眠い。
とてつもなく眠い。
いつもの習慣通りに朝のトレーニングでもすれば目はすぐに覚めるなんて考えが浅はかだったのだろうか?
「ーーであって、ルウィーは他の大陸とは違う独自の発展を……って、イツキさん?大丈夫ですか?」
眠気が僕の体を支配している中、テーブルを挟んでこの世界の文化や常識を教えてくれる先生役のフィナンシェさんが心配そうに覗き込んでいるのに気づきハッとする。
「あ、ごめんフィナンシェさん」
「随分眠そうですが、昨日はよく眠れなかったのですか?」
「まあ、寝不足かな……」
「……またブラン様の創作にお付き合いに?」
「あれ?ブランさんの創作活動のこと知っているの?」
「侍従ですので。前々から知っていますよ?」
「……まあ、そうだよなぁ……」
事の発端は昨日の夜というか、日付も変わる時間の頃のことだ。まあ事の発端なんて事でも無い事なんだが、いつもの通りブランさんの小説の創作に付き合ったのだ。いつも言うことだが、ブランさんの小説は少しキャラ設定とストーリーに難がある。
別に主人公がチート並みに強いことを否定するわけじゃないし、チート能力を持った主人公が無双しまくるネット小説は多いし、人気のものだとリメイクして書籍化されたりしている。でも、どの小説でも主人公に何かしらの弱点とか付け入る隙があったりして、その隙を突かれ主人公がピンチになったりすることが殆どだ。だけどブランさんの設定する主人公はチートすぎる力はもちろんのこと精神面も知能も完璧で、あまりにも付け入る隙が無く、序盤の敵はほぼ瞬殺。中盤以降も主人公のピンチは無く、ヒロイン達のピンチに颯爽と登場して敵を瞬殺。さすがにラスボス相手には苦戦したがそれでも勝っちゃったりしている。何と言うか、単調な物語なのだ。……え?ブーメラン?そんな言葉は知らんなぁ。
話を戻そう。僕はその旨をしっかりと伝えた上で、自分の書きたい小説で売れる小説を作るというのは難しいのでは?と伝えた。小説を書くというのは中々に骨の折れる作業だ。好きな小説を書こうとしても息詰まることはあるし、無理して方向転換して売れる小説を書こうとするのはモチベーションが上がらないものだ。しかし、ブランさんの書きたい小説のストーリーで売れる小説を作るというのはのは難しいと考えてのことだった。
しかし、負けず嫌いのブランさんは僕の発言が引き金になったのかこう言い出した。
『だったら私と同じようなストーリーと文体で、売れている小説を捜して研究してやる!付き合えイツキ!』
もちろん拒否権なんて認められるわけも無く、今日は睡眠時間が十分に取れなかったのだ。
「……お疲れ様ですイツキさん」
「ありがとうフィナンシェさん。所でフィナンシェさんはブランさんの創作活動をどう思う?」
フィナンシェさんからの労いの言葉をありがたく受け取り、ブランさんの小説について聞いてみた。完全に授業は中断されているが、今の僕は授業を受けてもまったく頭に入らないだろう。
フィナンシェさんはテーブルに置いてあった教材を退けると、傍らにあった休憩時間に飲む紅茶の用意を始めた。フィナンシェさんは気を利かせてくれているのだろう。さすがはメイ……侍従である。
「そうですね……通常の執務はきっちりとこなしていただければ、私としても文句は無いのですが……」
「え?ブランさんはいつも執務はちゃんとやっていると思うけど……」
一応名目上の僕の立場はブランさんの直属の補佐官だから執務を手伝うことは多い。だからブランさんが仕事をキチンとこなしているのは知っている。
「いえ、普段はちゃんと執務していますよ。ですが、前に一度ですね……ハァ……あの時は大変でした」
フィナンシェさんがため息をついたのは初めて見たかもしれない。その過去の出来事を振り返り、今でもため息をつくほどの出来事があったのだろうか?
「あれは確か2年ほど前の話ですね。下界に降りて来ていた時のことなのですが、ある日から一週間ほど自室から出なかったのですよ。私、心配になって何度か部屋に入ろうとしたのですが、ブラン様は入れてくれなくて。ブラン様が部屋に篭っているうちに教会の執務がドンドン溜まって行き、さすがに耐え兼ねて合鍵を使って突入したのですが……」
「……ですが?」
「パソコンの台の前で伏せて寝ていました。とりあえず起こさないでおいて、ずっと部屋に篭って何をなさっていたのか気になってパソコンの画面を見たのです。そして画面に写っていたのそれは……」
「書きかけの原稿だったと……」
フィナンシェさんは僕の確認に頷いた。多分創作の締め切りが迫っていて、急いでパソコンにワープロで打って印刷しようとしたのだろう。
「で、その後どうしたの?ブランさん起こしたの?」
「いえ、起こしていませんよ。起こしてもブラン様は執務よりも創作を優先したと思いますので」
「?じゃあどうしたの?」
話を聞いている限りだと、執務は相当溜まっていたらしく、それに反比例してシェアも徐々にだが低迷していたらしい。その危機をどのようにして乗り越えたのだろうか?
フィナンシェさんは2つのカップに紅茶を注ぎ、1つを僕に渡すともう1つのカップで紅茶を一口飲んだ。僕もカップを手に取り口につける。
「とりあえず、ブラン様を起こさないように部屋を出ました」
「うんうん」
フィナンシェさんの言葉に適当に相槌しながら紅茶を嗜む。うん、紅茶おいしい。茶葉まだ区別つかないやつあるけど。
「ドアを閉めて合鍵で鍵を閉めました」
「うん」
「そして教会のブレーカーを落としました」
「うんう……ん?」
今ブランさんにやったら冗談抜きで取り返しのつかない行動をしたとフィナンシェさんの口から聞いたけど、気の所為かな?……ああ、そうだった。僕は今とてつもなく眠いんだった。多分未だ半分寝ている脳が処理を間違えたのだろう。
「フィナンシェさん。もう一度、今の所言ってくれない?」
カップの中の紅茶を一気飲みして、脳を無理矢理覚醒させると耳に全神経を集中させて次のフィナンシェさんの言葉を待つ。
「教会のブレーカーを落としました」
「……ゑ?」
「ですから、教会のブレーカーを落としました」
「……マジすか?」
「はい」
……聞き違いでは無かったようだ。だが、聞き違いであって欲しかった……。だってこれはもうこの後何が起きたのか容易に想像出来てしまう。
「ブランさん、怒りました?」
しかし自分の推測はあくまで予想であり、事実では無い。一応フィナンシェさんに後のブランさんの反応を聞いてみた。
「次にブラン様を見た時は既に女神化していました」
「やだー。ブランさんガチギレじゃないすかー」
もうこの後ブランさん教会で暴れまわったんじゃないんだろうか?下手したら大事件に発展したのでは?……まあその辺もフィナンシェさんが答えてくれるだろう。
「ブラン様はその後私に問い詰めました。何故ブレーカーが落ちているのかと。で、この時ルウィー教会の電気を供給する発電所の周りにモンスターが発生していましたので……」
「……まさか」
「はい。それ等のモンスターのせいにしました」
フィナンシェさんは思っていたよりも黒かったです。この後ブランさんは教会から直行してその発電所現場に向かい、モンスターを虐殺したのだろう。ブランさんの怒り顔状態で、モンスターを戦斧で蹂躙して行く姿は簡単に想像できた。
「……その後、ブランさんは?」
「発電所のモンスターを撃退した後は、溜まっていた執務を一気にこなして行きましたね。おかげでシェアも回復しました」
「え?発電所のモンスターを倒したのは分かるけど、何で溜まって執務もこなしたの?」
「ブラン様のことですから、別のことに集中して忘れたかったのでしょうね」
「……フィナンシェさん鬼っすね」
「一応、この強硬手段をとったのはブラン様がお部屋に籠られてからかなり日にちが過ぎた後ですよ。何度か注意もしました」
フィナンシェさんはフゥと一息ついた。あまりこの手の強硬手段は本人としても取りたくは無かったのだろう。因みに、ブランさんはこの後また部屋に籠り何とか締め切りに間に合わせたそうな。しかしそれが終わった頃には真っ白に燃え尽きていたらしい。
「はぁ……怖い女神様だな……」
僕はその一言は何気無く呟いたものだ。特に意味を込めたものではない。だけどその一言に少しだけ手を止めたフィナンシェさんは
「そうですね……確かにブラン様は我儘な一面もありますよ。ですが……いえ、であるからですかね」
「?」
「なんでもありませんよ」
フィナンシェさんはそう言うと、飲み終わった空のカップとティーポットを持ち、部屋を出て行った。
◇
「ふぁ〜……あ…」
「?大きな欠伸ね?」
「ん〜……ちょっとまだ眠気が……」
「そう……ごめんなさいね。勢いであんなこと言っちゃって……」
昼過ぎの少し表面が溶け、固くなった雪の路面をザクザクと音を立てながら道を進む僕とブランさん。今日のクエストは簡単なものの採取なので、特にこの寝不足も問題はないだろう。
「イツキ、眠いなら別に帰っても大丈夫よ。今日のクエストは採取だし」
「でも数が多いし、ブランさん1人じゃ大変でしょ?2人でやればすぐ終わると思うし大丈夫だよ」
話を切り上げると早速採取物の群生地に辿り着き、早速採取しようと身を屈めたが
「!アイスゴーレム!」
雪原の岩場の影に2体のアイスゴーレムがいたようだ。向こうもこちらに気づき、警戒を高め戦闘態勢を取る。僕も慌てて構えをとろうするが、胸の辺りに出された手に気づき、そちらの方に向くとブランさんが前に出て、僕を抑えていた。
「イツキ。この敵は私がやるから、下がってなさい」
「え、でも……」
「でもじゃない。今のあなたのコンディションじゃ、いても邪魔よ」
言葉こそ乱暴だが、僕の身を案じての言葉なのだろう。ここで足を引っ張るのは嫌だし、素直にここはブランさんに任せよう。
「……悪りいが、てめーらに時間をかけてらんねぇ。すぐにぶっ飛ばしてやる」
ブランさんは僕が下がったことを確認すると、女神化をした。光が晴れる頃にはルウィーの女神、『ホワイトハート』の姿がその身長に見合わない巨大な戦斧を構えて現れる。
「プロセッサユニット装着完了!」
戦闘態勢の完了の言葉を言うや否や、ブランさんはあっという間に肉迫すると、戦斧を振り上げ、目の前に現れたことに驚いた様子の1体のアイスゴーレムに戦斧を振り下ろす。
「アインシュラーク!」
振り下ろされた戦斧はアイスゴーレムを分断、と言うより雪の地面ごと粉砕した。砕かれた氷と雪が混じって、どれがアイスゴーレムの体を構成していたのか分からない。
「グオオオオオ!!!」
残ったもう1体のアイスゴーレムは、仲間がやられたことには目もくれず、ブランさんに咆哮をあげて果敢にも突進するが、それは残念ながら無謀な特攻だ。
「フンッ!」
ブランさんは地面にクレーターを作り上げ、刺さっている戦斧を体を軸にし体重を乗せるように引っこ抜き、その勢いのまま戦斧を横薙ぎに振るった。
「グゴ!?!」
上半身と下半身をちょうど真ん中で戦斧に切られる。それらは断面がデコボコに切られており、砕かれたような有様だった。
「ま、あたしにかかればざっとこんなもんだ」
「……圧巻だなぁ」
得意気なブランさんを素直に僕は褒めた。さすがは女神と言うべきか、今の僕ではこうも早く倒すことはできないだろう。
さて、とりあえず危機は去ったわけだし、さっきのような奴にまたエンカウントするのはブランさんにとっても手間だろう。早く目的のものを採集して帰ろう。
「!イツキ!後ろだ!!」
「え?」
ブランさんは僕の後ろに何かいることに気づいたのか、僕の後方を指差していたので、振り返ったがもう遅かった。
「ガハッ!!?」
振り返り様の胴体の部分に強い衝撃が伝わり、僕の体は宙に浮いた。数秒たった後に後頭部にまるで鈍器で殴られたような重い衝撃が頭を揺らした。まるで世界が一回転したかのような錯覚を味わった後、僕の意識は暗転した。
◇
ゆらゆらと揺れている。揺りかごの中で揺らされているような、心地よい感覚に深いまどろみに陥りそうになるが、頬を撫でる冷たい風に僕は目を少しづつ開ける。
「ん……んぅ?」
「お、目が覚めたか」
目を開き、景色まだボヤけて見える視界を何回か瞬きをしてピントを合わせる。
「……ブランさん?」
「無理して起きなくてもいいぞ。さっきまで気絶していたんだからな」
……あ、そうか。さっき僕はモンスターに後ろから襲われて、気絶していたんだっけ。
意識がハッキリしてくると、頭に何か巻かれているが感覚で分かった。ブランさんが応急手当をしてくれたのだろう。
「……?」
そして自分の今の体勢と何かに支えられている感覚に疑問を思う。まず自分の体勢は足と腰はくの字に曲がっており、首と膝の下を何かが支えている。そして自分の視界に映っているのはブランさんの顔を下から覗き見ているような視界。
ここで気づいた。自分は今『お姫様抱っこ』をされていることに。
「ちょ!?え?え?ゑ?ぶ、ブランさん何故に僕をお姫様抱っこ!?」
「わ!?馬鹿暴れんな!落ちるだろ!」
予想外の展開に僕はパニックを起こし、足をブンブン振った。ブランさんはそれに驚き僕に落ち着くように叱咤した。
「ご、ごめんなさい……」
「ったく、あんまり暴れんなよ。落ちたら命無いぞ」
「……?命が無い?そんな大袈裟な」
「……あ、そうか。気絶してりゃ分かるわけもないか。今は空を飛んでルウィー教会に向かっているからな。下は見ない方がいいぞ」
……もう、あまり考えるのはやめておこう。今どれくらいの高さにいるだとか聞いてもあまり意味の無いことだし。考えるだけ不安が加速するだけだ。しかしこれだけは聞いておかなければならない。
「あの、ブランさん。その、クエストの採集物は……」
「とりあえず、ギルドの方には今日は無理だって言っといた。今はお前のことの方が優先だ」
あぁ、やっぱり……と思う。自分はそれほど長くは気絶してはいなかったみたいだが、ブランさんは僕のことを案じてクエストを破棄したのだろう。結局足手まといになってしまい、心の中が申し訳なさが一杯になり、謝罪の言葉を口にしようとした時だった。
「イツキ」
「ご…な、何ブランさん?」
最初の言葉を口にしたと同時にブランさんが話しかけてきたから、口にブレーキをかけてブランさんの呼びかけに応える。
「その、だな……あたしのせいでお前を傷つけちまった。……すまねぇ」
「へ?」
予想外の向こうからの謝罪に僕は戸惑う。どうしてブランさんは僕に謝っているんだ?
「あたしの小説研究に付き合ったから、寝不足なんだろ?それが無ければお前はあのモンスターの奇襲に気づけていた筈だ。だから、イツキが傷ついたのはあたしのせいだ」
ブランさんは謝る時、僕のことを見つめていた。本当に申し訳ないと思っているのだろう。
「……」
何と無く、これまで僕はブランさんと普通に話をしたりはしていたけど、どこか自分でも遠慮気味であると感じていた。それはやはり立場なのだろう。方や国を守る守護女神、方や経歴がやや特殊なだけの一般市民。その壁を無意識の内に感じていたのだと思う。
だけど、今のブランさんのごめんなさいと言う言葉でやっと気づいた。ブランさんは確かに女神だ。だけどその本質は僕らとあまり変わらない。嬉しいことがあれば笑うし、悲しいことがあれば涙を流すし、不満があれば怒りもする、女神である前に、僕らと同じ人間なんだ。そんな当たり前のことに、やっと気づいた。
「?何で笑ってんだイツキ?」
ブランさんが不思議そうに僕の顔を覗き見たのに気づき、それから僕は無意識に微笑んでいることに気づいた。
「いや、何でもないよ」
「そうか……でだな、言葉は悪りいけど、罪滅ぼしをしてえから、1つだけ何でもお前の言うことを聞くよ。できる範囲でならなんでもやってやる」
なんと言うお約束展開だ。別に僕はそれほど気にしているわけでもないが、責任感の強いブランさんのことだ。ここで何か1つでも願いを言っておかないとずっと引きずるだろう。僕は少し考えてから、指を鳴らして答えた。
「じゃあ、その何でも言うことを聞くお願いを2つにというのは……」
「イツキ。この高さから落ちたら多分お前でも死ねるな」
「じょ、冗談デース……」
さすがにふざけ過ぎたと思う。向こうは真面目なんだし、当初言おうとしていた願いを叶えてもらおう。
「それじゃ、これが本当のお願いなんだけどーーー」
◇
「……本当に、こんなことでいいのか?」
「うん。それが見たいからさ」
僕はブランさんに頼んで、とある場所に移動してもらった。ブランさんはそれを承諾すると、すぐさまその場所へと飛んで行ってくれた。
「そんじゃ、ここで止まるからゆっくり見ろよ。あんまり顔出すとあぶねぇからな」
ブランさんの忠告に頷き、ゆっくりと顔を動かして行く。
視界に映ったのは何時もの雪原。だが、ここから見える景色は一面全て白の世界では無い。
今僕たちが居るのはルウィーの大地の遥か上空。僕はそこから見える景色が見たいとブランさんに願った。ブランさんは快くそれを受け入れ、寧ろそんな簡単なことでいいのかと聞いてきた。
いつも見ている雪原も、ルウィー教会も、よく行く街も、まだ行ったことのない村や街がここから一望することが出来た。今まで見てきたものは、いつも見ていたとのとは違う印象を僕に与え、逆に僕がまだ行ったことのない場所が与えている印象は、きっと訪れたらまた違う印象を僕に与えるのだろう。
少し見え方が違うだけ、それだけなのに色んな印象が見えてきた。
「……満足したか?」
「うん。ありがとうブランさん」
「だけど、こんなことで本当にいいのか?別に変なことさえ言わなければ遠慮しなくても……」
「いや、僕にとっては十分だよ。ありがとう」
ブランさんのその言葉はそれ以上紡がせず、僕はお礼を言った。
「……そうか。お前が満足しているならそれでいいけどよ……何でこんなことを言い出したんだ?」
ブランさんはとりあえずはこれで納得してくれたようだが、どうして僕がルウィーの全域が見えるような場所に行きたいと願ったのかを聞いてきた。僕はその疑問に迷いなく答えた。
「このルウィーの普段は見れない景色を見たかった。それで、ルウィーの違う面を見たかったんだ」
「そうか……それで、その違う面ってのは見れたのか?」
「うん。見えたよ」
違う面。見方が違えば幾らでも物は違う姿を見せる。
それは人であれ、物であれ、景色であれ、みな同じことだ。
でも、どれを本当のものだとするのは、見る人の主観だ。正解は誰にも分からない。
だけど、見ているのが意思の伝えられる者なのなら……
どう見て欲しいのかは、分かるよね。
フィナンシェ「ちなみに、ブラン様の執筆した小説は私が一応別で投稿しておきました。完成はしておりましたので」
イツキ「え?そうなの?結果は?」
フィナンシェ「……次回の投稿をお待ちしおりますだそうです」
イツキ「あ……」