史上最強の弟子ケンイチ 実績『達人としか呼ばれぬ者』獲得   作:秋の自由研究

106 / 143
原作編 第六回

 どうしてガバったんですか……? な実況、はーじまーるよー

 

 ……いやね、しくじったんですよ。このタイミングで完璧に何方にも味方しない、そんな所でマフィアとは手を切って。んでもって、どっちでも介入するにも上等このイベントの一番の介入ポイントは、ビル炎上による槍月師父の失踪です。

 そこを潰す為に、チャイニーズマフィアたちの皆様の暴走をね、妨害しに行ったんですよ。何時ものタイムアウト前提の防御戦法で(害悪上等) そこまでは、良いんです。

 

 問題は、結構真面目に仕事をしていた所為で……出ちゃったんですよ。仲良くなってたマフィア構成員からの依頼が。中にいる仲間を助け出して欲しい、っていうのが。こういう依頼って言うのは、報酬とかよりも、その後のコネが美味しいのではい、つい……受けてしまって。そして助け出していた……いたんです。

 

 そしたらね? あの……つい、勢いで……あの、伝説の兄弟対決を見てしまって、おっ楽しそうやんけ、と思ってしまって……折角だし、まぁ、折角師父の失踪フラグもへし折った所だし、見てみようかな……って、近寄ったんですよ。

 したらお二人とエンカウントバトルしました(白状)

 

 馬鹿野郎! 投稿者ぁ、誰とエンカウントしてる! ふざけるなぁ! あ^~、組んでいたチャートが粉々に壊れる音ぉ^~! 達人二人とタイムアウト前提の削り合いはマズいですよ! アレだけおテンポがクソわよ! とか言ってたのがフラグにしかなっていない……!

 という事で、これが剣星師父、槍月師父と時間をかけた削り合いをする事となりました経緯となります。お納めください(震え声)

 

 いやはや、突撃力のある槍月師父と、搦め手の手段も豊富な剣星師父が、お互いの弱点をカバーし合うあまりにも強いコンビネーションは本当にきつかったですね。

 やっぱ原作からしてキッチリつながりのあるキャラクター同士のタッグって奴は一味違うなぁ……言ってる場合かぁ!!

 

 仕方ないじゃないですか! こちとらケンイチファンだからね! そりゃあ燃える原作バトルが有ったら殴り合いにでも行きますよ! 悪いか! 俺が悪いのか! はい、私が悪いです……(諦め)

 ま、まぁ殺人拳、活人拳、双方の達人と戦った事で、更にアライメントがニュートラルへと寄って行っているので、それで良しとして頂ければ……出来ぬゥ!!(豹変)

 

『――名声が上がりました。おめでとうございます』

 

 あ、お祝いありがとうねぇハルティニちゃん……この名声は喜んでいい名声なのか分かりませんけれども……

 このモード内で強敵と戦った場合、どれだけの強敵を打ち破ったかとか、地道にコツコツ仕事を熟してたりとか、色んな行動をする事によって『名声』ポイントが付与され、その量に応じて、キャラクターに様々な任務が舞い込んでくることがあります。

 

『名声』が高ければ高い程、任務のグレードが上がり、これに応じて政府からの依頼を受けたりする事も出来ます。政府高官の隠し子の護衛だったり、闇抜けをする際の手伝いだったり、それこそ、ここ伝いで『久遠の落日』について話を聞く事も出来るのです。

 また、ある一定の名声があると、各国において『政治家』として活動したりする事も可能で、達人政治家プレイで日本を真の武術大国に導いたり、ジュナザードみたいにとある一国を修羅の巷に塗り替える事も出来ます。

 

 結構重要な要素なのですが……その名声が上がる事によってやってくる依頼と言うのは基本アライメントが四方八方に寄り放題の癒着バリバリずぶずぶの関係になりがちな事も多いのでまぁ……ホモ君はあんまり生かさない要素ですね。やっぱり完全フリーランスにはどこも厳しい世の中ですなぁ。

 

 とはいえ、全く使わない訳でもありません。完全フリーランスでも、本当に切羽詰まった人とかからの依頼も、決して多い訳ではないですがあります。

 そしてこのお医者様技能を持っていると……文字通り、表に出せない治療を行うブラックジャック染みたプレイも出来るので、今のホモ君のスタイルであれば、荒稼ぎも出来なくはありません。まぁ今回は稼ぐ必要があるプレイではないので、出来るだけお安めで引き受けますけど。

 

『――名声のレベルが『裏の伝説』にまで上がりました』

 

 因みに、今までも結構な数の医療系のクエストを繰り返しクリアして来たので、ホモ君の名声も『街の噂』レベルまでは上がっていました。

 そして今回で、特A級の達人二人をソロで倒したという事で、結構な量の名声がホモ君に流れ込んできました。やったぜ。

 因みにタイムアウトで完全決着ではないので、目減りはしますが、それでも普通に達人一人を倒した時とは比べ物にならない量が入って来て、レベルが無事に昇格! コレで更に表に出せない依頼も舞い込んでくる事でしょう……へへへ。

 

 まぁ、名声に関しては今後活かせることもあるかもしれませんけれど、程度の事で置いておくとして……えー、さて。

 

 どうしてこの名声を素直に喜べないのかと言えば……このタイミングで二人と削り合いしちゃうと……

 

『――なんだ、相手でもしてくれるのか?』

 

 そ~~~~~なんですよねぇ、ここからは師父が一緒に付いてきちゃうんですよねぇはっはっはっ……畜生メェ!!(ちょび髭おじさん)

 そうなんです。この馬兄弟宿命の対決イベントが終わった後、師父が一体何処へ向かうかは基本的にランダムなんですよ……ですが、その行先に指向性を持たせる事が可能なのです。それで、その方法と言うのが『イベント終了時に同じエリアにいる』事になっております、はい。

 

 ある一定の友誼を彼と結んだ状態で近くにいると、確率次第ではありますが、槍月師父が付いてくることがあるんですよね。犬みたいに懐いてる、とかではなく、単純に気の向くままの放浪癖の指針とされた感じではあるんですが……

 後、もう一つ条件があって……先ほどの『名声』にも関連してきますが、高い名声で得られる依頼を受けて、色んな国家とか陣営とかとずぶずぶだと、付いてくる確率が下がります。まぁ師父としては何処か特定の陣営に付いてる相手とはつるまないというのはよくわかるのですが……

 

 さて、ここで先程の名声プレイに寄らぬホモ君を見てみましょう……何処ともずぶずぶではない完全フリーランスですね!!! おっ、コレは旅の道連れにするには丁度ええやんけ!!!(震え声)

 

 ……師父と一緒にいるのは良いじゃないか、と思う方。違うんです……今ホモ君が日本においての拠点としてるのは何処だったか、分かりますか?

 谷本君の家です。んで、槍月師父が一緒にいると、どうしてか谷本君の家に帰還不可になるのです(半ギレ) 確かにここから、とある場所で再会するまで、師父と谷本君は合流しないのですけれども……こういう所は原作に合わせて来てて草ァ!!

 

『――坊主の家にはいかん。暫くは奴も功夫を積む時間が必要だろう』

 

 という事で、何度帰ろうとしてもこうなってしまうっていう……オイゴラァ!! アジトに帰れないってどういう事だオラァ!? 師父と別れられないのか、という話ではありますが、あの拳豪鬼神が此方の言う事を聞いてくれると?(震え声)

 

 マズいです……このままでは、師父の放浪癖に付き合ったまま、ケンイチの原作に関わる暇もなく各地を彷徨う事になるやも……なんだったら、師父と行動する時間があまり増えると、徐々にアライメントが寄って行ってしまう可能性もあります(震え声)

 このゲームにおいてのアライメントは、色んな事で寄ったり、減少したりするので、こういうときも油断はできないのです。

 

 うぅ、どうにか師父と一旦別れられないでしょうか……いや、正直強力な仲間が付いているのはありがたい事なんですけど、でもちゃんと狙ったタイミングでやった方が良いじゃないですか! だらだら放浪男二人ぶらり旅するのはマズいですよ!(チャート崩壊)

 いや、無理に別れられない事もないんですけど……そうすると折角仲良くなった師父との関係値下げる事になるっていう。そんなの嫌だぁ!!

 

 円満に分かれるタイミング……強制ソロ行動とかの任務とかであれば、一切関係値を下げることなく、別れられたりもするんですけど……くっ、名声……名声で受けられるようになった任務に、何か、何かないか……ん?

 

『――どうやら、馴染みの武術家からの依頼の様です。お受けしますか?』

 

 こ、これはっ……!

 オッケー、ちょっと時間はかかりますが、この依頼受けましょう。そうか、裏の伝説レベルまで行けば、このタイプの依頼を受けられるようになるんでしたっけ……コレは正に奇縁と言うしかありません。

 

 という事で師父! すみません! ちょっと極秘裏の仕事入っちゃいまして! はいすみません! ちょっとこっから先はソロで行動させていただければ!

 

『仕事か。なら、精々励んで来い』

 

 ――っしゃああああああああ!! やった!! 円満に別れられた!! 関係値のダウン一切なし!! おっしゃぁ!! 切り抜けた!! 正に天才!!

あぁ、多分、今まででこの一件が一番のピンチだったと思います(白目) まさかピンチを招いた師父達との激闘が、巡り巡ってピンチを救うとは……コレがマッチポンプか。

 

 ふぅ……さて。私の窮地を救ってくださった、この任務ですが……名声レベルが『裏の伝説』レベルだと受けられる、特殊な依頼になって来ます。

 裏で名を馳せている達人クラスの武術家と言うのは、やはり普通にお医者様にかかるという訳にも行きません。武術家自身もそうですが、特に自らの弟子と言うのは、秘伝を叩き込んでいる存在ですからね。個人的に友誼を結んだ信頼できる医者か……名の通っている腕の良い医者に預けたく思うようです。

 

 という事で……『裏の伝説』クラスの名声を持つホモ君に対して、友誼を結んでいる訳ではない相手からも、こういう依頼が舞い込んでくるタイミングが、ここから増えてくるのですよ――ライバル相手、とかね。

 

 どうやら、我がホモ君最大のライバル、メスガキちゃんにも弟子が出来て。その治療と健康調査に関する依頼が飛び込んで来たようです。

 




武術大国プレイは没案でした。ケンイチというか、やってる事が蒼天航路になってしまったので、雰囲気が違い過ぎる……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。