真・恋姫無双~舞い降りた天の御遣い達~   作:紅龍帝

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謎の銅鏡

ガサゴソガサゴソ

 

龍也「ん?なんだこれ?」

 

梯子を登り分厚い資料をしまっている時、本と本の間に厚めの木箱を見つけた。

 

大河「なぁ、これ終わったら朱雀の部屋でゲームしねぇ?最新のヤツ買ったんだ。」

 

龍也の下で黙々と作業をしてるなか思い出したみたいに声をかける

 

朱雀「ん?もう買ったのか?」

 

大河「行きつけの店で先行発売してもらったのさ~♪」

 

大河達が話すゲームは三國志を元にしたアクションゲーム。大河のイチオシ。

 

朱雀「……何故俺の部屋なんだ?」

 

大河「テレビデカイから。」

 

学園の寮で生活を送っている三人はちょくちょくお互いの部屋へ行き遊んでいる。朱雀の部屋のテレビは三人の中で一番大きい為に『ゲームと言ったら朱雀の部屋』と言う結果になる。

 

大河「リュウも朱雀の部屋でゲームしたいよな?」

 

上で作業しているであろう龍也に声をかける

 

カパ

 

龍「……鏡?」

 

誘われる様に木箱を開けると中には丸い銅鏡が丁寧に保管されていた。長い間陳列してあったせいか鏡は曇っている。

 

大河「リュウ、おい龍也!」

 

龍也「え!?なに?」

 

大河「何?じゃね~よ。話聞いてたか?」

 

龍也「あ~ごめん。聞いてなかった。」

 

大河「あぁ?ったくちゃんと聞けよ…」

 

イライラした声でしたから龍也を見上げる

 

朱雀「おい龍也、何見てたんだ?」

 

大河「なんだ~?スケベ~な本でもあったか~?」

 

龍也「違うわ!鏡だよ。」

 

大河「ん~だ鏡かよ」

 

期待させんなと言わんばかりの声をこぼしガッカリする大河。

 

朱雀「どんな鏡だ?」

 

龍也「なんか銅製で丸くて曇ってる。」

 

朱雀「……分かり難いな。」

 

大河「ちと持って来いよ。」

 

龍也「おう、分かった。」

 

木箱を脇に抱え梯子を一段降りた時

 

ボキ、

 

龍也「ん?」

 

朽ちていたのか木箱は簡単に壊れ銅鏡はそのまま重力に従い落下する。

 

朱雀「大河そのままキャッチだ!」

 

大河「任せろ!」

 

梯子の下で腕を広げるが……

 

ガン!

 

まっすぐに落ちた銅鏡は梯子に当たり鈍い音を立てて軌道を変える。

 

朱雀「な!?」

 

大河「(キュピーン)まだまだ~!」

 

持ち前の運動神経を使い片腕を伸ばし滑り込む

 

ゴチン!

 

大河「あだ!」

 

滑り込みも虚しく銅鏡は大河の頭に落ちまた跳ねる。

 

龍也「スザク!」

 

そして本を抱えた朱雀へ

 

朱雀「くっ、おりゃあぁ!」

 

バァン!

 

そのまま力強く本で打ち返す。そして龍也めがけて一直線に!

 

龍也「!?、アターック!!」

 

そして勢いよく叩き込む。結果……

 

バギーン

 

凄まじい速度で床に叩きつけられた銅鏡は無惨にも割れた。

 

朱雀「何やってんだよ!龍也!!」

 

龍也「あ…いや、すまん勢いよくこっち来たもんだからつい(汗)」

 

朱雀「ついってなんだ!ついって!」

 

大河「つッ~~~(泣)」

 

下で頭を抱え悶えている大河。

 

朱雀「はぁ~今回ばかりはマズイか…な…?」

 

割れた鏡を見てる朱雀の動きが止まる。

 

龍也「どうしたの?」

 

梯子を降りていた龍也は割れた銅鏡を前に固まる朱雀に訝しむ。

 

朱雀「いや、鏡が光っ………」

 

朱雀が言い終わらない内に鏡から強い光が溢れ出しあっという間に資料室を包む。

 

朱雀「これは!?」

 

龍也「くッ、眩しい!」

 

目を開けてられず身動きもとれなくなる。

 

龍也「――――!」

 

叫んでも輝きを増す光に体が恐怖し、声がでない。

 

 

 

徐々に意識が薄れていく

 

 

 

そしてゆっくりと記憶が途切れる――

 

 

 

 

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