ポケットモンスター~WORLD TOUR~ 作:ゼクスバーナー
そう言えばルビサファのリメイク(続編とも噂されてます)が今年の11月に出るそうですね。
あの後僕はポケセンの電話を使い、両親に今トキワに居ると言い、ブイとフッシーをジョーイさんに預けた後ポケセンの宿泊施設に泊まった。
そして現在午前6時、僕は起きた。
「ふぁ~……、朝ごはん食べてブイとフッシーを引き取りにいかなきゃ……」
僕は起き上がり、着替えや準備を済ましてブイとフッシーをエントランスで引き取った。
「ブイ、フッシー出ておいで!」
エントランスで2匹を引き取った僕はその場でボールから出してあげた。
「「ハルトおはよー!」」
2匹とも元気になってなにより。グリーンさんとの約束の時間までまだあるので僕たちは朝食を食べながら時間までのんびりし、約束の時間が近くなると2匹をボールに戻してポケセンの前でグリーンさんを待った。するとものの数分後にグリーンさんがやってきた。
「おぅ、どうやら遅刻しなかったみてーだな」
「えぇ。というかなんで僕を手伝いに?」
昨日から疑問に思っていたので聞いてみた。
「ん?特に理由はねーよ。強いて言うなら新人トレーナーに色んな経験を積ませてやろうっていう先輩トレーナーの優しさ?」
なんかキザな言い方だったが、確かに色んな経験を積むことは悪くないと思い、僕はそうですかとだけ答えグリーンさんと共にトキワの西にある道路……22番道路へと向かった。
22番道路……
「どうやら案外早く見つかりそうだな」
「そうみたいですね」
今僕たちは22番道路に来ているのだが、目の前にはマンキー達が立ちふさがっていた。
「こちらとしてはなんで窃盗を続けるのかを問いただしたいとこだが、向こうはやる気のようだな……」
これ以上は進ませないと言わんばかりにマンキー達が襲い掛かってきた。
「……ピジョット、ふきとばしだ」
グリーンさんがボソッとつぶやくと同時にいつの間にかにボールから出していたピジョットが大空で大きな翼で風を起こした。
「くっ……すごい。足を踏ん張ってないと僕まで吹き飛ばされそうだ」
しばらくすると風は止み、そこにはおびただしい数の戦闘不能状態のマンキー達が倒れていた。
「ざっとこんなもんか、戻れピジョット」
グリーンさんが指示をするとピジョットはすぐにボールに戻った。
「ところで、このマンキー達何かを守っているような感じがしましたけど何を守ろうとしてたんですかね?」
「さぁなぁ」
そんな話をしていると、またぞろぞろとマンキー達が現れた。
「んだよ、まだ居たのか。んじゃ今度はハルト、お前がなんとかしろ」
「えぇ!僕ですか!?」
「そうだ、お前だ。さっきよりかは数も少ないしお前の手持ちの2匹なら問題はないはずだ」
内心ではグリーンさんが全部ぱぱっとやって僕は何もしないと思っていたがやっぱそう甘くはなかったようだ。
「マンキー達もやる気だしやるっきゃない!出てこいブイ!フッシー!」
僕はブイとフッシーを出してマンキー達に応戦する。
「フッシーはやどりぎのタネでマンキー達を足止め、ブイはやどりぎに捕まらなかったマンキー達にたいあたり!」
2匹とも僕の指示通りに動いてくれた。先程よりも数が少ないとはいえこちらは2匹。フッシーのやどりぎで足止めかつ体力を削る間に残りのマンキーをブイが相手するという作戦だ。ホントはやどりぎで足止めしている間フッシーも動ければいいんだけど、まだ制御しないと不安定なのだ。
「……!ハルト、マンキーが3匹まとめてブイに来てるぞ!」
グリーンさんが言う通り、今ブイにマンキーが3匹飛び込んできている……。けどこれなら……!
「ブイ!みきりからのでんこうせっかだ!」
するとブイは攻撃をみきり、その瞬間にでんこうせっかで素早く攻撃を入れた。トキワに着く直前にブイが覚えてくれたわざがまさかこんなに早く使うことになるとは思ってなかったけど。
「よし、そのままでんこうせっかでやどりぎに捕まってるマンキー達も倒すんだ!」
ブイは足を止めることなく素早く動きフッシーが足止めしてくれていたマンキー達を倒した。
「ふぅ、とりあえずこんなもんかな」
2匹をボールに戻そうとした時だった。ブイがいきなり声を出し僕に話しかけてきた。
「ちょっと待ってハルト!このマンキー達、ボクがロケット団から逃げてマサラタウンに着く前にボクをボコボコにしたマンキー達だよ!だとするとマンキー達が守ってるのは……」
「……!?だとしたら早く行かなきゃ!」
「?どうかしたのか?」
僕はブイから聞いたことをグリーンさんに話した。
「マンキー達が守っているのは自分たちのボスにあたるオコリザルです。ブイがマサラに来る前にここの近くを通ったらしいんですが、病気で弱ってたそうでブイをオコリザルを狙いに来た敵だと思ってボコボコにしたそうなんです」
これでブイが運ばれた時にマンキー達に襲われたあとがあったのと、食料を盗んで行く理由がわかった。
「ちょっと待てハルト、ブイから聞いたって言ったけどなんでポケモンが喋ってることが分かるんだ?」
「え、あぁなんか生まれつきそういう風に聞こえちゃうんですよ」
「……お、おぅ」
グリーンさんは困惑している。まぁそりゃそうだよね。
「とにかく、急いで親分のオコリザルのところへ行きましょう!手遅れになる前に助けなきゃ!」
「あぁ!そうだな!」
僕とグリーンさんは手分けして倒したマンキー達を急いで治療しオコリザルの居場所を聞きだし、その場所へ向かうとそこには衰弱しきったオコリザルとそれを守るようにマンキー達、そして盗まれたであろう食料があった。
「頼むそこをどいてくれ!僕はそこのオコリザルを治しに来たんだ」
僕がそう言っても聞き入れてもらえず、マンキー達は襲い掛かってきた。
「ハルト!お前はオコリザルを治療しろ、医者の子供って言ってたよな。なんとかしてみろ!」
グリーンさんはピジョットを出して僕の壁になってくれた。
「ブイ、フッシーも手伝って!」
僕がそう言うと2匹とも頷き、オコリザルの治療にはいった。
十数分後、オコリザルの治療が終わった。
「グリーンさん、こっちはなんとか終わりました」
「そうか。で、結局なんでオコリザルは衰弱しきってたんだ?」
僕はオコリザルの症状を説明した。
「はぁ?栄養失調!?」
「はい、栄養失調です」
「お前がヤバめって言うからもっとすごい病気かと思ったらそんだけ?」
「はい、そんだけです。とはいえだいぶ偏食だったので必要な栄養素が足りなくて衰弱してたみたいですね。それを心配した部下のマンキー達が盗んだものよくみてください」
グリーンさんは近くに積んである盗まれた食料に目をやった。
「きのみが多いな」
「えぇ、どうやら肉ばっかの食生活みたいだったので完全に野菜不足というかきのみ不足といいますか……」
「……なにはともあれ助かってよかったな。この件については俺から街のみんなに報告しておくよ」
「はい、お願いします」
グリーンさんと話をしているとオコリザルが目を覚まして僕に話しかけてきた。
「君が助けてくれたのか……部下が手荒な事をしてたみたいですまなかった、そして助けてくれてありがとう。この恩は決して忘れない」
「別にいいって、けどこれからはしっかり色んなものも食べるんだよ。そしてきっちり休むようにね」
「あぁ、そうするよ」
オコリザルはそう言ってまた寝てしまった。
「ところでハルト、お前はこの後ニビシティに向かうのか?」
「えぇ、そのつもりです。そしてニビジムに挑戦してジムバッジをもらうつもりです」
「……なるほど。だったら昼間のうちにトキワの森を抜けた方が良い。昼間でもあの森は薄暗い、夜になったら周りがほとんど見えないからな」
トキワの森は天然の迷路で迷いやすく、なおかつ薄暗い。夜になると完全に迷子になると言われている。
「今は……ちょうどお昼の12時ですね」
「今からトキワに戻って森を抜けるとなると日が暮れるな……。よし、森の入口まではピジョットに乗ってけ。そうすりゃ日没前には抜けられるはずだ」
「えっ、いいんですか?」
どうせならニビまで乗せて欲しいと思ったけどもここはちょっと我慢した。
「あぁ、迷子になってまたジムリーダーの俺が駆り出されるのも面倒だからな」
あー、なるほど。でもそれならなおさらニビまで乗せてくれてもいいんじゃないかな……。
「それにこの後ジム戦の予約も入ってるからな。ピジョット、ハルト達を森の入口まで乗せてってやれ」
グリーンさんはピジョットに命令して僕を乗せた。
「あ、ブイとフッシー戻って!グリーンさん、なんか色々とありがとうございました」
僕はブイとフッシーをボールに戻してグリーンさんに挨拶をした。
「気にすんな、お前が7つのバッジを手に入れて俺に挑んでくる日を待ってるよ」
「必ず、必ず挑みに来ます!」
「あぁ、楽しみにしてるぜ」
そしてピジョットは僕を乗せてトキワの森へ飛んでくれた。
グリーンside……
(……ポケモンと会話が出来るか……。信じがたいがあいつを見てるとホントのように思えるな。……もし、あの時そんな力があったならレッドにも勝てたかな……?)
物思いにふけりながら俺はトキワシティに歩いて帰った。
そう言えば説明していませんでしたが、作中の時間はゲーム『赤・緑』の2年後、つまり『金・銀』の1年前の設定ですが次の章で出てくる某黒ずくめの方々はご健在です。
設定に少々(?)矛盾点もございますが、そこは2次創作ということで目を瞑ってください←
ちなみに黒ずくめの方々と一緒にヒロインポジションの女の子が出てきます(やっと少しだけ華やかになります)