仮面ライダーとウマ娘   作:気まぐれな富士山

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衝動的に書きました。多分続かない。


レッツ、バクシン!

「バクシンバクシンバックシーン!」

 

こんにちは!優等生で委員長のサクラバクシンオーです!今日も絶賛バクシン登校中です!

 

「ムッ、あれは!」

 

お婆さんが困っていますね!助けなくては!

 

「おやまあ、ありがとうね。ウマ娘のお嬢さん」

「いえいえ!優等生ですから!」

 

一日一善です!ハッハッハ!

 

「うーん、どうしたもんかねぇ··········」

 

おやっ!?また困っている方がいるみたいですね!

 

「なにか探しものでしょうか!?お兄さん!」

「·····あ、あぁぁぁぁ!!!」

「ちょわわっ!!?」

 

 

 

剛side··········

 

「新兄さん達に相談するか?いやでも··········」

 

俺、詩島剛こと仮面ライダーマッハは困難に直面している!

 

「なんで急にマッハドライバーが使えなくなったんだ?ベルトさんの影響?」

 

シグナルバイクを刺しても、感知するだけで変身しない。

 

「まあ、ロイミュードが消え去ったし、これで俺もお役御免かもな」

 

しかし、ある変な事がある。

 

「なんでずっと俺の頭の中にウマ娘が·····?」

 

見知らぬウマ娘の顔がずっと頭の中にある。

 

「もしかして、この子を見つけないと変身出来ないとか!?」

 

··········いやいやそんな事。

進兄さんに相談してみるか?

でも新婚さんに余計な心配かけたくねぇしな。

 

「うーん、どうしたもんかねぇ··········」

「バクシンバクシーン!」

 

ん?何だこの雄叫び。

 

「なにか探しものでしょうか!?お兄さん!」

 

この顔··········

広いおでこ、花のような目、そしてこの大きな声··········

 

「·····あ、あぁぁぁぁ!!!」

「ちょわわっ!!?」

 

この娘だ!俺の頭の中にずっといたのは!

 

「君!名前は!?」

「は、はいっ!サクラバクシンオーです!」

「そうか!そうか··········?」

 

あれ、もしかして俺··········

 

「めっちゃ不審者なのでは?」

 

やっべ。頭の中で進兄さんに尋問されているのが浮かんできた。

 

『答えろ剛!お前が少女に痴漢したのか!?』

『ひぃぃぃ!!??』

 

「あっいや、その、ごめん!急に肩掴んじゃったりして··········怖かったよな」

「いえ!何か困っていた様でしたので、お手伝いしようと思いました!でも、お兄さんは特に困って居ないようですね」

「ま、まあそうだね。ごめんね!無駄な時間かけさせちゃって。お詫びと言ってはなんだけど··········」

 

俺が不審者扱いされないのは、これが一番かな。

 

「俺、警察官なんだ。特殊だけど··········」

「名刺ですか!なるほど、大切にさせていただきます!では、学校に遅れてしまいますので!」

 

 

ドガァァン!

 

「爆発!?な、あれは··········!」

「Grooooo!」

 

そこにあったのは、かつて剛やチェイス、進之介で倒したはずのロイミュードの姿だった。

 

「なんでロイミュードが!?」

「いけません!女の子が!」

「サクラちゃん!行っちゃダメだ!」

 

しかしサクラバクシンオーは止まらない。

爆発したガソリンスタンドの柱近くにいた少女を見事瓦礫から助け出す。

しかし彼女の得意分野は短距離。この程度、造作もないだろう。

 

「大丈夫ですか!?」

「う、うん··········大丈夫··········」

「それは良かった!」

『良かねぇんだよ··········』

 

サクラバクシンオーは逃げようとした。

生命が危機に晒される、確実にこの敵には勝てないと察する。

何故かこの時冷静で、ただ、今の自分では目の前の化け物に勝てないとわかったからだ。

反射的に体が動く。

 

『逃がさねェ!!!』

 

体が重く、動かない。

 

(こ、これはッ··········!)

『ヘッヘッヘ。重加速の中では、たとえウマ娘だろうとしても動けねぇさ!』

 

重加速。

ロイミュードの起こす固有現象。人間を含むあらゆる生物の意識を保ったまま動作だけが遅くなるもの。

 

『ヒャッハー!皆殺しだ!』

(マズイです!このままでは避けきれません!)

 

死を覚悟し、少女を体で覆うバクシンオー。

 

(せめて、この子だけは·····!!)

「ハアッ!」

『グエッ!』

 

しかしそこには、重加速を抜け、戦うことの出来る者がいた。

 

「なんでまた生き返ったかは知らねぇが、ロイミュードをぶっ潰す仮面ライダーが、マッハだぜ!」

 

思わぬ攻撃に重加速が解除される。

 

「あなたは··········」

「サクラちゃん。そこで見ていな。俺の変身を!」

 

『シグナルバイク!ライダー!』

 

「レッツ!変身!」

 

現れるは白いスーツを纏ったヘルメット頭の戦士··········ではなく。

 

「あれ?···············変身··········してない?」

 

恥ずかしいことを豪語した剛だけだった。

 

「えなんでなんでなんで?ハッ、故障中だった··········」

『舐めたことやってんじゃねーぞ!』

「うぉぉっ!??」

 

勿論、生身の体でロイミュードに適う訳が無い。

 

「どうすっか··········うわっと!」

 

しかし長い仮面ライダー人生の勘で、敵の攻撃を避けていく。

 

『チョコマカしてんじゃねぇ!』

「お兄さんお兄さん!そのベルト、こちらに投げれますかー!?」

「へ!?出来るけどっ!どうするのー!?」

「簡単です!お兄さんが変身出来ないのなら、私が変身するまでです!正にバクシン的発想!」

「そんなことないと思うけど··········でも、試してみる価値はある!それっ!」

 

バシッ

 

「ナイスキャッチ!っしゃ、俺のポーズちゃんと真似しろよ!サクラちゃん!」

「お任せ下さい!モノマネは得意ですので!」

 

『マッハドライバー炎!!』

 

「ここのフレーズは、サクラちゃんから取って!」

「行きますよ!」

 

レッツ!バクシン!

 

『シグナルバイク!ライダー!マッハ!』

 

「うおっ!?ちょちょちょちょ!」

「ちょわわっ!!?」

 

変身する瞬間、サクラバクシンオーの体と剛のk体が輝きだし、合体した。

 

「追跡!撲滅!いずれも・・・バクシン!」

 

白いライダースーツ、赤いラインの入ったヘルメット頭。

 

「仮面ライダ~~~~ッ!マッハ!復活!」

 

ロイミュードを倒す正義の音速超人、仮面ライダーマッハの復活である。

 

「一気に決めちゃうぜ~~!?トウッ!」

 

飛び上がり、ベルトを稼働させる。

 

『ヒッサツ!』

 

ネクストシステムをフル稼働させ放つ、仮面ライダーマッハの必殺キック。

 

『フルスロットル!マッハ!』

「ハァァァ……タァァ!!!」

 

そのエネルギーは、ロイミュードの肉体を粉砕し、情報体であるロイミュードのコアを貫く!

 

『ば、馬鹿なァァァ!!!』

 

ドゴォォン!!!

 

 

『オツカーレ!』

 

戦闘が終わり、バクシンオーと剛の体に戻っていく。

 

「勝ちました!これも私が委員長である所以!ハッハッハ!」

「ナイスだったね~サクラちゃん!俺たち、いいコンビかも?なんつってな!」

「ハッ!いけません!これでは完全に遅刻です!学校に急がなくては!」

「ちょっと待って!」

 

声をかけられ、走るのを止める。

 

「何でしょう?」

「実は……ね」

 

剛はゆっくりとサクラバクシンオーに近づき、肩に手を置く。

 

「一応事件の目撃者だから、ご同行願いたいんだけど?」

「は、ハイィィィ!?」

 

 

その後、サクラバクシンオーは警視庁特状課に頻繁に出入りするウマ娘として、少しの間『ついにやらかした委員長』として噂になるのであった……。

 

『オツカーレ!』





やっぱりあの『オツカーレ!』が好きだ。
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