真・恋姫無双~舞い降りた天の御遣い達~   作:紅龍帝

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それぞれの出会い
北郷龍也と未来の大徳


けして豊かでない荒れた荒野ににつかない三人の少女の姿があった。

 

劉備「愛紗ちゃん、流星が落ちたのってこの辺りだよね?」

 

日の光に照らされ鮮やかなピンク色に輝く髪の少女が尋ねる

 

関羽「我らが見た流星の軌跡はは、五台山の麓に落ちるものでした。管輅殿の占いどうり本当に流星が落ちたのなら、この辺りのはずです。」

 

彼女の問いかけに艶やかな黒髪の少女は答える。

 

張飛「だけど辺りには何も無いのだ。」

 

三人の中で一番幼いであろう赤い髪の少女は辺りをキョロキョロ見る。どうやらこの三人何かを探しにきているようだ。

 

劉備「そうだね……あれ?あんなことに人が倒れる。」

 

何も無かった荒野に白い服を着た人が横たわっていた。

 

張飛「あ、本当なのだ。行ってみるのだ。」

 

劉備「あっ鈴々ちゃん待ってよ~。」

 

関羽「ふ、二人とももう少し警戒心をもって……」

 

猪突の如く駈け出した二人に呆れつつ後を追いかける。

 

 

………………

 

 

張飛「このお兄ちゃん寝てるのだ。」

 

劉備「本当だね~。気持よさそう。」

 

関羽「こんなところで寝てるなど見るからに怪しい。」

 

劉備「そうかなぁ?悪い人には見えないけど……」

 

龍也「ん……」

 

張飛「あ、起きそうなのだ」

 

 

~sid北郷~

 

複数の声が聞こえる。どうやらまた朱雀の部屋で徹夜ゲームをしたらしいな…そろっと起きないと学校に遅れる。

 

龍也「………………ん?」

 

しかし目を開けた目の前には知ってる顔は無く、不思議な格好をした三人の女の子がジッとこちらを見ている。

 

龍也「あ、あれ?俺、朱雀の部屋で寝てたんじゃ?」

 

寝ぼけている体を起こしキョロキョロと辺りを見るが

 

龍也「………ここ、どこなんだ?」

 

目の前には見たことのない広い荒野とごつごつとした山脈。

 

龍也「フランチェスカにこんな敷地あったけ?……」

 

少なくとも俺は知らない……

 

劉備「あの~」

 

自分の現状が理解出来てない俺に先ほどの女の子の一人がオズオズと声を掛けてきた。

 

龍也「えっと……俺?」

 

多分俺で良いんだよなと思いつつ聞き返す。

 

劉備「だ、大丈夫ですか?」

 

挙動不審をしたせいかな?心底心配した表情でこちらを覗き込んできた。

 

龍也「え~まぁ大丈夫かな?」

 

劉備「ホッ。良かったぁ~」

 

歯切れの悪い返事になってしまったが、この子は安心したようだ。

 

龍也「少し聞きたいんだけど……」

 

劉備「はい?」

 

龍也「ここどこ?」

 

劉備「へ!?」

 

龍也「見たことろ東京じゃなさそう何だけど?」

 

劉備「……」

 

あれ?何か不思議なもんみる様な目してるけど……

 

関羽「ここは幽州琢郡。五台山の麓だ」

 

後ろにいた艶やかな黒髪の女の子が教えてくれたが俺を警戒してるみたい。

 

龍也「ゆうしゅうたくぐん?」

 

聞きなれ無いんだけど……でも冗談を言ってる雰囲気ないし……

 

龍也「ここって日本だよね?(汗)」

 

確認の為、先ほどの女の子に聞くと、

 

関羽「にほん?いったいそれは何処の州だ?」

 

日本は日本だよ!?あれれ~何だかおかしいぞ

 

龍也「今って西暦2008年だよね?」

 

張飛「せいれきってなんなのだ?」

 

すごい純粋な目して当たり前のように聞いてくるよこの子

 

龍也「……」

 

こ、これもか…いやな汗が出てくるのがわかる

 

劉備「え~っと私から質問いいですか?」

 

龍也「ど、どうぞ……」

 

劉備「お兄さんて何者?」

 

龍也「何者って言われても…名前は北郷龍也。聖フランチェスカ学園2年生。」

 

自己紹介なんてするが頭に?マークが浮かぶ勢いで不思議そうな顔をしてる。

 

龍也「それで……キミたちは?」

 

劉備「私は劉備。字は玄徳」

 

張飛「鈴々はね~燕人張飛なのだ。」

 

関羽「関雲長とは私のことだ」

 

龍也「………………はい?」

 

三人の自己紹介にさらに混乱する。だって劉備に関雲に張飛って三國志の有名な名前じゃん。でも目の前にいるのは女の子。どうなってんの?

 

劉備「あのね、次は私が質問しても良い?」

 

龍也「………どうぞ。」

 

劉備「お兄さんはどこから来たの?どうしてこんなところで寝ていたの?」

 

龍也「いや~それが本当に分からないんだ…気がついたらここにいたって感じかな?」

 

張飛「荊州とか洛陽とかから来たんじゃないのか~?」

 

幽州に荊州に洛陽。そして三國志の有名どころの三人。よく見ると武器らしい物持っているじゃないか……混乱しきった頭は予想もしなかった考えが浮かんでしまう。

 

龍也「まさか……俺は今……三國志の世界にいるのか?」

 

口に出した途端今までの思考が一気に停止する。

 

劉備「もしかしてお兄さんってこの国の事……ってえぇぇ!?」

 

バタン!!

 

全身の力が抜けそのまま倒れる。

 

張飛「おぉ、お兄ちゃんまた寝たのだ。」

 

関羽「違う鈴々!気絶したんだ!!」

 

劉備「えッ、ちょっとお兄さ~~ん!?」

 

 

 

 

これが北郷龍也と劉備、張飛、関羽との出会いだった。

 

 

 

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