【ラスボス】外道幼女が行く、ネギま平行世界【逃げて】   作:ひろっさん

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7/4 くらいに投稿されててほしい。

!すでのな

7/4 誤字修正、こっそり召喚したのは×上位精霊→○中位精霊です。


046 アンディ「これがイジメの成果だ!(キリッ」

皆、予選は無事に勝ち上がり、本戦へと駒を進めます。

この辺、波乱はありませんでしたね。

 

「というか高音さん、あなたも参加していたのですか?」

「う……ちょうど良い機会ですし、自分を心身ともに鍛え直そうかと」

 

原作の正義馬鹿と違いまして、単に修行目的のようです。

 

「良い心掛けだと思います。応援しますよ」

 

さて、『ウルスラの脱げ女』の汚名は、この平行世界では返上できるのでしょうか?

非常に楽しみです。

もちろん、脱げる方に食券20枚賭けます。

 

 

 

一応説明しておきますと。

 

私は超さんから依頼されまして、この麻帆良武闘大会を盛り上げる役を買って出ています。

お金で雇われた龍宮真人(ようへい)さんと同じですね。

 

ともかく、適当に試合を盛り上げて途中で負けるのが私のお仕事なのです。

私は彼女の計画を利用する立場ですし、このくらいのお手伝いはさせていただきますよ。

このイベントでアンディや小太郎君をはじめとした、クラスのみんなを身体的、精神的に強化します。

超さんの目的も似たようなものですので、利害が一致したとも言えますね。

 

 

 

テンションの高いクラスメイトのパーティに付き合わされて8時間。

私は夜がダメな方ですので、途中で脱落しましたが。

起きると下着まで着替えさせられていたので、とりあえず犯人と思しき5人ほどの頭を(はた)いておきました。

で、起きていた人達はさすがに『別荘』で、休養です。

 

私は日課となっている、瞑想に加えて感謝の1万回呪文詠唱を行った後、チャチャゼロさんと適当にお話していました。

拷問の歴史など、実に有意義なお話ができましたね。

さすがはプロフェッショナルです。

 

その内に皆さんが起きて来ました。

明日菜さんの提案で水着に着替え、ボール遊びに興じていたのですが、その内にアンディや刹那さん、小太郎君も起きてきます。

 

「あ、せっくーん!」

「おぅっ、この、木乃香……!」

 

家庭的で奥ゆかしい人が紺色スクール水着などを着ていると、割と破壊力があったりするものです。

この平行世界では男の子な刹那さんも、無防備に寄ってくるその姿にタジタジでした。

末永く爆発しやがれ。

 

ちなみに、私は赤と白の競泳風水着です。

麻帆良学園って、水着は自由ですからね。

元アラサーですと、あまり子供っぽいのは恥ずかしかったりするのです。

私、泳げませんけどね。

運動関係は割とダメなのです。

格闘ができないほどではないのですが。

 

「なあなあ、ネギ」

 

小太郎君がアンディと声をかけてきました。

 

「予選でやっとったアレ、どないやったらええん?」

「予選?」

「ほら、他の人、ネギが見えてなかったでしょ?」

 

エヴァさんが無音暗殺術とか、物騒な言い方をしていたアレですね。

意を消して動き回るという、結構難しい技だそうですが……。

 

「残念ながら、私にも詳しい仕組みはよく分かっていないのですよ」

「えっ、そうなん?」

「エヴァさんでしたらある程度説明できるようですが、私達が理解できるかどうかということになりますと……」

「あー、そうなんや……」

 

小太郎君は残念そうです。

 

「ネギ娘のアレは、『気配断ち』でござる」

 

ほとんど紐みたいな大人っぽい水着に身を包む、長瀬楓(ニンジャ)さん。

さすがに日本の暗殺術である忍術には存在しましたか。

 

「カエデ姉ちゃん、知っとるんか?」

「んー、難しい割に、不完全では無防備になってしまう、危ない技でござるなー」

「えっ、危ない技?」

 

アンディが首を傾げます。

 

「物凄い集中力が要るのですよ。

障壁や身体強化に意識が回せなくなりますから、流れ弾で一発KOもありえます」

 

修学旅行で、この技をメインにしなかった理由がこれです。

通じなければただリスクを上げるだけで、メリットのないことになってしまうので、迂闊に実戦で試すわけにはいかないものなのです。

(モノノケ)さんは実力的に未知数でしたしね。

 

「いずれにせよ、付け焼き刃で身に付くものではないでござる」

「じゃあ、どうしてネギはそれができるの?」

「6年間で1千回近くも脱がされれば、気配を消そうと必死に練習する気にもなりますよ」

「はぅっ!?」

 

意外な反撃だったのでしょう。

アンディが自分の胸を抑えました。

 

「アンディ、あんた、そんなことやってたんだ?」

「あ、あああ、明日菜さん、これはその……!」

「麻帆良学園に来てからは、脱がされるのが明日菜さんの役になって、ちょっとホッとしてますよ」

「私はよくないけどね!」

 

 

 

話題は移ってトーナメント表。

原作ネギ少年(アンディ)は原作通り、初戦でタカミチと当たっています。

 

「タカミチさんって、モノスゴク強いんだよね?」

「なんか、ポケットに手ぇ突っ込んだままで、相手がバタバタ倒れていきよったな」

「拳の先から何か飛ばしてたのは見えたけど、気弾って風でもなかったんだよね」

「お、お前、あれ見えたんか!?」

 

小太郎君が驚いていました。

 

「まあ、よくスピードだけなら『烏天狗』並みの精霊に追いかけられてたから……」

「『烏天狗』並みやて?」

「“光精(エウオカーティオ・)召喚(モノクローメディア)、魔符『スターダスト・レヴァリエ』”」

 

私は小太郎君の背後でこっそり中位精霊を召喚します。

 

「あ――」「げ――」

「“『点火』”」

 

2人が気付いて振り向くと同時に、私はAIを起動しました。

 

「おわぁっ!?」「うひぇっ!?」

 

2人とも、ギリギリで突進を避けます。

 

「いつもながら唐突やな、ネギ!」

「コタロー君、これ返し(リターン)が来るよ!」

「慣れれば楽ですよ。

一定距離進んで、照準を合わせ直すだけですから」

「ほっ!」

 

小太郎君はさらっと避けました。

 

「確かに直線の速度は『烏天狗』に劣らへんけど……」

「ええ、使う方も避ける方も、初心者向けですからね」

「こんなもん……そこやっ!」

 

彼は5往復目くらいで正面から攻撃を合わせ、旧版の『白黒魔法使い』を消し去りました。

 

「おおー」

「なんや、やけに脆うないか?」

「中位精霊ですからね。

3年くらい前に作った、古いバージョンのものです。

AIも見ての通り、相手をロックオンして突進を繰り返すだけの単純なもの。

攻撃力も防御力もほぼカットして、スピードに全振りしています。

なので、直撃でも『魔法の射手』の半分くらいですよ」

「上位精霊使いの最初の頃って感じッスね」

 

カモさんが寄ってきます。

 

「ええ、タカミチのアレが見えるのも、これで何度も追い回したからでしょう」

「6か7の時からそんな修行やっとったんか……」

「修行ではありませんよ、ただのイジメです」

「酷ぇ……」

「何かにつけて私のパンツを脱がすのが悪いのです」

「あうぅっ、ゴメン……」

 

本当に、千回もやられれば、良心の呵責も消えますからね。

 

「ま、まあ、これでアンディにも勝算ができたんちゃうか?」

 

小太郎君が話を逸らしました。

まあいいですけれども。

 

勝算云々につきましても、特に今言わなければならないことではないでしょう。

 

「ともかく、ダメで元々です。遠慮なく思い切りぶつかってきなさい」

「うん!」

 

アンディは良い返事です。

 

 

 

少年2人が基礎のおさらいを始めましたので、私は私で無詠唱で出来ることのおさらいを始めました。

アンディが無詠唱で出来ることは以下の通りです。

 

1、『魔法の射手』、最大11本、短時間発動は4本まで。

2、『風塵乱舞』、殺傷力なし。

3、『武装解除』、暴発魔法、殺傷力なし。

4、『下位精霊召喚』、占いや小物を動かす精霊など、殺傷力なし。

5、『連射モード』、『魔法の射手』1本ずつのみ。

6、『風楯』、防御(小)、長時間可。

7、『風障壁』、防御(大)、瞬間防御。

 

私にとって最大の脅威は『武装解除』です。

お馬鹿な話かもしれませんが、杖を飛ばされてしまいますと、さすがにどうにもできません。

 

原作よりも修行の効率や密度を高めているせいか、若干強化されているのが分かると思います。

『連射モード』は、私がよくやる高速詠唱の連射です。

私は現時点ではまだ、無詠唱で『連射モード』を構築することができません。

この『連射モード』がありますと、アンディの打撃にはすべて『魔法の矢』の威力が上乗せされることになるのです。

これも脅威です。

 

ちなみに、私が無詠唱で出来ることは以下の通り。

 

1、『魔法の射手』、最大7本、短時間発動は3本。

2、『風塵乱舞』、殺傷力なし。

3、『武装解除』、殺傷力なし。

4、『中位精霊召喚』、似姿自分、1体のみ。

5、『風楯』、防御(小)、長時間可。

6、『風障壁』、防御(大)、瞬間防御。

 

アンディに比べますと、『魔法の射手』で劣る分、得意技の精霊召喚で抜きんでている感じでしょうか。

私の場合はこの、『中位精霊召喚』がカギを握ってくるわけです。

 

ただし、中位精霊は上位精霊に比べてAIも強度も低く、本来数を召喚して扱うものですので、1体だけではほぼ使い物になりません。

せめて、先程使った『白黒魔法使い』のように、パラメータを弄れれば話は違うのですけれども。

無詠唱では囮以外は無理です。

 

アンディや原作のネギ少年に比べ、私が接近戦では非常に不利、というのがおわかりいただけたでしょうか。

言ってしまいますと戦力的には、私の1回戦の対戦相手、佐倉愛衣(まほうしょうじょ)さんに負ける可能性すらあるという、貧相なものです。

しかし、負ける気はしません。

 

次の、小太郎君に勝って上がってくるであろう、クウネル・サンダース(アルさん)で負ける予定ですから。

 

もちろん、超さんによる抽選操作の結果なのです。

出場予定のアルさんにも、そういう方向でお願いしています。

 

 

 

 




本日の確認

麻帆良学園祭開催中!
2日目、麻帆良武道会本戦に向けた戦力確認。

以上。

つづく



無詠唱という条件では、ネギ少女は弱いです。
とはいえ、相手が油断すれば遠慮なく持っていくだけの地力はありますが。

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