●日本野球機構
『2020年現役若手プロ野球選手「セカンドキャリアに関するアンケート」結果』
●日本野球機構
最近はNPBも引退選手のセカンドキャリアに水を向けているようで、若手選手へのアンケートや戦力外になった選手の進路を調査しています。
若手選手の半分は引退後の生活に不安を抱えており、不安の大半は収入面よりも引退後、何をやっていけばいいかわからないと答えています。
戦力外になった選手の進路についても、数字だけ見ると野球関係に就く人が多いように見えますが、選手・監督・コーチに絞るとやはりプロの一線に残れる人はわずかであるとわかります。
●諏訪恭一
『価値がわかる宝石図鑑』ナツメ社 2016年
●秋月瑞彦
『虹の結晶 ──オパール・ムーンストン・ヒスイの鉱物学──』裳華房 1995年
●砂川一郎
『成因・特徴・見分け方がわかる 水晶・瑪瑙・オパール ビジュアルガイド』誠文堂新光社 2009年
オパールの種類や性質を調べるために参考にした文献。
作中ではプレシャスオパールを出しましたが、遊色のない通常のオパールは「コモン・オパール」と分類されます。
オパールのほかはフローライトやタンザナイトが好きですね。宝石は楽しいぞ!
●宮沢賢治
『貝の火』(青空文庫で無料閲覧可能)
賢治が花巻農学校の教員時代(1922年)に授業中朗読したもの。おそらくシェルオパールがモチーフと思われます。
うさぎの子が川で溺れているひばりを助けたお礼に「貝の火」という宝珠をもらいます。貝の火は立派な行いをすると輝きが増し、不道徳な行いをすると光が弱まる性質をもっています。いっときは美しく澄んだ輝きを放ちますが、うさぎの子はそれが自分が立派な人物になったからだと増長し、貝の火はしだいに輝きが失われ、うさぎの子も視力を失ってしまいます。現代的感覚からするとちょっと救いようのない内容です。
賢治が教師だったこと・仏教に親しんでいたことから、訓話的な内容を好んでいたんでしょうか?
なお、賢治がオパールをモチーフに書いた作品には『楢ノ木大学士の野宿』という作品もあります。
●ナターシャ・スタルヒン
『ロシアから来たエース 300勝投手スタルヒンのもう一つの戦い』PHP研究所 1986年
●山際康之
『兵隊になった沢村栄治 ──戦時下職業野球連盟の偽装工作』ちくま新書 2016年
オパールの声の主のエピソードは、日本プロ野球黎明期の大投手ヴィクトル・スタルヒン投手をモデルに、沢村栄治投手のエピソードを混ぜて改変したものです。
史実のスタルヒン投手は、戦前の日本国籍取得条件があいまいだったせいで終生無国籍でした。そのおかげで兵役は免れたものの、外出したり試合に出場するたびに警察に届け出をしなければならなかったり、戦争末期には他の外国籍者と同様に軽井沢に抑留させられたりと、たびたび国籍問題に振り回されました。チームメイトとご飯を食べてたら警察にスパイ容疑で連行されたエピソードは上記資料からの引用です。
いっぽう戦争で肩を壊したのは沢村投手です。沢村投手は都合三度兵役に従事しました。戦前は速球投手として鳴らした沢村投手ですが、最初の兵役で肩を壊してからは技巧派投手に転身し、スターであり続けました。しかし、二度目の兵役でオーバースローで投げられなくなり、力が衰えた沢村投手はジャイアンツを解雇されます。三度目の兵役で、フィリピン防衛戦に向かうための輸送船が東シナ海で米潜水艦により撃沈され、生涯を閉じました。
スタルヒン投手の名前は北海道旭川市の花咲スポーツ公園硬式野球場、通称『スタルヒン球場』に、沢村投手の名前は日本プロ野球の投手に与えられる最高の栄誉『沢村賞』に、それぞれ残っています。