【ラスボス】外道幼女が行く、ネギま平行世界【逃げて】   作:ひろっさん

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7/5 くらいに投稿されててください、お願いします。

武器や兵器を魔改造できるゲーム、売れると思います。


047 ネギ「イジメの成果です(黒笑)」

では、麻帆良武闘大会本戦のルール説明です。

 

武器使用は昨日と変わらず、刃物と銃火器が禁止。

呪文詠唱は禁止ですが、厨二的に技名を叫ぶのはアリ。

 

闘技場は15メートル四方の、龍宮神社の池の上に設置された特設リングにて行われます。

時間は15分1本勝負。

決着はダウン10秒、リングアウト10秒、気絶、ギブアップ。

時間内に勝負がつかなければ、観客によるメール投票に勝敗が委ねられます。

 

メール投票を除けば、普通に格闘技のルールとしてありがちな感じでしょうか。

リングアウト10秒はプロレスに近いかもしれませんね。

ショープロレスは、大体リングアウトが20秒です。

そんな風に時間を調整するわけですね。

 

 

 

『第一試合はなんと、女の子同士!

まずは西側、麻帆良学園中等部2年生、佐倉(さくら)愛衣(めい)さん!』

 

佐倉さんは、赤髪ツインテールの大人しそうな女の子です。

身長は私より頭1つ上、スタイルは悪くありません。

まあ、私がまだ小さすぎるのですよ。

 

『続いて東側、麻帆良学園中等部3年生、飛び級の天才児、ネギ・スプリングフィールドちゃん!』

 

朝倉和美(パパラッチ)さんの選手紹介が終わりました。

司会をしている彼女の背後に相坂(ゆうれい)さんの気配がするのですが、それは言わないでおいてあげましょうか。

なんだか相坂さんも嬉しそうですし。

 

『それでは第一試合、Fight(ファイト)!』

 

 

 

試合が始まりました。

 

とはいえ、私は構えを取ったまま、相手が動くのを待ちます。

 

原作で佐倉愛衣(まじめいもうと)さんは、小太郎君に手を触れずに場外まで吹き飛ばされるという、圧倒的大差で敗北しました。

魔法なしでも一応は戦闘になる私とは、地力が違うのです。

いえ、勝てませんけどね、魔法なしで小太郎君には。

といいますか、気の使い手に魔法使いが魔法なしで勝てなんて、TASさんでもなければ無理ですよ。

 

「いきます!」

 

遠距離から、まずは『魔法の矢』2本を撃ってきます。

 

様子見……、ですが。

パッと見でその迂闊さが分かります。

撃った後の動作が大きく、まあ、つまり隙だらけなのです。

 

なので、瞬動術で背後に回り込んで、脇腹をくすぐるのもお手の物。

 

「ちぇい」

「わひゃっ!?」

 

佐倉さんは慌てて脇を抑えながら横っ跳びに逃げました。

 

「まずは様子見でしょうけれども。

ここまで見え見えで、撃った後の動作も大きいと、反撃をもらいますよ?」

「くっ……!」

 

彼女は仮契約(パクティオー)カードから箒を出して、構えます。

体術においてもただ者ではないと悟ったのでしょう。

ですが、遅いのです。

 

「これならっ――!」

 

3発の『魔法の射手』を、それぞれ回り込むように撃ってきました。

撃った後の隙の大きさも、意識して改善しています。

しかし。

無詠唱で3発だろうが、撃つタイミングが丸わかりで、その後の隙もまだまだ大きいのではどうしようもありません。

 

「まだまだなのです」

「うっ!?」

 

また瞬動で背後に回った私に、驚いて飛び退くパターンです。

(ほうき)に意味などはなかったのでしょう。

 

「耳、似合ってますよ」

「え?ああっ!」

 

私に言われて、頭に付けられた猫耳に気付きました。

 

『おおっとォ!いつの間にか佐倉愛衣選手の頭に猫耳が付けられている!

意外に似合ってて可愛らしいぞー!?

そしてネギちゃん、可愛い顔に似合わず、凄まじい早業ー!』

 

朝倉さん、ナイスアナウンスです。

観客、主に男子生徒が湧きました。

 

「次は尻尾いきましょうか」

「くぅっ――」

 

佐倉(いもうとキャラ)さんは後ろ手に腰を抑えます。

もう、涙目ですね。

 

ついでに、無詠唱の『魔法の射手』による光の弾が3つ4つと周囲に浮かび上がってきます。

合計8本と、結構な数ですね。

無詠唱だけなら私以上です。

 

ただ、エヴァさんは半分の本数で十分な牽制の効果を出します。

なんと言いますか、たったそれだけでも殺しに来るのです。

計算された散弾といいますか。

それに比べれば、後ろからも追いかけてこない分、避けるのは楽なのです。

 

「お願い、当たってー!」

「だが断るのです」

 

私は無慈悲に宣告し、瞬動で回り込んだ後、彼女の腰に猫の尻尾を強制装着させました。

また、主に男子の観客が湧きます。

 

「ひえーん!」

 

もう涙目でした。

両方、下位精霊によるイメージ造形ですので、見習い魔法使いでも普通に解けます。

それは春日美空(イタズラシスター)さんで確認しました。

ですが、気付いていないようです。

この辺、戦い慣れていないようですね。

 

では、そろそろ終わらせましょうか。

 

「では、突風を吹かせますから、気を付けて下さいねー。

もちろんゼロ距離で」

「ひぃっ!」

 

さすがに何度も後ろを取られると慣れてきたようで、咄嗟に広範囲の『武装解除』を使って来ました。

彼女のアーティファクト『オソウジダイスキ』の力です。

 

「甘い!」

 

私はさらっとそれを避けます。

 

「えーっ!?」

「何度それを至近距離で食らわされたと思っているのですか!

200回も脱がされれば、癖の1つもわかろうというものです!

――というわけで背中にカエルをプレゼントなのです!」

「えっ、ひゃわわわ~っ!?」

 

佐倉さんは、私が背中の服の中に投入した両生類の生々しい感触に、悶絶しました。

身悶えしながら床を転げ回ります。

ちょっとえっちぃですね。

 

『なんだかよく分からないけど、地面を転がってるからダウンね!』

 

朝倉さんがカウントを取ります。

 

「くぅ、こ、こんなことで……!」

「では追加です」

「アッ――!!」

 

私は佐倉さんの首筋から、さらにカエルを投入します。

前と、後ろに2匹ずつ。

 

『おおっとぉ、これは可愛い顔して外道だぁ~!

そして悶絶する女子中学生に男子大歓喜ぃっ!!』

 

這いずり回る生々しい感触は、当然下位精霊によるものです。

なので、手では除去できないように、私が操作できます。

わざわざAIを組むのも面倒臭いですので、普通に任意操作なのです。

 

『カウント10、悶絶KOでネギちゃんの勝利でーす!

ちなみに打撃じゃないからスルーしたけどー、

ダウン中の追撃は禁止だからねー!!』

 

ここでダウン10(カウント)による私の勝利が決定しました。

 

『麻帆良武闘大会、本戦1回戦第1試合は実に微笑ましい展開でした!

勝者は麻帆良学園中等部、飛び級の天才外道幼女、ネギ・スプリングフィールド選手でしたー!!』

 

私は未だに悶絶する佐倉愛衣(メイ)さんに向かって囁きます。

 

「それ、下位精霊ですから。

解呪(ディスペル)』で簡単に消えますよー?」

「え、ひゃい、でぃ、“『解呪(ディスペル)』”」

 

簡単な魔法ですので、魔法の強度が低めでも十分通じるのですよ。

 

1分くらいたっぷりと悶絶させられ、肩で息をしつつぐったりする佐倉さんを置いて、私は悠々と闘技場を後にしたのでした。

 

 

 

「なんであんなんが出てったんや?」

 

控室に戻りますと、小太郎君が首を傾げていました。

 

「まあまあ、良い経験になったでしょう」

「トラウマを作ったような気もするけどね」

 

私にツッコミを入れたのは明日菜さん。

彼女も原作通り、タカミチが出るということで何も考えずに参加したのでした。

 

「猫耳も尻尾も、カエルも全部、下位精霊だよね?」

「ええ、そうですよ。

まさか彼女が気付かないとは思いませんでした」

 

アンディはさすがに気付いたようです。

 

「ボクも最初の方は気付かなかったんだよね……」

「魔法初心者と無詠唱までできる中級者とは、比べられませんよ」

 

もちろん、メルディアナ時代の小さい頃のお話です。

今も言ってしまえば小さい子供には違いありませんが。

 

「何やってたのよあんたら。いや、マジで」

 

明日菜さんが呆れますが、そこはスルーで。

 

 

 

次の試合はアンディVSタカミチです。

 

本来はブロックごとに縦に行われるのに、1試合ごとに他のブロックへ飛ぶわけですね。

変則的な試合の流れですが、これには理由があります。

 

表向きとしましては、実験的なもの。

ブロックごとに1試合ずつ行うことで、ギリギリまで次の対戦相手を隠しておこうというものです。

その方が盛り上がるから、ということですが。

苦しい言い訳ですね。

 

本当は、原作通りの順番にしたかったのです。

原作『ネギま!』では、ネギ少年VSタカミチの試合の後に、小太郎君VSクウネル(アル)さんになっていますから。

順番が異なると、小太郎君が底力を出す理由がなくなってしまうのですよ。

それでは、単なる負け犬、噛ませで終わってしまう可能性があります。

それは、私の計画にとってよくありません。

なので、この形式は超さんに無理を言ってお願いしました。

 

……まあ、作者が行き当たりばったりなせいでこうなったのですけどね。

 

さて、次のお話はアンディVSタカミチです。

 

 

 

 




本日の10割

麻帆良学園祭開催中!
麻帆良武道会本戦1回戦第1試合――佐倉愛衣、カエル精霊による悶絶KO。

以上。

つづく



いやあ、女の子同士のカラミは書いてて楽しいですね。
もちろん、今回の『イジメの成果』というのは、イジメる側のお話です。

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