【ラスボス】外道幼女が行く、ネギま平行世界【逃げて】   作:ひろっさん

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5/29 くらいに投稿されてるはずです。

オリジナルのネタが大体パクリになった件。


010 前世の記憶はクソ重い

メタ的に巻をまたぎますが、例の図書館島イベントです。

 

期末試験でクラスの最下位脱出というのが、アンディに課せられた試練。

これは原作のネギ少年に課せられたのと同じ内容です。

 

それでですが、私にも試練が課せられます。

というわけで学園長室。

 

「……それで、君には魔法バレが起きんように、フォローをお願いしたいのじゃよ」

「えー……?」

「そんなに嫌かのう?」

「それ、私が脱がされるの確定じゃないですかやだー!」

 

せっかく回避できるところは回避してきたというのに、こんな強制イベントで脱がされるのは嫌ですからね。

 

近衛学園長が言っているのは、図書館島で頭の良くなる本を探させるので、それに同行して魔法バレを防げということです。

一見、緩い任務に見えますが、同行するのがアンディなので、正直言って不安しかありません。

 

原作ではこのイベントの際、ネギ少年は自分の魔法を封じていましたが、何度も魔法に頼ろうとしていました。

アンディが魔法を自分で封印していなければ、それだけで魔法バレ確定です。

 

「と言いますか、既に神楽坂さんにバレていますよ?」

「ホ?」

「彼女、魔法無効化(マジック・キャンセル)能力者ですので、記憶を消す魔法が通じないのです」

「ホー?」

 

なんと言いますか、方法がないこともないのですけどね。

実際、彼女の記憶は10年ほど前の時点で封印されていますし。

妖精さんの力、黒い箱を使えば、おそらくどうにかできます。

しかし、この時点でこんなことに切り札を使うのは嫌です。

 

「なので、前提から崩れてしまっているのですよ」

「ムムム……」

 

お爺さんは唸ります。

 

「アンディ用のイベントですし、あの子もそんなに迂闊なことはしないと思います。

最悪、バレたとしても記憶を消せばいいですし」

「あまりそういう手は使いたくないんじゃがのう……」

「それより、私と一緒にいると、あの子は私を頼ってしまう傾向がありますから、あまりそれはよくないと思います」

「フム……」

 

近衛学園長は白いおヒゲを弄りながら唸りました。

 

「そうじゃな……ではこうしよう。

同じく図書館島じゃが、その地下深くには湖があるんじゃ。

そこにある魔道書を1冊持ち帰ること」

「いいのですか?」

「戻すのはこちらでやるわい。

それより、挑戦の際は魔法の使用を禁止とさせてもらうかの」

「マジですか?」

「マジじゃ。

何でもかんでも魔法に頼るようでは、1人前の魔法使いとは言えん」

「といいますか、普通に行きと帰りで下手すると1週間近くかかりますよ?」

「うむ、じゃから、春休みの課題じゃな」

「うーん……まあ、いいですけどね……。

魔法なしということになりますと、準備も必要になりますし」

 

期末試験終了後、春休みの期間中、約2週間の間に目的を達成しろということですね。

ま、妖精さんグッズを使えばどうとでもなりますが。

そういうのを封印するとなりますと、最低5日ほどはアンディを1人にしておくということになります。

まあ、そうそう問題は起こさないでしょうけど。

 

「さすがに1人では不安じゃろうからのう、魔法生徒を1人付けよう」

「人選はそちらですよね?」

「もちろんじゃ」

「……わかりました。では、差し当たっては期末テストですね」

「ウム、勉強は学生の本分じゃ。頑張るがよい」

「アンディに教員資格の勉強を教えたのは私ですよ?」

「ホ?」

 

アンディは私が育てました(キリッ。

 

転生者ナメんななのです。

教員資格はさすがに苦戦しましたけどね。

一発で通さないといけませんでしたから、少々スパルタにやりました。

 

 

 

さて。

上述のような話の翌日に、アンディを含め、数人の生徒が行方不明となったわけですが。

木乃香さんと明日菜さんがいなくなったので、私は独りで過ごさなければならないのですよね。

 

その際、自分の思わぬ弱点を発見しました。

悪夢を見るようになったのです。

 

前世の、私が死んだ時のことが夢に出てくるのです。

 

 

 

私は前世、政治家の秘書をしていました。

 

秘書をしていた政治家は、私の父です。

昔から、政策のことで周囲から色々と言われ続けていて、一時期グレたりしたこともあります。

しかし、父の権力で強引に元のレールに戻され、つるんでいた友人もほぼ冤罪で少年院に入れられたりして、家族がいるのに1人ぼっちという状態になりました。

 

そうして、権力とお金で大学に入れられ、勉強してもいないのに首席で卒業ということになりました。

ただ、それは政治経済の学科のことで、法律は勉強していました。

父という悪魔を倒すために、私は法律で立ち向かおうとしたのです。

 

しかし、そのために情報を集めるたびに、法律が変化して振り出しに戻りました。

このままでは父の手の平から逃れることができません。

 

そこで私は従う振りをして、父が行っていた悪事のデータを溜め込んでいき、会議の場で他の議員に配る資料に混ぜ、配布したのです。

私の思惑通り、父は失脚。

私は父の権力から自由の身となりました。

 

ところがそこで話は終わりません。

私は他の有力政治家の息子と縁談を組まれていたのです。

私の意思は無視されて。

父の失脚は私の後ろ盾消失をも意味し、レイプされそうになりました。

 

私は常備していたICレコーダーにその時の様子を録音し、その男を殴って逃げました。

レイプされそうになったのが私の自宅でしたから、私は家を出て逃亡。

泊まったホテルでICレコーダーの音声データをネット上に公表し、その翌日、さらに遠くへ逃げようとホテルを出たところ、背中から刺されたのです。

 

どうしようもない、権力というものに翻弄されたまま終わった人生でした。

 

というわけで、私にはグレた時期も引き篭もった時期もあるのです。

オタクネタもよく知っていますよ。

懇意にしていたサイトは、大体父に潰されましたけれどもね。

 

……あるいは、原作のネギ少年以上に闇の側に傾いた精神を、私は持っているのかもしれません。

エヴァさんが好みだとおっしゃるわけなのですよ。

 

とにかく、一晩に前世の夢を何度も見たので、ほぼ眠ることができませんでした。

私は、周囲に人がいなければ眠れなくなってしまったようです。

 

 

 

「おはよ――って、ギャーッ!?」

 

クラスメイトの明石裕奈(バスケおっぱい)さんが私の顔を見るなり悲鳴を上げました。

 

あー、うん。

今日は悪夢を見たままずっと寝不足状態で、瞑想も満足にできませんでしたからね。

魔法も集中が上手くいかない有様です。

9歳で化粧をすることはないので、鏡を見なかったのがいけなかったのでしょう。

 

「だ、大丈夫!?何があったの!?

ちょっとしたホラー状態になってるよ!?」

「い、いえ、ただ夢見が悪くて……それで寝不足で……。

らいじょうぶれふよ……ふぁ……」

「大丈夫やないってそれ、絶対アカンって!

今日は先生に言うとくから、保健室で休んどきーな」

 

この関西弁は、和泉亜子さん。

サッカー部のマネージャーです。

 

抵抗する気力もなく、私は保健室に連行され、その日は病欠となりました。

 

私は寝不足の時は、判断力が著しく低下するようですね。

何度か魔法を使おうとして、保健室の先生(魔法先生)に取り押さえられました。

どうせ、この状態では発動出来っこありませんのに、何やってるんでしょうかね。

何の魔法を使おうとしていたのかは、今も思い出せません。

 

この日のことは、私の黒歴史の一部です。

 

 

 

結局、その日の夜はクラスメイトの部屋に泊ることになりました。

 

一応、昼間に寝ていたおかげで、夜にはある程度頭も働くようになっていますが、やはり本調子には程遠いようですね。

 

「不覚なのれす」

「そっかー、明日菜も木乃香もいないもんねー。

1人じゃ寝られないのかもね」

 

これは村上夏美さん。

演劇部ですが、クラスでは主張が薄く影の薄い人です。

 

(チャオ)さんに続く2人目の完璧超人かと思いましたが、やはり9歳ではまだあの領域に達するには厳しいのかもしれませんわね」

 

これは村上さんのルームメイト、雪広あやせさん。

雪広財閥の次女で、クラスの委員長です。

金髪の人なので、外国人とのハーフと思われていますが、多分クォーターですね。

綺麗な金髪というのは、スラブ系で特に王侯貴族の血筋の人に多い特徴です。

ちらっと調べただけですが、父親がハーフのようです。

 

昔、外国人の奥さんというのがお金持ちのステータスだった時代があったようですから、その時代のお祖父さん辺りが外国で金髪美女をナンパして、日本に連れて帰ってきたのでしょう。

逆にお祖母さんが金髪イケメンと結婚した可能性もありますが。

財閥名が日本系なので、それは考えにくいでしょうかね。

 

私の前世に近い立場の人ですが、私との違いは両親が犯罪系政治家ではないことです。

ただの、いいとこのお嬢さんでしょう。

 

「お粥できましたよー。はい、あーん」

「……あーむ。むぐむぐ……」

 

今日は、恥は捨ててされるがままにすることにしました。

どうせ、できることはありませんし。

 

布団は私の部屋から雪広さんが持ってきてくれたようです。

お嬢様なのにそんなことをさせてすみませんね。

 

ちなみに、今お粥を食べさせてくれたのは、那波(なば)千鶴(ちずる)さんです。

クラスで一番のおっぱいを誇るおっぱいお化けで、休日は孤児院の保母さんをやっています。

子供好きで、とてつもない母性を誇る人でもあります。

おばさんは禁句。

 

 

 

しかし、私の意外な弱点が発覚しました。

これでは春休みの試練に支障が出るかもしれません。

 

幸い、近くに人がいればよくて、添い寝を要求する必要はないようです。

なので、魔法生徒か先生が同行するというのは、むしろ渡りに船だったかもしれませんね。

 

それでは本日は以上です。

 

今日は那波(おっぱい)さんが添い寝してくれました。

おっぱいで窒息しそうになったのは秘密です。

 

 

 

 




本日の成果

弱点が発覚!
今後の活動に支障の可能性。

以上。

つづく



おっぱいおっぱい!
サブタイトル通り、前世の話はクソ重いです。
不必要と思われるかもしれませんが、キャラに厚みを持たせるためには、やはり前世の話はあった方がいいと思いまして。
ぶっちゃけ作者ひろっさんが、3行で終わるようなプロフィールのキャラを主人公にしたくないだけです。
おっぱいおっぱい!

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