×××はバ主になるようです ~ダイスで生き抜く未来のウマ娘世界~   作:今峰鏡

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パロディ多め回です。


シニア級 1月 後半

 

【イベント 1月】

【1D10:3】

1.向日葵  ◆◇◇

2.シュート ◆◆◇

3.リヒト  ◇◇◇ 

4.キミノ  ◆◆◇

5.帯金   ◆◆◇

6.奥さん  ◆◇◇

7:ライバル ◇◇◇

8.仲間たち ◆◇◇

9.ママ   ◇◇◇

10.白 石 最 強

 

 

 

‖ウンエンヒドウの設定を決めます‖

 

学年【1D2:1】1.中等部 2.高等部 [中等部

身長 120+【6D10:38】 [158cm

バスト【1D5:4】1.無 2.微 3.普 4.巨 5.爆 [巨乳

耳飾りの位置【1D2:2】1.右 2.左 [左(元ネタが牝馬)

毛色【1D9:8】1.白毛 2.栗毛 3.鹿毛 4.青鹿毛 

      5.黒鹿毛 6.青毛 7.栃栗毛 8.芦毛 9.その他[芦毛

長所【1D5:3】1.スピード 2.スタミナ 3.パワー 4.根性 5.賢さ[パワー

短所【1D5:5】(被ったら1つ上の数字)

      1.スピード 2.スタミナ 3.パワー 4.根性 5.賢さ[賢さ

脚質【1D5:2】1.逃げ 2.先行 3.差し 4.追込 5.その他  [先行

 

[本作では珍しい芦毛の子ですね]

 

 

‖ウンエンヒドウのステータスを決めます‖

 

○ステータス(数値×10がゲームのステータスだと思ってください)

※評価80以上ボーナスで最低保証+10

※短所・長所には補正を入れます。

 

スピード【1D40:30】+10 =40 [C]

スタミナ【1D40:29】+10 =39 [D+]

パワー 【1D30:16】+30 =46 [C]

根性  【1D40:26】+10 =36 [D+]

賢さ  【1D20:18】 =18   [F+]

 

[短所も最大値近くを引いていて流石のステータス。ヒカリから続いてダイスが強い!]

 

UUU

 

 ウンエンヒドウと顔合わせを済ませ、トレセン学園から充てがわれた手狭なプレハブ小屋(実績のある白石と違い、新人トレーナーの部屋はこの程度である)に、ヒカリやケイマに手伝ってもらいながら家具やトレーニング機材を運び込んでから数日経ったある日、リヒトは街中を歩きながら新たに担当となったウマ娘に思いを馳せていた。

 

 ウンエンヒドウは名前の通り、雲や煙のように掴みどころの無いウマ娘だった。

 ふわふわとしたクセのある芦毛に眠たげな目をした大人しそうなウマ娘は、それだけではレース教室のトレーナーとトラブルを起こすようには見えなかったが、特徴的な見た目の割にどうも存在感が薄いウマ娘であるように感じた。

 彼女はお互いの自己紹介と今後のトレーニングについて淡々と打ち合わせを済ませると、煙のように()()()消えてしまい、驚いたことばかり覚えている。

 

 ――まだ、信頼されてない……んすかね?

 

 内心で独り言ち、新しい担当ウマ娘の信頼を勝ち取るべく頭を悩ませていた時だった。

 

「またウマ娘のこと考えてる」

 

 ほっぺたをつねられた。

 

「いたたたた! 痛いっすよ【茉莉耶(まりや)】!」

「今は私とデート中でしょ!」

「デートって……買い物に付き合ってるだけっすけど……」

 

 茉莉耶と呼ばれた女性はリヒトの頬から手を離すと、腰に手を当てて頬を膨らませる。「ぷんぷん」という擬音を幻視してしまうくらいに少女味溢れる仕草をしているが、歳の頃はキミノワルツと同じくらいだろうか。リヒトに似てやや童顔だが、少女には見えない程度に大人びた雰囲気を纏った女性だ。

 

「でもスゴイね、その歳でトレーナーになるなんて。月臣(つきおみ)くんも褒めてたよ」

「茉莉耶はともかく、URA職員のお義兄さんにそう言って貰えるのは素直に嬉しいっすね」

「私はともかくってどう言う事よー!」

 

 リヒトの背後に回った茉莉耶がその首に腕を回すと、後ろから抱きつくようにしてヘッドロックをかけた。リヒトは必死に腕をタップするが、楽しげに体を揺らす茉莉耶は腕を離すどころか、より体を密着させて更に締め上げる。

 

 

 そんな様子を遠目に伺うウマ娘が二人。

 小柄ながらも豊満な体を持ち特徴的な流星で片目を隠したウマ娘と、彼女と同程度に小柄な幼い顔立ちの鹿毛のウマ娘だ。

 

 オウショウケイマとカズサヒカリである。

 

「どう思いますか、ケイマさん」

()れが思うに、あれは間違いなく――彼女であろうな」

「や、やっぱりぃー!?」

「ちらと聞こえてきたが、あの女が告げた名前に対して、お師匠は『お義兄さん』と言った。つまり――」

「つ、つまり、何なのです?」

「その男性は彼女の兄、そしてお師匠の義兄……すなわちあの二人は婚約している!」

「な、なんですってぇーーーー!?」

 

 二人は休日だからと出かけた先で、たまたまリヒトが見知らぬ女性と歩いているのを見かけ尾行していたのだった。

 なんともデバガメめいた行為だが、年頃のウマ娘(おとめ)としては身近な男性の恋愛事情は気になるものである。若さを持て余した彼女たちに好奇心を抑えろと言うのは、少々酷というものだろう。

 

 ウマ娘二人が盛り上がる中、イチャつきながら歩く二人は瀟洒な佇まいのお高いブランドショップへと入っていった。

 主に紳士向けの礼服やアクセサリーなどを扱う店で、一般庶民からすると中々に近寄りがたい雰囲気を放っている。

 ケイマとヒカリは顔を見合わせると、お互いの服装を見下ろした。

 方やケイマは棋士が着るような和服姿に厚手の羽織、方やトレセン学園の制服に可愛らしいピンクのコート。それぞれ棋士と学生の正装であるからして、ドレスコードはばっちりだと頷きあった。

 

 入口を固める強面のガードマンに若干不審げな目で見られつつも入口を素通りした二人が店内を見渡すと、リヒトと件の女性はスーツや腕時計などを見て言葉を交わしている。

 

 ケイマとヒカリは普段来ない高級店の店内を物珍しげに眺めつつ二人へと忍び寄った。

 

 

リヒトの気付き【1D100:20】

茉莉耶の気付き【1D100:7】

ケイマの隠密【1D100:100

ヒカリの隠密【1D100:71】

 

[ひゃ、100ぅ!? 変なところでクリティカル出さないでください!!!!]

[う~ん、折角なので変な設定と成長ボーナスを付けておきます。ただでさえ属性が積載過多なのに……]

 

 

 突然だが読者の皆様はニンジャをご存知だろうか。

 古くは素破や乱破などと呼ばれた彼らの歴史は、一説によると聖徳太子が間諜として『志能備(しのび)』を用いたという伝承にまで遡る、日本古来の諜報集団だ。

 現代に於いては創作などを通じて人口に膾炙(かいしゃ)し、海外での日本ブームも相まって超常的な力を持つ半神的存在だと信じられようになった。

 

 彼らは闇に溶け込み姿を隠し、相手に気付かれぬように情報を収集し、拠点の破壊活動を行い、時には重要人物の暗殺などを熟す。『忍び』と言う言葉通りに、気配を消して身を隠す事に長けた者たちなのだ。

 

 おお! そして見よ! オウショウケイマの音一つ立てぬ足運びを!

 そして『そこに居るのにどこにも居ない』と思わせる見事な気配遮断を!

 

 ゴウランガ!

 アレこそまさに忍者一族に伝わりしニンポの一つ、オンギョウ・ジツではないか!

 

 そう、彼女こそ歴史の闇に葬られた伝説的ニンジャ集団、庭忍軍の後継者なのだ!

 

 ウマ娘の――ニンジャ!

 

 

 閑話休題。

 ケイマはその忍者的足運びで二人の背後にするりと近付くと、店内照明を受けて黒光りする本革靴に視線を落としながら聞き耳を立てた。

 

「げぇ、なんすかこの値段! 靴だけでこれ? マジっすか」

「今や日本の革靴は世界的評価も高くなってるからねぇ。ブランドによるけど、同じ品質で輸入品の高級革靴よりはリーズナブルなんだから、リヒトには丁度いいでしょ」

「スーツに腕時計に革靴に……先生の言う事は分かるっすけど、本当に必要なんすかねぇ」

「月臣くんもバ主さんと会う時のために良いスーツ着てるし、上流階級相手の仕事なんだから良いもの着てないとバ鹿にされるわよ」

 

 どうやら二人はリヒトの独立に合わせ、スーツ一式の新調に来たようであった。

 今やトレーナー業はバ主なくして成立しない。そしてバ主は例外なく富裕層だ。

 そんな人物たちを相手にするための戦闘服こそ高級スーツであり装飾品なのである。

 

 リヒト自身もその富裕層の生まれであるが、溺愛されて育った反動から早くに家を出て一人で暮らしてきたため、その感覚は庶民に近い。

 とは言え、今のリヒトは三人の担当ウマ娘の指導料(バ主から支払われる)と、シュートの賞金の一部(トレーナーの取り分の内、サブトレーナーなどに支払われるボーナス)によって、それなりに小金持ちなのであるが。

 

「ほら、店員(テーラー)さん来たわよ。スーツの採寸に行ってきなさい」

「オーダーメイドスーツ……まさか自分が着ることになるとは……」

 

 茉莉耶に小突かれ渋々テーラーの下へと歩いていくリヒトを見送り、ヒカリへとハンドサインで茉莉耶を見張っているよう指示を出すと、ケイマは再び気配を消して彼を尾行した。

 ヒカリはハンドサインが分からず首を傾げていた。

 

 高級店だけあり、個室のフィッティングルームへ通されたリヒトは、テーラーから生地やデザインの説明を受けながらの採寸を終え、備え付けの革張りソファへと腰を下ろした。

 サービスドリンクで喉を潤し、気疲れから溜息を吐いた彼の背後に忍び寄る影がひとつ――オウショウケイマのエントリーだ!

 

「ドーモ、オシショウ=サン、オウショウケイマです」

「アイエエ!? ケイマナンデ!?」

 

 これに驚いたのはリヒトである。

 突然自分の担当ウマ娘が現れたのだから当然だ。

 

 勿論彼女はクウトン・ジツやカゲ・ジツで空間転移してきたわけではない。そんなSFめいた超能力は流石の忍者とは言え使えない。ファンタジーやメルヘンじゃないんだから。

 彼女は単純に気配を消して、気付かれないようリヒトと一緒に入室していただけである。見事な隠形術だと感心するがどこもおかしくはない。

 

 ケイマは動揺するリヒトの隣へと()()()と座ると、腕を組んで訊ねた。

 

「して、結婚式は何時(いつ)だ?」

「何の話!?」

「む? 一緒に居た女性とだが?」

「茉莉耶の事っすか……アレは姉貴っすよ。こういう店には縁がないんで付き添いを頼んだんす」

 

 リヒトの言葉に、ケイマは「なんと」と目を見開いた。

 

「己れの早とちりだったか。お師匠にも春が来たのかと思ったのだが……やはり本命は己れか? いかんぞ! 己れは未だ学生の身、メイクデビューもまだな生娘だ! せめて卒業まで待ってくれ!」

 

「それは無い」

 

 バッサリと斬られケイマはシュンとした。

 

「……では月臣という御仁はお師匠の兄君か?」

「茉莉耶の旦那っすよ。URAの職員で、何度か会ったこともあるっすけど、いい人っすよ」

「ふぅむ、そうだったか。それにしてもスゴイ店でスーツを買うものだな、流石はお師匠だ」

「先生に『バ主と付き合うならいい服を着ろ』って言われたからっすけどね。自分じゃ買おうと思わないっすよ」

 

 そう言いながらも、しっかり師の言いつけを守って身銭を切るあたり、リヒトの生真面目さが伺える。

 自身のトレーナーの好ましい部分に触れ、うんうんと後方腕組み彼女面で感心したケイマは、ソファから立ち上がると再び隠形するべく印を組み始めた。

 

「何をしてるっすか?」

「事情もわかった事だしな、これ以上邪魔をする訳にはいくまい。己れは退散するとしよう」

「まぁまぁ、そう急ぐことは無いっすよ」

「む、そうか?」

「とりあえずそこに座るっすよ」

「……そこは床だが?」

「座 る っ す よ」

 

 ケイマはこの後、尾行していた事についてメチャクチャ怒られたのであった。

 なおその頃、ヒカリはあっさりと茉莉耶に見つかっていた。

 

 説教の後、合流した茉莉耶にケイマとヒカリを紹介すると、二人は茉莉耶に気に入られ、近くのブティックで散々着せ替え人形にされた挙げ句に服を買ってもらい、四人で高級フレンチを食べた後に別れた。

 

 付き添いの報酬として姉に奢るつもりだったリヒトは、食事代が倍になった挙げ句にスーツ一式の支払いも重なって、悲しげな顔で財布を覗き込む羽目になったと言う。

 

 

[リヒトとの絆が深まった!]

[ケイマが忍者の歩法を思い出した事で、スピードが1ランクアップ!]

 

 

 【 R E S U L T 】

 

・オウショウケイマ

スピード C → C+

スタミナ D → D+ (前回のステータス上昇分)

 

 




予定は未定ですが、冬コミに受かってしまったのでウマ娘で何か出ます。
何を出すかも決まっていませんが、きっとなにか出るでしょう。
未来の自分がなんとかすると思うので続報をお待ち下さい。
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