本編どうぞ
パスパレライブ中何かあるわけでもなく通常通り演奏している5人にほっとしているのだが、さっきから沙綾がニコニコしている。顔は笑っているが中身はどうだろうか。俺には黒いオーラが見える。
沙綾「…やってくれたなあの女」
りみ「沙綾ちゃん落ち着いて!これから巻き返せばいいから正気に戻って…?」
もうりみもあたふたしてる。ちなみに俺は沙綾にビクビクしています。沙綾が手に持っているドラムスティック折るんじゃないかってヒヤヒヤしています。もうそろそろでポピパの番なのだが今の沙綾大丈夫か心配です。
一方有咲はと言うとわりと普段通りな感じ。飄々としている。
彩「パステルパレットでしたありがとうございましたー!」
千聖「皆さん投票よろしくお願いします!」
ワアアアっと歓声が上がる。それと同時にポピパに気合いが入る。
香澄「私達の共同財産を~?」
「「「「わたさなーい!」」」」
かなり独特な円陣で気合いを入れ直し、ポピパ五人がステージへ上がるのだがパスパレとポピパのすれ違い様に千聖が追加で攻撃をする
千聖「共同財産はどちらの手に渡るのかしら。楽しみだわ。」
沙綾「…楽しませてやるよ」
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ライブ本番:ポピパ
香澄「こんにちはー!Poppin'partyです!早速一曲目言ってみようか!Breakthrough!ドッカーン!」
ステージ横と後方が特撮張りに爆発して一曲目がスタート。ファンは歓声オーナーはニヤケまりなさんは爆発に気絶。多種多様とはまさにこれである。あぁ、この掃除まりなさんがするんだろうな~と思いにふける。まりなさんは何かしらの宿命を背負って生きているのだ。
香澄「二曲目入る前に沙綾からなんかあるみたいだよ!」
『なーに~?』
宋気(また未成年の主張だ…。)
沙綾「この対バンライブに勝ったら私山吹沙綾は神城宋気に婚姻届にサインして貰います!」
『ざわ…ざわざわ…。』
またもや会場が某賭博アニメのごとくざわめく。しかし沙綾婚約=沙綾が人妻になることなので観客は沙綾が人妻になったときのことを想像する。すると
『ウオオオオオオオオオ!!!!沙綾ちゃんが人妻アアアアアアアア!!!!』
観客の歓声で会場が揺れる。どうやら千聖先輩同様沙綾ファンも洗脳済みであった。なにしたんだよ。
沙綾「と言う告知でした!それでは二曲目「ちょまま!私を忘れちゃ困る!」おっと…まだあるみたいですね。」
有咲「ポピパがこの対バンに勝ったら私も宋気に婚姻届にサインして貰うからな!……言っちゃった…なんてことしてくれるんだ宋気!」
宋気「え俺!?」
『有咲ちゃんののり突っ込み型ツンデレだアアア!!お前ら喜べ!!』
『よっしゃアアアアアアアア!!!!』
またもや会場が歓声で揺れる。有咲ののり突っ込み型ツンデレは出現率がとても低くファンの間では見れた者はその一年を無病息災で過ごすことができる縁起物となっている。いつの間に縁起物になったんだよ有咲…。
たえ「熾烈な女同士のバチバチは見てて最高だね。あ、極道音源キット皆さん買ってくださいね。」
宋気(今宣伝するの!?)
香澄「あっ!今気づいたけどさ、そうくんこれで三股じゃない!?皆でコールだ行くよ~?さーんまた!さーんまた!」
『さーんまた!さーんまた!さーんまた!さーんまた!』
恥ずかしいから止めてくれ!こっちだってなりたくてなった訳じゃないから!つーかなんで気づいたら俺は結婚戦争に巻き込まれてるんだよ!ほんと今さらだけど!
香澄「と言うことで二曲目!Breakthrough!!」
一応俺はステージ袖でライブを見守っているのだが後ろにパスパレ一行がいる。そのうち千聖先輩は沙綾同様ニコニコしながらライブを見守っている。そして千聖先輩の背後に黒いオーラが見える。
千聖「全く…お説教が必要かしら?」バキッ
千聖先輩はつかんでいた鉄骨の柱を己の握力で砕いた。おれの真後ろで。本当に怖いから止めてくれ。
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彩「さあ!集計が出たようです!」
宋気(さっきの千聖先輩のせいかめっちゃ声が震えてる…)
りみ「と言うことで…?結果発表おおおおお!」
いつかのテレビで聞いたことのあるどこぞの関西人の甲高い声での結果発表。
この結果にはその場に居る全員が驚いた。なぜなら…ポピパとパスパレの投票数が同じだったからだ。
香澄「えっ!こんなことあるの!?」
麻弥「奇跡を目の当たりしましたね…。あっ、この場合婚姻届の件はどうなるんスか?」
沙綾「どうしましょうか…ん?千聖先輩?」
千聖「…私、今回の対バンに勝とうとするあまりムキになってしまったわ。反省しなければならないわね。」
有咲「突然どうしたんですか千聖先輩……って何だ?さっきからジュウジュウ焼ける音がするんだが。それに…何かがこっちに向かってくる?」
千聖「この反省の意は…」
有咲が言う何かがステージ上に到着した。その何かはあつあつに燃えて辺りには陽炎が発生している。"ソレ"は誰もが見たことある機械だった。
千聖「焼き土下座で昇華させるわ。」
「「「「「「「「「ええええええ!?」」」」」」」」」
日菜「ちょっ…さすがにやりすぎ……え?」
いつも何にも動揺しない日菜先輩が言葉を失う。それほどの偉業を成し得ようとしているのだ、白鷺千聖は。
ステージ上にいる俺含めたメンバーはもちろん観客も動揺している。
千聖「日菜ちゃん、十秒数えてて。」
日菜「え?えーっと~…え?」
千聖「じゃ、行くわよ。うおらぁっ!」
間髪いれず早速土下座する千聖さん、流石です。…じゃなくて異常な光景を会場にいる全員が目の当たりにしてる。
イヴ「ちっ千聖さん!何をしてるのですか!?」
たえ「イヴ、よーく見ておくんだよ。あれが日本式の謝罪だよ。」
りみ「嘘教えちゃだめ!」
結局千聖先輩はこの焼き土下座を10.24秒やり遂げ果てる……はずだった。やり遂げた後千聖先輩は何事もなかったかのように起き上がり肌の心配をし始めた。
千聖「あら…お肌が荒れちゃうわ。」
彩「……これは…大丈夫なの?」
千聖「ええ、少し熱いくらいだったわ。」
※皆さんは絶対真似しないでください。白鷺千聖は特殊な訓練をすでに受けています。
沙綾「私も…少しばかりムキになりすぎたかな。反省します。」
有咲「私も…反省どころはあるよな…。」
香澄「ねえねえ皆!」
「?」
香澄「三人とも反省して結果も引き分けだったんだから、この際そうくんが3人の婚姻届にサインすればいいんじゃない!?」
日菜「なにそのアイディア!?るんって来た!」
たえ「平和的解決法だね。やるじゃん香澄。」
彩、麻弥「ええ…いいのそれ…。」
宋気「えちょっ、まじでやるの!?俺サインしなきゃだめなの!?」
りみ「宋気くん…もう諦めなよ。」
沙綾「てことで宋気!」
「「「サイン、お願いします!」」」
観客が見守る中婚姻届のサインをねだられ絶体絶命の俺。そんな俺には実はある作戦があった。それは…
宋気「ごめんなさい!さすがにまだ婚姻届にサインは出来ません!さようなら!」
逃走ーそれが唯一の作戦であった。俺高校二年生。それはまだ結婚できない年。しかも3人にサインなんてしたら今後の人生どうなるか分からない。となればもう謝って逃げるしかない。俺はそう判断したのだ。
有咲「え?に、逃げた?」
沙綾「私達…フラれた?」
千聖「それもかなりの逃げ足だったわね…。どうしましょう。どうやったら宋気にサインさせることができるのかしら?」
たえ「それは簡単だよ。」
有咲「ん?なんかあるのか?」
たえ「花園拳王会の皆!宋気を捕まえて!捕まえた人には私のサイン入り極道音源キットをプレゼントしちゃうよ!」
有咲「なんだよ花園拳王会って…何?今から宋気を捕まえに行くってこと?って観客がもういない!?まさか…」
たえ「宋気を探しに行ったみたいだね。プレゼントに釣られて。」
千聖「えっ!?宋気は見つかったらどうなるのかしら!?まさかボコボコに殴られたり…」
たえ「花園拳王会に抜かり無し。ちゃんと教育してあるから大丈夫。」
千聖「やることが恐ろしいわたえちゃん…」
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宋気「ハア…ハア…。ここまで逃げればもう大丈夫だろ…。」
今俺はとある倉庫の物陰に隠れている。見つかったら何されるか分からねぇ。とはいえ最低なことをしてしまったな。見つかったらお説教じゃ済まされないぞ…。
そんなことを思っているとなんかドタドタと大きい足音が聞こえてきた。
『神城宋気!ミツケダース!』
『ミツケダース!!』
追手が来ていた。たぶんあれさっきまで観客だった人たち。マジ?あれに見つかったら俺何されるの!?ああ、そうか。堂島組に追われている桐生さんってこんな感情だったのか。
って今はそんなことを考えている場合じゃねぇ!一刻も早く逃げなければ…
A「いたぞー!!アイツだー!!」
『ウオオオオオオオオオ!!』
宋気「やっべ見つかった!」
とにかく全力で逃げる。倉庫から10分ほど逃げ続けて気づいたら商店街にいた。流石に商店街のど真ん中にいるのはまずいため路地に逃げ込んだ。
宋気「よ、よし。取りあえず撒いたな。しっかしすごい人数だな…。どこまで逃げればいいんだよこれ…。よし、電車でどこかをぐるぐる回るか。」
と言うわけで駅に入りそのまま電車に乗り込む。路線を一周する間に追手も数を減らすだろうと策がある。たのむ神様!追手を減らしてくれ!
宋気「よし、だいぶ気持ちにゆとりが出てきた。景色を楽しむ余裕も出てきたぞ。」
さっきまでドキドキしてたのとは逆で今は景色を眺めながらリラックスしてる。
緑の山、そびえ立つビル街、電車に張り付くオーナー…って
宋気「キャアアアアアアアアア!!なんで!なんでオーナーが電車に張り付いてんの!?」
オーナー「あんた…逃げきったかい?」
宋気「これ逃げきれてねーだろ!てかどうやって張り付いてんの!?」
電車の窓一面にオーナーが張り付いていると言うカオス過ぎる展開。次にドアが開いた瞬間に捕まえられるよりも謎の恐怖感が勝っている。ずっとこっち見てる。しかも無言で。なにこれめっちゃ怖い。
しかし幸いオーナーに気づかれずに電車から降りることができた。行く宛もないので商店街に向かうことにした。
宋気「ふう、ここの路地裏狭いから気づかれずに済むだろ」
ほっとしていると上空からバラバラと音がなるのを耳にした。何だ?と思いつつ上を見上げると突如広範囲のライトに照らされる。
B「いたぞー!!アイツだ!」
宋気「うっそ?ヘリコプターまで使いやがった!ヤバイヤバイ!このままだと逃げ道がなくなる!」
上から詮索されてしまえば一挙に人がなだれ込んでくるのも時間の問題である。案の定正面から百人は下らないと言わんばかりの大量の追手がこっちに向かってくる。もうこれは捕まると思ったその時、
「宋気~!!」
宋気「ん?うえ?ってこころ!?」
こころ「助けに来たわよ~!くらええええ!!」
『ぎゃあああああ』
財閥のお嬢弦巻こころがヘリに乗って登場。登場して間もなくロケランを追手にブッ放し大爆発を起こす。いや破天荒すぎ。着弾地点に人の山ができる。
こころ「大丈夫殺してないわよ!そこのビルから飛び乗って!」
宋気「ま、まじでやるの!?いや、やるしかねえか…I Can Flaaaaaaaaaaaay!!」
なんとかヘリに搭乗成功、俺は商店街を後にした。ヘリで移動中黒煙と人が何人も倒れているのを発見する。きっとこころがロケランをブッ放し続けた結果であろう。一応死人は出ないロケランを使ったらしいがにしても犠牲者が大杉。どんだけロケランブッ放したんだよ。
こころ「宋気!大丈夫だったかしら?」
宋気「ハア…怪我はないさ。息が切れてるがな…。」
こころ「よかったわ!愛してるわ!」
宋気「むごっ!」
こころの豊満なバストを顔に押し付けられる。その柔らかさを感じとりながら俺は疲れで眠ってしまった。柔らかい胸に包まれて寝るとか今の俺には至福であった。
こころ「よしよし…いい子いい子」ナデナデ
宋気「あっ、だめぇっ」
胸に抱き止められながらいい子いい子されるなんて…俺は何て贅沢なんでしょうか。
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気づけば夕方。目が覚めるとそこには知らない天井…と言うわけではなく見知った天井が広がっていた。といっても自分の家ではなかった。見渡すとそこはさっきまで俺がいたライブハウスcircleであることが分かった。
沙綾「ダーリン!起きたんだね!」
たえ「あの追手から逃げきるとはね。中々やるね。」
宋気「え?あの追手って…まさかおたえが差し向けたのか!?」
たえ「そう!花園拳王会の皆に協力して貰ったの。悪く思わないで、これも宋気があの場から逃げ出さなければこんなことになってないんだから。」
宋気「わ、悪かったよ…。でも!途中ヘリに追いかけられたりしたんだぞ!めっちゃ怖かったんですけど!」
たえ「ヘリに追われた?…なるほどね。私先に帰るね。少し教育してくる。」
りみ「教育って…ヤバイことなんじゃ…」
千聖「宋気、今日のところはひとまず引き下がるわ。いろいろ大変だった見たいね。でも、いつかは婚姻届にサインしてもらうから忘れないでね?」
宋気「そ、そうですか…。」
日菜「それじゃ皆!またね!別れの日菜ちゃんアターック!」
宋気「ぶほおっ!」
先日同様またもや日菜先輩の太ももに挟まれる。息苦しさと太ももの柔らかさで精神が持ってかれる…ああ、日菜先輩の太もも柔らかい…
有咲「あっぶねぇ!もうちょっとで精神が持ってかれるところだった…宋気!私だ!私の胸だぞ~?」
宋気「んんん~」
またもや俺こ顔が有咲の胸に包み込まれる。有咲の胸ってやっぱ大きくてはりがある…。
思い返せば今日一日婚約させられそうになったり女の子の胸の中にいたりとなかなかカオスなライブだった。
日菜チーって太もも柔らかそう。あれに包まれてみたいとか思ったことあるよねぇ!!
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清らかクッキー様
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