ポケットモンスター~WORLD TOUR~   作:ゼクスバーナー

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初めまして、ゼクスバーナーと申します!!
あとがき(ページの下の部分?)にも書いてありますが別のサイトで同名で同じタイトルの作品を執筆しております!!
そことここの環境の違いで慣れない点が多々ありますが(生)温かい目で見守っていただけると嬉しいです。


カントー編
1章 出会い


 ――ここはカントー地方にある、のどかな村マサラタウン。

 

 ポケモンマスターと呼ばれるレッドという少年もこの村の出身である。

 

 そして明日、トレーナーとして旅に出ることが出来る10歳の誕生日を迎える少年が居た。

 

 少年の名はハルト。今夜両親からパートナーとなるポケモンをもらう事になっている。

 

「明日やっと旅に出れるのか…。父さんと母さんはポケモン何くれるんだろ……」

 

 自宅にある自分の部屋でベッドに横になりながら僕はふと思った。なんせ初めてもらうポケモンであり、パートナーにもなるのだから。

 

 ちなみに僕の家は両親が医者で自宅1階部分が他の街でいうところのポケモンセンター、2階と3階はトレーナーが宿泊する居住スペースとなっていてその真裏にくっつくように建っている建物が僕達が住む自宅になっている。

 

 そのためか小さいころからポケモンと慣れ親しんでいて、親の職業柄かある程度の応急処置なら自分一人でもやってのける力がある。

 

「初めてもらうポケモン……。なんだろう……。」

 

 そう呟いていたら下の階がやけに騒がしくなってきた。

 

「また救急かな?」

 

 気になった僕は急いで階段を下り、両親と合流した。

 

「父さん、母さんどうしたの!?」

 

 僕が聞くと、父さんは色違いのイーブイが搬送されてきた!と答え治療室に急いで向かって行った。

 

 

 あれから暫くしてイーブイの治療を終えた父さんが治療室から出てきた。

 

「父さん!さっき運ばれた色違いのイーブイ大丈夫!?」

 

「あぁ、あちこち打撲が見受けられたからかくとうタイプのポケモンにでも襲われたのかな?最近ここら辺でマンキー達が暴れまわっているという噂をよく聞くからな」

 

 確かにトキワシティから西に行くとマンキー達のすみかがあるというが、そこにいるマンキー達は基本おとなしい性格で人やポケモンを襲うというのはあまり聞いたことがなかった。

 

「まぁ明日にはよくなるだろうから野生に帰してあげよう」

 

 父さんがそう言った直後、治療室の方からドーン!と爆発音が聞こえた。

 

「パパ、ハルト大変!さっきのイーブイが!」

 

 そう言って走ってきたのは母さんだった。

 

 家族3人で治療室へ行くとそこには胸の部分にRと書いてある黒ずくめの格好をした男二人組が居た。

 

「うちの家に穴をあけるとはいい度胸だな。お前たちは何者だ?」

 

 普段はあまり怒らない父さんが怒気を込めながら訪ねると連中は隠すそぶりもせず答えた。

 

 自分たちは『ロケット団』であると。

 

「ロケット団?なんですかそれ?」

 

 今度は母さんが連中に聞いた、そしてまた連中は隠すそぶりもせず答えた。

 

「俺達か?俺達はポケモンを使って悪事を働く秘密結社ロケット団さ!この色違いのイーブイが逃げ出したんで連れ戻しに来たのさ!」

 

 団員の一人がイーブイの耳を持ちぐっと持ち上げた。するとイーブイは苦しそうな表情をしながら僕をみた。

 

「ポケモンを使って悪事を働くだと……、そんなこと許すわけにはいかない!」

 

 父さんがモンスターボールを手に取りロケット団と戦おうとした時だった。もう一人の団員がけむりだまを投げて逃走したのだった。

 

「くっ、イーブイが!」

 

 煙が晴れるとそこには奴らの姿はなかった。

 

「逃げられた!」

 

 父さんは悔しそうにしている。それはそうだ、僕だってくやしい。

 

「追いかけましょう!」

 

 と、母さんが提案するも父さんはジュンサーさんに連絡して頼もうと言って動かなかった。僕は居てもたってもいられなくなりロケット団が開けた穴から外に出て奴らを追いかけに行った。

 

 後ろから父さんと母さんがハルト!って呼んだのが聞こえたけど連れ去られたイーブイの方が心配で立ち止まる訳にはいかなかった。

 

 だって、あのイーブイ。僕に助けを求めてたのが『聴こえた』から。

 

 

 僕は家の横に停めてある自転車(折り畳み式)でロケット団を追いかけた。

 

 僕の家はマサラタウンの南にある海の近くで割とオーキド博士の研究所は近い。海の方には特に船もなく、どこかに隠れられるような場所もないので行先はすぐに検討はついた。

 

 トキワに向かうための北にある道路、1番道路。僕は全速力で自転車を走らせて向かうと黒ずくめの奴らが仲間と合流するところだった。

 

「待てぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 僕は無我夢中で自転車に乗ったまま突っ込み、物凄い音を立てながら転がった。

 

 勢いよく突っ込んでしまい団員を吹っ飛ばしたが、自転車が壊れてしまった。うん、どうせボロボロだったからいいんだけど。

 

「イテテ、あのイーブイは……、居た!」

 

 突っ込んだ時にイーブイまで吹っ飛ばしてしまったみたいで、ちょうど僕の近くに倒れてた。(ごめんね、イーブイ)

 

 僕はすぐにイーブイを保護した。

 

「大丈夫かい?家に戻ったらすぐ元気にしてあげるから」

 

「このクソガキめ、俺達にイーブイを渡しやがれ!」

 

 と、その時吹っ飛ばした団員達が立ち上がりポケモンを出して奪い返そうとしてきた。僕は当然今夜ポケモンもらうのでまだポケモンを持っていなく、いるとすればこの傷ついた色違いのイーブイなのだが到底戦える状態じゃない。

 

「覚悟しやがれ!」

 

 団員が襲ってくるのでとにかく僕は逃げ続ける。しかし、一本道のためすぐ追いつめられてしまった。万事休すか……。

 

 団員達のポケモンが僕に襲い掛かるその時だった。

 

「リザードン、かえんほうしゃ!」

 

 どこからか声が聞こえて来た瞬間空からリザードンがかえんほうしゃで団員達のポケモンを焼き尽くしながら地上に降りてきた。

 

 そしてその背中に乗っていた人は……。

 

 ポケモンリーグ、セキエイ、シロガネ両大会を制覇したポケモンマスター、レッドさんだ。

 

「やぁ、大丈夫かい?」

 

 レッドさんが優しく微笑みながら僕に声をかけてくれた。

 

「あ、はい!なんとか無事です!」

 

 目の前に超有名人のレッドさんが現れて一瞬戸惑ったが今はなんとか大丈夫だ。

 

「ったく、そのセンスのない真っ黒な服着たいかにも僕たち悪者でーす。みたいな奴らが寄ってたかっていじめか?なんなら相手になってやるぞ?」

 

 そう言うと、団員達はなにやらコソコソと話し合い、くっ覚えてろよ!とよく聞く捨て台詞を吐いて逃げて行った。

 

「あ、あの助けていただいてありがとうございました!」

 

「ん?気にすんなって、シロガネ山で特訓を終えて帰ってきたとこだったし」

 

「はぁ……」

 

 シロガネ山と言えばオーキド博士が認めた人物しか入れない強いポケモンがたくさん生息する山。そんな場所にこもって特訓してたのか、やっぱりすごいな。

 

 

 その後僕とレッドさんは僕の家に向かい、ジュンサーさんに話をしてイーブイをまた治療室に戻し家の居間に居た。ちなみに壊された壁は父さんのポケモンのカイリキーが直してくれた、身体は大きいけど4本の腕を器用に動かすことが出来るんだ。

 

「レッドさん、ハルトを助けていただきありがとうございました!」

 

 父さんと母さんは深々と頭を下げた。

 

「別にいいですって、偶然通りかかっただけですし」

 

「いやいや、レッドさんが居なかったらどうなってたか……」

 

 ちなみにさっきからこのやり取りが延々と続いている。

 

「えーっと、ハルトくん?だっけ?よかったなー、イーブイを取り返せて」

 

「えっ!あ、はい」

 

 いきなり話を振られてびっくりしてしまった。

 

 そして2時間程話をし、レッドさんは自宅へと帰って行った。

 

 

「あーあ、結局今日のこの事件のせいで明日から旅に出れるのに肝心のポケモンがもらえなくなっちゃったよ……」

 

 自分の部屋で呟きながら時計を確認すると現在午後8時、本来ならばもうパートナーとなるポケモンを渡されているはずだったのだが、今回の騒動で父さんが研究所にポケモンを受け取りに行けずもらえなかったのだ。

 

 そんな事を考えてたら下の階が騒がしくなった。またロケット団が来たとかないよね?レッドさんが念のためってことで自宅に帰るついでにパトロールしてくれてるみたいだし。

 

 気になって下の階に行くとそこには元気に走り回ってる色違いのイーブイとそれに遊ばれてる父さんと母さんがいた。

 

「……なにがどうなってるの……?」

 

 すると、イーブイが僕に気が付き飛びついてきた。そしてあまりにびっくりして後ろに倒れこんでしまった。

 

「ちょっ…くすぐったいって」

 

 イーブイは顔にすり寄ってきたり舌で舐めてきたりとじゃれてきた。

 

「もしかして、その子ハルトになついたのかしら?」

 

「そうかもしれないね、ハルト!」

 

 父さんに名前を呼ばれすぐさま起き上がった。

 

「ハルト、どうやらそのイーブイはお前になついているみたいだ。そしてな、そのイーブイはまだ野生のポケモンなんだ。お前が良ければその子の親になって明日から一緒に冒険したらどうだ?」

 

 父さんの発言は意外だった。けど嬉しかった。イーブイはただでさえ珍しいのにその色違いなんだ。しかも進化先はいくつもあるポケモン。なによりも昔から欲しかったポケモンなのだから。

 

「うん!僕こいつと旅に出たい!」

 

 僕がそう言うと、父さんはオーキド博士に電話してポケモンをもらうことを無しにしてもらい、明日から冒険の旅に出るのだからと早く寝るように言った。

 

「そうだ、せっかくだしニックネームつけてあげたら?」

 

 僕が自分の部屋に寝に行こうとすると、母さんがそう言い、僕は少し考えてニックネームを付けた。

 

「ブイ!お前の名前は今日からブイだ!」

 

 これが僕と色違いのイーブイ、ブイとの出会いだった。




 まえがき(ページの一番上?)でも書きましたがFC2小説にてここで使っている著者名と同じ(ゼクスバーナー)で同じ作品を執筆しています。
 更新速度は個人的都合によりFC2の方が早いです。他にも作品を執筆しているので気になる方は是非覗いてみてください。そのうちこちらでも執筆します。

 良い点悪い点アドバイス等あればコメントをください。糧にしてより良い物にしていきます!!
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