本編どうぞ
有咲の家の倉にて作戦会議が行われていた。議題はvs友希那戦をどう乗りきろうかというものだった。俺が負けた場合紗夜先輩、燐子先輩から婚姻届を押し付けられ逃げれば燐子先輩に襲われるという逃げ道のない状況であるため、俺の許嫁2人が特に気合いが入っている。一方香澄は「プロレスなんて滅多に生で見れないよ!キラキラドキドキだね!」と供述。倉内での温度差は激しい。
沙綾「氷川紗夜……乙女になってダーリンに近づき恋に落ちたと宣言するとは…計算高い女だ。」
りみ「沙綾ちゃん……何かキャラ変わってるよ?」
沙綾の目にハイライトは灯っていない。沙綾にとって乙女に変貌してしまった紗夜というのは宋気を新たな恋に落としかねない強敵である。ギャップ萌えは男を一気に恋に落とすことのできる最強の武器なのだ。
たえ「沙綾、受け入れなって。あれは完全に演技じゃなかった。真の乙女だったよ。」
有咲「だからって宋気は渡さねぇ!宋気!お前ももうこれ以上婚姻届絡みのことに巻き込まれたくないだろ!?だったら勝つしかないだろ!」
宋気「はあ…なんで俺はこんなに巻き込まれ体質なんだ……。」
有咲「大丈夫か?おっぱい揉むか?」
宋気「揉むぅ……。」
りみ「宋気くん…大分洗脳されたね。最初はあんなにためらってたのに。」
有咲「そんだけ私のことを嫁として認めてきたんだろ。何せ私には嫁力というものg「私のことを忘れてないかな?」失礼……。」
有咲がどや顔で語っているところに沙綾が横槍を入れる。相も変わらず沙綾の背後に黒いオーラが見える。
香澄「それよりも作戦だよ!相手は友希那先輩、どうやって攻略すれば良いの?」
りみ「うーん、今から特訓して習得出来るものってあるのかな…あっ!」
有咲「ん?何かあんのか?」
りみ「スカイライダー式特訓だよ!あれなら短期間で宋気くんを強化できる!」
沙綾「あっ!それならいけるかも!」
宋気「え?なにそれ?なんで皆知ってる感じなの。」
りみ「そうと決まったら早速採掘場に行くで~!!」
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採掘場に行くと決まってからのポピパの行動は速く、俺に目隠しを被せて5人がかりで俺を運んでいった。気付けば俺は採掘場にいた。というかスカイライダー式ってなに。
りみ「着いたね。じゃあ早速だけど、特訓開始!」
宋気「え、何何何!?うわああああああ…」
りみが俺の体を持ち上げて斜面に放り投げる。俺は斜面を40mほど転がって地面に叩きつけられた。
宋気「ちょ!いきなり何すんだよ!」
りみ「これが特訓だよ!とにかく耐えて!」
宋気「ええ…」
香澄「香澄チョオオオップ!」ゴツン
宋気「いてええええ!」
斜面をかるーく飛んで香澄は俺にチョップを喰らわす。勢い着いていたためめっちゃ痛い。
沙綾「ダーリン!私の愛を受け取って~!」
宋気「ぶほぉっ!」
今度は沙綾の飛び蹴りが炸裂。見事俺の腹にクリティカルヒット、とても痛くお昼ごはんが口から出そうだった。
香澄「有咲!そうくんの左腕おさえてて!」
有咲「宋気!これも特訓だ耐えろ!」
りみ「いっくでー!せいっはあ!」
宋気「うええ…タコ殴りじゃねえか……。」
香澄と有咲に両腕を抑えられりみがひたすら俺の腹に正拳突きを叩き込む。だめもう吐きそう。
宋気「はあ…はあ…」
りみ「特訓、大成功!」
宋気「どこがだよ!ただの行き過ぎた体罰じゃねぇか!」
そんなこんなで採掘場でのポピパによる特訓と言う名の体罰は試合前日まで続いた。この特訓を受けた感想は特にない。強いて言うならスカイライダーは本当にこんな体罰でパワーアップできたのだろうか。謎は深まるばかりである。
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土曜日、circleライブ会場にて
ついに来てしまった対決当日。早速会場にいってみたらリングの周囲は観客でいっぱいになっていた。ちなみにこの対決を見るに当たってチケットは販売開始一時間で完売したらしい。とりま俺達は控え室に行ったわけだがやれ「友希那ちゃんやっちまえええ!」だの「人妻アアアア」だの聞こえてくる。そんな無法地帯でやるプロレスなんぞ地下闘技場に等しいと思いに耽っていた。
こころ「宋気ー!」
香澄「こころん!?あっもしかして…」
こころ「ええ!衣装出来たわよ!」
宋気「どんな感じだ?」
こころ「着てみてのお楽しみよ!」
宋気「サンキューこころ」
早速更衣室にて衣装を着てみる。おたえがひそかに弦巻財閥に衣装を発注していたらしい。どうやら耐火性、防水性抜群で見た目も映えるらしいが…衣装の割にはなんかデカイパーツが付いている。なんだ?と思いながら俺は衣装チェンジしてまた控え室に戻った。
宋気「ただいまー。」
香澄「あ、そうくん!おか……え…り…。」
りみ「え?……嘘でしょ?」
こころ「どうよ!私考案のミッシェル型レスラーミッチェルよ!」
どんな見た目か説明すると今俺はボクサーパンツとミッシェルの被り物だけというなんともシュールな見た目でいる。頭のパーツが非常に大きいため頭がぐわんぐわんする。俺の細いボディと相まって自分でも言ってしまうが一言で言うとキモい。流石の香澄もドン引きしている。
たえ「ホーム画面にしておこ。」パシャ
沙綾「ど、どんな姿だってダーリンはダーリンだよ!さすがこころだね!」
こころ「ありがとう沙綾!私の自信作よ!」
有咲「そ、そろそろ試合が始まるな!気合い入れろよ!」
宋気「お、おうそうだな。」
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ワアアアアアアアア…
会場内から歓声が聞こえてくる。そんな中レフリーのオーナーが選手のコールをする。
オーナー「青コーナー!握力36kg!特に説明することもないバンドリ界のハーレム王!宋気ーカミーシロー!」
宋気「俺の入場貶されてるだけじゃねぇか!もうちょっとましなのを考えてくれよ!」
オーナー「赤コーナー!いつもは孤高の歌姫でありながら裏の顔は幾度となく挑戦者をねじ伏せてきたプロレスラー!中学時代不良達50人をリンチで殺しかけて警察から厳重注意を受けた女!友希那ーミナートー!」
宋気「ちょっと待て!あの人そんな過去があったのかよ!」
リサ「実況は私今井リサ、解説は花園たえさんでお送りします。どうぞよろしくお願いします!おたえさん今回の試合の見所は何でしょうか?」
たえ「そうですね、やはり友希那選手の必殺技新宿赤羽デラックスが見れると嬉しいですね。しかし宋気選手はここ三日間でポピパに特訓されてきたのでどれ程耐久力が上がっているのか見物ですね。」
宋気(なんだよ新宿赤羽デラックスって!とにかく喰らったらやばそうだな…。逃げ回って体力の消耗を狙う!)
オーナー「レディー……ファイッ!」カーン
友希那「喰らえエ!」
宋気「ぐほぉっ!」
リサ「友希那選手!先手必勝でドロップキックをお見舞い!」
宋気「効いたぜ…だったらこっちも!ウラァ!」
俺のラリアットが友希那先輩に直撃した。「これはもらった!」と思っていましたが…
シーン…………。
宋気「ちょ、ちょっと………。なんで皆黙ってるの…。何…俺が悪いみたいなこの雰囲気は何!なんだよ!ドッジボールで本気のボールを女子にぶつけちゃったみたいなこの雰囲気は!お願いします!この雰囲気やめてえエええ!」
たえ「ああ、これは友希那選手お得意の雰囲気作りですね。あたかも相手が悪いと思い込ませることによって相手のモチベーションを大きく削る一種の戦法ですね。」
リサ「雰囲気から飲み込んでく!流石友希那選手!」
あこ「友希那さーん!頑張って~!」
紗夜「ああ…1人で騒いでる宋気さんも素敵ね…」
友希那「さて、ウォーミングアップは済んだわ。ここからが本番よ。」
宋気「そ、そうですか…」
友希那「オオオオラア!」
宋気(これは!テレビでたまに見る相手をロープに投げて跳ね返ってきたところを蹴るやつ!それが分かっていれば怖くねえ!)
友希那「かわしたわね…」
宋気「ふん!どうだ!「かかったわね!」何!?」
友希那「さあ!シめるわよ!」
宋気「いたああアアアア!!!」
リサ「おーっと!かわしたところに絡み付いてそのまま締め技へと繋げた!宋気選手なすすべなーし!」
ヤバい…腕が……間接が持ってかれる!だがここで…
たえ「レフリー!カウントを!」
オーナー「ワン!ツー!」
沙綾「ダーリン!立ってー!」
香澄「そうくーん!」
負けるわけにはいかんのだよ!おら!
友希那「何!?」
リサ「嘘でしょ!えっ気持ち悪…じゃなかった、どうやら宋気選手持ち前の体の柔らかさで固め技を抜け出した!」
たえ「宋気選手は運動不足だと言うのにあの体の柔らかさはどこから来ているのでしょうか。試合再開です!」
宋気「おらおらおら!wwwうおっ!」
友希那「調子のってると痛い目に遭わすわよ。」
宋気「チョットマッテクラサイヨ!ソリャナイレショ!?」
リサ「ここで友希那選手が相手の後ろに回り込んだ!」
たえ「あれは…!プロレス恒例行事…!」
友希那「しねえええええ!!」
「「バックドロップダアアアアアア!」」
オーナー「ワン!ツー!スリー!」カンカンカーン
たえ「決まったー!そして宋気選手の首が終わったー!」
試合開始から5分12秒で決着。
バックドロップが完璧に決まり俺の首が終わった。めちゃくちゃ痛いし観客の歓声も相まってすごい虚しい気持ちになる。嗚呼、ついに婚姻届にサインしなきゃいけないのか…
オーナー「winner!友希那ーミナートー!」
友希那「さあ、約束通り紗夜と燐子を堕としたけじめとして二人の婚姻届にサインしてもらうわ。あなたはこれから二人に何から何までお世話されて過ごしていくのね。」
宋気「いっ嫌だ!何もかもお世話されるなんてそんなヤンデレ染みた生活は嫌だ!」
紗夜「宋気さん…自覚はないのかもしれないけどあなたが私を堕としたんですよ?責任とってください……。」
燐子「宋気さん…気持ち良くなるときは一緒ですよ。」
宋気「またセクハラ発言じゃねえか!」
友希那「少し右手借りるわよ。」
宋気「痛い痛い痛い痛い!ちょっと!無理矢理サインさせないで!」
りみ「どうしよう!このままじゃ二人との結婚が決まっちゃう!」
香澄「そうくん!持ち前の主人公補正で何とかしてよ!」
宋気「無理いってんじゃないよ!ちょ、誰か助けてええ!!」
あと少しで俺の手が婚姻届に触れるその時だった。会場入り口の扉が勢い良く開く。
「ちょっと待ちなさい!」
宋気「えっ?誰?」
千聖「あなたの千聖よ!助けに来たわ!」
俺の3人目の許嫁である千聖が大群を率いて会場に乱入。会場がどよめきにどよめいた。
有咲「嘘だろ!?ていうか千聖先輩の後ろになんか大群が控えている!」
千聖「私のファンクラブ会員から選ばれた選りすぐりの腕っぷし自慢よ!さああなた達!宋気を取り返してきなさい!」
紗夜「湊さん!このままでは…」
友希那「そうはさせないわ。さあ、第2ラウンド開始よ!」
突如乱入してきた白鷺千聖率いる白鷺組vs湊友希那。
次回へ続く。
スカイライダーネタ分かった方いるでしょうか。分かったらあなたは特撮好きです。
新たにお気に入り登録してくださった
Rw様
他一名の方
ありがとうございました
感想を送ってくれた方ありがとうございました
読了、ありがとうございました!