【ラスボス】外道幼女が行く、ネギま平行世界【逃げて】   作:ひろっさん

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9/21 くらいに投稿されてると思います。


125 派手に暴れました、帰還しましょう

私がオスティア復興の指揮を執って2年目。

 

『悠久の風』を中心とした『火星移民計画』が発動しました。

移住希望者を魔法世界経由で火星に送り込む事業です。

 

既に数年かけて希望者の確認を行っており、後は彼らを拉致してきて火星に送り込むだけです。

この事業のために、幻想空間内蔵型の魔法具を、アルさんに量産していただきました。

出来るだけ小型で、内部に肉体も取り込んで移動できるものですね。

 

一気にやりましたので、中国や北朝鮮、インドの労働人口がゴリっと減りました。

特に中国は経済封鎖中でしたから、見るも無残なことに。

まあ、この頃私は魔法世界にいましたし、旧世界の模様は後で聞いたのですけれどもね。

 

とにかく、オスティア離島の火星表面への転移門(ゲートポート)では、予想通りトラブルが多発。

億単位の人々が連日詰めかけ、そこに宿泊したのです。

しかも、人種も宗教も民族もバラバラ。

トラブルにならない方がおかしいのですよ。

 

見方によれば、浮遊した離島の上に建設された宿泊施設は、監獄とも言えるのです。

騒ぐ人々と大人しい人々を隔離するしか、方策はありませんでしたね。

それも、彼らが火星の大地に降り立つまででしたが。

それが半年間続きました。

ええ、大変でしたよ、本当に。

 

オスティアが片付けば次は火星だと思うと、気が重かったのです。

それはまあ、責任者はリカードさんでしたし、ゲーデル大統領の側近な金髪少年も、バリバリ働いてくれていましたが。

 

ちゃんと十分量部屋に配ったにもかかわらず、食料の奪い合いが起きた時にはどうしようかと。

本気で個別に隔離しなければならないのかと思いましたよ。

 

皆さん覚えておいてくださいね。

法律などによる規制は、あまりに悪質で重大な不正を行う人がいるからこそ、規制されるのですよ。

児童ポルノ規制法もそうです。

実際に被害が出ているから、規制されるのです。

 

まあ、日本の児童ポルノ関係法は、政治家が実態を理解していませんから、肝心の被害者を減らす効果が今1つだったようですけれども。

 

 

 

魔法世界で『火星移民計画』の中継地を再整備した頃には、魔法世界へ来てから3年が経過していました。

将来的にここは火星表面への転移門(ゲートポート)を中心とした、都市になります。

火星表面との行き来は、需要が大きいですからね。

 

オスティア復興も落ち着いてきたことですし、後継をリカードさんに任せて、私は火星表面へ向かいました。

 

 

 

火星表面でのメインイベントは、軌道エレベータの建設です。

ですが、ほぼ建設は完了していました。

地球で軌道エレベータが数日前に完成していましたから、ほぼ同時ですね。

大体計算通りです。

 

「これは……私がやることがないかもしれませんね……」

 

葉加瀬さんの仕事が早過ぎたというよりも、私が魔法世界でモタつき過ぎたということでしょう。

元々、地球での軌道エレベータ建設事業は、権威を主張する人々の邪魔が入ることで遅れると予想され、実際その通りになりました。

だからこその、開始2年遅れながらの同時完成です。

 

まさか、比較的大人しい労働者階級の人々だけで、あんなにトラブルが多発するとは思わなかったのですよ。

本当に、予想外なことは起こるものですよね。

 

火星表面で、土人形術(ゴーレマンシー)を勉強しつつ、葉加瀬さんが抱えているトラブルを解決していますと、半年後には軌道エレベータは完成し、ほぼ即時稼働しました。

魔法世界の船は元々飛行艇ですし、気密性も魔法で解決できるのです。

その技術を応用すれば、すぐにでも宇宙に飛ばせるのですよ。

元々火星表面でも運用できるように、飛行艇の技術開発が進んでいましたし。

 

こうして、欧米露は地上の利権の半数を失い、宇宙でも火星という強大なライバルが現れ、徐々に衰退していくのでした。

 

 

 

火星の軌道エレベータが完成した時点で、私の計画は完遂です。

とはいえ、私1人で立てた計画ではありませんけれども。

 

夏休みの決戦が終わった後、学園長や『悠久の風』のリーダーの人達と、一緒になって計画を立案していたのです。

私の意見は半分くらいが通りました。

『悠久の風』のリーダーがしっかりしていましたので、悪魔じみた私の提案にも、ちゃんと代替案を提示してくれたのですよ。

さすがは『赤き翼(アラ・ルブラ)』の上位組織のリーダーです。

 

これでようやく地球に帰ってゆっくりできるというものですね。

 

葉加瀬さんや一緒についてきてくれていた長谷川千雨さん、朝倉和美さん、マキナと共に、私は懐かしの麻帆良へと帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

この時、私は17歳。

麻帆良を卒業してから6年半です。

 

おっぱいも身長も大きくなり、幼児体型からピチピチの美少女へと変貌していました。

変貌と言うほど顔は変わってはいませんけれども。

母アリカ似の金髪で白い肌の美人さんですよ。

性格は毛先ほども似ていませんが。

 

「ネギ、久し振り」

 

まず、麻帆良で私を出迎えてくれたのは、妹アリカ。

 

彼女は、麻帆良学園高等部に魔法生徒として通っています。

ただし、こちらは短髪のボーイッシュな赤毛少女。

仕草などから、ナギに似ているとよく言われます。

顔の造形は一緒なのですけれどもね。

おっぱいも妹アリカの方が2センチ大きいのです。

解せません。

しかも彼氏持ちなのです。

解せません。

 

「お久し振りです。息災でしたか?」

「センカン倒してきた」

「お、おおぅ……?」「え、戦艦?」「マジで?」

 

私達は面食らいます。

まさかそんな返事が来るとは思ってもいませんでした。

 

性格はマイペースでフリーダムでして、魔法先生達も手を焼いているとか。

その癖、学園内で勝てるのがアルさんと学園長(ぬらりひょん)くらいしかいないという、不思議系バグキャラです。

麻帆良近辺ならどこにでも出てくるらしく、彼氏も振り回されっぱなしだとか。

 

「修学旅行、沖縄行って、センカン制圧してきた」

「解読頼む」「同じく」

「やれやれなのです……」

 

一緒にいた長谷川さんと朝倉さんが、アリカの言葉を理解することを放棄します。

 

「沖縄ということは、中国海軍の大侵攻と重なったのでしょう?」

「うん」

 

アリカは頷きました。

一応、たまに来るアンディやタカミチから、話は聞いていましたので。

 

「それで、麻帆良に予定通り帰ることができなくなったから、中国海軍の軍艦をとりあえず何隻か制圧してきた、と……」

「うんうん」

「おおー」「おおー」

 

拍手されます。

あまり嬉しくありません。

 

火星移民の中に中国人がかなりの数いましたからね。

多分、労働者が消えて食糧難に陥った中国共産党の人民解放軍が、略奪のために兵を出したのでしょう。

予想されていましたし、チベットや新疆ウイグルでも、大きな戦いがあったようですし。

 

 

 

それから、とりあえず私達は学園長室へ赴き、近衛学園長に任務完遂の報告をしてきました。

 

「――というわけで、私のお仕事は一通り終わったことになります。

後は臨機応変となると思いますが、そう難しいお話もないでしょう」

「ウム。御苦労じゃった。

中南アフリカ連合も、アンディ君が上手くやって、現地の政治家にバトンタッチしたそうじゃ。

ロシアが意外と安定しておるがのう」

「こちらの意図に気付かれましたかね?」

「薄々、と言ったところじゃろう。あの御仁も、なかなか食えぬワイ」

 

すべてが上手く行ったわけではないようですが。

 

「ともかく、最大の懸念であった欧米列強も、こうなっては再起できまい。

地上を我らが抑えとる以上は、火星独立戦争も起こらんじゃろう」

「油断をしていますと、足元を掬われますよ?」

「ムゥ……」

「まあともかく、その時はその時ですか」

 

私だって、何でも見通せるわけではないのですよ。

 

「フム、つまり、差し当たってのネギ君の出番はなくなったわけじゃな」

「ようやく、ゆっくりとした時間を過ごせるわけですね」

「後はワシら大人に任せるがええと言いたいところじゃがのう……」

「まあ、その時までゆっくりしていますよ」

 

そして、私は新しい、束の間の日常を作るために、学園長室を辞しました。

 

私の二度目の人生は、まだ始まったばかりなのです。

時は青春。

しっかりと謳歌しましょう。

 

――生理に苦しみながら。

 

女の子は大変なのですよ。

 

 

 

ちなみに言うまでもないかもしれませんが。

 

帰ってきたアンディに、その日の内に3回脱がされました。

久し振りでしたので、油断していたのです。

 

 

 

 




実は、魔法世界でネギ少女がモタついた理由の1つに、生理があったりなかったり…。

設定間違ったのか、9/22 に投稿されていたようです。

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