×××はバ主になるようです ~ダイスで生き抜く未来のウマ娘世界~ 作:今峰鏡
新シーズン開幕です。
※1月は休養のため、トレーニングは行いません。代わりにイベントが二回に増えます。
【イベント 1月】
【1D10:10】
1.向日葵 ◆◇◇
2.シュート ◆◆◇
3.リヒト ◇◇◇
4.キミノ ◆◆◇
5.帯金 ◆◆◇
6.奥さん ◆◇◇
7:ライバル ◇◇◇
8.仲間たち ◆◇◇
9.ママ ◇◇◇
10.白 石 最 強
[またぁ!? えーっと……どうしよう、来ると思ってなかったからアイデアのストックが無いぞ……]
‖リヒトのトレーナー免許試験の結果‖
(去年が65点だったので、最低保証65)※80以上で合格
【1D100:95】+10(桐生院の指導補正)=[105]
[おめでとうございます! これでリヒトくんも晴れて中央のトレーナーですね!]
‖トレーナー試験に合格したので指導力アップダイスです!‖
※
※試験結果100オーバーボーナスで +5
74(現在の指導力)+【1D10:10】+5 +5 =[94]
[しっかり最大値引いてきやがった! やっぱり師弟なんすねぇ!]
[驚くべきことに、リヒトくんの初期指導力は「49」で、指導力上昇イベントも今回含め二回だけなんですよ……毎回最大値近く引いてくるのなんなの????]
[というわけで正規トレーナーになったリヒトくんの担当ウマ娘の成長を見てみましょう]
‖カズサヒカリの成長度‖
※リヒトの指導力 94(+9)
※桐生院の指導力 49(+4)
※去年2月時点の成長度 61
カズサヒカリの成長度 61+【1D100:38】+9 +4[112]
[無事ひと皮剥けたようですね、これで今年のデビューも問題なさそうです]
[折角なのでステータスも決めてしまいましょう]
○ステータス(数値×10がゲームのステータスだと思ってください)
※長所のパワーには補正をかけます
※成長度100オーバーボーナスで最低保証+10
スピード【1D40:36】+10 =46 [C]
スタミナ【1D40:2】+10 =12 [F]
パワー 【1D30:29】+30 =59 [C+]
根性 【1D40:26】+10 =36 [D+]
賢さ 【1D40:13】+10 =23 [E]
脚質【1D2:1】1.芝 2.ダ(どちらかがA)
選ばれなかった方の適正【1D6:3】(1~6:G~B)[芝:A ダ:E]
短【1D7:6】 [B]
マ【1D7:4】 [D]
中【1D7:7】 [A]
長【1D7:3】 [E]
(一番高いものがAに)
逃げ【1D7:2】 [F]
先行【1D7:7】 [A]
差し【1D7:6】 [B]
追込【1D7:3】 [E]
(一番高いものがAに)
[えっと、最低保証に+10付けたのは確かですけど……強くない?]
‖オウショウケイマの12月及び1月の獲得指導ポイント‖
12月【1D5:3】+1(チャンピオンズカップ勝利ボーナス)[4]
1月【1D5:2】[2]
合計[6pt]
3ヶ月の合計指導ポイント[7pt]
黒須リヒトの指導力[94]
(7pt + 9)/10 = 1.6pt
[オウショウケイマのスタミナが1ランクアップ!]
[次回に6pt持ち越し!]
「どうもご無沙汰しております、武田さん」
「お久しぶりですなぁ、白石トレーナー! ハッピーシュートさんのチャンピオンズカップ優勝、おめでとうございます」
「武田さんこそ、カイノクロコマでのトリプルティアラ達成、おめでとうございます」
「有マ記念はリネンRCさんのワイルドファイアに負けてしまいましたが……クロコを負かすならシュートさんだと思っていたので、驚きましたよ」
都内のとある高級ホテルの最上階、ホールを貸し切って行われたURA賞受賞式後の祝賀パーティーで、最優秀クラシッククイーンウマ娘に選出されたカイノクロコマのバ主である【武田典厩】と、ハッピーシュートのバ主兼トレーナーである白石がにこやかに会話を交わしていた。
二人の傍らに自身の愛バは居ない。アルコールが出る上、夜遅くまで続くパーティーに未成年のウマ娘は出席できないからだ。今頃は二人で会場となったホテルの自室に戻っていることだろう。
代わりに武田の隣に侍るのは、メイド服を着た栗毛のウマ娘だ。
十数年前、白石がトレーナーとなる以前のトゥインクルシリーズで、トレセン学園の現理事長と死闘を繰り広げた当時の『最強』ウマ娘【メイドオーロラ】であった。
名前の通りメイド一族のウマ娘で、現在は武田に仕えながら一族のトップとして采配を振るう辣腕メイドにして敏腕秘書だ。
対して白石の隣に立つのは慣れないスーツに着られる、年若い青年。
黒須
「ご紹介します。こいつは黒須リヒト、先月トレーナー免許を取ったばかりの私の弟子ですわ」
「ご、ご紹介に預かりました、黒須です……」
ガチガチに緊張して普段の口癖も出せなくなっているリヒトに、武田は人好きのする笑みを浮かべて握手を求めた。
スーツのズボンで手汗を拭ってから手を握ったリヒトに微笑ましいものを感じながら、武田は言う。
「白石トレーナーのお弟子さんとなれば優秀なのでしょうな、是非とも私の支援ウマ娘を見てもらいたいものです」
「いえ、自分なんか……」
謙遜するリヒトとの握手を終えた武田がメイドオーロラに振り返る。
すっと自然な動作でわずかに前に出た彼女に武田が問うた。
「ローラくん、今年新たに支援するウマ娘で、トレーナーが決まっていない娘はいたかね?」
「はい御主人様。現在トレーナーが決まっていないウマ娘は――【1D6:6】-1=[5]人です」
「そんなにかい!? というか今年デビューするウマ娘全員じゃないか!」
「はい。御主人様が『ワンチャン白石トレーナーが新規のウマ娘を担当してくれないかなぁ?』と仰っていたので、候補だけ決めた状態で保留にしてあります」
「ローラくん有能! でも全員はちょっと極端かなぁ……ゴホン。では黒須トレーナー、どうです? この中にお眼鏡に適う娘は居ますかな?」
言われるがまま、ローラが差し出してきたタブレットを覗き込むと、そこには5人のウマ娘が表示されていた。
「いやぁ、今担当してる二人で手一杯っすから、見るだけっすよ」
そう言いながらもタブレットを受け取ると、一人一人生真面目にプロフィールを読み込んでいく。
‖5人のウマ娘に対するリヒトの評価‖
【5D100:48,88,77,37,82 】※80以上でネームド化
過去の経歴や出身地、模擬レースのタイムなどに目を通していく中で、リヒトの手が一人のウマ娘で止まった。
「この娘は……すごいっすね」
「黒須トレーナーもそう思いますか!」
食い気味に身を乗り出し、自身の愛バについて語り始めた武田によると、
「仕事でブラジルに行ったときに見つけたウマ娘でして、日本のレースに興味があるというから留学の援助をさせていただいてるんですよ」
「それとこの娘、【ウンエンヒドウ】さんっすね」
「ほう、これは意外だ。レース教室を退学になっている娘ですよ?」
武田の言う通り、経歴の欄には『素行不良によりレース教室を退学』と書かれている。
だが、引き締まった体や発達したトモを見る限り、退学になった後もトレーニングを欠かしていない事が見て取れた。素行不良というのも、単に練習をサボっていた故の物では無いだろう。
そのような事を告げると、武田はうんうんと頷いて同意した。
「流石は白石トレーナーのお弟子さんだ、その通りです。レース教室のトレーナーと意見の対立があってモメたようではありますが、それもレースへの情熱が大きすぎる故の物。私はその情熱を買って支援することに決めたのです」
しかし、という事は――と、リヒトは考える。
いくら入学前とは言え、トレーナー無しでこれだけのバ体を完成させたという事だ。元より恵まれた体格を持つロモアールトラボを含め、才能や本人の情熱だけで差ができると言うのなら……トレーナーはいったい、何のために居るのだろうか――と。
「どうですか黒須さん。どちらかの娘を担当していただけませんか?」
問われ、リヒトはちらと白石の方を見た。
白石は好きにしろと言うように顎をしゃくると、腕を組んで静観の構えだ。
実際、白石としてはどちらでも良いと思っていた。
トレーナーとしてバ主と顔を繋いでおく事は重要であるし、リヒトが目をつけた二人のウマ娘からも才能を感じる。
リヒトがこの話を断ったところで、武田からの印象が悪くなることも無いだろう。そもそもライセンスを手に入れたばかりの新人トレーナーが3人も担当を持つのは中々にハードだ。
ニコニコと、いや、ワクワクとした顔でリヒトを見守る武田の目に、自分を値踏みするような視線は感じられない。単純にウマ娘が好きで、レースが好きで、そして彼女たちを支えるトレーナーが好きなのだろうと感じられる、少年のような瞳をした初老の男に、リヒトは答えた。
1.申し訳ありませんが、今担当してる二人で手一杯っす。
2.ロモアールトラボさんを担当させて下さい。
3.ロモアールトラボさんを担当させて下さい。
4.ウンエンヒドウさんを担当させて下さい。
5.ウンエンヒドウさんを担当させて下さい。
6.史 上 最 強 の 弟 子
【1D6:4】
「ウンエンヒドウさんを担当させて下さい。レース教室で何があったのかは分からないっすけど、彼女のレースへの情熱は、チームの皆へもいい影響があると思うっす」
リヒトの言葉に喜んだ武田が彼の手を取る。照れくさそうにするリヒトに、しかし冷静な視線を投げかける者が二人いた。
武田の
ローラは未だ何の実績もない、白石の弟子であるというだけの青年へと値踏みするような目を。
そして白石は、新たにトレーナーとなった弟子の独立について考えるが故に――
武田の指示を受けたローラは、事務的な手続きについての説明と、ウマ娘との顔合わせについての打ち合わせなどをしながら、眼の前の青年を冷静な瞳で分析していく。
年は二十代前半で中肉中背、ルックスはイケメンだ。
性格は明るく社交的、流されやすく押しに弱い所も見受けられるが、これは若さによるものだろう。その裏では思慮深く、白石の弟子だけあって知識も豊富だ。
だが――
(何か、迷いのような物が感じられますね)
これまで数多くのバ主やトレーナーと関わってきたメイドオーロラにとって、自身より一回り近く下の新人トレーナーの内心を見抜くことは容易い。
トレーナーとして仕上がりつつも、ウマ娘を導くに足る『芯』と呼べるものが揺らいでいるのを感じ、ローラは白石へと視線を向けた。
武田からの指導依頼をのらりくらりと交わしながら、視線に気付いた白石が頷く。
分かっているのなら良いのです。
そう割り切って、ローラは手続きについて丁寧に説明していく。
願わくば、この若きトレーナーに導かれるウマ娘たちが、自身の生き方を決める『なにか』を掴めますように、と願いながら。
パーティーが終わり、白石は自身に割り当てられたホテルの一室にリヒトを呼び出していた。
日付は既に代わり、隣の部屋のシュートももう床についている頃だろう。
パーティーで散々飲まされたから、手元にあるのはミネラルウォーターだけだ。
赤ら顔で億劫そうにソファへもたれ掛かる白石に対し、飲酒経験に乏しいリヒトはパーティ中もアルコールを控えていただけに、僅かに疲労を覗かせるのみだ。
白石はグラスの中の水を飲み干すと、単刀直入にこう言った。
「リヒト、お前独立しろ」
「はい?」
「中央の免許が取れたんやったら、もう開業できるやろ。準備ができるまで、今の担当のトレーニングには俺のトレーナー室やら名義を貸したるが、4月からは自分の面倒は自分で見ぃ」
「……元より独立は考えてたっすけど、あんまりにも急じゃないっすか?」
白石の機嫌を伺うように弱々しく問うリヒトに対し、白石は真剣な表情で続ける。
「お前、何でトレーナーを目指したんや」
「それは……」
問われ、考える。
理由は色々とあった。
昔からウマ娘とレースが好きだったこと。
とあるウマ娘の走る姿に衝撃を受けたこと。
そのウマ娘のトレーナーである白石に憧れたこと。
そうした思い出をゆっくりと、自分の気持を思い返しながらリヒトは語った。
語りながら、自分の気持を整理していく。
白石のこの質問が、自身の抱える悩みを解消するためのものであると、聡いリヒトは気付いていたから。
自分が今なお抱えている悩み。
カズサヒカリやオウショウケイマのトレーニングの中で、何度も考えた事。
何故、トレーナーが必要なのか。
シュートのデビュー前、夏合宿で白石は言った。
『――ただトレーニングを施すだけやったら、今どきウマチューブでも見せとけばええんや』
『聞きかじったトレーニングだけじゃ強くなれないから、適切に管理する
本当にそれ
技術の進化した昨今において、人と区別のつかないような
では、何故
その答えを、先生は持っているのだろうか。
聞きたい、とリヒトは思った。
そして同時に、問うて良い質問なのか、とも考える。
これは、自分で解決すべきモノでは無いのか?
「先生は――」
「それで、お前はトレーナーになって何をしたいんや?」
いけないと思いながら、つい口から出た質問に白石の言葉が被せられた。
「あんな、リヒト。俺等は好きでトレーナーをやっとるんや。トレーナーってのは、自分の叶えたい何かのためにウマ娘を指導するんや。ウマ娘にトレーナーが必要なんちゃうぞ、
ウマ娘に蹴られたのかと思うような衝撃が、リヒトの脳を揺さぶった。
視界が明滅するような錯覚さえ覚えた。
自分はこれまで、ただトレーナーになりたいと思っていた。
トレーナーならば、ウマ娘の役に立たなければと必死になっていた。
果たして自分は、ウマ娘にとって必要な存在なのかと思い悩んでいた。
「もういっぺん聞くぞ? お前は、トレーナーになって何をしたいんや?」
「自分は――」
先生を超えたい【1D100:7】
認められたい【1D100:90】
それでもウマ娘のために【1D100:31】
まだ分からない【1D100:10】
‖認められたい相手‖
1.父母
2.兄弟
3.先生
4.友人
5.ウマ娘
6.史 上 最 強 の 弟 子
【1D6:1】
黒須リヒトは裕福な家庭に生まれた【1D3:3】+1[4]兄弟の末っ子だ。
父は大企業の幹部をしており、3人の兄姉もそれぞれの分野で成功している。
そんな家庭に生まれた彼はとにかく溺愛されて育った。
父母から兄姉にまで箱入り息子として育てられながらも、彼が真面目で勤勉な性格に育ったのは、とにかく兄姉達が優秀だったからだろう。
後継者として厳しく躾けられた長兄や、それぞれ才能を発揮する次兄に長姉を見て育った彼にとって、努力することは当然の事だった。
それに対して父母は、リヒトが歳を経てから授かった末っ子と言うのも手伝って彼を溺愛した。
彼らは決して、教育を間違っていた訳では無い。
事実、20代前半でトレーナー試験に受かったリヒトは、同世代の中でも優秀な若者に育ったと言えるだろう。
それでも、リヒトは両親から『期待されたかった』のだ。
後継者として厳しく育てられた長兄のように。
良妻となることを期待されていた長姉のように。
天才的な才能を発揮し、将来を嘱望されていた次兄のように。
だからリヒトは認められたいのだ。
両親から、兄姉達と同じように――
「自分は――俺は、誰からも認められる『最強』のトレーナーになりたい」
「言うたな、馬鹿弟子。それなら尚の事さっさと独立せい、お前は今日から『俺の敵』や」
ニヤリと笑って愉しげに言う白石に思わず苦笑する。
流石に昨日の今日で『敵』判定は
「先生の『敵』になれるかどうかは、これから育てる三人を見て決めてほしいところっすけど……頑張るっす!」
「おう、期待しとるで」
ああ、この人は自分に期待をしてくれているのだ。
いつか、先生にも認められたい。
たとえ『最強』を争う『敵』としてでも……
翌日、早速とばかりにトレセン学園へと黒須リヒトの開業申請が出されることになる。
担当トレーナーが白石名義となっていた二人と、新規で一人のウマ娘を最初の担当とした新チームの運営体制は……
1.当面はリヒト一人で回す模様。
2.桐生院が暫くの間、秘書兼サブトレーナーとして出向。
3.キミノワルツに一部業務を委託。
4.白石の元教え子が秘書に
5.「この時をお待ちしておりました、お坊ちゃま」
6.史 上 最 強 の 弟 子
【1D6:3】
サブトレーナーをしていた桐生院を白石の元に戻し、キミノワルツに業務を委託する形で書類仕事などの負担を軽減する事にした。
キミノからしてみれば、白石の担当扱いだった頃と業務量は殆ど変わらないため、委託料分給料が増えると好意的に受け止められている。
未だトレーナー室や各種機材も揃っていない状況だが、オウショウケイマのデビューは近い。
リヒトは気を引き締めると、まずは新たな担当となったウンエンヒドウのトレーニングについて考えるのだった。
イベントクリティカルでリヒトくんが独立しました。
おまけで新ウマ娘も登場です。
新シーズンらしいホットスタートになりましたが、アプリウマ娘でも新シナリオが実装されましたね。
ちょっとこのメカ……叡智じゃない?
拙作のタイトル変更について
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変更しない方が良い
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タイトルを『最強トレーナーは~』にする
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変更するにしても↑のタイトルは無いわ
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その他(感想に意見下さい)