【ラスボス】外道幼女が行く、ネギま平行世界【逃げて】   作:ひろっさん

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5/23 くらいに投稿されてるはず。

雷で停電しないかビクビクしながらの投稿でした。
予約なんだから別の日にやればよかったか…。


麻帆良編入編
004 麻帆良 仕方ないね、平行世界だもの


1月9日、冬休み明け、始業式の翌日。

私とアンディは麻帆良にやってきました。

 

国内便と国際便を乗り継いでやってきたのですが、まさか飛行機内で剥かれるとは思っていませんでした。

ええ、まだ生えてませんよ。

9歳児ですから。

 

やはりアンディが近くにいると、私への被害が極端に増えます。

アンディは運動神経も悪くないはずなのですけどね。

 

「というわけで死ぬがよいのです!」

 

私の拳がアンディの顔面にめり込みました。

 

アンディの手には私のパンツ。

つまりはそういうことです。

まったく、油断も隙もありません。

 

「どうしてこう、私に対してはセクハラ三昧なのですかあなたは!?」

「ボクも意識してやってるわけじゃないんだけど……強いて言えば、ずっとネギを見てるからだと思う」

「だからっていつもいつも脱がしていいわけではありませんからね?

特にこれから行くところには魔法の秘匿義務があります。

いつものように魔法を暴発させて脱がすなんてことはないように、特に気を付けてください」

「う、うん……」

「返事が小さい!」

「は、はい!」

 

近くの茂みでパンツを穿き直しながら、私は説教しました。

 

 

 

で、そんな騒ぎのおかげで一便遅れた電車に乗って、原作通り私達もバッファローダッシュに参加です。

 

バッファローダッシュというのは、アメリカ原生の牛、バッファローが大移動している様子を人間の動きに当てはめたものです。

大勢の人間が、主に電車から降りてきて、会場などに我先と走っていくのをそう呼びます。

 

老若男女皆が皆走っていますから、1人転倒するとドミノ倒しになるという危険性を伴っています。

なので、コミケなどで手に入れたい新刊があっても、基本的に走って行くのはNGなのです。

皆さん守りませんけどね。

 

そしてそうやって皆が守らず、大きな事故が起きてしまいますと、コミケ自体の開催が消えてなくなる可能性があるのです。

真のヲタクならば、次のコミケのことも考えなければいけません。

自分達のせいでコミケを潰すなど、もっての外なのです。

 

――私は何を力説しているのでしょうね?

 

そんな取り留めのないことを考えていると、茶髪ツインテールの女の子が見えてきました。

相当なスピードですが、魔力で地力を強化している私達なら、何とか追いつけます。

 

茶髪ツインテールの隣には、見事な黒髪の大和撫子。

ただし、麻帆良中学の制服で足にはローラーブレード。

この人も、友人の足に追いつくために、色々と工夫してるんですねえ。

 

おや、珍しいことに、アンディが茶髪ツインテールの顔をじっと見ています。

 

「あなた、しつれぼ――!?」

 

私がアンディの脇腹に肘を入れました。

 

倒れそうになって何かに縋ろうとする彼の手もさっと避けます。

何度この手に脱がされてきたことか。

予想できていれば避けられますよ。

 

今の肘打ちは、原作のイベントを回避するためのものです。

原作では『失恋の相があります』とかいう、デリカシーブレイクな発言によって相手を怒らせてしまうのですが、それに伴ってクシャミで武装解除を暴発させてしまうというハプニングがあるのです。

脱がされてきた、というのは、それです。

パンツまで72回もやられれば、クシャミを止めるのに良心の呵責も消えようというものなのですよ。

 

「ネギ・スプリングフィールドと言います。

イギリスから麻帆良中学に転校してきたのですが……」

「あ、うん、聞いてるけど……さっきの子、大丈夫?

あんたの連れじゃないの?」

「大丈夫です!鍛えていますから!」

 

アンディが復活してきました。

メルディアナの下級生時代は頭から血が出ていたりもしましたが、今はもうそんなこともありません。

さすがに慣れって怖いですね。

 

「頑丈な子やなー」

 

大和撫子が呑気に呟きます。

 

実は2人とも原作での重要人物なのです。

特に茶髪ツインテールの方は、私の親戚だったりします。

メタ情報ですが。

 

「でも、なんでそっちの男の子は女子校エリアに来てるのよ?」

「それはですね……」

「やあ、ネギちゃん」

 

ちょうど、メガネダンディが校舎の方からこちらに向かって来ました。

 

「――その女子校エリアにどうして筋肉モリモリマッチョマンの変態がいるのです?」

「あんたねえ!言うに事欠いて高畑先生を――!」

「冗談です。顔見知りなので、こう言っておけば本人確認も楽ですし」

「ハッハッハ、相変わらずだなぁ、ネギちゃんは」

 

タカミチも大人ですから、こんな程度の低い冗談で怒ったりはしません。

 

「お久し振りなのです。こちらがアンディ。

成績は私より下なのに、どうして先生に選ばれたのか、不思議です」

「僕は高畑・T・タカミチ。よろしく、アンディ君」

「アンディ・ココロウァです。こちらこそよろしくお願いします」

 

アンディが緊張しています。

が、助け船は出しません。

これから先生となり、人を教え導くのですから。

この程度のことでイチイチ助けてはいられません。

 

一応、話はしておきましたからね。

NGO団体『悠久の風』の高畑・T・タカミチといえば、魔法の業界では有名な、英雄の1人です。

野球小僧がイチローに会うようなものです。

緊張の1つもしますよ。

 

「えー!?このガキんちょが先生!?」

 

やり取り自体は原作とは異なりますが、展開は大体同じです。

私の尽力のおかげで、茶髪ツインテールの人は脱がされませんでしたが。

といいますか、アンディが武装解除を暴発させると、大体私も巻き添えになりますからね。

こんな人通りも多い公衆の面前で脱がされるのは勘弁願いたいのです。

今日はもう、電車に乗る前に一度脱がされましたし。

 

 

 

――と、いうわけで学園長室です。

 

「ほー、日本で教師と生徒とはのー、そりゃまたエライ課題をもろうたのー」

 

年寄り特有の間延びした声で話すのは、近衛近右衛門さん。

 

近衛近右衛門

麻帆良学園都市を統括する理事長でもある、学園長。

白のちょんまげに陰陽師風の白い服、特徴的な頭の老人です。

二次創作ではよく『ぬらりひょん』とか言われていますが、れっきとした人間なのです。

魔法使いとしても相当な実力者だそうですが、原作では戦闘シーンがほとんど出てきません。

なので、二次創作でも戦い方が出て来ないことが多いようです。

関東魔法協会の長でもあり、政界にも大きな影響力を持つ人物で、どちらかというと職場や給料の駆け引きに出てくることが多いようですね。

 

「しかしまあ、最初は教育実習生ということになるかのう。

とりあえず3月までじゃ。

ネギちゃんも同じく2-Aに転入じゃ」

「やっぱりですか……」

 

私はがっくりとうなだれます。

クラスだけでもアンディと別になるかとも思っていましたが、それは無理なようです。

 

「ネギちゃんもウチのクラスに来るんですか?」

「彼女は成績優良者でのー。飛び級で今は中学生なんじゃ」

「へ、へー、そうですか……」

 

原作でも言っていた通り、この茶髪ツインテールは子供が苦手なようです。

 

「さっきも言いましたが、どうしてアンディの方が先生なのか、選考基準がイマイチ理解できないのですよ」

「ワシからは、選ばれてしまったものはしょうがない、としか言いようがないのー。

それに、アンディ君の成績も、天才児と呼ぶには十分じゃ。

日本で先生の仕事も十分にやれるじゃろうて」

「頑張ります!」

「ところでアンディ君、彼女はおったりするのかのう?」

「は、はぁ……」

「もしよければ、ワシの孫娘のこのかはどうじゃ?」

「どうぞどうぞ」

「え、ちょっ!?」

 

どこぞのコントのように、私はアンディを大和撫子、木乃香さんの方へ押し出します。

その間に大和撫子はどこからともなく金槌を取り出して、遠慮も容赦もなく祖父らしき老人の頭を殴りました。

当然のごとく血が出ますが、殴られた本人も気にした様子はありません。

 

「ややわおじいちゃん、ネギちゃんも。彼氏なんやろ?」

「幼馴染と書いて腐れ縁と呼ぶ程度の仲です。

アンディが勝手に頑張っているだけですよ」

「そうなの?」

「ええ、まあ、ハイ」

 

アンディもアンディで頷きます。

最近、Mっ気に目覚めたのか、私の毒舌にも笑顔で頷くようになったのですよね。

 

 

 

その後、話はまとまって教室へ移動することになります。

 

指導教員のおっぱいお化け、源しずな先生に連れられて。

私も、アンディと一緒に紹介という形のようです。

 

うん。

 

ここまでが現実逃避だと言ったら、皆さん信じますか?

3話連続の現実逃避ですし、もう慣れてきたかもしれませんね。

 

では、色々と説明して間を置くのは無しにしましょう。

正直、3回目ともなりますと面倒なだけですし。

 

 

 

2-Aは男女共学化の一環で、少人数ながら男子も混ざっているのです。

 

 

 

女子校エリアには小学校がありませんから、普通にアンディは小学生と間違われたようです。

私も年齢的には小学生ですが。

 

生徒名簿で知りました。

性転換されているのは、桜咲刹那さんと唐繰茶々丸さん、そして龍宮真人さんの3人。

 

桜咲(さくらざき)刹那(せつな)さんは、なんと言いますか、刹那・F・セイエイです。

ガンダムOO(ダブルオー)の主人公ですが、細かい設定は関係無しで、顔だけがそうだと思っていただければ結構なのです。

 

唐繰茶々丸さんは、ロボには違いありませんが、(ナギ)の若い頃そっくりです。

……エヴァさんの趣味でしょうか。

 

最後に龍宮(たつみや)真人(まなと)さん。

原作では確か、龍宮真名(マナ)という名前でしたね。

写真ではキリッとしていますが、実際見ると物憂げで厭世的な、表情に陰りのある色黒のイケメンです。

こんなのに抱き締められて、耳元で愛を囁かれたら、大半の女性は堕ちますよ。

 

はっきり言いますと、予想外過ぎます。

この状況ではラッキースケベが増えただけのような気もしますし。

 

もう、これからの学校生活に不安しかありません。

と言いますか、こんなところまで改変しやがったのですか、あの下っ端天使のブラック上司は。

 

 

 

ちなみに。

 

アンディは刹那さん、龍宮さんと同部屋、私は原作通り、明日菜さんと木乃香さんの同部屋です。

もし逆だったら大変ですね。

 

 

 

 




本日の成果

数回の全裸回避。
ただしパンツは2回脱がされた。

以上。

つづく



恋愛の様相はかなり変わります。
原作ではありえないカップリングが成立しますのでご注意ください。

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