もと大どろぼうホッツェンプロッツ四たびあらわる 作:へびのあし
〈今までのあらすじまとめ〉
大どろぼうホッツェンプロッツ
おばあさんの大切なコーヒひきが、大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれてしまいました!大どろぼうを追って、カスパールとゼッペルの活躍が始まります——
このあと、悪党の大魔法使いペトロジリウス・ツワッケルマンや妖精アマリリスも参上し、一波乱ののちにどろぼうを捕まえることに成功します。お巡りさんのディンペルモーザー氏は二人の少年に感謝して、ホッツェンプロッツを消防ポンプ置き場へとじこめます。
大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる
大奮闘のすえ捕まえたホッツェンプロッツが、なんと警官のディンペルモーザーを騙してあべこべに消防ポンプ置き場へ閉じ込め、警官に変装して逃げ出します。そのうえ、おばあさんを誘拐したのです——
このあと、カスパールとゼッペルは身代金を持っておばあさんを助けに行きますが、呆気なくホッツェンプロッツにとらえられてしまいます。しかし千里眼者のシュロッターベック夫人や、夫人が飼っている犬のバスティの活躍。また、捕まったおばあさんたちがホッツェンプロッツをうまく騙して椅子に縛りつけることに成功したために、どろぼうは再び警官に捕まります。こんどはどろぼうは消防ポンプ置き場ではなく、市の刑務所に送られることとなりました。
大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる
刑務所を釈放されたホッツェンプロッツは、ついにどろぼうをやめることを決意しました。でも、誰にも信用してもらえないばかりか、千里眼者シュロッターベック夫人の水晶玉を盗んだ疑いまでかけられます——
このあと、カスパールとゼッペルの活躍により、水晶玉を盗んだ疑いは晴らされます。そしてどろぼうをやめたホッツェンプロッツは料理の腕を生かし、森の料理店〈どろぼうのねじろ亭〉を開くことになりました。(完結)
〈人物紹介〉
ホッツェンプロッツ
つばの広い帽子を被っていて、もじゃもじゃの黒ヒゲとすごいかぎ鼻のどろぼう。革ベルトにピストルとサーベル、七本の短刀を差していて、コショウピストルを武器に、毎日新聞に載るほどに盗みや脅しを繰り返していた。しかし殺人は犯した事が無く、見た目や犯行の粗暴さと裏腹に知恵の回る知能犯で料理が得意な一面も。
カスパール
赤いとんがり帽子を被った少年。ホッツェンプロッツに二度も襲われ、やつのせいで三度気絶することになるおばあさんの孫。結構知恵が回り見せ場が多い。
ゼッペル
緑のチロル帽子を被った少年。カスパールの大親友。カスパールに比べ損な役回りが多いが、結構根性が座っていていい奴。
ディンペルモーザー氏
一人暮らしの警官。お巡りさん→巡査部長→警部へと昇進していく。全力で少年たちを助けるが、重要なときに一歩遅れをとる。
リューベザーメン氏
二巻に一瞬だけ出てくる。消防自警団の団長で、本職はカラシ工場の社長。本作では、かなりの重要人物になるかも…?
シュロッターベック夫人
二巻以降に出てくる。国家試験合格千里眼者で、占い師。太っていていつもガウンを羽織り、ナイトキャップやスリッパを履いて薄暗い部屋にこもっている。水晶玉の占いが一番得意な模様。
バスティ
二巻以降に出てくる。シュロッターベック夫人が魔法をかけ損なったおかげで、ワニになってしまった。世界中のワニや犬を合わせたよりもすぐれた才能を持っていて、大活躍する。
夫人が非常に大切に飼っている犬で、第三巻にカスパールとゼッペルが元のダックスフントのすがたに戻すことに成功。
〈オリジナルキャラクター紹介〉
エリー
小さなバレリーナ(六歳)。頭の上の赤いリボンは、耳まで垂れ下がっている。ホッツェンプロッツに大切なポニーを盗られた経験があり、とりもどすまでは絶対に許さないつもり。
ヴァラ・リーナ
盗まれたポニー。音楽が大好きで、おどりで人を楽しませる天才。しかし、荷物運びの才能はゼロ。