ポケットモンスター~WORLD TOUR~ 作:ゼクスバーナー
ジム戦が終わりポケセンでブイ達の回復が終わったため僕、ナツキさん、マサキさん、カスミさんでバトルの最中の進化、終わった後の退化についてブイ本人から聞くことにした。と言っても僕にしか何を言っているのか分からないため僕が通訳をするのだが。
「イーブイが豊富な進化先を持つことは周知のことだけど僕だけ異質なんだ。普通のイーブイは進化先がいくつもあるからといって1つの進化先へ進化すれば他の姿に進化するのは不可能なんだ」
「まぁせやろな。どんなポケモンも進化先が別れていても進化した状態から別の進化した姿になるなんて聞いたことあらへんわ」
ブイは話を続ける。
「けど僕は一度イーブイの姿に退化することが出来て尚且つ、そこから別の姿へと進化できる力があるんだ」
「退化出来るってだけでも不思議なもんだけどそこから自由に他の姿に進化出来るってのもまた凄い事ね」
さらにブイは話を続ける。
「それだけ他のイーブイよりも遺伝子が不安定ってことなんだ。そのせいか他のイーブイと違って色違いだし。けど何故か進化した姿は普通のイーブイが進化した時と同じなんだよね」
「言われてみれば確かにバトル中シャワーズになった時普通のシャワーズと同じ色だったね……。やっぱり不安定すぎる遺伝子が絡んでくるのかな」
ブイの言葉に対してマサキさん、カスミさん、ナツキさんと1つずつ理解しながら聞いてくれたようだ。(僕はひたすらブイの言葉を通訳してるだけ)
「で、いちっばん気になっとるやが、進化する条件と退化する条件ってなんや?普通のイーブイと同じか?」
マサキさんが聞いてくれたが確かに僕も気になる。
「それは僕にも分かりません!」ってえぇ!
「「「はぃ!!??」」」
「バトル中に進化出来たのは僕もよく分からないんだ。ただあの時はハルトの力になって勝ちたいって強く思っただけだし。あ、あと強いて言うなら体力を沢山消耗することかな?」
「てことはあれか?想いの強さや自分の体力の消費が進化の条件?強さや消耗した体力に比例して進化してる状態の時間が決まってくるってことか?」
僕達はうーんと唸りながら頭を抱えていた。
「もしかしたらロケット団は何かを知ってるかも」
ブイがおもむろに話すのをしっかり通訳した。
「ロケット団が?なんで?」
ナツキさんの問いにブイは答える。
「僕はこの能力のせいかロケット団に目を付けられて一度捕まってたんだ。特に薬の投与とか生体実験とかいう類の物は受けなかったけど色々貼り付けられて色んな数値とか記録してたみたい。けど僕は途中で逃げ出したから今ロケット団の連中は僕を狙ってる」
「だからマサラやトキワの森で会ったロケット団連中はみんなブイを狙ってたのか」
「となると、まだ狙ってくるよねハルトくん」
「そうなるね……。下っ端連中なら今はまだ勝ててるけどこの先もっと強い人が来たら……」
「なぁーに辛気臭い顔してんのアンタ達!強い敵が出てくる可能性を分かって、しかも負けるかもしれないって理解出来てるならやることなんて1つでしょ!特訓よ特訓、あんたら2人とも1週間みっちりしごいてあげるわ」
……え?
「ハルト、ナツキ嫌なら断ってええんで?カスミさんの特訓はえげつな……」
「んー?マサキくーん?どうかしたかなー?」
「い……いえ、ナンデモアリマセン」
「よろしい、ついでにあなたも手伝うのよ」
「えぇ!預かりシステムのメンテとかやらせてや!」
「んなもん空いた時間でぱぱっと出来るでしょアンタなら」
マサキさんは完全に諦めてしゃーないやるかぁと言っている。というかこの2人の関係は一体なんなんだろ……。
「てことでみっちり1週間キッチリ特訓するからよろしく」
それよか僕たちの意見は聞かないんですね……っても口答えしたらいつかのマサキさんのような悲劇が繰り返されそうなので僕とナツキさんははいと答えた。(というか答えるしかなかった)
そして1週間後ハナダシティ南に位置する5番道路の入口に僕達は立っていた。
「うんうん、1週間よくついてきた偉いぞ2人とも」
あれから今日までの1週間というと殆ど体力トレーニングが中心だった。けどその1週間の間に僕とナツキさんのポケモンは強くなった。
フッシーに関しては進化してフシギソウに(ヒトデマン戦で進化するところまで来ていたらしいけど)。そしてブイは今までのバトルの中での課題になりつつあった体力面もだいぶよくなった。
ナツキさんはカスミさんに直接ニョロモの育て方の指導を受けつつ見事にニョロゾへ進化。みずのいしはおつきみ山の件で持ってるのでいつでもニョロボンに進化させられるが、イーブイ系と違って一度石で進化すると自力で技を覚えることがほとんど出来なくなるらしく、まだしばらくはニョロゾのままだそうだ。
あ、それとナツキさんの手持ちに新しくケーシィが加わった。マサキさんと一緒に捕まえに行きテレポートで逃げ回るのを必死に追いかけて捕まえたらしい。
「あ、せやせや。2人ともコレあげるわ」
マサキさんがポケットから取り出したのはチケットだった。
「なんか明後日辺りにサント・アンヌ号が1年ぶりにクチバの港に着くみたいでな、毎年のパーティーやっとんねん。何度も行って飽きとるから行ってきいや」
僕とナツキさんはチケットを受け取りカスミさんとマサキさんの顔を見た。
「「行ってきます!!」」
そう言って僕達はヤマブキシティへつながるゲートを抜けずその近くにある地下通路を通ってクチバシティへと向かった。
「あの子ら元気にやれるかね」
「大丈夫よ誰が鍛えたと思ってるの」
「せやな。んじゃま帰りますか」
そしてこの2人はハナダへと帰って行った。
書いてから(っても転載ですが)思ったよね、10章にくっつけてもよかったって←
1週間の間の出来事はちゃちゃっと流しちゃってますが、気が向いたらFC2の方で番外編と称して書くと思います(多分)
マサキとカスミの関係についても多分(ここ重要)気が向いたら書くと思います←←