅を始めていた。

ダメージを受けたからか、腹を抑えながら立ち上がるネクサスはすぐに跳躍し、飛び膝蹴りを放つ。

それを()()()()()()()()()グランテラが防ぎ、膝ごとネクサスを地面に叩き落とした。

ネクサスは空中から落とされたようにうつ伏せに転倒させられる。

 

『ガァ……!?』

 

(三回目! やっぱりジュネッスの力が通じない!? これがみんなの言ってたスペースビーストの成長速度とアンノウンハンドとやらの強化か!?)

 

既に二度大ダメージを与えたが、紫色の闇(ナニカ)がグランテラに力を貸し、回復させた。

三度目の時、今度は突如として速度と威力が段違いに上がり、防御力に至ってはジュネッスの攻撃すら通さない強固な肉体を手にしていた。

さらに---

 

『フンッ!』

 

『フッ!? ハアッ!』

 

上空から降り注ぐ、ダークエネルギーの弾雨。

すぐに後ろに転がり、背中を地面に預けながら頭上に両手でサークルシールドを貼って防ぐ。

そのまま流れるようにバリヤーを消してパーティクルフェザーを飛ばし、ファウストが弾きながら突き出した脚でネクサスに攻撃する。

それを両手で胸に当たる寸前で受け止めたネクサスが背後に投げ飛ばし、グランテラにパーティクルフェザーを飛ばした。

 

『キィィィィ!』

 

『ヘエッ!?』

 

飛んできたパーティクルフェザーに対して、グランテラが()()()()()()()()()()という予想もしない攻撃に腕でガードする羽目になる。

 

『ハッ!』

 

『グハッ!?』

 

そこに破壊光弾---ダークフェザーがネクサスの背中へ直撃し、膝を着いてしまった。

 

『キィェエエエエ!』

 

『ウガッ……!?』

 

走り込んてくるグランテラに膝を着いたまま拳を突き出したネクサスの攻撃を意に返さず、鋏でネクサスの首を掴みあげた。

すぐに両手で鋏を掴んで首を横に振りながら外そうとするが、グランテラの威力が上回っているせいか、拘束が外れない。

ならば、と足で抵抗するように蹴るが、鬱陶しく感じたのか尻尾からの火球がネクサスの脚に向かって放たれ、動けないネクサスは痛みに呻き声を挙げながら受けるしかない。

 

『グアァ……!』

 

『キィィィィ!』

 

『終わりだァ!』

 

鋏で掴んだグランテラがネクサスをファウストに向かって投げ飛ばし、真っ直ぐ飛んできたネクサスに対して、ファウストは脚を突き出し、足首までネクサスの鳩尾から腹部にかけてめり込む。

そこへより力を入れることでネクサスを一気に蹴り飛ばした。

 

『ウワアアアァァァァァ!?』

 

ただでさえグランテラにかなりの速度で投げられたネクサスは加速度が合わさり、その状態で蹴られたことでよりダメージが増しただけでなく、空白時間もなく蹴り飛ばされたネクサスは肉体へのダメージが蓄積しながらあっさりと体を浮かされて吹き飛ばされる---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わー!?」

 

「あぶなっ!?」

 

「うわわっ!」

 

そしてボロボロになっていたサジタリウスを巻き込みながら、背中から地面に落ちる。

ちょうど封印するために囲っていた友奈、風、樹が巨体が落ちてきた衝撃に転びそうになりつつそれぞれ驚きながら反応してしまう。

一方でサジタリウスがクッションとなったお陰か、ネクサスは背中のダメージを軽減されたようだ。

その代わり、もはやボロ雑巾よりも酷くなった---それこそプレス機に潰されたんじゃないかってくらいに薄く延びた上に半身が消し飛んだサジタリウスがいるのだが、ネクサスは地面に手を付きながら動くと、腹を抑えた。

 

『ガッ……ハッ……! ハァ……!』

 

「つ、紡絆くん大丈夫!?」

 

友奈たちからすると、突然降ってきて、危険信号であるコアゲージが赤く点滅している状態。

しかも腹を抑えているので、心配するのは当然だろう。

 

『ハァ……ハァ……。ジュア』

 

2分以上の経過。

それでもなお、ネクサスは友奈たちに視線を送って、此方に歩んでくるファウストとグランテラに構える。

その視線を受け取った風がみんなに指示を出した。

 

「早く封印!」

 

「は、はい!」

 

「わ、わかった……!」

 

時間があまりないと言うことなのだろうと正確に判断したのだろう。

風の指示で原型がないサジタリウスを囲み、封印の儀を始める。

 

「よし、封印開始!」

 

三人の勇者達から発せられる清浄な光が、サジタリウスを包み込み、浮かせる。

本来ならば少しの間、抵抗するように身じろぎするはずなのだが、再生も出来ずに潰されたままだからか即効でその体から尖ってる部分が青い逆四角錐型の御魂を吐き出した。

 

「それじゃあ、早速……って、この御魂凄くはやーい!?」

 

「は、早すぎるよぉぉ〜〜〜!?」

 

最後のひとつである御魂は抜け殻となったサジタリウスの体を中心として公転軌道を描くように超高速で回転を始めた。

あれだけの質量を持つ物体が、あの速度で移動しているとなると、迂闊に近づけば逆にこちらがダメージを受け、そもそも当てることすら難しいだろう。

 

「くっ……あと一歩のところで!」

 

悔しげに呟かれた風の声。

瞬間、()()()()()()()()()()()

 

「えっ? な、なんかおかしくない!?」

 

「あ、あれって……」

 

「……樹海? どういうこと?」

 

正確にはダークフィールドGに塗り替えられた()()()()()()()が崩壊の兆しを見せ始めた。

友奈がみんなに聞こえるように言い、樹が指を刺すとサジタリウスの足元から徐々に広がり、()()()()()()()()が真っ赤になったかと思えば、灰色になる。

一体どうなっているのか唯一大赦から派遣された風にも分かっておらず---これは、メタフィールド(ダークフィールド)を超え、樹海にダメージを与えている証拠。

 

『グゥゥ……!?』

 

それだけではなく、ネクサスが影響を受けているように先程以上に呼吸を苦しそうにしていた。

 

『デェヤッ!』

 

『ヌグォ……!?』

 

『キィィィィ!』

 

このままではエネルギーが足りなくなると判断したネクサスがダメージ覚悟でファウストの腹を殴り飛ばすと、グランテラから放たれた尻尾からの火球を地上でくるりと回転しながらスレスレで避け、回転中に左腕を勢いよく斜め下に振ると、同時に右腕を右腰に添える。

添えた右腕を左に持っていきながら左手は手のひらを上にし、持ってきた右手の手のひらを下になるようにすると、そこからエネルギーが行き来するように青い稲妻が迸った。

 

『ハァッ!』

 

エネルギーが光に変わり、その光がネクサスの手のひらに纏われると両腕を今度は右胸付近に持ってきて、ネクサスは正面を向くのと同タイミングで腕を十字に構えた。

すると十字の一を表す部分から上の箇所だけ光の光線---『クロスレイ・シュトローム』が放たれる。

 

『グオオォォ!?』

 

ネクサスによって殴り飛ばされたことで後退させられたファウストに放たれた光線。

それに腹を抑えているファウストが気づくと、防ごうとするが遅すぎた。

既に目前にまで迫っている光線に防ぐための行動をする時間もなく、ファウストの胸に直撃して吹き飛んで背中から勢いよく地面に倒れる。

 

『ウッ……グァァ………!』

 

『ピィィィィ!』

 

『ハァァ……フアッ!』

 

すぐにネクサスが振り向き、グランテラが振り向いたネクサスに対して全力と言わんばかりに六門の気門と尾の先端から火球群を発射する。

しかしネクサスは見ることなく片手でサークルシールドを生み出して受け止めると、遠くの離れた位置にいる東郷に視線をやり、頷いたのが見えた瞬間にはもう片方の手で光の鞭---セービングビュートを放つ。

ネクサスの目には見えているのか、()()()()()()鞭は正確にサジタリウスの正面で御魂を捕まえ、速度を一気に落とさせた。

遅くした理由は早すぎては過ぎ去ってしまうため、タイミングを計ったのだろう。

 

「あとは任せて!」

 

そこで勇者部のみんなに向けてスマホを使って言ったであろう言葉がネクサスにはスマホを介さずとも超人的な聴力だけで聞こえ、こくりと頷くと同時にセービングビュートを解除し、ラストの火球群と見るとサークルシールドを何処ぞのギロチン王子(超獣退治の専門家)のように投げるように火球群を一緒に打ち消す。

そして---パシュンと言った音ともに、動き出した御魂がゆっくりとなっていた。

 

「東郷先輩!」

 

「撃ち抜いた……!」

 

「さっすが東郷さん!」

 

するとゆっくり動いていた御魂が停止すると突如ヒビが広がり、御魂が七色の光を発しながら天に昇っていき、サジタリウスが砂となって消えていく。

 

「状況終了……」

 

バーテックスの消滅を確認した東郷が狙撃銃から視線を外し、そう呟く。

その時、ファウストが立ち上がった。東郷はすぐさま狙撃銃を構え、ネクサスは警戒するように見つめるが---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『チィ……ここまで、か。だが、まだまだ終わらない。私はお前の影なのだからな』

 

『…………』

 

それだけ言い残し、()()()()()()()()()()()()()幻影なのかと錯覚してしまうほど自然と消えたファウストの姿を見て、ネクサスは一瞬考えを巡らませかけるが、すぐさま意識を切り替えた。

まだ残る敵は存在するのだ。

 

「えっ!? き、消えた……?」

 

「よく分からないけど、そうなるとすると……後は---」

 

「あの敵だけだ!」

 

突如消えたファウストに驚く勇者部だが、風も分からないため、樹の言葉に何も返せないが友奈があと一息と励ますように叫ぶ。

バーテックスを全て撃破し、ファウストは消えた。

残る無事なのは一緒にいなくなることはなかったグランテラだ。

しかし、ネクサスもそろそろ限界なのだろう。

だからこそ---双方共に己の全てを賭ける。

グランテラは全ての気門と尻尾の先端にエネルギーを集め、それだけではなく両手を合わせて巨大な青白い光球を作っていた。

 

「あれ……ちょっとやばいかも?」

 

『へアッ』

 

対するネクサスは頬を引き攣らせながら言った風の言葉に同意しつつそれぞれ武器を構える勇者部のみんなを手で制して、首だけ後ろに向けると首を横に振りながら見つめる。

 

「えっと……何か言いたいのかな?」

 

「どうなんでしょう……?」

 

声を発してないため、何が言いたいか分からないので首を傾げてしまうが、いつの間にか移動していたのか東郷が降り立つと友奈たちと合流する。

 

「危ないから任せろと、信じてって言いたいの?」

 

『シュッ』

 

東郷の言葉にその通りだと言うようにこくり、と頷くネクサスは一人だけ前に出て、全ての工程を完了させようとするグランテラに両拳を構えた。

 

「それなら絶対勝ちなさい!」

 

「頑張って!」

 

「応援してます!」

 

「紡絆くん、絶対帰ってきて」

 

『フッ! フゥン……!』

 

信じてと言われたからには、信じるのが彼女たちだ。

それぞれの言葉を背にネクサスはうっすらと白く光った左腕を前に突き出し、右腕を左腕に重ね、下方で両腕---アームドネクサスを交差する。

 

『キィェェェェ! ガアァァァァァ!』

 

瞬間、放たれるのはグランテラの一斉射撃(フルバースト)

その攻撃は真っ直ぐに仕留めるためにネクサスだけに向かって飛んでいく。

後ろにいる勇者部のメンバーを狙ったところで、今のグランテラにとって勇者の攻撃は効かない。それでもジュネッスすら通さない装甲を持ったとしてもネクサスが脅威なのに変わりはないのだろう。

だからこそ、ネクサスだけを狙った攻撃。

ネクサスはその攻撃に対して、一切回避行動を()()()()()()

それはつまり---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃっ!?」

 

「つよっ!?」

 

「ひゃあ!?」

 

「ッ……!」

 

ネクサスに、直撃してしまう。

あまりにもの威力に精霊バリアが発動しながら、友奈、風、樹、東郷は強力な爆風によって吹き飛ばされ、すぐに地面に取り付く。

そのお陰でそれ以上吹き飛ぶことはなかったが、少々ネクサスから離されることになった。

といっても、ネクサスは思い切り直撃していたように見えたのと爆煙によって姿が見えない。

 

「紡絆くん!」

 

爆煙に包まれているとはいえ、心配なのには変わりない。

それぞれ不安そうな表情を浮かべるが、友奈は勝利を信じてネクサスではなく、一人の男の子の名を叫び---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ハァァァ……』

 

その想いに応えるように、低く、それでいて静かな声が響き渡り、爆煙が晴れる。

爆煙が晴れると、グランテラの攻撃をものとせず、ネクサスが両腕を下方で交差した状態から胸の前にまで高く上げ、エナジーコアの部分の傍に両腕が来たときにはゆっくりと両腕を左右に広げていく姿があった。

さらに両腕をゆっくりと広げているネクサスの両腕に稲妻の如き青白いエネルギーを纏っていた。

そのエネルギーはネクサスの両腕を行き来しており、ネクサスはそれを纏ったまま両腕をV字型に高く伸ばし、稲妻ではなく、光のエネルギーを両腕に纏い---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『デェアッ!』

 

その両腕をL字型に組んだ状態にすると、縦にした右腕のアームドネクサスから凄まじい光エネルギーの奔流を発射してみせた。

ネクサスから放たれるのは、ジュネッス最強の必殺技---『オーバーレイ・シュトローム』

 

『キィィ---キィィィィィィ!?』

 

ネクサスから放たれた光線はグランテラに直撃し、グランテラの装甲は固く通用しないと思われたが、グランテラの足があまりにもの威力に自然と後退しており、さらに徐々に肉体が青い光になっていた。

 

『ハアアァァァ---ヘェアッ!!』

 

そこに追い討ちと言わんばかりにネクサスが光線の威力を強めると、グランテラの全身に光が行き渡り、発光する。

同時にネクサスの光線が消えるとグランテラが弾けるように分子分解され、粒子が(かぜ)に流されるように消えていった。

それを見た勇者部は今度こそ勝ったのだと喜ぶ。

グランテラの敗北理由は、己の防御力を過信したこと。ネクサスの技が()()()()()()()()()()()()()だったということ、だろう。

なぜならネクサスの『オーバーレイ・シュトローム』と呼ばれる必殺技がジュネッスで最強と言われている理由が分子レベルで分解、消滅させるという特徴を持つことだ。

当たれば即死。バリアもない者に防ぐことなど不可能であり、直撃しても防げる者が居るならば、ネクサスのジュネッスを大いに凌ぐ強さを持つ存在だけだ。

そしてバーテックスとスペースビーストの撃破。ファウストの撃退に成功したからか、ネクサスは勇者部のみんなを見つめ、肉体が人際光り輝くのと同時に世界(ダークフィールド)が血の海のように染まった。

 

「あ、赤い!」

 

「友奈ちゃん、樹海が見えるわ」

 

「ということは……この後は戻れるわけね」

 

「紡絆先輩は何処へ……?」

 

ネクサスが姿を光となって消し、世界(ダークフィールド)が樹海へと切り替わる。

さらに元の世界(現実世界)へ戻る感覚を感じながら、色々と心配もあるが、勝てて良かったとそれぞれ思っていた。

乱入者や、厄介な連携。本当に苦戦した戦いであり、長く感じた戦いでもあった。それでも、勇者は、ウルトラマンは、勇者部は無事に()()()()()を救うことが出来たのだ---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹海化が解けた後、勇者部一同は樹海化に巻き込まれる前の場所ではなく、社がある屋上に居た。

神樹様の計らいでもあり、誰にも見られることの無い安全な場所へ戻してくれたのだろう。

そこには当然、友奈、東郷、風、樹、今回は紡絆も一番後ろだが、無事に居た。

 

「東郷さーん! 凄かったよ! かっこよかった!」

 

「わっ、友奈ちゃん。そんな、私……」

 

すぐに駆け寄った友奈が東郷を抱きしめ、東郷は少し照れくさそうにしていた。

そんな二人に風が近寄る。

 

「本当に助かったわ東郷。あのままだったら最悪時間切れになるかもしれなかったから。

えっと、それで……」

 

何処か不安げに、言いにくそうに風は言い淀む。

今から言うことは、身勝手な言葉であると風でも理解しているのだろう。しかし東郷は察したように風に微笑みかけた。

 

「風先輩。大丈夫です、私も覚悟を決めました。

勇者として、みんなと共に戦います」

 

「……東郷。ありがとう、一緒に国防に励もう」

 

「国防……はいっ!」

 

安心したように風も笑みを浮かべながら言うが、東郷の護国精神に火を炊きつけるような単語が混じってたからか、うっとりとした後に気合いの籠った返事を返した。

 

「一件落着かな?」

 

「そうですね」

 

その姿を見た友奈や樹も微笑む。

戦う前までは喧嘩をしてしまったが、今度こそ完全に仲直りした、と言えるだろう。

バーテックスと戦ってた時も仲直りはしていたのだが、冷静になった今の方がより良いだろう。

それをみんなの後ろで見ていた紡絆は小さく口角を上げた。

 

「……よかっ……ぁ……っ」

 

そう小さく呟いた後、紡絆の肉体が斜めになり、突如として屋上にバタン、と何かが倒れる音が聞こえる。

その音に反応した友奈たちが振り向くと---

 

 

 

 

 

 

 

 

「紡絆くん……!?」

 

「っ!? 紡絆くんっ!」

 

「紡絆先輩!?」

 

「な……紡絆!?」

 

ボロボロとなった制服は真っ赤に染まり、血流が悪くなっているのか顔色が青くなった紡絆がうつ伏せに倒れていた。

突然倒れた紡絆に慌てて駆け寄る一同だが、傍に近づけば紡絆の容態は息が荒く、汗の量も凄まじい。

体のそこら中から血が出ており、頭からは血を流し、腹部(背部)が真っ赤に染まっていることから原因は明白だった。

当然だろう。紡絆は一度目の変身で既にボロボロだった肉体から()()()()()()()()()()()()()()から回復することも無く、()()()()()()()()()()()()()のだから。

いくらコアファイナルで毒を吹き飛ばしたとはいえ、コアファイナルに闇や拘束などの異常を吹き飛ばす力はあれど、変身者の肉体を回復させるような能力までは備わっていない。

その状態からグランテラとファウストを抑え、攻撃を受け続けてきた。

さらに、メタフィールドの展開と維持。

失ってもおかしくない状態からより命を削ってしまう力を発動させ、体力を消耗した状態からはたまたエネルギーの消耗が激しいため、()()()()()()()()()()使()()()()オーバーレイ・シュトロームでグランテラを撃破した。

分かりやすく言うと、ボロボロの状態から状態異常と死にかけの状態になり、瀕死から状態異常を消しつつ体力の削る力を使いながらダメージを与えられ、最後に体力を大きく消耗する技を使った。

より分かりやすく、ゲームで例えるならば、HPが半分(黄色)の状態から『どく』になりながら赤ゲージまで追い込まれ、ミリ単位で耐えて『どく』を治したが、回復することなくHPを継続的に削る技と相手の攻撃を受け続け、最後にHPを一気に削る技を使った、ということだ。

明らかに自身が持つHPの範疇を超え、限界突破していた。

なので、逆に意識があった方が可笑しかったのである。

 

「と、とにかく救急車よ!」

 

「紡絆くん、頑張って! 死なないで……!」

 

紡絆の酷い有様を見て、サーっと血の気が引くように青ざめていたが、息があるということは紡絆自身が生きることを諦めてないという証。

それに気づいた勇者部は、風の指示に慌てて動き出し、東郷は車椅子を紡絆の傍まで近づけると、降りて紡絆の真っ赤に染まった手を握りながら祈る。

無事であることを。

 

そうして、数分も経つことなく来た救急車と救急隊員を手伝いながら勇者部の面々は運ばれる紡絆について行くために救急車に乗り、病院へと急ぐのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

25:名無しの転生者 ID:X04xL/yvB

イッチがいない状態でスレが三つ目ぐらいまで行ったな……

 

 

26:名無しの転生者 ID:1GK+Tu9of

イッチ目覚めてないからなー

 

 

27:名無しの転生者 ID:H45nJKMHx

つーかなんで生きとんねん(畏怖)

絶対二リットル以上の血流してるやろ

 

 

28:名無しの転生者 ID:aj9ZKL13p

生きてんのか、アレ……?

 

 

29:名無しの転生者 ID:d+P0QE1vF

死んだんじゃないの?

 

 

30:名無しの転生者 ID:ailo03yIq

頑張ったのに死亡説出されるイッチ哀れなり

 

 

31:名無しの転生者 ID:I6JcIPwTF

そりゃ……なぁ?

待ち時間中曇ってたしイッチの罪は大きい

 

 

32:名無しの転生者 ID:dGZk1OhMQ

友奈ちゃんや東郷さん、風先輩や樹ちゃんが毎日見舞いに来とんねんぞ 

羨ましいに決まってんだろ(普通に考えて心配だろ)

 

 

33:名無しの転生者 ID:9TD6vbMs6

>>32

逆ゥー!

 

 

34:名無しの転生者 ID:KEPREiF86

>>32

本音出てますよ

 

 

35:名無しの転生者 ID:rVPACaGM0

でも良いよなぁ、どうせ俺なんて……俺なんて女の子に来てくれないんだぞ……くそっ! なんで男しかいないんだ……俺の世界……。

 

 

36:名無しの転生者 ID:k71CrHAOJ

イッチが意識なくても俺ら見れるんすね〜。アプデでも入ったか?

 

 

37:名無しの転生者 ID:FjxUOhm28

>>35

男しかいない世界に転生したニキは頑張れ……

 

 

38:名無しの転生者 ID:AtJuO2230

(いくらなんでもあの場面でウルティノイド追加は)鬼畜すぎたんだよなぁ。というか本編ではジュネッスより強いブルーだったが、ジュネッスの攻撃が通じないレベルで強化するって……ガチすぎませんかね

 

 

39:名無しの転生者 ID:rVPACaGM0

>>37

ワイ、女に転生したからニキじゃ(男では)ないです

 

 

40:名無しの転生者 ID:HTYigaBVr

イッチが倒れた時のみんなの曇り顔^〜。あぁ^〜たまんねぇぜ……

 

 

41:名無しの転生者 ID:xrlQ2yeuV

>>40

こいつ……やべぇ(確信)

 

 

42:名無しの転生者 ID:ghrzFDMfT

流石に毎日見舞いに来る友奈ちゃんたちを見るのは、いやーきついっす。はよ目覚めてもろうて

 

 

43:名無しの転生者 ID:l0sUTaEog

でも手を握られたのは羨ましい

 

 

44:名無しの転生者 ID:w03NTDyTM

それは分かる

 

 

45:名無しの転生者 ID:pQGntShQu

分かりみしかない

 

 

46:名無しの転生者 ID:1IFJO0U5i

百合の間に挟まると、あんなことになるのか……

 

 

47:名無しの転生者 ID:rCM8cYRhn

いや、絶対イッチが特殊なだけだから。ネクサスが厳しすぎるだけだから

 

 

48:名無しの転生者 ID:UFVwyYw/V

ここに恐怖の円盤生物シリーズ入ったら世界一瞬で終わりそう

 

 

49:名無しの転生者 ID:mEuQ6ccAe

ただでさえやばい世界にやばいシリーズを入れるのはNG

 

 

50:名無しの転生者 ID:pBR2tH7VK

イッチが倒れてから何日目だ、これ?

 

 

51:名無しの転生者 ID:YfNLXWfxh

わからん。多分五日目

 

 

52:名無しの転生者 ID:ZaGSEOO3k

ある意味このまま寝てた方がイッチにとっては助かるかもしれないんだが

 

 

53:名無しの転生者 ID:3njYlEKwm

そうするとビースト相手するウルトラマンが居なくなって、詰みますね……というか、ビーストは厄介な能力持ち多いからなぁ

 

 

54:名無しの転生者 ID:0k6y4l3u9

あとはアレだな、ファウストの正体も気になる。

原作リコみたいな感じか、それともFみたいな感じか

 

 

55:名無しの転生者 ID:C12KkY4Hu

Fってなんぞや(無知)

 

 

56:名無しの転生者 ID:M45IuEtrw

ウルトラマンF。

初代マンが地球を去ってから一年後、セブンとの間を描いた小説で科学特捜隊の活躍を描いたものゾ。主人公はフジ隊員とイデ隊員。

そこにダークザギ、メフィスト、ファウストが出てきて、並行世界からやってきたダークザギと盟約を交わしたデュナミスト適性を持つ天才少女・鬱鬱が変身する。

向こうは人類滅亡のために、だが。

 

 

57:名無しの転生者 ID:g9dmW3D10

ほへー……ザギさんってネクサス世界以外にも干渉してたんすね〜今回と言い、余計なことしかしねぇな!

 

 

58:名無しの転生者 ID:UnQk2VlmG

ノアの模造品の割に強いのが厄介なんだよ。ギンガでもステージでも出てるけどさ

 

 

59:名無しの転生者 ID:kZa8aqmU0

Fならともかく、ネクサス本編のファウストだとすると……やばくない?

 

 

60:名無しの転生者 ID:cYEZ+PKPK

少なくともネクサス本編のファウストならイッチのメンタルを削る人物になるだろうな……

 

 

61:名無しの転生者 ID:qgVQ0E7lI

少なくともワイらに出来ることはないからイッチが目覚めんと何も出来んのよ。

情報も正直足んないし

 

 

62:名無しの転生者 ID:W+vtRCecU

ワイらってバーテックスに関しては知識0だからな

 

 

63:名無しの転生者 ID:O3QBceHU0

あとはあれか、アンノウンハンドが干渉したってことはどっかにザギさんがいるはず。

イッチの近くにいるのか、それとも接近はしていないのか……

 

 

64:名無しの転生者 ID:4/HNR4Wvz

『ここまで』って言葉も気になるよな。なんであの時、ファウストは撤退した? 本編でもダメージ還元されてる描写はあったが、いくら光線を受けたとはいえチャンスだったろ?

 

 

65:名無しの転生者 ID:BenGDMp72

ファウストが耐久性は低いし打たれ弱いからなー。それもあるんちゃうん?

 

 

66:名無しの転生者 ID:YfVguuKYy

でも『ここまで』って言葉は気になるな……暇だしもう一度洗い直してみるか?

 

 

67:名無しの転生者 ID:KRWqsu0CH

さらっとストーカーのような発言もしてたのをワイは見逃さなかったで

 

 

68:名無しの転生者 ID:c3s3sorL1

イッチのあの状態から考えるに、撤退しない方が絶対良かったんだよな…。メタフィールド……というかダークフィールドに塗り替えられてはいたが、姫矢さんみたいに崩壊しかけてたし

 

 

69:名無しの転生者 ID:Gwl/mUQZX

そもそもイッチはなんで姫矢ジュネッスになれたんや? あれは絆を紡いできたからこそ起きた奇跡やろ? テレビならともかく、現実だから予算なんて関係ない世界だし…それなら見た目も違わないとおかしいし…。

別のジュネッスかと思ってみても、十中八九姫矢ジュネッスやぞ。

 

 

70:名無しの転生者 ID:+P4JDcyFH

イッチでも分からないことは多いとは思うが、考察が進まん。せめてバーテックスの情報だけでも欲しいな……。

 

 

71:名無しの転生者 ID:hLMnlOfZ8

敵は合計12体いるってことしか分かってないしねぇ。能力とか分かれば多少は有利に戦えると思うんだが

 

 

72:名無しの転生者 ID:+kdhUEKlK

というか、今もまだザ・ワンについてもなんの情報もないしな

 

 

73:名無しの転生者 ID:Y9ksne5IJ

うーん圧倒的情報不足。

一体どういうふうにザギさんやザ・ワンが来たのだろうか。経緯が気になるな。

本編では来訪者の星で誕生後、ノアとの戦いを経て自身の肉体を失ったから情報化させたビーストと共に来訪者達の後を追って地球へと飛来して自身の力を取り戻す計画だったが……来訪者いないじゃん。

それとも地球のことを知ってたか? それかノアさまが既に地球に住み着いていた?

 

 

74:名無しの転生者 ID:VAFfl37VI

結局は自身の肉体を取り戻すためにノアを狙ってたもんな。

まあ、復讐心を抱いてる可能性も無きにしも非ずだが

 

 

75:名無しの転生者 ID:jrHCyuxYg

とにかく推測しても何も意味がない。今は目の前の、バーテックスとビーストだな。

見た感じ、イッチは気づいてなかったが粒子化したグランテラが回収されてたし……間違いなく『ヤツ』を生み出す気や

 

 

76:名無しの転生者 ID:5mpd1eHJF

普通一難去るはずなのに一難去るどころか一難ずつ増えるとかこの世界どうなってんの……

 

 

77:名無しの転生者 ID:kWC9w+1Qc

ビーストはグランテラが来た時点で何が来るかは分からないから対策の仕様がないけどバーテックスはあのサソリのようなやつが他にもいるなら気をつけないとな……

 

 

78:名無しの転生者 ID:gNGX6TR37

あんな血吐いてあんな出血してるとか子供に見せたら泣くわ。痛そう

 

 

79:名無しの転生者 ID:Ok1DEg9il

あれで痛くなかったら痛覚消えとるやんけ。死にかけてたし、ほんとネクサスは深夜番組ですね…

 

 

80:名無しの転生者 ID:CvAiLDd8/

やっと終わったー!って思ったらイッチが間違いなく出血多量で倒れたからな……そりゃあみんな真っ青になるわ

 

 

81:名無しの転生者 ID:MaXgvaOT3

イッチが死亡フラグ立てたのも悪い

 

 

82:名無しの転生者 ID:EoeclZ9WW

死亡フラグは一個ならともかく、死亡フラグを立てすぎると逆に回収しないし生存フラグに変わるからせーふ(擁護)

 

 

83:名無しの転生者 ID:pz3OI6Wwy

なお、立てたのは一個な模様

 

 

84:名無しの転生者 ID:1hNyb103F

ただの死亡フラグで草

 

 

85:名無しの転生者 ID:WLdMFeZWj

ま、まだ死亡宣告はされてないし(震)

 

 

86:名無しの転生者 ID:4sHlxEvVU

イッチはさぁ、もっと自身の肉体を大事にして、どうぞ。

あの状態からオーバーレイは無茶しすぎ問題

 

 

87:名無しの転生者 ID:XMsXVGsp+

まあ、ウルトラマンの力を受け継いだってことは使命も受け継がなきゃならないわけだ。重圧は凄いんだろうなー

 

 

88:名無しの転生者 ID:MdCEZRh6A

力の扱い方は上手い分、そこんとこマイナスやな

 

 

89:名無しの転生者 ID:tCaOsx6pM

瀕死状態でファウストとグランテラを相手にして撤退+撃破したってマジ?

 

 

90:名無しの転生者 ID:jICbimKdA

死んでないから条件クリアとはいえ、文章にするとクソやばくて草

そりゃあバーテックスもイッチを集中的に狙いますわ

 

 

91:名無しの転生者 ID:KLYLDKwyg

でも毒はコアファイナルで吹き飛ばしてたっぽいからな。それがなけりゃ負けてただろう

 

 

92:名無しの転生者 ID:PYm6PConE

ピンチの連続でしたからねぇ。

まさしくウルトラマンがほしい

 

 

93:名無しの転生者 ID:qzJBg0aDn

割とマジでガイアV1でもいいから来てくれとしか思えないんだよなぁ……

 

 

94:名無しの転生者 ID:lFkiIhuLD

地球の意思だし何処でも誕生する可能性はあるが、なさそうですね……

 

 

95:名無しの転生者 ID:nCusPCfZF

命の樹を守るように別地球に召喚されたんだから神樹様を守るように召喚されてもいい……よくない?

 

 

96:名無しの転生者 ID:wJcUojCq5

SVならなおよし

 

 

97:名無しの転生者 ID:QxTmXDeGa

>>96

そんなん勝ち確やんけ

イッチいらんぞ

 

 

98:名無しの転生者 ID:kTGd5xMZ1

百合の間に挟まってる時点でいらない定期

 

 

99:名無しの転生者 ID:S62ZsgXgH

やっぱり散々言われるイッチに草

今もイッチは意識不明の重体なんですがそれは……

 

 

100:名無しの転生者 ID:9qnpeF1wQ

いうてイッチが相談することもなく一人でやらないといけないって抱えてたのも原因だからな……三割ぐらいイッチが悪い。

他は六割ぐらいザギさんだな!

 

 

101:名無しの転生者 ID:tzxSL4O9z

ジュネッスすら攻撃通らなくなるほどの強化だからね仕方がないね。

あのまま強化されてたら普通のアローレイだったら下手すると弾かれてたんじゃないか

 

 

102:名無しの転生者 ID:WSiSjgu0P

もとより防御力重視のビーストに治癒+攻撃強化+防御力強化+スピード強化とか理不尽の権化じゃない?

 

 

103:名無しの転生者 ID:/2JmSvBzv

少なくともイッチは泣いていい

 

 

104:名無しの転生者 ID:vlZLw6OwV

超闘士やファイトじゃないんだからもうちょっと加減してくれてもいいのでは?

 

 

105:名無しの転生者 ID:RESmNecXE

レッドファイッ!

 

 

106:名無しの転生者 ID:Z++mD5VyS

>>105

洒落にならないやつはやめろw

 

 

107:名無しの転生者 ID:GQ5YPS/ua

ようやくアンファンスからジュネッスになれたのにバーテックス三体とグランテラにファウストだからなぁ

 

 

108:名無しの転生者 ID:8Crvp7OFN

もはやイジメ

 

 

109:名無しの転生者 ID:9fmFlEZjO

そこにダークフィールドGとアンノウンハンドの支援あり

 

 

110:名無しの転生者 ID:NOBiNeHOw

忘れられてるけどその前にはガルベロスも居たんだよね…

 

 

111:名無しの転生者 ID:6/y8Apyey

そういや居ましたね……

 

 

112:名無しの転生者 ID:3fJocw0sS

サソリのせいで忘れてた

 

 

113:名無しの転生者 ID:+AKpW0zPi

腹貫かれてたのが印象深く残ったからな……

 

 

114:名無しの転生者 ID:B9AwAOBlU

何気にイッチってガルベロスとグランテラを倒してファウストを撃退したってことになるのか。しかもバーテックスに対しての妨害も入るか?

 

 

115:名無しの転生者 ID:Ay5mD9fi/

うーん、この

 

 

116:名無しの転生者 ID:M17sTlGEY

やっぱりウルトラマン足りなく無い? あと二人くらいはいてもいいと思うんですけど()

 

 

117:名無しの転生者 ID:CMxh/4uV5

敵に比べて(味方の力が)足りないにも程があるだろ。勇者いるし彼女たちも強いけどさぁ

 

 

118:名無しの転生者 ID:t9C+t9m6b

てか、バーテックスって以前もいたんだよな?

 

 

119:情報ニキ ID:OX82Ln2AK

以前までは追い返すことは出来たらしいから……あっ

 

 

120:名無しの転生者 ID:c9D8UVYJi

ははーん?

 

 

121:名無しの転生者 ID:egZcUeuDC

つまり?

 

 

122:名無しの転生者 ID:gpFFD+NuW

以前もバーテックスは存在していた。

そして『ザ・ネクスト』の適能者もイッチと同じく勇者と共に戦ってたはず……だからザ・ワンとバーテックスを相手に戦ってたのかもしれない!

 

 

123:名無しの転生者 ID:XgbXWIgKp

じゃあ、ザ・ネクストの適能者見つければ相手の能力分かるじゃん! バーテックスさえ分かれば(ビーストはわかるから)ヨシ!

 

 

124:名無しの転生者 ID:lejINBa+6

どうやって見つけるんですかね……

 

 

125:名無しの転生者 ID:wJcUojCq5

あっ

 

 

126:名無しの転生者 ID:XChZdsRLM

やべっ

 

 

127:名無しの転生者 ID:GYIWcLZK8

知 っ て た

 

 

128:名無しの転生者 ID:YSZKltTid

そう甘くないよねって話

 

 

129:名無しの転生者 ID:Z7r5KZGuf

そもそもイッチがまだ意識取り戻していない定期

 

 

130:名無しの転生者 ID:4dlrVXjpW

結局どうすることも出来ないじゃん

 

 

131:名無しの転生者 ID:24QPHPacN

あのさぁ……

 

 

132:名無しの転生者 ID:hFotekrnu

それにイッチ自体が記憶ないから探せんのか……?

いや、勇者部の活動で場所はもう覚えてるのかな?

 

 

133:名無しの転生者 ID:H9QJmEKv8

そういやイッチってネクサス本編の全デュナミストの過去ぶっ込んだようなのしてましたね……

 

 

134:名無しの転生者 ID:WLR9rW6Fh

溝呂木も結局は死ぬことへの恐怖だしね。イッチは失うことだけど

 

 

135:名無しの転生者 ID:JqOei2nrm

イッチ、そっちの意味の恐怖なのは割と凄いよな。普通は自分が死ぬことへの恐怖だろうに

 

 

136:名無しの転生者 ID:l0WzAQQ4u

本当に目覚めねぇな。マジで生きてんの?

 

 

137:名無しの転生者 ID:omL1Casaw

心電図は動いてるし

 

 

138:名無しの転生者 ID: uR+gIvzAB

惜しい人を亡くしてしまった……

 

 

139:名無しの転生者 ID:114npbNBy

相変わらず勝手に死んだ扱いされるイッチぇ…

 

 

140:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

なんでこんな死んだと思われてんの? 俺なんかしたっけ?

 

 

141:名無しの転生者 ID:M7zpB/g5c

ファッ!?

 

 

142:名無しの転生者 ID:yOINAMWM

生きとったんかワレェ!?

 

 

143:名無しの転生者 ID:fNtctKhny

いつ目覚めた!?

 

 

144:名無しの転生者 ID:YT3K/IISB

まったく、心配させんじゃねぇよ!

 

 

145:名無しの転生者 ID:sqZwnhkxb

心配……?(困惑)

 

146:名無しの転生者 ID:Gw6SawenV

助かったのか! 良かったな!

殴らせろ!

 

 

147:名無しの転生者 ID:WLdMFeZWj

生きてるなら良い!

これからも戦いは絶対あるからな! 土下座はしろよ!

 

 

148:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

目覚めたのはついさっき。

知らない天井かと思ったが、そういえば前回見たなぁって

 

 

149:名無しの転生者 ID:xRSbY7bD8

あー初戦闘後も溺れて死にかけてましたね

 

 

150:名無しの転生者 ID:nm4XMkuU9

もう平気なのか?

 

 

151:名無しの転生者 ID:wurzDXsW3

思い切り腹貫かれてたし血を吐いてたし全身傷だらけだったが、動けんの?

 

 

152:名無しの転生者 ID:pPMsrmbaD

本当によく生きてたな

 

 

153:名無しの転生者 ID:LO+OQ0t9B

いつ死んでてもおかしくなかったゾ

 

 

154:名無しの転生者 ID:a1OXh1aLw

てか、眠ってる時のイッチは本当に死体みたいな感じだったからな

 

 

155:名無しの転生者 ID:e4KwBxPkV

勇者部のみんな、毎日来てくれたんやぞ。感謝しとけよー

 

 

156:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

>>155

それは病院の人にも言われたわ

 

>>151

 

体は大丈夫。毒は既に消えてたし、眠ってたお陰かある程度回復したから動く分には問題なし。ただ全力で運動したらやばそう。

腹貫かれた程度でよかったぜ

 

 

157:名無しの転生者 ID:kDNm1hFal

えぇ……

 

 

158:名無しの転生者 ID:Kr0mrp4tI

腹貫かれた程度(重傷)

 

 

159:名無しの転生者 ID:v83dsBDBZ

むしろ腹から背中まで風穴空いてたし大量出血してたから致命傷

 

 

160:名無しの転生者 ID:De6N16hg7

イッチちょっと思考おかしくない?

なに、頭でも打ったん?

 

 

161:名無しの転生者 ID:D5pncALeI

いくら死んでないとはいえ、程度で済む問題じゃないと思うんですが。内臓余裕で傷つけてるやろ。

 

 

162:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

いや、磔にされてないし怪力でバラバラにされてないし萎んでないし炎の剣とかで胸を貫かれた訳でもないしブロンズ像になってないし首を切られてもないし冷凍された後にノコギリでバラバラにされたわけでもないし……

 

 

163:名無しの転生者 ID:DU+Jxkyk3

歴代昭和トラマンの敗北と比べてるの草

 

 

164:名無しの転生者 ID:T6CVgkqMm

比較対象が可笑しすぎる

 

 

165:名無しの転生者 ID:K4hNH5JNB

なんで昭和トラマンと比べたんだ、このイッチ

 

 

166:名無しの転生者 ID:F+Zfisi+t

これで分かったことは一つ。

イッチは間違いなくバカ

 

 

167:名無しの転生者 ID:p/NDyUOK/

異議なし

 

 

168:名無しの転生者 ID:05577AVup

同じく

 

 

169:名無しの転生者 ID:h7CzGxRDO

同意

 

170:名無しの転生者 ID:S45jbpi2R

異論なし。

承認! 閉廷!

 

 

171:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

みんなして酷くね? 泣くぞ!

というか異議申し立てることもさせてくれないんだ……

 

 

172:名無しの転生者 ID:0fqirGV8C

酷いのはイッチの頭やろ

 

 

173:名無しの転生者 ID:MCWZ2z9Tn

意識取り戻した人にかける言葉じゃないの草

 

 

174:名無しの転生者 ID:ZX4QU9okC

実家のような安心感

 

 

175:名無しの転生者 ID:lG+ktRuOf

イッチの扱いはこんなもんやろ。罰とでも思え

 

 

176:名無しの転生者 ID:4dlrVXjpW

共通の認識になったな!

(誰にも影響ないし)ヨシ!(現場猫)

 

 

177:名無しの転生者 ID:nDyz1W4PL

イッチに厳しい世界

 

 

178:名無しの転生者 ID:U1yhMsWGQ

みんなして辛辣なの草生えますよ

 

 

179:名無しの転生者 ID:4YC3Zv8qm

まぁ、普通はジュネッスなれて当然だし……むしろ今までなれなかったことがチョットイミワカンナイ

 

 

180:名無しの転生者 ID:rIqRSPY4R

コアファイナル介する必要あるとか普通はそんなこと(誰も予想出来るはず)ないです

 

 

181:名無しの転生者 ID:N0ihsfqo3

ちなみに姫矢ジュネッスになれた理由はお分かりで?

 

 

182:名無しの転生者 ID:VSIKwoubp

イッチが分かるはずないだろ! いい加減にしろ!

 

 

183:名無しの転生者 ID:thYuLnLVg

みんなの評価が分かる瞬間である。肝心なこと話さなかった罪は大きいッ!

 

 

184:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

もう終わったことでしょーが!

 

>>181

 

それとジュネッスになれた理由……というかコアファイナル発動出来た理由は恐らく意識失った後の出来事かな。

掲示板が使えなくなったから特殊な空間かなにかだと思うが、コアファイナル発動する前、グランテラの最後の攻撃が当たる瞬間に意識が途切れて、そこで姫矢准と会ったんだよ。

光の意味、戦う理由、それから姫矢さんの過去。

それを知って、答えを導いてくれたんだ。色々と考えさせられたし、教えられた。

それからなんか知らんけど姫矢さんが光になったかと思えば俺の体内に入ってきて『光は絆』で『誰かに受け継がれて輝く』ことを知らせてくれた。

多分それの影響かな。ネクサス本編でもあったことでしょ?

 

 

185:名無しの転生者 ID:i7kGRVANY

は?

 

 

186:名無しの転生者 ID:07+JQ8JC5

えっ、なにそれ。こっわ

 

 

187:情報ニキ ID:OX82Ln2AK

そんなこと……なかったくない? 最終回で似たようなことはあったが、あっちは激励したくらいで光になって入ることなんてなかったぞ

 

 

188:名無しの転生者 ID:0JD3HxPcP

さてはイッチ、SSSS.GRIDMANのグリッドマンかトリガー見たく光の化身かなんかじゃないのか? トリガーは闇と光だが。

記憶が無いのも姫矢ジュネッスになれたことにもそれだと納得がいくぞ

 

 

189:名無しの転生者 ID:5EjSbAHNC

それならイッチが『人間』の『ウルトラマンノア』か『記憶を失った』ウルトラマンだからな。ノア様なら力を取り戻してるだけって考えたら姫矢ジュネッスになれたって不思議じゃない

 

 

190:名無しの転生者 ID:HxHuwBszc

少なくともネクサスではなかったな。

謎増やすのやめてくんない?

 

 

191:名無しの転生者 ID:VX+IodbvY

エボルトラスター引き抜くことなく変身出来たし、ないこともなさそう……

 

 

192:名無しの転生者 ID:+HVJIIutC

でも逆にイッチがノア様の生まれ変わりなら最初の時点でジュネッスになれないのおかしいでしょ。あと、ザ・ネクストとして戦った記憶が無いのもおかしい。

流石に三年でここまで成長するのはなろうの魔王とかやぞ

 

 

193:名無しの転生者 ID:g+j9OTcQo

そう言われると……確かになー

 

 

194:名無しの転生者 ID:djRAoZkH6

イッチのことは……まあ、ノア様がなんかしてくれたって見た方がいいかもね

 

 

195:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

トリガーってなんだ……?

 

 

196:名無しの転生者 ID:H84d/uCj5

イッチ、ティガもティガニキしか知らんもんな……

 

 

197:名無しの転生者 ID:6GAUG/Lub

簡単に言えば令和のティガ。

まぁ、今はイッチに関係ないし気にしなくていいよ。それよりバーテックスとかのことを考えた方がいいんじゃないかな

 

 

198:名無しの転生者 ID:Krcrbf7yO

多分サソリ座、以前のやつらも含めると……星座関係かな?

 

 

199:名無しの転生者 ID:Z4w3CMJRu

間違いなく星関連だろうが、どうなんだろうな

 

 

200:名無しの転生者 ID:MuCsD1hwP

流石にわからないと思うが、バーテックスについて分かることは?

 

 

201:名無しの転生者 ID:NHv5IJlBU

あのイッチやぞ?

 

 

202:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

おい!?

流石に酷すぎない!?

 

>>200

 

あー多分だけどさ、元ネタって黄道十二星座じゃないかな。

 

おひつじ座(牡羊座、Aries)

 

おうし座(牡牛座、Taurus)

 

ふたご座(双子座、Gemini)

 

かに座(蟹座、Cancer)

 

しし座(獅子座、Leo)

 

おとめ座(乙女座、Virgo)

 

てんびん座(天秤座、Libra)

 

さそり座(蠍座、Scorpius)

 

いて座(射手座、Sagittarius)

 

やぎ座(山羊座、Capricornus)

 

みずがめ座(水瓶座、Aquarius)

 

うお座(魚座、Pisces)

 

多分この中から出てきてる奴らだと思う。だから乙女座のヴァルゴ、蠍座のスコーピオン、射手座のサジタリウス、蟹座のキャンサーは倒したことになるかな。

あとは分からんけど拷問器具も元になってると思う。ラブコメの漫画で見たことあるし。

 

 

203:名無しの転生者 ID:YXmgAC9rU

……………

 

 

204:名無しの転生者 ID:SVX5cJi43

……………

 

 

205:名無しの転生者 ID:lR1Jj0cXN

………え?

 

 

206:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

なんすか、その反応

 

 

207:名無しの転生者 ID:vnvvVoQZw

は? い、いやいや……お前、まさか

 

 

208:名無しの転生者 ID:tK4b3zfJ6

さては偽者だろっ! イッチが分かるはずがない! ザラブ星人か!? それともババルウ星人か!?

 

 

209:名無しの転生者 ID:yOINAMWM

ば、バカな……あのイッチがやけに詳しいだと!?

 

 

210:名無しの転生者 ID:T5XGRuhvu

イッチだと思えない思考をしてやがる!

 

 

211:名無しの転生者 ID:lQkXtjGZf

でも今までの言葉から察するに本物だぞ!

 

 

212:名無しの転生者 ID:ogZTJWX8j

どうなってるんだ……!? 死にかけて覚醒したのか!?

 

 

213:名無しの転生者 ID:6OscC1vI9

>>202

いやでも、言われてみれば黄道十二星座説が一番妥当なやつかもしれん。少なくとも拷問器具については当たってる。

 

 

214:名無しの転生者 ID:8QQo9aVNH

なんでイッチは知ってるんだ……?

 

 

215:名無しの転生者 ID:s9BrGf/MV

前世で科学者とか?

 

 

216:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

普通に家にあったんだよ。星関連ばかりの本があったし、記憶失う前の俺って天文学者とか目指してたのかもしれない。

だからバーテックス見た時に薄々と感じてたんだが、今回でほぼ確信したってわけ。詳しいことは家に帰って本読んで見なきゃ分からないけど、九割ぐらいの確率で当たってると思う

 

 

217:名無しの転生者 ID:M+NGluy0H

なるほど、納得

 

 

218:名無しの転生者 ID:q5X92zY9l

これで当たってるかどうかはともかく、バーテックスについては分かったな!

 

 

219:名無しの転生者 ID:sWj5oJiV/

あとはどのタイミングで来るのか、能力について考えたいが…多分能力は星座関連の能力だろうな。射手座が矢を扱う能力だったみたいに

 

 

220:名無しの転生者 ID:WJtFhIygE

来るタイミングに関してはどうしようも出来ないな

 

 

221:名無しの転生者 ID:tkVbtZ9Ex

不明らしいしね

 

 

222:光を継いだ転生者 ID:nX2S4UypW

とにかく、いつも通り過ごすよ。ファウストやビーストが終わるとは思えないし、備えだけはしとく。

正直、姫矢さんと出会えたお陰で心に余裕出来たからな

 

 

223:名無しの転生者 ID:hQj7+ezwD

まさしく、姫矢さんは本編通り、『英雄、ヒーロー』だな。

孤門を気にかけてた時といい、前作主人公みたいな感じで……感謝しかないな

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めた紡絆は体を起こすと、テーブルに果物と花が置かれているのが見えた。

空はまだ明るく、時間を見れば正午にはなっていない。表示的にも今日は学校がある日だった。

果物と花については掲示板の人たちからの言葉から察するに、見舞いに来てくれた勇者部の人達が置いてくれたのだろう。

割と包帯だらけで鬱陶しく思いながら呼吸器を外して手を伸ばし、りんごを一つ取るとじぃっと見つめる。

 

「……ラーメン食べたい」

 

香川県とはいえ、麺系はうどんだけではない。

ふとラーメンを食べたく感じた紡絆はリンゴを見つめていると、ぐぅーっと腹の虫が鳴いた。

点滴があることから、そこから栄養を取れるようにしていたのだろう。

とりあえず邪魔だった紡絆は点滴を外し、ナースコールを押そうか悩んだが、病院食の味を思い出してリンゴを齧る。

神樹様のお陰か、旬ではないというのにシャキッとした歯ごたえに、甘味と酸味が絶妙の味があった。

近くにあったティッシュを取り、飛んでしまった果汁を拭きながらむしゃむしゃと無心で食べる。

 

「食いにくいなぁ」

 

腕は動くようになったが、流石に切ってないリンゴは食べにくいらしい。

芯だけ残して全て食べると、腕を回して体の調子を確かめる。

 

「よし、痛いけど動ける。さて……どうやってラーメンを食べるか……。脱走? そもそもラーメンはあるのか? まさかここもうどんに侵略されてるのでは……」

 

四国はうどん愛が強い。

前世はともかく、この世界はとてつもなく強いのだ。

だからこそ、ラーメンを求めているだけにも関わらず紡絆は全力で思考していた。

はっきり言うと、掲示板の人達が言っていた通りバカである。

 

「あー……仕方がない。衛生兵! 衛生兵ー! あだっ」

 

脱走しようかと考えたが、迷惑をかけると思い出して紡絆はナースコールを押した。

しかし病院なため加減した大声を出した際に顔を顰め、思わず腹部を撫でる。

空いていた穴は塞がっていても、ダメージは残っているのだろう。

はぁ、とため息を吐いた紡絆はまだ完治することはなさそうだと苦笑した。

そして暫く経つと看護師がやってきて担当したであろう先生を呼びに行ったのを紡絆は空腹を抑えるためにバナナを食べて待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇者部は放課後になっても活動をする。

困っている人があれば依頼を見て可能な人員を動員し、依頼をこなしていくのだ。

今月は飼い主の強化月間の名の通り、例えお役目をすることになっても勇者部のやることは変わらない。

しかしまだ全て終わったわけでもなく、さらに別の依頼が来たりなどして忙しい状況だった。

それでも断ることなどするはずもなく、残り時間で終わらせられるものを優先的に消化していた。

 

「東郷さん! 今日はあと何だっけ?」

 

「残りは清掃の手伝いね。間に合うかどうか微妙な時間になりそうだわ」

 

「ああもう! 紡絆のやつ、どんだけ一人でやってたのよ!」

 

「紡絆先輩って、私たちが気づかない内にたくさんこなしてくれてたんですね……」

 

この五日間。

お見舞いに行く時間を除いて、基本的には飼い主を探していたのと紡絆が入院中なため、彼が抱えていた依頼をやっていたのだが、一人で抱える量以上の依頼を紡絆はやっていたのだと思い知らされていた。

そもそもの問題として外で活動しまくれる人材が紡絆と友奈メインなのもあるかもしれない。

 

「今日は行けそうにありませんね……」

 

「紡絆くん、大丈夫かなぁ」

 

「まあ、容態は安定してるらしいから」

 

残る活動は、清掃。

その清掃がかなり広いらしいく、下手をすると一旦解散して明日にまで回るだろう。

だからこそ入院している紡絆の見舞いに行けない可能性が出てきた。

そして心配そうに呟いた友奈の言葉に風は手術室に運ばれて数時間後には紡絆の容態が安定したと病院の人が言ってたのを思い出しながら返す。

 

「あの時は本当に驚きました……」

 

「あれはねぇ」

 

思い出すだけでも全員が顔を顰めるが、病院の先生ですら生きていたのが奇跡と言っているほどだ。

もし死んでたりしてたら、勇者部の面々の心に深く傷を与えていただろう。

本人が生きることを諦めていなかったのが助かった理由のひとつ、とも言われていた。

 

「とにかく片付けをして清掃に向かいましょう。早く終われば紡絆くんのお見舞いに行けるかもしれませんし……」

 

「そうだね、早くやっちゃおう!」

 

さっきと打って変わって、今やるべきことをするために空気を変えながら行動に移す。

色々と作業していたので少しごちゃごちゃになっているため、要らない紙の破片などはゴミ箱に。

まだ使える用紙や物は仕舞い、まだ終わっていない写真や資料は分かりやすい場所に。

お礼に貰った子供らしい絵などは傷つかないように綺麗な場所へ置く。

彼女たちも紡絆も感謝されるためにやってる訳では無いが、誰かに感謝されて貰うものは嬉しいものなのだ。

だからこそ、貰い物に関してはお金とか以外なら断ったりしない。特に子供から貰う絵など捨てる訳にも行かないだろう。

それも、彼女たちが活動してきた立派な証なのだから。

そのように片付けしていると、ふと誰かが部室のドアをノックした。

 

「はーい! 依頼人かな?」

 

「この時間帯に……ですか?」

 

「今残ってるとなると……運動部かしら?」

 

「はいはーい。ちょっとお待ちをー!」

 

時刻は放課後のもあるが、もう時期太陽が徐々に沈んでいく時間帯だ。

文学系の部活はそろそろ帰宅しているはずで、遅くまで残っているのは運動部くらいだろう。

それか先生の可能性もあるが、開けてみないと分からない。

そのため居ることを伝えるために大声を挙げて伝えると、急にドアが開かれた。

すると---

 

 

 

 

 

 

 

 

「よかったぁー! 居た! 部室空いてなかったらどうしようかと思ってましたよー。あはは、まさか教室に課題ないなーと思ったら部室に忘れてたこと思い出すなんて。間違いなく樹海化のせいだけど!」

 

一人の制服を来た男の子が立っていた。

腕に包帯が巻かれたままだが、いつものように何ら変わらぬ笑顔と明るさを振り撒きながら()()()()()()()()ように部室内に入っていくのは、当然ながら紡絆だ。

突然の来坊に勇者部の面々は目を点としながら固まっていた。

 

「……あれ? デジャブってね? あ、あのぉ〜。あ、そうだ! 清掃やってきましたよ風先輩。アレって時間かかるじゃないですか? なので飯食ってからやったら今の時間になっちゃいました。

でもちゃんと依頼達成です!」

 

既視感を感じつつ、サムズアップをしながら依頼達成報告する紡絆だが、何故か何も返事がないことに疑問を抱いて首を傾げた。

そこで、ハッと気づいた友奈が駆け寄る。

 

「つ、紡絆くんもう大丈夫なの!?」

 

「あ、よかった……また樹海化でもなったのかと。ごめんごめん。血を吐いたりして目を汚したかもしれないけど、依頼達成を余裕に出来るくらいには回復したよ。ほら」

 

倒れる前のことは覚えているのか、友奈に申し訳なさそうな表情をしながら腕を回したり、跳んだりして全然平気というように笑いかけた。

 

「う、ううん、大丈夫! けど、よかったぁ……本当にびっくりしたんだよ?」

 

そんな紡絆の姿にほっとする友奈だが、紡絆はただ申し訳なさそうにするしか出来なかった。

そして二人の会話を見ていた勇者部の面々も徐々に理解すると、近づいていく。

 

「本当に大丈夫なんですか?」

 

「もちろん! あ、ただ退院してもいいけど安静にしろとは言われたかな?」

 

「はぁ……それなのにどうして清掃しに行ったのよ……まったく。心配ばかりかけて、本当に大丈夫なのね? 聞きたいこともたくさんあるんだけど」

 

明らかに病院の先生の言いつけを全く守らずに清掃依頼を達成した紡絆に勇者部の中で苦笑と呆れの空気が漂う。

 

「まぁ、話は明日にしてうどん食いに行きません? 俺、ラーメンしか食ってないんで。あ、お見舞い品は食べましたよ。ありがとうございました」

 

「ら、ラーメン……?」

 

「あ、あんた一応怪我人よね? いや、お見舞いのことは全然良いしむしろ巻き込んだ私が原因なのもあるから謝ることしか出来ないんだけどさ……」

 

五日間も眠ったままだったはずなのにラーメンを食べたとか言い出した紡絆に犬吠埼姉妹は困惑していた。

ただの怪我人ならともかく、死にかけた人が言ったのである。

それも、五日間眠ったのであるならば普通はもっと消化が良いのを選ぶだろう。

しかし当の本人は、だってお腹すいたしとか言い出す始末である。困惑以外どうすればいいのだろうか。

 

「……東郷? 大丈夫か?」

 

そんな中、未だに何も言わない東郷に疑問を抱いた紡絆は東郷に近づいて心配そうな表情で見つめる。

 

「紡絆くん……本当に平気なの?」

 

誰よりも紡絆が死にかけていた姿を見ていたのは、東郷である。

それ故に驚きと心配と不安を含んだ表情をしながら訊いてきた東郷に紡絆は安心させるように笑いかける。

 

「平気だって! 全然余裕! 治ってるしめっちゃ動くから! あぁ、でもあんな姿見せてごめん。

ぶっちゃけ情けなかったし……トラウマになってない、よな? な、なってたら俺はどうすれば……!」

 

証明するように体を動かしたかと思えば、ふと深く残り続けるような心的外傷を与えてないかと心配になって慌て出す紡絆。

感情の変化が忙しいが、本来は逆だろう。

心配するのではなく、される側のはず。それなのにも他者を優先的に心配する変わらない姿に東郷は何処か安堵の息を吐くと、首を横に振る。

 

「正直もう見たくないけど大丈夫よ。こうして生きてくれたし、紡絆くんの変わらない姿を見たら恐怖なんて吹っ飛んじゃった」

 

「んん? そりゃ、変わらないだろ? でも良かった……のか? え? 友奈、良かったの?」

 

「ど、どうして私!? え、ええっと良かったんじゃない……かな? わ、分かんない!」

 

「俺も分からない!」

 

「どうして自信満々なんだろう……」

 

「いつもの勇者部らしくなってきたわねぇ」

 

突然振られた友奈は答えようとして分からず、紡絆は自信満々に誇らしげに答える。

樹の小さな声は流されていったが、一人が帰ってきただけで勇者部は騒がしくなったの見て風は口角を上げて調子が出てきたと言わんばかりに嬉しそうにしていた。

 

「でも紡絆くん?」

 

「は、ハイッ!?」

 

その時、紡絆は東郷に呼ばれた瞬間、ガッチガチに体を固まらせるとピンッと背中を伸ばしていた。

何故なら、東郷の纏う空気が変わったからだ。

 

「嘘はダメよ」

 

「え?」

 

「へっ?」

 

「嘘って?」

 

「東郷さん、どういうこと?」

 

東郷の言葉にそれぞれ疑問を抱くが、紡絆はちょっと焦っていた。

 

「紡絆くん。まだ全然治ってないのでしょう?」

 

「げっ……あ、あっはは。ナンノコトカナー……」

 

誤魔化すように笑いながら、全力で目を逸らす紡絆。

はっきり言って、嘘がバレバレだし誤魔化せていない。

 

「紡絆。もしかして今も痛いの?」

 

「い、いやいや。()()()()()問題ありませんから! マジで!」

 

「歩く分には……ってことはやっぱり治ってないんですか?」

 

「治ってます、はい」

 

何故か譲らない紡絆の様子を見て、流石に全員気づいた。

と言うよりも、嘘が下手くそ過ぎてバレバレなのである。今も理解出来ずにきょとんとしてる友奈以外は気づいただろう。

 

「えっと……どっち?」

 

「試せば分かるわ。友奈ちゃん」

 

「試すって俺になに……ぐへっ!?」

 

紡絆が矛盾する言葉を吐いていたせいで友奈は混乱していたが、否定し続けるならば実力行使と東郷が目の前にいる紡絆の腹部を()()()()()

それも、大して力を入れることなく、だ。

全く力が籠っていない---それこそ触れたのと大して変わらないはずなのに紡絆は表情を苦しげに歪めると、腹部を両手で抑える。

 

「だ、大丈夫!?」

 

「な、何故……バレた……ッ!?」

 

「嘘下手かっ!」

 

「流石に今のは気づくかと……」

 

あわわと紡絆の前で手を動かして慌てふためく友奈と、治ってないとバレて驚愕しつつ友奈に平気と手で制する紡絆。

そしてフォローされることなくツッコミを入れられたり後輩の樹にすら見捨てられる始末である。

 

「少なくともいつもの紡絆くんなら三十三分四十七秒早く終わっていたはずだもの。何かトラ---いさこざがあったとしてもそこまで時間は取られないでしょうし、第一何度か腹部に触れたのは何か意味があるはず。あといつもより体の動き悪く見えたのと呼吸もしづらそうに見えたわ!」

 

「なんでそんな詳細!? てか、最後の一文で良かったじゃん! あとそこはもう英語でよかったよね!?」

 

「敵国の言語を使うなんてこと、祖国を裏切るも同然! 私には出来ないわ……ッ!」

 

「相変わらずの国防精神で何よりだよ……なんかこう、帰ってきた感あるし。でも、良かった。今更だが、東郷も吹っ切れてるみたいで」

 

はあ、と二重の意味でため息を吐いた紡絆は腹を片手で抑えながらも、東郷と風を交互に見て、全員を見渡すと何も変わらない、()()()()()()へと戻ってきたことに安心したように笑う。

それに釣られたようにみんなも笑顔を浮かべるが---

 

「良い感じで終わろうとしてるけど、とりあえず紡絆は完治するまで動く系の依頼は禁止ね。もししたら友奈に止めてもらうから。あとうどんを奢りなさい」

 

「お、お姉ちゃん……」

 

「紡絆くん、まだ説教もするから」

 

「えっと、ごめんね?」

 

「…………やっぱり無理かぁ!」

 

一応紡絆自身の本音ではあったが、友奈にですら見捨てられた彼はこれから訪れる未来に現実逃避するしか無かった。

---ちなみに、うどんは本当に全員に奢ったのと説教は二時間されたとか。

 

 

 

 

 

 

 





〇継受紡絆/ウルトラマンネクサス
割とマジで生きてたのが奇跡なやつ。
家は星や惑星関連の本が多く、記憶喪失の前は天文学者でも目指してたんじゃないかと推測している(なので、それ関連の勉強はしてる)
なお掲示板で偽者か疑われた模様。
ちなみに腹部の穴はもう塞がっているが、走ったり跳ぶと全身痛い。

〇グランテラ
ジュネッスの攻撃を通さない装甲を持ち、素早さと力が強化されたネクサス本編より強くなった個体。
オーバーレイ・シュトローム(持続力高い光線)なので装甲関係なく分解されて敗北。
粒子はアンノウンハンドが回収済み

〇友奈ちゃん
今回はどちらかというと戦闘では援護に回っていた子。
紡絆くん嘘っぽいなーとは思ってた。

〇東郷さん
(トドメはスコーピオンとはいえ)紡絆くんを追い詰めた怒りでサジタリウスをボッコボコにした子。
ネクサスの状態でもある程度の言葉が分かる人。
依頼達成の遅さと違和感のある動作から無理してることを見抜いた。

〇風先輩
頼りになるけど結局女子力(物理)に行く人。
約束通り紡絆に奢らせた。でもちゃんと部長として紡絆を制限(じゃないと絶対無茶すると理解しているため)

〇樹ちゃん
ワイヤーでは倒せないため、敵の攻撃を利用する有能。
後輩に奢らせる姉にちょっと引いた。

▼質問
Q.紡絆くんの援助

A.この世界のこと考えると大赦じゃないですかね。
資金面は保険やら両親が貯めていた貯金があるし前世が大人なので金銭感覚は全然問題なし。
あとぶっちゃけ大赦は紡絆くんがネクサスになってることを既に風先輩経由で知ってるのでこっそり振り込んでます。
それに、いうて親が死んだの中学入ってからやしな……

◆余談
本作のEDは基本的にAurora Daysであり、原作同様の並び方で紡絆くんは勇者部を見守るようにみんなから一歩離れた一番後ろにいます。
追加キャラが来た場合も何があっても同じになります。
稀に飛び立てない私にあなたが翼をくれた、になりますが、その場合はネクサスみたいに総集編みたいな感じです

(一旦入る)日常編♡

  • 友奈ちゃん
  • 東郷さん
  • 風先輩
  • 樹ちゃん
  • ???(残る一人のメンバーの人)
  • うるせぇ! 全員やるんだよっ!
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