転生したら女神様!?〜退屈だから子育てやらなんやらします〜目指せ世界最強お母さん!   作:参勤交代02

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第十四話 幸せ

「はぁ....なんだか疲れました、今日はどこかでお弁当を買って帰りましょうか....」

 

 

 

 私がブラックミノタウロスを倒したと発覚してしまった後、ソフィさんや他の人たちから質問責めにあいました。

 

 

 

『どうやって倒したんだ?』『なんで居場所が分かった』『どんな武器使ったの?』『シェリアさんそんなに強いんですか?』

 

等々沢山のことを聞かれました。馬鹿正直に答えるわけにもいかなかったので、ある程度はぐらかしながら質問に応えました。

 

 しばらく質問に答えた後もっと詳細に知りたいということで奥まで来て欲しいと言われたのですが、さすがにこれ以上ここにはいれなかったので子どもたちが家で待ってると言いまた今度話すということになりました。

 

 

 

 そして今、ちょうどギルドから出たところです。

 

 

 

「また後日話すとは言いましたが何を話すのでしょうか?今はあまり冒険者を本格的にやるつもりはないのでランクが上がっても意味がないんですよね」

 

 

 

 私の予想では冒険者ランクが上がるか、それに近い内容になると思っています。上がっても今はレインとアリアを育てるのに忙しいですからあまり冒険者活動は出来ないんですよね。するにしてもせめてあの子たちが学園に入学してからではないと。

 

 

 

「話の時にそのことも含めて言いましょうか、子育てが忙しいから冒険者が出来ない人ってどのくらいいのでしょうか?」

 

 

 

 そんな事を考えながら宿の食堂で弁当をもらい家に帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいいまです。二人ともいますか?」

 

 

 

「おかえり母さん......大丈夫?」

 

 

 

「お母さんお帰り〜ってお母さんなんか疲れてる?」

 

 

 

 玄関を開けて帰宅の挨拶をすると二人が私の近くまで来て挨拶をした後私の心配をしました。やっぱり疲れてるように見えるようですね。肉体的には然程疲れてはないのですがやはり精神的には疲れています。

 

 

 

「えぇ、少し冒険者ギルドの方でいろいろありまして、疲れてしまいました。今日はこの弁当を食べてください、すみません今はご飯を作る気力がないです」

 

 

 

「うん、分かったよ。母さんは休んでていいから」

 

 

 

「いつも作ってもらってたし、今日ぐらい休んで?お母さん」

 

 

 

 あぁ、天使です、天使たちがここにいます。アリアは私の手を取ってソファまで連れて行き座らせた後レインがコップに入れたジュースを渡してきます。とても優しい子たちです、なんだか感動して泣いてしまいそうです。思わず出そうになる涙を引っ込めて二人にお礼をいいます。

 

 

 

「二人ともありがとうございます。あなた達も冷めないうちに弁当を食べてください」

 

 

 

「母さんの分は?」

 

 

 

「私はお腹が空いてないので後で食べますから先に食べて大丈夫ですよ」

 

 

 

「ええ!じゃあお母さんが食べるまで私も食べない!」

 

 

 

 先に食べていいと言うとアリアがテーブルを叩きながらそう言いました。私はいいですが二人はお腹が空いているでしょう、なんで我慢なんてするのでしょうか。

 

 

 

「でも、お腹空いているでしょう?」

 

 

 

「空いてるけどいい!お母さんと食べる!」

 

 

 

 アリアは引く気がないようでフンスと胸を張っています。隣にいるレインを見るとアリアを見てから私を見て笑いながら言ってきました。

 

 

 

「俺らは母さんと一緒に食べたいんだ、一人で食べるよりみんなで食べた方が美味しいでしょ?」

 

 

 

「そうそう!だから一緒に食べるの!」

 

 

 

「......」

 

 

 

 二人はさも当たり前のように私と一緒に食べたいと、一人でも三人の方が美味しいと言います。たしかに二人が私の子どもになってから毎日の食卓が賑やかになり料理を作る時もいつもより気分が良かった気がします。作った後も二人と食べて、美味しいと言ってくれるこの二人が愛おしくて幸せな気持ちになりました。

 

 そうでした、一人でいる時間が長かったからそんなことも忘れていました。レインとアリアは三人で食べる食事を楽しいと思っていてくれたんですね......あぁ、ダメですもう我慢できません。勝手に涙が出てしまいます、この子たちの前で泣くなんてほんとダメですね。

 

 

 

「そう...ですねっ、三人で食べましょうっ」

 

 

 

「え?!お母さん急にどうしたの!」

 

 

 

「か、母さん!なんで泣いてんの?」

 

 

 

 泣いてしまったせいで余計に心配させてしまいました。でも大丈夫です。これは悲しくて流れているのではなくて本当に、心から嬉しくて幸せだから流れているんです。

 

 

 

「なんでもないんです、なんでも。それより冷める前に弁当を食べちゃいましょう。二人とも椅子に座って下さい」

 

 

 

「あれ、お母さんお腹すいてないんじゃ....」

 

 

 

「二人を見ていたらお腹が空いてきました、それはもうとても、だから早く食べましょう?」

 

 

 

「....!なら食べよう、三人で。な、アリア?」

 

 

 

「うん!食べよう!みんなで!」

 

 

 

 少し強引だった気がしますが二人はスルーして私と一緒に椅子に座りテーブルにある弁当を開けました。

 

 

 

「では、手を合わせて」

 

 

 

「「「いただきます!!」」」

 

 

 

 その後は三人で楽しく、そして賑やかにお弁当を食べました。やっぱりこの瞬間が一番幸せで、心が穏やかになります。この子たちが私の元を離れるその時まで大事にしたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばなんでお母さんそんなに疲れてたの?」

 

 

 

 もう寝る時間の頃にアリアがそう聞いてきました。この子たちにはちゃんと言っといた方がいいですかね。

 

 

 

「それは、少しギルドで質問責めにあいまして」

 

 

 

「質問責め?なんで母さんが?」

 

 

 

「討伐依頼を受けたんですが、そこで別の魔物を倒しましてしかもそれがかなり強い魔物で新人冒険者の私がそれを倒してしまったので、どういう事なのか色々と聞かれたんです」

 

 

 

 私がそこまで言うと二人は驚いていましたがどこか納得したような顔をしていました。

 

 

 

「なんていうか、母さんだね。普通に倒しちゃうの」

 

 

 

「うん、それに少し抜けてることろも」

 

 

 

 私は二人にどう思われてもいるのでしょう、強くてどこか抜けてるお母さん?え、そんな感じなんでしょうか。

 

 

 

「あはは、そうですかね。それでもう少し詳しく説明するためにまた冒険者ギルドのとこへ行ってくるので、二人は家で自由にしてていいですよ」

 

 

 

「そうなんだ、じゃあ魔力のコントロールの練習しようかな?剣使ってもいい?」

 

 

 

「私も魔法の練習したーい!」

 

 

 

 ゆっくりしててもよかったんですが、二人は本当に熱心ですね。二人だけだと少し危険な気がしますが二人を信じましょうか。

 

 

 

「えぇ、構いませんよ。剣を使うときは怪我しないように、魔法は暴発しないように気をつけるんですよ?それを守れるならいいです」

 

 

 

「うん、分かった。ありがとう母さん」

 

 

 

「ありがとう!」

 

 

 

 それを聞いた二人はうれしそうに私にお礼を言いました。なんか甘やかしちゃいますね。私も気を付けないと。

 

 

 

「じゃあ、そろそろ寝ましょうか、レイン、アリア二階に行きますよ」

 

 

 

「あ、待ってお母さん、今日はお母さんと寝ていい?」

 

 

 

 アリアが私と寝たいと言ってきました。そういえばもう長いこと一緒にいますがアリアたちと一緒に寝た事はありませんでしたね。いいですね、今日は一緒に寝ましょう。

 

 

 

「いいですよ、一緒に寝ましょうか。レインもですよ」

 

 

 

「え、俺も?」

 

 

 

「うん、レインも!ほら行こ!」

 

 

 

 レインはまさか自分もとは思っていなかったのか驚いていましたがアリアに手を引かれて二階に上がっていきました。もう寝るのに元気ですね。

 

 

 

「ほら、そんな急がないでください。怪我しますよ」

 

 

 

 その後は三人で一緒の布団に入り、右レインがそして左にアリアが寝て私は幸福感に包まれてその日を終えました。

 

 

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